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【記者会見】優宇が12・1新宿FACEをもって退団。フリーとして海外中心に活動! 「プロレスの楽しさを教えてくれたのが東京女子。その形で海外でも勝負したい」(優宇)

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  • 1日、都内、新宿のスポーツ&プロレスBarドロップキックにて、優宇出席の記者会見がおこなわれた。まずは甲田哲也代表から、優宇の今後について発表。12月1日の新宿FACE大会をもって退団し、フリーとして海外を中心に活動していくという。続いて優宇が経緯、心境などをコメント。


    「12月1日の新宿FACE大会で、所属としての試合を最後にさせていただくことになりました。その後は自分の夢の一つでもあった、海外でプロレスをやっていきたいと思っております。今後のプロレス人生、自分がどうしていきたいのか、どれくらいプロレスができるのか真剣に考える時間があったんですね。その時に、やってないことがあったなと思って引退するのは絶対に嫌だと思ったんです。東京女子プロレスでやったことを存分に活かして、世界でプロレスをしてみたい、もっと広い世界を見て、いろんな人といろんな国で試合をしたいっていう気持ちが強くて。9月に契約更改があったんですけど、その時に会社の人と話をさせていただいて、こういうふうにしたいとお話をさせていただいてたんですけど、10月27日の(滝川)あずささんの引退までは、選手にもお客さんにも言わないでほしいとお願いしていて。そして今回、この記者会見を開かせていただきました。12月1日なので残り1ヶ月、東京女子プロレスの優宇として、パワー全開で闘っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。東京女子を離れても、できたら応援よろしくお願いします」

    引き続き取材陣との質疑応答。

    ――フリーを考えるきっかけ、試合はあった?
    優宇 気持ちがだんだん大きくなったんですけど、刺激になったのはまなせゆうなさんとのシングルマッチをさせていただいて。板橋だったと思うんですけど。(まなせは)東京女子とは違うものを学んできた一人。体も大きくて、試合してて凄くワクワクしたんですね。それを感じた時に、いろんなプロレスを学んでみたい、学ばないと後悔するって、その試合のあとに凄く思ったんです。まなせさんとのシングルマッチは、私の中で一つの転機でした。もう一つは8月の後楽園ホールで山下さんとタイトルマッチをさせてもらったんですけど。全部出し切って、負けて悔しかったんですけど、自分の中で何が変わったかっていったら難しいんですけど、あんなにバチバチやって、負けて、東京女子のよさを凄く感じて、山下さんの愛も感じたし。9月が契約更改なので、頭の中で少しそれも考えてたんですね。なので凄く自分の中で感じるものがありました。
    ――後楽園大会のVTRに団体での立ち位置の話があったが、いま東京女子プロレスに思うことは?
    優宇 あの試合で変わりました。負けて帰る時に、(天満)のどかの肩を借りて帰ったんですけど、「優宇おつかれさま!」って声をかけてくれるお客さんがいて。「優宇ちゃんのファンになったよ」と言ってくれるお客さんもいたり。あの試合で「東京女子にいて本当に良かった」と思ったし。あとはあずささんの引退を見た時に、東京女子の選手、お客さん含めてなんてあったかいんだろうって思ったんですね。引退するあずささんの顔を見て、凄く幸せそうで。私もこの顔で引退するには、まだまだやることがあるし、まだまだ行かなきゃいけないところがあるかなって思いました。
    ――海外で上がりたい団体や闘いたい選手、「こういうレスラー生活を送ってみたい」という理想は?
    優宇 実際まだ何も決まってなくて、やりたい選手とかここに出たいというより、私はいろんな人と試合がしてみたいです。男女問わず、年齢、国籍問わず。だから絶対ここ(の団体)っていうのはなくて、できたら毎日、試合がしたいくらいです。
    ――海外での生活や試合に不安は?
    優宇 不安がないといったら嘘になるんですけど。でも不安とワクワクどっちが大きいかっていったらワクワクして、楽しみが大きいですね。わりと自分が好きなことをして生きてきた人間だと思ってるので、その時に自分がやりたいって思ったこと、わがままを言わせてもらって、全部やるっていうのが自分の生き方なので。この感じは東京女子に入る時と似たものがありますね。節目節目で、私はワクワクのほうが勝つんです。
    ――DDTが好きで入って、東京女子でやってきて、これから世界で闘うにあたって「東京女子だから強くなれた」と思う部分は?
    優宇 東京女子にいたからできたこともたくさんあると思います。やっぱりプロレスの楽しさじゃないですかね。東京女子ってお客さんが見ててもそうだと思うんですけど、女子校の1クラスみたいな。あずささんが「青春をもう一回できた」って言ってたんですけど、自分は柔道をやってきて楽しかったかっていったら「戻りたいとは思わないな」っていうのが正直な気持ちで(笑)。東京女子はキラキラしたものが詰まった団体だなって、東京女子しか知らないですけど思います。プロレスの楽しさを教えてくれた東京女子、その形で海外で勝負したいと思います。
    ――所属としての最後の試合はどんな試合にしたい?
    優宇 難しいですね。闘いたい選手はたくさんいるんですけど……ちょっと考えたいです。
    ――フリーでの東京女子参戦もある?
    優宇 もし会社に許してもらえるなら、そういう機会があれば参戦させていただきたいと思います。その時は確実に「前の優宇とは違うな」というものをもって上がらないと、東京女子の選手にも、会社、送り出してくれた関係者の人にも申し訳ないし、お客さんにもガッカリされてしまうので。東京女子を離れたからには、違うものをお見せできる大きなレスラーになりたいと思ってます。


    なお、12・1新宿FACE大会の対戦カードやセレモニーの有無などは未定。詳細が決定しだい発表される。

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