25日午後4時30分より、東京・新宿のTEC事務所にて東京女子プロレスが記者会見をおこない、「Tokyo Circuit 2014 Round.1」1・18王子の全カードを発表。会見には甲田哲也代表と出場選手が出席しコメントを出した。
▼第1試合(10分1本勝負)◎中島翔子vs高田あゆみ
中島 旗揚げ戦は勝ち星を挙げることができず、シングルでもまだ勝ててない。高田あゆみちゃんは道場に入ったのが同じぐらいの時期なんですけど、勝ちにいってシングル初勝利を狙いたいと思います。
高田(会見は所用につき欠席、コメント代読)2回目の試合ですけど中島さんは誰より元気がいいので、元気に負けないように頑張りたいと思います。
甲田 タッグマッチはパートナーが勝ったことがあるだけで自分で白星を挙げたことがないんですよね。
中島 そうなんですよ~。勝ちたいです。
甲田 中島さんは普段、芸人をやられているんですよね。
中島 そうなんですよ! そこで1月から東京女子が新たなスタートを切られるようにワタクシ、考えていることがあって。前説をやらせていただけないでしょうか。
甲田 というのは?
中島 しゃべるのがとても苦手なのでリハビリを兼ねているのと、新しい試みを一つやりたくて。私は芸人なのでそれを生かして団体を盛り上げていきたいです。
甲田 芸人としてのスキルアップの場に東京女子プロレスが使う?
中島 そんなことではなく盛り上げるために、良くするためにやるんですよ!
甲田 中島さん一人で?
中島 それでは心細いのでXを呼んでいるんですけど、Xという名の相方、先日一緒に闘った坂崎ユカなんですけど。同じ芸人をやっているものとして、その特色を生かして東京女子プロレスをより良くしていきたいと思います!
甲田 コンビ名はありますか?
中島 「見切り発車」とか?
甲田 じゃあ見切り発車の2名による前説が王子大会からスタートします。試合開始の3分前ぐらいから拍手の練習とかをやっていただけると。
中島 楽しく、超おもしろくするんでよろしくお願いします。
甲田 見切り発車の2人に期待しています。
中島 あ~やっぱりコンビ名を変えていいですか? あとで考えます。
甲田 じゃあ見切り発車(仮)にしておきます。
――相手の印象は?
中島 私が東京女子に初めて来て、その3日後ぐらいにあゆみちゃんが入ってきて。みんな10代だし、一人だけ運動神経もなく「私、ババアだなあ」って思ってきたところで同い年ぐらいのあゆみちゃんが入ってきて、そこで一つ心救われたじゃないですけど、人見知りしなくなったのがあゆみちゃんきっかけだったので。同期意識が強いじゃないですけど、より一層ライバル心みたいなものはあります。
――シングルマッチを勝つ秘策はありますか。また、しゃべるのが苦手というのは芸人として致命的と思われますが。
中島 自分の取り得は大きく動き回ることなので、小賢しいことはできないので秘策じゃないですけど、元気にできたらいいなというのはあります。しゃべるのは……苦手なんですよね。すいません、本当に。でも、実家の親がこの生放送とか見ているわけですよ。父親に自分の活躍だけが生きる糧だと重苦しいことを言われたので。そういうところもあるので明るく元気いっぱいに頑張ります。
甲田 カメラの向こうのお父さんに一言ありますか?
中島 お父さ~ん! お正月には帰るからね~!
▼第2試合(10分1本勝負)◎のの子vs坂崎ユカ
のの子 みなさーん、お待たせしましたー! 巷で噂のKカップ、のの子で~す! 今回も試合をさせていただきます。ワタクシごとなんですけど昨日発売のアサヒ芸能さんの「全日本巨乳ベスト100」の95位に選ばれました! ありがとうございます! プロレスではスターダムの紫雷イオさんも選ばれているんですけど、イオさんよりも私のほうが“最胸”だと思います! プロレス界の最胸は私だ! そして本日発売の東スポさんにワタクシの素敵なキャッスル、お部屋が載っているのでぜひ見てください、グラレスラーといえば、お城のようなおウチに住んでいるというのが定番なので、私の素敵なおウチも載っています! 試合にかんしては前回タッグを組ませていただいた坂崎ユカさんとシングルで対戦ということで、初シングルなのですが“最胸”なので、この胸を使って今回も勝ちたいと思いまーす!
