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【記者会見】4・5川崎全カード決定! 山下とのの子は最後の最後まで舌戦を展開! 坂崎の対赤井沙希は『進撃の巨人』? 江莉(仮)はえーりんで再デビュー! 高田あゆみは退団へ。

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  • 19日、東京・新宿のTEC事務所にて東京女子プロレスが記者会見をおこなった。まずは甲田哲也代表から「今月に入り高田あゆみから『プロレスを続けていくことに一社会人として時間的にも体力的にも限界を感じこれ以上は続けることができない』と退団の申し入れがありました。本人の意思を確認し、高田が東京女子プロレスを退団することになりました。短い間でしたが応援して頂いたファンの皆様ありがとうございました。なお発表されていた20日のドロップキックのイベントも欠席させて頂きます。何卒ご了承ください」という発表。

    続いて旗揚げ戦以来の大箱での大会となる4・5川崎大会では初めて全4試合でおこなうとし、1試合ずつカードを発表することに。まずは同大会で再デビューする練習生の江莉(仮)が登場。甲田代表からリングネームが「えーりん」と明かされ、第1試合の再デビュー戦(10分1本勝負)の相手がKANNAに決定したことがアナウンスされた。

    えーりん 私はニコニコ動画が好きで、そのニコニコ動画に『助けてえーりん』という曲があって、私の名前も江莉というのでそれとかけて今回えーりんにさせていただきました。
    甲田 『助けてえーりん』って曲は検索とかしたら、すぐに出てくるんですか?
    えーりん はい。“えーりん”で検索すればすぐに出てくると思います。
    甲田 そういう曲があるんですよね?
    えーりん はい
    甲田 そうしたら当然、これは入場テーマ曲?
    えーりん (入場テーマは)『助けてえーりん』になります。
    甲田 どんな曲?
    えーりん えっと右手を上にさげて、サビのところで「えーりん! えーりん! 助けてえーりん!」って感じの曲です(笑)。なので、こういう振り(右手を振るような動作)があると思うので、私の入場曲のときに一緒にやっていただけたら嬉しいです。
    甲田 お客さんにはぜひ川崎では…どうでしたっけ? もう一回。
    えーりん ♪えーりん! えーりん! 助けてえーりん!(笑)
    甲田 こういうのを一緒にやっていただきたいとのことですので、ぜひよろしくお願いします。対戦相手がKANNAとシングルマッチ、前回の王子でのエキシビションマッチと同じカードになったのですが、こちらのカードについてと試合の意気込みをお願いします。
    えーりん KANNA選手はエキシビションマッチで対戦していただいて、そのときに私は負けてしまってすごく悔しくて、帰り道とかも本当に悔しくて泣きながら帰ったので、いつかリベンジして勝ちたいなと思ったのが、こんなにすぐにリベンジできるようになってすごく嬉しく思っています。デビュー戦ではKANNA選手に、絶対次こそは勝ちたいと思っています。よろしくお願いします。
    甲田 この間はエキシビションマッチということでTシャツで試合したんですけど、コスチュームもこのデビュー戦では新しくできるんですよね?
    えーりん できます。
    甲田代表 何となくこんな感じのというイメージだけ……。
    えーりん 何となくかわいい感じのコスチュームを期待していただけたら嬉しいです(苦笑)。色とか言っていいんですか? 色は金と赤です。
    甲田 紙テープとかもね、もしあれば……。
    えーりん はい、募集中です?(苦笑)。

    ――金と赤を選んだのには理由があるんですか?
    えーりん 私が金が好きなので、まず金は使いたかったのと赤……赤と金が好きだから! 好きな2色を選びました。
    ――前回、KANNA選手とのエキシビションではギブアップ負けして「次は絶対勝ちます」と言ってましたが、何か対策は考えていますか?
    えーりん 逆エビが…あのときも一回耐えたんですけど、グイッとやられてしまったので。今回、まず逆エビに入られないように対策を練って。とにかく攻撃しまくろうとは思います。

    第2試合は木場千景vs中島翔子vsケンドー・リリコの3WAYマッチ(10分1本勝負)。リリコは所用で欠席のため、木場と中島が登場。東京女子プロレスで3WAYマッチが組まれるのはこれが2度目となる。

