22日午後6時より、東京・TAKESHIBAコロシアムにて東京女子プロレスが会見をおこなった。11月3日(月=祝)初進出となる神奈川・横浜ラジアントホール「横浜初進撃!~強気で行こうぜ!」で組まれた横浜5大シングルマッチに関して、第1試合から選手たちが意気込みを語った。
①えーりん vs ミウラアカネ
えーりん ミウラアカネちゃんと同じ時期に東京女子プロレスに入ってスタートしているんですけど、デビューしたのは私の方が先。試合の数だって私の方がいっぱいやっている。アカネちゃんが肩を壊して練習に出れていない間も、私はずっと練習していた。今の私はアカネちゃんに負ける理由が見つからないと思います。なので、今回は勝ちます!
ミウラ 約2ヵ月ぶりくらいの試合なんですけど、肩も順調に治ってきているので、試合であまり心配な点はない。デビューしたのはえーりんの方が先だったかもしれないですけど、初勝利したのは私の方が先。デビューしてから負けがないので、そういうことで負ける理由が見つからないのは私の方なんじゃないかなって思ってます。
――ミウラ選手のデビュー戦の3WAYマッチで負けていますが。
えーりん その時は清水愛さんのジャイアントスイングを食らったあとにフォールをされて。実質、私はアカネちゃんに負けたとは思っていないです。
ミウラ それで返さなかったえーりんがいけないと思うので、私がえーりんに勝ってると思ってます。
②木場千景 vs 坂崎ユカ
坂崎 この前、木場たんに勝ってるんですよ。だから、負けるはずがないんです、だって、弱点知ってるんですもん。闘う相手は弱点とか、相性とか絶対あるんですけど、私は木場たんにとっての天敵なんです、たぶん! だから、木場たんが私に勝てることは、一生ないんです。なので、今回は私の勝ちなんです!
木場 「坂崎戦、再び」っていう感じです。このカードは、前回の王子でクジを引いた時点では、まだ誰も組み合わせが決まっていなかったんで、ほかの9人全員と当たる確率があったんですけど、そこで坂崎はアタリなのか、ハズレなのかっていう感じで。個人的にはハズレだと思うんですけど。次も油断しないでやられる前にやっちまおうと思ってるんで頑張ります。
――前回の王子では試合中におもてなしをしたが、今回はどんな作戦を?
坂崎 それは秘密ですよ!
――前回、負けていることに関しては?
木場 前回もそうでしたし、その前も坂崎とシングルでやったときは、だいたい坂崎が場外に逃げてからおかしくなってるんですよ。今回は場外に逃がさずに絶対、リングの中央で仕留めてやろうと思ってます。
坂崎 じゃ、逃げたら勝ちですね! アハハハ!
③のの子 vs 清水愛
清水 私はプロレスを見に行くのが好きで、ラジアントホールはすごく通ったことのある会場だったので、そこで試合できることはすごく誇らしいし、うれしいと思います。相手がのの子選手ということで、ニコニコ生放送で放送するためのゲームショーの試合のときに、すごくコテンパンにやられた経験がありますので、そこを気をつけつつ、体のボリュームでかなわないなら、ちょっと頭脳で攻めていきたいので、今回はいろいろ研究して臨みたいと思います。
のの子 お待たせいたしました~! 巷で~、噂の~、Kカ~ップ! のの子です。最近、やっぱ秋になってきたので、シックムードになったら、けっこうモテて、困ってるんですよ。どうしたらいいかなって。私の今年の一年は、タニマチを探すことで一生懸命やってきたんですけど、最近、タニマチより愛人だったらいいよみたいなことを言われてまして。でも、やっぱりそれって倫理的によくないじゃないですか。で、どうしようかなって思ってるのが、最近の悩みで~す!
――清水選手については?
のの子 あっ! そうだそうだ。今回の試合は、ゲームショーで清水愛さんの~、しまたんの~、愛ちゃんの愛ちゃんの部分を~私は全世界のみなさんに発信したわけですけども、今回も、清水愛ちゃんの愛ちゃん部分を大きな会場でみなさんにお披露目? しちゃったりなんかして~。愛ちゃんの喘ぎ声が聞こえちゃうみたいな? 感じで攻めていきたいと思いますので、みなさん私を応援してください。
清水 のの子さんがそういうおつもりなんでしたら、私ものの子さんののの子さん部分をお客様に見ていただいて、見ていただけるように。あっ、のの子さんののの子さん部分はここらへん(Kカップを指指して)にあるんですかね?
のの子 全部が私なんで。私の細胞すべて。
清水 そうなんですね。のの子さんののの子さんのなかの特にのの子さんの部分をさらけ出せるように技を開発していきたいと思います。いろいろそういうセクシーなDVDを見て研究して、女性の体のつくりから研究していきたいと思います。
のの子 清水さんは真っ直ぐに向かってくる感じはありますので、私というものには、隙なんてないんですけど、少し気をつけて、でも、今回私も清水愛選手だからこそできる技を一つ考えておりますので、そちらも楽しみにしていただけたらなんて思います。
――それはどういう技ですか。
のの子 私の煩悩の数あるうちの一つがやっと出せるかなと思っておりまして、これは見てからのお楽しみという、とてもまたちょっと違う意味でもみなさんを興奮させちゃうかなと思う。いわゆるセクスィ~な技だと思ってます。
清水 いまのお話を聞いて、なんとなくこんな技かなと想像したりしたので、それに対する対策を練っていきたいと思います。私も負けません!
