【記者会見】イッテンヨン後楽園で才木玲佳vs里村明衣子が決定！「この試合は登竜門。池の鯉から竜になれるか」（才木）、里村は才木を「何から何までプロ」と高評価！「女子プロレスの新しい伝説が始まる」と意気込む！

15日、都内のプロレスショップ「チャンピオン」にて記者会見がおこなわれた。ここで発表されたのは、来年1月4日に開催される後楽園ホール大会の新規カード。才木玲佳vs里村明衣子のシングルマッチがアナウンスされた。両者は初対決、里村は昨年8月の後楽園大会（vs山下実優）以来の東京女子参戦となる。会見には両選手が出席し、意気込みを語った。


才木は「はい！ 筋肉担当！ 元気、やる気、才木玲佳です！ まずはこのカードを組んでくださった甲田さん、受けてくださった里村さん、ありがとうございます。私のプロレスに対する気持ちから言わせていただくと、最近ますますプロレスが好きになっていて、同時にレスラーとしてもっと上を目指したいという気持ちも増しています。だからこそ、所属ユニットCheer1卒業も決めましたし、より本格的にプロレスラーとして頑張っていきたいと思っています。そんな中、女子プロ界の横綱と言われる里村明衣子選手とは絶対に闘いたい相手でした。敬意を払って言わせていただくなら、里村さんとの一戦はゴーッルではなくスタートだと思ってます。言うならば登竜門ですね。私が池の鯉から大きな竜になれるかどうか。この一戦にかかっていると思ってます。この試合で私のプロレスに対する覚悟とプロレスLOVEを全力でぶつけたいと思います」。対する里村は「今回、才木玲佳選手と対戦させていただくことになりましたけど、私は3年くらい前から彼女のことをチェックしてまして。何から何までプロだなと感じていました。このタイミングで対戦できるのは私にとってもパワーがあふれてきます。精一杯、闘いたいと思います」。お互いの印象について聞かれると、才木は「女性選手でも男性と同等に闘える貴重な存在だなと。プロレスのキャリアもそうですし、私からしたら手の届かないような選手だと思っています。でも、だからといって当たって砕けるつもりはないですし、砕けてたまるかと思ってます」。里村は才木の試合を何度も見ているとのことで「力強いですし、入場のパフォーマンスから凄いなと思ってます」。ここから取材陣との質疑応答へ。



――才木選手のどのあたりに「プロ」を感じますか？
里村　やはり筋肉アイドルと謳うには努力が必要だと思います。筋肉って1ヶ月、3ヶ月、半年じゃつかないものなので。女性としてここまでの体を作るのには本当に努力が必要なので。どんどん体が大きくなっていく姿も見てますし、惹かれるものがありました。ただ、さっき「プロレスがどんどん好きになっている」と言ってましたけど、ここぞという試合の前には恐怖感を抱くもの。私と対戦する1月4日には、今まで以上にしっかりとした才木玲佳に仕上げてきてほしいなと思います。
――自分が上回っている部分、ここで勝ちたいというものは？
才木　やっぱり気持ちの部分ですね。キャリアからくる技術とかでは及ばないのは分かってる。じゃあ私が何で勝てるかっていったらプロレスに対する気持ち。もちろん里村さんには里村さんのプロレスLOVEがあると思う。でも私にだってそれはあるから、その気持ちの部分だけは負けたくないですね。
――来年はレスラーとして勝負の年ですが、里村選手から吸収したいものは？
才木　里村選手の『「かっこいい」の鍛え方』っていう本も読ませていただいて、シンパシーを感じる部分があったんですよ。「女の子なのに」って言われながらやってきた部分。私も筋肉が「女の子なのに気持ち悪い」、「鍛えなくていいのに」みたいに言われたこともあって。そういう中で自分を貫いてきた選手なので、闘って「里村イズム」みたいなものを感じたいですね。
――里村選手は東京女子プロレス再登場になりますが。
里村　去年の8月に上がった時は、正直、山下しか目に入ってなくて。他の選手はそこまで見てなかったんですけど。1年半経つとここまで成長するのかっていうくらいいろんな選手が飛び抜けてきてますよね。中でも才木選手は、初めて対戦しますけど東京女子の枠だけじゃなく「センダイガールズの○○と当ててみたいな」っていうイメージも出てくると思うんですよね。そうなった時に、ライバル団体として危ない存在になってくるなと思ってます。
――今回の参戦にテーマはありますか。差を見せつける、選手たちに何かを伝える……。
里村　私はいつでも里村明衣子、そのままでリングに上がってますので。それが伝わらなかったらまだまだだなと思いますし。どこまで伝わるかは自分自身の賭けですね。
――お二人ともトレーニング、フィジカルにはこだわりがあると思いますが、お互いの筋肉で気になる部分などは？
才木　今日、あらためて対面してみた時に、上腕の発達が凄いなと。女子選手ってそこまで大きくならないので。見るからに仕上がってる。でも私も負けません。
里村　私は上腕二頭筋が好きですね。
――お互い袖のない服ですが、そこは意識して？
才木　私はいつも通りです（笑）。
里村　私もです（笑）。
――最後に、どんな試合にしたいかをお願いします。
才木　当日のメインは山下vs伊藤。この2人は東京女子の中で里村選手と戦ったことがある選手です。だけど、この2人の過去の里村選手との対戦よりも「才木と里村が一番良かった。イッテンヨンのメインはこの闘いだった」と言われるくらい、いい試合にしたいと思います。
里村　新しい女子プロレス界の伝説が始まる気がしますね。
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