坂崎 前回タッグマッチでのの子さんと組ませてもらって勝利することができたんですけど、勝利したのにこの敗北感はなんなんですかね。この辺(胸のあたり)にドロドロしたものがずーっと残っていたんですよ。今回カードが発表されて、のの子さんと対戦できることになったので、燃えに燃えております。
しかし不自然に膨らんだ胸を下から抱えながら話している坂崎の姿に甲田代表は「普段と違いますよね?」と疑問。坂崎は「成長期ですから」と言い張っていると、のの子は「ちょっとおかしいんじゃないの?」と詰め寄り「何か入っているでしょ!」と胸をまさぐる。すると服の中から出てきたのは紙に包まれた肉まんだった。のの子が「全部出しなさい!」と胸をまさぐると合計6個の肉まんが。この“豊胸偽装”に甲田代表は「ちょっとやりすぎじゃ…」と絶句。「食べ物を粗末にするな!」というのの子に坂崎は「これは私の一部です! 私の増殖したなんだかわからないものが具現化しただけ」と逆ギレ。「どうせあなたも入れているんでしょ!」と坂崎がのの子の胸を確かめるも本物であったため、何も言えなくなってしまった。それでも「別に憧れてませんけど!」と強がる坂崎は「食材は量より質なんですよ! 量ばかり取っているからこんな胸になっちゃうんですよ」とのの子の“最胸”を罵倒し「私は厳選された体なんですよ! 余分なものを排除した上でこうなった。だから私のほうが優れている」と独自の理論を振りかざし、貧乳であることを誇る。報道陣から「貧乳のメリットは?」との質問が飛んだが「逆立ちができる」「6畳の家でも広く感じることができる」「スラム街とか人から追いかけられた時に細い路地にシュッと入って逃げられる」と、これまた独自の見解をまくし立て、周囲を困惑させた。
また東京スポーツ紙に掲載されたのの子の部屋が「汚い部屋」だったことを指摘されると、この紙面を見た坂崎は「汚っ! シャレにならない!」と絶句。さらに風呂なしアパートに暮らしていて、銭湯やコインシャワーを利用していることを指摘されたのの子は「お風呂は広いほうがいいからなくてもいいかな~と思って」と説明。さらにタニマチ募集について聞かれると「私のために働いてみないかと一人ひとり声はかけているんですが…」とまだ見つかっていない様子。最後は「けっこう生活が厳しくて、タニマチを募集しております。どうか! どうか! みなさんタニマチという名のスポンサーになってくださーい!」と泣きながら絶叫していた。
▼第3試合(10分1本勝負)◎山下実優vsKANNA
甲田 旗揚げ戦の前にイベントという形でマットの上で何度か試合をしていますが、2013年1月にTwin Box AKIHABARAで試合をしたのが最初ですので、そこから数えますとちょうど1周年になります。そのメインが山下vsKANNAのシングルマッチだったということもあり、ちょうど1年後に2人がどのように成長したのか、東京女子プロレスがどのように成長したのか見てもらいたいと思いまして、メインイベントは1年前と同じ山下vsKANNAのシングルマッチをやらせていただくことになりました。
KANNA 今までここにいる山下にはまだ勝てたことがなくて。自称エースとか名乗っていますけど、エースって自分で言うものじゃないし、まだ他人が認めたわけじゃない。ここで私が勝ってエースになりたいと思います。
山下 私が今までKANNA氏と闘ってきて負けたことがない。今回も勝ちにいきます。
甲田 これまで何度となく試合をしているので、それぞれ印象をお願いします。
KANNA 蹴りがとてもすごいので一番注意しないといけない。
山下 闘っている試合を見る限り、逆エビ固めでみんなやられているので、逆エビをされないように。されても我慢してエスケープできるように腰も鍛えたい。
甲田 1年前と比べて自分自身どこか変わりました?
KANNA プロレスに対する想いと山下に勝つという気持ちが強くなりました。
山下 プロレスに対する想いも含め、8月17日に両国でデビューしてから早く一人前になるぞという部分で意識は変わっていると思います。
――リングで見せたいものは?
KANNA 山下に勝つところを応援して下さっている方に見せたいと思います。
山下 試合ももちろん見ていただきたいんですけど、入場でも盛り上がって欲しいし、勝ったあとの舞いも楽しみにしてください。
――甲田代表が期待する部分は?
甲田 2人に期待しているのはもちろんですけど、もっと頑張ってもらいたいですね。旗揚げ戦で新しい子がデビューして、これからまたデビューする子もいますし、2人には自覚を持って試合をしてもらいたいです。
――KANNAさんは元気がないようですが、体調が悪いんですか?
KANNA そんなことないです。大丈夫です。
――内に闘志を秘めているんですか?
KANNA そうですね、はい。
――会見場所を間違われたとのことですが、どちらに行かれたんですか?
KANNA ドロップキックに…。
――ここ最近はドロップキックを会見で使ってないですよ。
KANNA 寝ぼけてました…。
――もう冬休みですか?
KANNA 冬休みです。
――今日は何時に起きたんですか?
KANNA (午後)2時に起きました…。
――何時に寝たんですか?
KANNA (朝方)4時に寝ました…。
――4時まで何していたんですか?
KANNA 友達と遊んでいました…。
――クリスマスパーティーですか?
KANNA ……はい。
――元気出してください。目標とする選手は?
KANNA 大家健選手です。
――声が小さいところは大家選手譲りなんですか?
KANNA いや、そんなことないです。
――大家さんはリングに上がると声が大きくなりますが、KANNA選手もリングに上がると豹変する?
KANNA そうですね。
なお、木場千景(高校3年生)は当日センター受験のため欠場。また、同大会ではアイドルグループ2~3組によるライブも予定(後日発表)。最後に甲田代表からニコニコ生放送「DDTプロレスアワー」内にてオンエア中の「放課後…東京女子プロレス!」のMCが来年より鶴見亜門GMから“世界初のアニメちっくアイドル”桃知みなみさんに変更されることがアナウンス。今後の放送日と出演選手は以下。1月8日(水)=中島、高田、1月15日(水)=のの子、坂崎、1月22日(水)=山下、KANNA。ここで甲田代表の着用していたワイシャツがシワシワだったことを報道陣から指摘されると「アイロンを持っていないんですよ。(シワシワなことは)後で気づきました」と答え、さらに報道陣から就寝&起床時間を聞かれると「昼と夜のない仕事じゃないですか。いつの間にか起きて仕事するみたいな。睡眠時間の区切りのない仕事じゃないですか」と話し、報道陣から「昼と夜の区切りのない仕事って…何をされているんですか?」と突っ込まれていた。