④赤井沙希 vs 中島翔子
中島 去年のDDT両国国技館大会の2DAYS、私が1日目のダークマッチ、赤井さんは2日目の本戦でデビューしました。練習を始めた時期とかも同じぐらいで、私と赤井さんはすごく似ているところと、すごく違うところがあると思うんですよ。赤井さんの試合はDDTの後楽園大会とか、両国大会とかでいろいろ見てるんですけど、強い選手の人たちに守られながら試合してるなって、いつも思っているんですよ。シングルは誰も守ってくれないぞ! どうだ、悔しいだろ! 私はいつも一人で闘ってきたよ。だから、だから、あなたに負ける気はしません。プロレスでは私の方が勝っている。
赤井 今回、東京女子プロレスは出場が2戦目なんですけども、前回出たときは、すごくアウェイな感じがして、いつもと違って(紙テープが)1本も飛ばなかったですし。声援も最初は全然なくて、すごくアウェイでした。でも、そのアウェイな空気がすごく楽しくて、なんか意地悪な部分の自分が出てきて、自分の知らない自分が出てきて、すごく楽しかったので、今回も中島翔子選手と当たって、その自分が出てきちゃうのかなって楽しみに思っています。さっき中島選手がおっしゃった通り、練習期間やデビューしてからの日数もほぼ同じなので、そのへんは同じだからこそ、自分がどれぐらいのものか、力を試すのにはいい相手かなとは思うんですが、中島選手に聞きたいのは、私と同じところはどこなのか、そこを聞きたいです。ちょっとカチンときました。
中島 デビューした時期と色。コスチュームの色が赤です。同じなんです。
――違うところは?
中島 身長差。あと、いつも試合している場所の大きさだと思います。
赤井 コスチュームが同じ色とおっしゃいましたが、人間も同じ人間やけど、全然違うので、同じ色にしないでほしいです。
――中島選手の試合を見たことは?
赤井 東京女子の試合は休みの日、スケジュールが合えば行ったりしているんですけど、中島選手はやっぱり声が大きくて、元気があるので、声は聞こえてくるんですけど、やっぱり小っちゃいので、表情とかは、私、目が悪いので、見えないので、今回の試合で、苦しんでるカワイイ顔とか間近で見れるのが楽しみです。
――意地悪な自分とは?
赤井 今まであんまりそういう感情ってなかったんですけど、前回、坂崎ユカ選手とやったときは、カワイイ女の子が苦しんでる顔ってまた一つ魅力的だなって思って。私は自分のことMだと思ってたんですけど、Sの部分もけっこうあるなって思いましたね。でも、それが意地悪っていっても、もちろん、愛のある意地悪なんで楽しんでもらえたらなと思います。
――意地悪をされるらしいですが。
中島 意地悪なんかされないよー! 私が一寸法師の鬼の倒し方じゃないけど、ね! うん、そんな感じです。
⑤山下実優 vs KANNA
山下 今回、私はKANNAをトコトン攻めて、潰す覚悟でいきます。というのも、私から見たKANNAは、おとなしい。正直、何がしたいかわからないっていうところ、すごくもがいているような気がしてるので、横浜のメインでトコトン攻めて、潰す覚悟でいって、KANNAの中にある、本当の何かを私が引き出したいと思います。そして最後は私が絶対に勝ちます。
KANNA 今回の対戦相手の山下実優はプレ旗揚げ戦のときの対戦相手でもあり、私が今一番勝ちたいと思ってる相手です。勝ちたいといっても、そんな簡単に勝てないとはわかっているんですけど、私だってあの頃とは、違うし。そんなおとなしいわけでもないし。山下も強くなってると思いますけど、ちょっと自意識過剰じゃないかな。そういうわけで、負けるつもりはないし。ここで初めて山下から勝って、その自意識過剰な考えを叩き潰してやりたいと思ってます。
――今までとは何が違う?
KANNA やっぱ鍛えたりしてるんで力も違うと思いますし。ただ、適当にプロレスをやってきたわけじゃないんで、山下に勝つための方法を考えてるんで、そういうところが違うと思います。
――勝つための方法とは?
KANNA 脚を潰したりとか。とにかく、蹴りに自信がある選手なんで、脚技を使えないように、蹴りができないように攻め立てていこうかなと思っています。
――何がしたいかわからないと言われていたが?
KANNA 彼女が何を言ってるのか、よくわからないですけど、自分はやりたいことをやってますね。私から見たら、山下だって何をやってるかわからないし。
山下 さっきKANNAが自意識過剰って言いましたけど、私自身、自分に、顔とかじゃなくて自信があるし。プロレス大好きだし。そういう部分では自信、めちゃくちゃあるし。自信がないと闘えないと思います。そういうところがKANNAに足りないところなんじゃないかなと思います。