    中島 2回目の3WAYです。リングでは初めての3WAYなので、リングを使ったならではの戦略を立てて勝ちにいきたいと思います! 応援よろしくお願いします。
    木場 初めての3WAYで、初めて闘うリリコと久々に闘う中島がいるんですけど、3WAYってやっぱり技術も必要だと思うんですけど、頭も必要だと思うんですよ。いろいろ考えることがあって。私も4月から女子大生なので、頭には自信があるので頭を使って勝ちにいけたらなと思っています。応援よろしくお願いします。
    甲田 中島選手、いま木場選手から『頭で勝つ』という発言がありましたが、それを受けて何かありますか?
    中島 そうですね。私も頭の硬さには自信があるので、頭を使って勝ちたいと思います!
    甲田 頭の硬さ?
    中島 頭は硬いですね。
    甲田 それは……ヘッドバットが得意ってことですか?
    中島 そうですね。物理的に使う戦略で勝ちにいきたいと思います。
    甲田 逆に木場選手はそれを聞いて、何かありますか?(苦笑)
    木場 物理的に? 物理的にはあんまり自信はないですけど、まあ頑張ります!
    甲田 前回の3WAYマッチでは中島選手がのの子vs中島vsリリコでしたけっけ? それをやりまして、のの子選手に負けているんですが、3WAYマッチをやった感想を経験者として。
    中島 一人を相手に集中していると、もう片方がいいタイミングで割り込んでくるっていうのが一番難しかったですね。2人で攻められるってことはなかったんですけど、そこですね。肝心なときにフォールが取れないっていうもどかしさがありましたね。
    甲田 そこは経験者として次に生かせますますかね?
    中島 そうですね。

    ――誰を狙ってこの3WAYに臨みますか?
    中島 勝ちやすいのは一回勝っているリリコ選手だと思っていますが、木場選手には私はシングルでもタッグでも勝ったことがないので、自分が次の大会で挑戦できるものがあると思えば木場千景だと思っています。
    木場 そうですね。たぶん狙いやすいのはリリコだと思うんですけど、彼女は何が出るかまったくわからないので。まあ狙えればどっちでもいきます!
    甲田 試合の流れで?
    木場 そうですね。


    第3試合は坂崎ユカvs赤井沙希のシングルマッチ(10分1本勝負)。昨年8月のDDT両国大会でプロレスデビューを果たした赤井沙希がDDT以外の団体に出るのは今回が初。さらにシングルマッチも今回が初となる。会見には坂崎のみが出席。

    坂崎 赤井沙希さんって未知なる生物じゃないですか? ホラ、あの身長が2m80cmぐらいあるんですよね?
    甲田 そんなには……。
    坂崎 だからどうやって闘ったらいいのかっていうのはね、アニメが教えてくれましたよ。
    甲田 アニメ?
    坂崎 今、「進撃の巨人」とかってあるじゃないですか。で、リング上っていっぱい掴まるところがあるんで。で、立体起動装置という名の私を動かして、ピョンピョン跳ねて、赤井さんのここらへん(後頭部辺り)をピシッとこうやって(手刀を振り下ろしながら)削いでやろうかと思っていますよ。
    甲田 そ、削ぐ?
    坂崎 ピシッてこうやって。
    甲田 赤井さんの弱点はここ(後頭部辺り)なんですか?
    坂崎 赤井さんの弱点はここです、完全に! あと手足が長い奇行種なんで、それはもう命取りにならないようにしまっていただきたいと思いますね。
    甲田 な、なるほど……勝つ自信は?
    坂崎 もちろん、もちろん! 弱点はわかっているんですから! そこを目がけて一生懸命やるだけですよ。
    甲田 赤井選手はDDT以外に出るのも初めてでシングルマッチも初めてになるんですけど、その辺のことで、もし何かありましたら。初めての相手が坂崎さんになるんですよ。
    坂崎 そうですよ! そこが命取りですよ。完全にやってやりますから。もう二度と巨人にはなれないぞ、ということですよ。ウフフフフフ……。
    週刊プロレス・加藤朝太記者 逆に食べられてしまったらどうなるんですか?
    坂崎 それは考えてなかったなぁ。いやホラ、アレじゃないですか。エレンも食べられたあとにプフーってなったんで……。
    加藤記者 巨人になる?
    坂崎 巨人になります! そんな食べられたあかつきには、私、巨人になろうかと思いますよ。でもリング上ではユカサ・ユッカーマンですよ!
    甲田 ハイハイ、天才的な動きを……。
    坂崎 そういうことですよ! 機敏な動きをシュシュシュってやってね。
    加藤記者 甲田代表にお聞きしたいんですけど、刃物とかそういう凶器は使用してもいいんですか?
    甲田 いや、ダメでしょう!(笑)凶器は使っちゃダメです。
    坂崎 大丈夫です。手刀でいきます! 私の研がれた手刀でシュッと! 大丈夫です、(凶器は)持ち込んでないです。
    甲田 最後に意気込みをもう一回カメラに向かってお願いします。
    坂崎 赤井さん、奇行種だからって油断していると削いでやるからな!


