オープニング
10・3渋谷DESEOが決定! 伊藤リスペクト軍団LIVE!
試合開始前、まずはリングアナ・難波小百合による告知と諸注意。今回から練習生も前節に参加することになり、今回はキョウ、ユミが登場。8・25後楽園大会のポスター発売、8・4ビアガーデン大会でのタッグトーナメントの告知も。また追加興行として、10・3渋谷DESEO大会も発表に。プレ旗揚げ戦から使用されていた会場だが、再開発のため移転が決定。「さよならDESEO興行」として開催されることに。当時と同様、マットでの試合となり、アイドルのライブも。難波にとっても、アイドル時代に出演した思い出深い会場だという。出演アイドルとしては、アップアップガールズ(プロレス)、伊藤リスペクト軍団が決定。ここで前節は終了し、伊藤リスペクト軍団が「セツナイロ」ミニライブ。曲が終わると伊藤が「明日、何の日か知ってる?伊藤がこの世に生まれて23年目の日。みんな、おめでとうって言おう!」。そして「おめでとう」からの「東京女子プロレス、スタート!」。
オープニングマッチ 15分一本勝負
まずはミウがショルダーアタックの打ち合いで先制するとベアハッグ。さらにコーナーで背中に肩を当てていくとバックブリーカーへ。ダブルチョップは蹴りで防ぐと、ラクがおやすみエクスプレス。フォールを返されるが何度も押さえ込んでいく。そこからフォアアーム連打。ロープに振ってバックエルボー。ボディースラムはミウが耐えるが、ミウのボディスラムはラクが河津落としで切り返し、続けてボディースラムに成功。さらにボストンクラブで追い込んでいく。これはミウがロープへ。両者、疲れが見えてきた中、ミウが串刺しフライングラリアットから逆エビ。ロープエスケープしようとしたラクだがミウが中央へ戻す。それでもどうにかラクがロープに手を伸ばすと、フォアアーム3連発から脳天チョップ、コーナーからのダイビング式でも決める。ミウはボディスラム2連発。カバーをカウント2で返したラクにカナディアン・バックブリーカー。これで先週の大阪大会に続きミウの勝利に。ラクは試合後、なかなか立ち上がることができず。
第二試合 15分一本勝負
腕の取り合いで側転を見せたヒナノに対し、まなせも側転。なぜか攻防は側転合戦に。セカンドコーナーからのアームホイップを見せたヒナノだが、攻撃されると嘘泣きから反撃してスリーパーへ。まなせは強引に立ち上がるとロープへ。滞空時間の長いボディースラムを決めたまなせだったが、ここでヒナノがまた嘘泣き。それを見たまなせも泣き出す。唖然とするヒナノを丸め込むとまなせはハーフボストン。ロープに逃げたヒナノにサッカーボールキック、フェイントからのヒップドロップと追撃。ネックツイストはヒナノがアクロバティックな動きで切り返し、セカンドコーナーからミサイルキック。しかしブレーンバスターは上がらず。エルボー打ち合いではまなせが圧倒してみせる。それでもあきらめずに連打したヒナノに、まなせはカウンターでブーツ。最後は「さよなら」と宣告してからのカカト落としでフィニッシュ。
第三試合 20分一本勝負
開始前、いつものようにハイパミがマイク。しかしそれを奪って上福がアピール開始。「会場にお集まりの、なんか大きめのちびっこギャングたち、こんにちわ~。東京女子の愛と平和をなんか守る、あの、上福ゆきのお参りだ~」。怒りのハイパミだったが、アプガ(偽)だったよしみで2人で挨拶することに。アイドルは難しいという話の中、「本物のアイドルがいる! プねえさん! アイドルらしい自己紹介してもらっていいですか」ということでヒカリが自己紹介を始めたところで奇襲。「アップアップ~」と言いつつハイパミがヒーロー矯正システム。上福も続くがフォールはハイパミがカット。ヒカリの反撃もたくみに封じられてしまう。謎のコンビネーションの良さを見せる元(偽)だったが、ブーツがハイパミに誤爆。そこへヒカリがドロップキック。上福にはコブラツイスト。ハイパミは「いま助けるから!」と2人まとめて丸め込む。仲違いしそうでしなかった元(偽)だったがまたも誤爆で「親にもエルボーされたことないのに!」と怒りの上福は試合放棄状態。ヒカリはミサイルキック。しかし割って入って上福がカバー。ヒカリはコブラツイストからローリングクレイドル。フォールはカウント2。再度ミサイルキックを狙ったが、これは上福が迎撃。仲直りかと思いきや攻撃を加えてきたハイパミに上福が串刺しドロップキック。だがハイパミは追撃をマヒストラルで丸め込んで3カウント奪取。
第四試合 15分一本勝負
10分14秒
ノーザンライト・スープレックス・ホールド
手四つからの力比べはユキが優勢。しかしグラウンドではテクニックで中島が翻弄していく。ショルダーアタックを決めたユキに、中島はインディアンデスロック。さらに上半身も固めてフォールしていく。スタンドではエルボーからサードロープを使って首を攻撃。続けてネックロックと首に的を絞るとローリング・ネックブリーカーも。ユキはリバース・スープレックスを見せるが中島は追撃を許さず。しかしユキはクロスボディーをキャッチして投げ捨てるパワー殺法。フルネルソンは中島がヨーロピアンクラッチで切り返すが、それをさらに切り返してフルネルソンで絞るユキ。中島はロープエスケープ。タランチュラ式無人在来線固めも。コーナーではユキが何度落とされても食い下がり、デッドリードライブ。セカンドロープからダイビング・ショルダーアタックを決める。中島はコーナーへのブルドッグからライダーキック。カウント2で返したユキにノーザンライト・スープレックスを狙うが、これを防いだユキがサイドスープレックス。中島はロープを背負いながらユキの首を捉えて変形のフランケンシュタイナー。そこから619をヒットし、最後はノーザンライト・スープレックスで3カウント。
休憩明けはアプガ(プロレス)LIVE!
