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【記者会見】9・20大田区三大タイトル調印式/ミウデレラが“プロ中のプロ・プリンセス”瑞希のプリンセスっぷりを暴露?「普段から小鳥としゃべっている」(未詩)「未詩が同じ世界線を生きているのか不安」(瑞希)/プリンセスタッグ戦は「噛む」「噛まない」論争に発展!/有栖は王座奪取に闘志を燃やす!「絶対にこのチャンスを掴んで私がこのベルトを巻きます」

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  • 11日、東京・渋谷のAbemaTowersにて9・20大田区総合体育館大会での三大タイトルマッチ調印式がおこなわれた。
  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合◎<王者>瑞希 vs 渡辺未詩<挑戦者>

  • 未詩 はい、渡辺未詩です。私はこのベルトを1月4日まで持っていました。今年のイッテンヨンで瑞希さんと闘って、瑞希さんに敗れてそこから8ヵ月ほど経って、また挑戦者としてここに立つことができています。この8ヵ月間、やっぱり東京女子のチャンピオンとしてまた東京女子を引っ張りたいっていう思いはあって。で、やっとこのトーナメントという形でしっかり結果を出してここに来ることができました。私はプリンセスなんですけど(笑)、私が「プリンセス」「プリンセス」ってよく言ってて、プリンセスに憧れている理由、プリンセスとしてありたい理由っていうのをあまり話したことがなかったんですけど、プリンセスってすごく美しくて、かわいくて、キラキラしてて、物語の中心にいて…という特別な存在であることはもちろん、私の中でプリンセスというのはとにかくやさしくて強い存在だと思っています。そんなふうになりたいなという思い、もっともっとプリンセスとして輝きたいなという思いがもともと小さい時からある中、この東京女子のベルトはプリンセス・オブ・プリンセスという名前になってます。で、瑞希さんは本当にプリンセスの中のプリンセスだなと心の底から思っています。こんなにやさしくて、こんなに強くて、こんなに美しくて、こんなに強くて、こんなにやさしいプリンセスはほかに世界中どこを探してもいないと思っています。それぐらいプリンセスとして尊敬しているし、プロ中のプロ・プリンセスだなと思っています。プロ・プリ、プロ・プリンセスです、瑞希さんは。でも私はプリンセスとしても人間としてもまだまだ人生一週目みたいな、まだ人間としてもプリンセスとしても足りないところが多すぎるなと思っています。それは去年だったりも思っていたことで、だからこそもっともっとプリンセスとして自分を磨いて、もっともっと輝いて、このベルトを持って頂点に立ちたいなと思っています。プリンセスっていうのは真実の愛をずっと探している生き物なんですけど、この私にとって、この私、ミウデレラにとって真実の愛とは、このベルトだと思っています。このベルトを掴むことで真実の愛をしっかり自分のものにして、東京女子プロレスを世界一の夢の国にしたいなと思っているので、ベルトを獲れるように頑張ります。
    瑞希 そうですね。イッテンヨンで未詩からこのベルトを獲って、未詩と闘うのは2回目です。リマッチになるんですけど、だからこそわかるんですけど、メチャクチャ恐怖です、正直。未詩の強さを一度感じているからこそ、すごく怖いなと思うんですけど、この夏、トーナメントで未詩が闘っている姿を見て、それと同時にすごくワクワクしたので。未詩と闘えることがすごく楽しみでもあるなって。楽しみだと思いたいし、楽しみだなって思います。そして今回、大田区3回目なんですけど、こうやって大きなところで試合ができることは日々の積み重ねだと思うし、応援してくださっている皆さんのおかげだと思うし、またチャンピオンとして大田区に立てるのは毎回最高のバトンを繋いできてくれる仲間だったり、対戦相手の(辰巳)リカさんや山下(実優)、荒井(優希)ちゃんだったりしたおかげで私はこうやって今チャンピオンとして立っていられるので。本当に一人で成し遂げられることって何一つとしてないと私は思っています。こうやって仲間がいるからこそ幸せだなって思うし、皆さんがいるからこそ頑張りたいと思うし、これからもみんなで夢と希望を届けていきたいなって思うんですけど、このベルトと私のストーリーはまだまだみんなに見ててもらいたいので、ミウデレラのストーリーは気になるけど、プロ・プリ?のストーリーもまだ見せていきたいので。負けません。