    メインイベントは山下実優vsのの子のシングルマッチ(15分1本勝負)。相変わらず胸元が大きく開いた服を着て登場したのの子は、執拗に自身のKカップバストをカメラに向かってアピールしてなかなか着席しない。先に座っていた山下は苦虫を噛み潰したよう表情でため息をつく。

    のの子 みなさん、お待たせました! 巷で~噂の~Kカ~ップ! のの子でーす! わー! 前回は~こちらの~ちょっと怖い~山下さんとの~まぁ前哨戦ということで軽く闘った結果、私~勝っちゃいましてぇ~。次回もこの調子で~やっていこうと思ってますので~……皆さん、応援、よろしくお願いしまーーーーす!
    山下 さっき彼女が本当にフザけてしゃべったり、フザけた服着た人に川崎で勝たせるわけにはいかないですし。まあどんな格好しようと、どんなしゃべり方しようと、別に彼女の自由だと思う。だけどそれが東京女子プロレスの顔になったら、東京女子プロレスがフザけた団体になります。それは絶対に私が許しません! 彼女に勝たせるわけにはいきません! なので、川崎は私が絶対に勝ちます。よろしくお願いします。
    のの子 前回も絡んできたんですけど、私、別にフザけてるわけじゃないです。真剣に…真剣にプロレスやってます。何かいろいろここに来るまでにいろんなことやってきたんですよ! それって水着でロッククライミングしたりとか。私、胸が売りだったのに、ロッククライミングってお尻しか写らないんですよ! なのに、そのロッククライミングの写真はやっぱりお尻しか写ってなかったりとか、あとは台風の前日に笑顔でサーフボードに乗って海に流されたりとか…水着で海岸でゴミ拾いしろっていう企画があって、雨の中5時間ほったらかしでゴミ拾いして。しかも最初の10分しか、その人居なくて。5時間後に合流っていう、よくわからない企画したり。雪の降る中、外で寒中水泳をしたり、麩菓子とバナナを10本以上食べたりとか、私はそんなのばっかやってきたんですよ! 寒さに耐えて胸が写らなかったり、お金が出なくても笑顔でやってきた。辛かったときもあったけど、泥水すすった感じで私はここまで来たんです! そしてプロレスに出会いました。プロレスは受け入れてもらって、私の武器を最大限に使ってやろうと思っています。これは真剣に取り組んでいます! 気軽に「プロレスをナメている」とか言われたくないです!


