17日、東京・新宿御苑前にて東京女子プロレスが記者会見を開き、明日18日の名古屋国際会議場イベントホール大会でのインターナショナル・プリンセス選手権試合◎<王者>渡辺未詩vsジャナイ・カイ<挑戦者>の調印式をおこなった。会見には両選手が登壇し、調印書にサインを入れて意気込みを述べた。
未詩 今回でインターナショナルのベルトを懸けた防衛戦は3回目になります。1回目が(宮本)もか、2回目が(トリッシュ・)アドラ選手。で、3回目となるんですけど、私が去年の夏には見えてなかったいろんな景色が見え始めていて、闘えば闘うほどもっともっといろんな景色がこのベルトは見せてくれるんだろうなと、まだまだ未知だし成長の可能性を感じることができているので、ここでこのベルトを手放すわけにはいかないし、もっともっと防衛して有明もアメリカもこのベルトを持って走り抜けたいなと思う。
ジャナイ プロレスを始めたその日から、いつか私は日本でプロレスをするんだと言い聞かせてきました。5年かかったけど、私はここにたどり着いた。そしてこうやってインターナショナル・プリンセス王座を手にする機会が目の前に来ている。ここにいることは私の夢。ベルトを獲ることも夢の一部だし、私はとても今ハングリーだし、ベルトがとても美味しそうなステーキのように見えている。
――相手への印象は?
未詩 後楽園ホールで闘っている姿を見て、映像で自分が研究していた部分ではとにかく蹴りがすごいなというのを感じていて、蹴りに警戒しなきゃという意識で見ていたんですけど、それだけではなく、序盤のレスリングだったり、ドラゴンスリーパーのような絞め技も警戒しないといけないなと思います。
ジャナイ この試合が決まってから渡辺未詩の研究をずっと続けてきました。トリッシュ・アドラも仲がいい友達なので、彼女からも対策を聞いている。トリッシュが言うには、ミウはとても強い、かつプロレスに対してものすごく情熱を持っている。しかし強さという観点であれば、たぶん私の蹴りのほうが強い。ミウはキュートで、チューリップのピンクのような華やかなイメージもあるし、それはとても素晴らしいことではあるけど、私はそういうものにまったく興味がない。私は闘いたい。そこだけだ。
――アメリカの前に有明もあるが、そこでも防衛して行きたい?
未詩 ここで防衛したらきっと有明でも防衛戦ができるだろうと思っているし、したいので。そこでも防衛して。アメリカへの道程に2つもタイトルマッチがあるし、道程は長いけど、インターナショナルのチャンピオンとして行けるように。これが決まっているからこそ頑張りたい。
ジャナイ 有明とかロスとかプランを言っていたみたいだけど、明日私に負けたらそんなプランはなんの意味もない。私は今日全身黒づくめで来たのは葬式だから。
未詩 違う! ノット! ノット! イズ・ノット! そうじゃない!
ジャナイ 本当にあなたにとって残念で申し訳ないけどこのベルトは私が持っていきます。
未詩 ノーノーノー! アイ・アム…(ベルトを指して)これ。
ジャナイ 今日はね。今日はそれでいいけど…。
未詩 トゥモローも! トゥトゥモロー、トゥトゥトゥモローも!( ← たぶん明後日、明々後日と言いたい)
ジャナイ 頭に蹴りを一発入れたら終わりよ。
未詩 ノー! イズ・ノット!
――ベルトを獲ったら母国に帰って防衛戦をおこないたい? 日本で防衛戦をしたい?