    ――チャンピオン、未詩選手のトーナメント優勝についてどう見ていた?
    瑞希 実力は未詩が来るだろうなというのはヒシヒシと感じていたし納得なんですけど、トーナメントってそれプラス、応援してくださっている方の声とか、ここで優勝したいというみんなの気持ちとかが乗ってくるので、ここで優勝した未詩は本当に心まで強いんだなというのを感じて、恐ろしく思いました。
    ――未詩選手、トーナメント優勝して今の自分に勢いを感じている?
    未詩 そうですね。私が去年ベルトを持っていた時に挑戦してくださった水波さんが、プリンセス・アニキが来た時にものすごい勢いを感じて。やっぱりベルトを持っている側、挑戦を受ける側としてすごい怖い思いをしたなっていうのがあって。私も決勝戦の前まで、もし挑戦するとしたらそれぐらい勢いをつけていけるかなというふうに不安な点はちょっとだけあったんですけど、またリマッチだったりもするしと点で不安はあったんですけど、そんな不安はこのトロフィーを手にした瞬間、一切なくなるくらい私はプリンセスだなって思いました。そうですよね、(週刊プロレス記者)石井さん? 石井さん、私ってプリンセスですよね?
    ――………はい。
    未詩 ありがとうございます。
    ――未詩選手、瑞希選手をプロ・プリと言っているが、プロ・プリに勝つにはかなりのプリンセスにならないと難しいと思うが。
    未詩 私はまだまだプリンセスとして人生一周目なので足りない点が多いなって思うんですけど、その点、瑞希さんは普段からプリンセス。とにかくやさしくて。プリンセスって動物と仲良しなんですけど、瑞希さんって普段から小鳥と裏でしゃべっているんですよ。小鳥としゃべっているんです。メチャメチャ小鳥のさえずりと会話したり、うさぎさんと一緒に遊んだりしているぐらいやさしいんですよ。だから私も小鳥としゃべれるようにトレーニングを重ねたいと思います。
    ――瑞希選手、一連の未詩選手の発言を聞いていると褒め殺しのような策略的な部分を感じるが。
    瑞希 私自身、プリンセスだなって思って育ってはこなかったんですけど、成長してくる過程で私はユカッチ(坂崎ユカ)だったりたくさんの方に出会ってきた中で「ああ私ってプリンセスだったんだ」っていうのを気付いたし、そうでありたいと思ったんですけど、私、小鳥と話しとったかな?とか、うさぎは飼っていたんですけど……なんか未詩と同じ世界線にいるのかどうかちょっと不安になりました(苦笑)。同じもの見て一緒に生きてきたよな。
    未詩 私見たことがある、瑞希さんが小鳥としゃべっているところ。それくらいやさしいんですよ。それくらいプロ・プリなの!
    瑞希 これどっちですか? 惑わされてる?

    ――瑞希選手、ミウデレラは「真実の愛はこのベルト」と言っていたが、瑞希選手の真実の愛は?
    瑞希 真実の愛ですか? 真実の愛は東京女子プロレスにあると思います。
    ――未詩選手、今のを聞いて。
    未詩 さすがプロ・プリだなと思いました。さすがです。こういうところですね。プロ・プリです。
  • プリンセスタッグ選手権試合◎<王者組>中島翔子&ハイパーミサヲ vs 上福ゆき&上原わかな<挑戦者組>