    目に涙を浮かべながら力説したのの子だが我に返って「危ない、危ない! 私、まだ22歳なんですけど~、いろいろ経験してきたので~、次の4月5日の大会もぜひ応援してください。よろしくお願いしま~す!」とアピールした。

    加藤記者 山下選手、いまの辛い話を涙ぐんでいますけど、どんなお気持ちですか?
    山下 いや、全然涙ぐんでないし。本当にこう……話が長い! 私はもう闘って証明すればいいし、勝ったほうがこれからの東京女子プロレスの顔になる。ただそれだけです。話が長い! 闘うだけです。

    ――のの子選手は「プロレスをナメていない」と主張していますが今の話を聞いてもまだナメていると思いますか?
    山下 さっきの話とプロレスってまったく関係ないし、自分が苦労したって言っている人ほど苦労してない。自分の人生とかプロレスをやっている上で、私は苦労して当たり前だと思っているし、努力も当たり前のことだと思います。自分で苦労する人は苦労していません!
    のの子 山下さんはまだ~いろいろ経験不足じゃないですか? それは……。
    山下 22歳なんですよね? あまりトシ変わらないじゃないですか。
    のの子 若干くらいですけど、若干(山下のほうが)若いじゃないですか。
    山下 私、19なんですけど、19と22ってあまり変わらない。それを経験とか言うのはまだ早いかなって。まだ22歳ですよね?
    のの子 22歳ですよ! ジュニアアイドル時代からいろいろやってるって、いま話したじゃないですか!
    山下 いや、いま初めて聞きました(苦笑)。


    4・5川崎大会の出演アイドルがすでに発表済みの東京女子2回目の出演となる川崎純情小町☆に加えて、もう一人がレディビアードに決まったことが発表された。数時間前に行われたユニオンの会見に続き、白とピンクのビキニ&ミニスカート姿で登場したビアードは「よろしくお願いしまーす! ワタシはオーストラリアのレディビアードでーす!」とハイテンションで挨拶。甲田代表が出演アイドルを探していたところ、ユニオンプロレスにレスラーとして出場しているビアードに目を付け、川崎大会のアイドル部門でライブ出演してもらうことになったという。

    このあと、ビアードが英語で一気にまくし立てる。ユニオンの会見のときは通訳としてナオミ・スーザン代表がいたが、通訳を用意していなかったことに気づいた甲田代表が「この場で英語得意な方は?」と困っていると「はい!」となぜか山下が自信満々で名乗りをあげる。「ナイストゥミーチュー」とフランクな感じでビアードと握手を交わした山下に、甲田代表が「英語っていうか全体的にいろんなことが得意じゃないですよね?」と心配そうに声をかけるも、山下は「ナイストゥミーチュー! ナイスコスチューム! ファンタスティック~」とビアードと会話できることをアピール。ビアードも「ベリーナイス!」と山下の英語能力を絶賛すると、改めて英語でライブに対する意気込みをまくし立てる。頷きながら聞いていた山下は「私、オーストラリアから来ました。東京女子プロレスに出ることが決まってとても嬉しいです。どうぞよろしくお願いします」と大よそ合っている感じで訳してみせた。そこで甲田代表も山下を通訳として採用することにし「東京女子プロレスの印象を聞いてみてください」とリクエスト。これに山下は「トウキョウガールズプロレスリング、インショウ?」と質問。どうにか汲み取ろうとするビアードだが、なぜか好きな日本の曲を答えようとする。すると山下が「東京女子プロレスはとても美人の方が多くて、入場曲とかも素晴らしいし、そういった部分でも今回東京女子プロレスに出させていただくことはすごく光栄」と、勝手に言い出す。それでも甲田代表が「普段はどういうところで活動されているんでしょうか?」と質問すると、山下は「アイム、フダン、ウォーク、オーストラリア」と質問。するとビアードが「彼女の英語、すごいですね。でもちょっと違うね。たぶんちょっともっと勉強して」とダメ出し。「ワタシが合ってる」となぜかカタコトの日本語で反論する山下だが、甲田代表が「じゃあ質問を変えましょう! 今回、歌をうたってもらうと思うんですけど、どういった歌やアイドルが好きなのかを聞いてもらえますか?」と助け船を出す。これには「ホワット、アーティスト、ドゥ・ユー・ライク?」と質問した山下。するとビアードは「宇多田ヒカル、きゃりーぱみゅぱみゅ、AKB48」と回答。すると山下がAKB48に異様に反応し「ベリーベリーライク!」と自身もAKBファンであるとビアードに告げると、すっかり2人は意気投合。肩を組みながら『ヘビーローテーション』を歌い出すと、なぜか「レッツダンシーング!」と言いながら2人で退席して会見を終わらせてしまった。

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