  • 上原 私は過去に2回ベルトには挑戦しているんですけど、過去2回ともベルトを取れなくて、まだベルトを持ったことがありません。でも、いまの私と上福さんなら絶対に取れると思っています。歯は失ったかもしれないですけど、大田区では代わりにベルトを取るので! よろしくお願いします。
    上福 自分も実は東京女子のタッグのベルトはいままで巻いたことがなくて、何人か違うパートナーと挑戦したんだけど、幾度となく敗れてきました。このタッグのベルト自体が、私がデビューしてちょいくらいに設立…? 登場? 爆誕したベルトで。当時新人だった私は、このベルトに対してすごく東京女子のいまをときめく、トレンドの象徴みたいな風に思っていて。歴代取ってきた人たちも見て、すごい素敵だと思っていました。自分は最近はアジアの他団体のベルトをシングルで巻く機会がちょいちょいあったんですけど、デビューしてから気持ちは“東京女子の上福ゆき”としてやってきたので。キャリアも違うし、雰囲気も違う上原ですけど、コイツと頑張って組んでベルトを取って、東京女子の選手の一員で、コイツなんだかんだ頑張ってんなって思われたいし。なにより連れてる上原に一番舐められたくないので、しょぼい先輩と思われたくないし、たくましい後輩と思われたいので…苦手だけど頑張ります。
    中島 このOber Eatsとはラスベガス以来の再戦ですね。あの頃とはまた違う、特にわかなに感じるんですけど。またひとつ成長をとげて私たちの前に立ってくれるのかなと思ってます。上福ちゃんとは今週、またテキサスに行って、私のMLWのベルトを懸けてシングルマッチでタイトルマッチがあります。このタイミングで上福ちゃんと2週連続でタイトルマッチをするというのは、なにか運命みたいなのを感じるんですけど…そうですね、テキサスでのタイトルマッチが前哨戦みたいな意味合いも持ってるんじゃないかなと思ってます。私と上福ちゃんは東京女子で一番体格差がある選手同士だと思ってます。新しい発見がすごくあります。なぜなら全然身長が違うから。なので常に新しい発見をもたらしてくれる上福ゆきのプロレスは好きだし、2回も試合できるんだから、私になにかプラスになる発見を今度も得ようと思ってます。そしてやっぱり享楽共鳴として私はタッグベルトを持って世界征服がしたいです。そのために大田区で防衛したら、上福ゆきには1年間、私の専属英語のティーチャーとして働いてもらうし、上原わかなにはたくさん食べる方法を教えてもらいます。絶対に勝ちたいと思ってます。よろしくお願いします!
    ミサヲ 私もここでベルトを落とすわけにはいかないと、中島さんのように思っていて。なぜなら私は享楽共鳴でベルトを最多防衛したいと思っていて。いままでの防衛回数で一番多いのは、たしかマジラビの6回とかだと思うんですけど。目標は100回以上なんですけれども、まずはV10、10回防衛を目指したいと思っていますので、ここで落とすわけにはいかないと思っています。なぜそんなに防衛したいかと言いますと、まずいま新しいタッグいっぱい東京女子にボコボコと…こないだはまなせ&凍雅もこのふたつの勝った方に挑戦したいという風に言ってもらいましたけど。そういう風に新しいタッグの楽しみ、ワクワクを全部全部、享楽共鳴の力に変えて吸収していきたいと思っています。防衛の道のりで。だからここでは負けるわけにはいかないです。Ober Eats、いますごく勢いがあって、こないだの闘いで歯を失ってしまったけどベルトを奪い返しますって言ってましたけど、そのOber Eatsの勢いすごくすごくすごくいいなって思ってて。さっきの一言も私的にはガツガツきてくれるタッグが出て来てほしいから、すごくOber Eatsが2回も挑戦してくれるっていうのは願ったりなことなんですね。それで防衛するっていうのは、とっても享楽共鳴的には実力と絆の証のベルトの道のりの上ではとってもなくてはならない要素になるんじゃないかなって思ってるので。さっきの一言を返すのであれば、歯を奪われてベルトを奪うと言ってましたけど、私このプロレス界に10年くらいいまして、気付いたことあります。プロレス界では面の皮が厚いやつが勝つ。というわけで歯を奪っただけではなく、Ober Eatsの勢いごと全部奪って防衛します。享楽共鳴、その勢いあると思っております。そして面の皮の厚さナンバーワンのタッグとして10回、100回いってやろうと思ってます。以上。

    ――挑戦者チーム、前回の挑戦時との違いや変化はある?
    上原 前回がけっこうタッグを組み立ての時期だったんですけど、いまは何回もアメリカ遠征を経て、上福さんと一緒に過ごす時間もすごく増えて。日本に帰ってきてからも上福さんとのタッグでけっこう試合をさせていただくことも増えたので、まず経験の上でも、経験値も格段にあの頃よりは上がったかなっていう風に思っています。
    上福 私は最近はわかなとぼちぼち頑張ってきてるなって思うんですけど、個人的に東京女子からの退団者が出たりとかがあって。私はそういうことがあるとすごく燃えるといいますか。東京女子のベルトを懸けて闘う東京女子のレスラーってところに私はすごく自分の生きるあれを持っているので。あれが一番大事なんですけど、ちょっといまシークレットで。“東京女子の”ってところに誇りとか色んなものを持っているので、そこを個人的に反骨心でもっともっといいものにして頑張りたいし。相手が相手で1回防衛して、その後もやってるっすね? その後も防衛してて。ホントに上り調子と言いますか、羨ましいんですよ。2人ともキャリア長いし、私だって本気でベルト取ろうと思えば、わかなじゃない人を選んだ方がたぶん取れる可能性があると思うんですけど。でもわかなとやっていく、めっちゃ防衛しているんでそこを反骨心で。辞められてるかもしれないと思うと、藤沢の血が騒ぐので。絶対なめられないと、これからちょっとおらついていきたいと思います。

    ――王者チーム、挑戦者チームで警戒するところは?
    中島 警戒と言うよりかは、1個だけ思ってることがあって。前回の前哨戦でわかなが歯を失ったわけですけど、私は大怪獣なので噛まないと勝てないと思ってますよ。なんで完全に治してこいって気持ちがあります。噛んでみろよって気持ちですね。私たちのこと噛めないと、この試合には勝てないです。
    ミサヲ 警戒してることろ…うーん。警戒?
    上福 これ舐められてるっすね。
    ミサヲ 舐めてはいないんですけども、やっぱりあらゆる可能性を我々想定するのが得意なので。まぁ警戒しているところはたくさんありますけど、不安はないというか。いまのところ不安があるとすれば、私はいまどのようにでも逆に舐めた態度を取ることができる立場で。その方がマスコミのみなさんも書きやすいと思うんですよ。心折れてじゃねえかとか、煽った方がわかりやすいかなって思うんですけど、それは私のポリシーに反するというか。好きなところではないので、それは言いたくないし。私にそれを言わせないくらいの…私はわかなと上福の言葉を信じていて。心が折れていない、絶対に取ってやるっていう一言を信じているので、その言葉で私を不安にさせないでください。私をか弱い乙女にさせないでくださいってところを言いたいです。それがなければ、不安はないです。

    ――上原選手、歯の状態は?
    上原 喋れます。前哨戦は会津のもできなくなってしまったのは申し訳ないけど、逆にパワーチャージ期間だと思っているので。もう歯だけじゃなくて、さらに気持ちもいまめちゃめちゃ強いので。大田区は以前の上原わかなとは違う私を見せたいなと思っているので、ホントに試合で逆に手を抜いて闘ったりされたらめっちゃイヤなので、全力でぶつかりにいくので享楽共鳴のふたりも全力でぶつかりにきてください!
    ――上福選手、逆に警戒している点は?
    上福 警戒なんかしてるわけないじゃいですかー、この2人にー。でも一番警戒してるのは、せいぜいミサヲさんが初手のマイクで噛んだり、同じ言葉を何度も繰り返したり、それを見て中島さんが心配そうな顔をしてちょっとケアしてる、みたいな。そういうのは見ちゃったらかわいそうなので、警戒しちゃいますね。
    中島 なんだとお前ら。おいお前(上原)、大怪獣を噛めんのか?
    上原 噛めますよ!
    中島 お前噛めなかったら絶対に負けるからな。勝ちはないぞ。嚙めたとしても勝ちはないからな。
    上原 噛みます!
    中島 噛んでこいよ!(ミサヲに)噛めるらしいわ。
    ミサヲ 私は噛まないからな! 絶対にかめ…あ、嚙まないからな! 聞いとけよ!
  • 第15代インターナショナル・プリンセス王座決定戦◎遠藤有栖 vs ジェイダ・ストーン

  • 有栖 はい、遠藤有栖です。私はこの前のトーナメントで初めて決勝戦にいけて、全部の試合が刺激的で最高な夏になったなって思ったんですけど、やっぱり2位という結果が本当に悔しくて。私今まで一人で頑張って一番になったりとか、目に見える勲章を手に入れたことがなくて。だからこそ二番という、2位という結果がメチャメチャ悔しくて、悔しいって思っていた時にこのベルトを懸けて闘えるチャンスが来て。今回こそは絶対にこのチャンスを掴んで私がこのベルトを巻きます。
    ――ジェイダ選手とシングルで当たるのは初めてになるが印象は?
    有栖 シングルマッチは初めてで、クルクルクルクル回っていて、すごい身体能力が高くて、それプラス、パワーっていうのが揃っている。それでも私がその上をいきたいなと思っています。
    ――その上をいくために有栖選手が試合の中でするべきことは?
    有栖 ちゃんと相手を見ること! 私はすごい緊張しいで、ガチガチになる時があるんですけど、自分のリズムを崩さず、私らしく闘いたいなと思います。
    ――このベルトに過去2回挑戦しているが思い入れは?
    有栖 このベルトを懸けて闘ったのは今年最初の大田区なんですけど、またその大田区でこのベルトを懸けて闘えるというのは、強運の私が手にするしかないので、絶対にこのベルトを巻きます!

    ※ジェイダは来日時に調印する予定。

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