休憩明けはアプガ(プロレス)の「アッパーキック!」ミニライブから。自己紹介MCのお題は「夏にしたいこと」。ヒカリは「野外でのプロレスをいっぱい見に行きたい」。ラクは「アイドルと電車が大好きなので、電車に乗ってアイドルさんに会いに行きたいです」。ミウは「いろんなアイドルさんと一緒にイベントに出させていただくので、一緒に写真を撮りたいです」。最後はヒナノ。「ヒカリちゃんと海に行く約束をして、昨日水着も買ったので、その夢を叶えたいです」。
セミファイナル 20分一本勝負
入場コール時、両国大会のように転ばなかった山下に伊藤リスペクト軍団と観客から歓声が。一方、NEO美意識軍は入場時からアズサとマーサが一触即発。先発もマーサを押しのけてアズサが買って出る。ロックアップから顔面をかきむしるアズサに山下はミドルキック。続いてマーサと瑞希。テクニカルな腕の取り合いを見せると、瑞希はクロスボディー。キャッチされるがそのまま振り回して場外へ落とす。伊藤は沙希様へのタッチを要求。「殴り合いだおら!」と挑発するも一発で吹っ飛ばされる。沙希様は伊藤のエルボーをかわし、ストンピング。伊藤はボディへの頭突き。蹴りを切り返して顔面にも。しかし倒れこみ式はマーサがカットし、場外で抑えられたところへ沙希様がエプロンPK。アズサはコーナーで沙希様と顔面を足蹴に。しかしここでもマーサと一悶着。アズサは顔面踏みつけも見せる。タッチした沙希様は薔薇で一撃。さらにサッカーボールキック。パラダイスロックに固めるとその上に座る沙希様。しかしマーサとアズサがここでも揉め、止めに入ったことで沙希様が伊藤にぶつかりジャベが崩れる。マーサは伊藤の顔面をコーナーに打ち付けるが、伊藤は「ナメてんじゃねえぞこら!」と自ら打ち付け、ドロップキックも。山下はマーサに風車式バックブリーカー。ミドルキック連打も。マーサは蹴りをキャッチしたくみな切り返し。ここで沙希様がミドル連打。山下も左右のミドルを返す。沙希様はマウントポジションからエルボー。山下は走りこんできた沙希様にバックスピンキック。しかしアティテュード・アジャストメントは決まらず。沙希様はカウンターでハイキックを決めて山下をダウンさせる。立ち上がった山下はバックスピンを返してタッチ。アズサが瑞希にコードブレーカー、Xファクター。瑞樹はドロップキックを返す。伊藤リスペクト軍が連係を見せ、瑞希がダイビング・クロスボディー。バッククラッカーはカウント2でアズサが返す。ダイビング・フットスタンプからのフォールはマーサがレフェリーをカット。沙希様とアズサがパドドゥを決めるもカウントは2。クリスティ・アガペーは瑞希がディフェンス。ここで加勢しようとしたマーサからアズサがモップを奪う。さらにそのモップが沙希様に誤爆。沙希様、マーサが排除されると瑞希がアクアマリンでアズサをフォール。
NEO美軍、アズサとマーサの仲違いは内紛へ…8・4新宿で沙希様&マーサvsアズサ&ユキオ!
試合後、アズサがマイクを握って沙希様に謝罪。「私のせいで沙希様のお美しいお顔を汚してしまいました」。しかしそれは「すべてマーサ、あんたのせいよ! おビアガーデン、お酒呑童子DAYで沙希様と世志琥様の隣にいるのはマーサ、あなたじゃなくて私でしょ! この試合に負けたのも、沙希様のお顔を汚してしまったのも、全部あんたのせいよ!」。これに対し、沙希様は「シスター、マーサちゃんは何も悪くないわ」。「いつもマーサちゃんのことばっかり! 私はいつも沙希様のことを考えて、沙希様のために生きて、沙希様を愛しているのに!」と取り乱すアズサ。「言いたいことはそれだけ? シスターが今までそうやって甘えて噛み付くたびに、どうやって救えるかばかり考えていたわ。でもね(アズサを突き飛ばす)今はその口をどうやって黙らせるか、そればっかり考えてるわけ。わたくしは甘かったみたい。あなたには再教育、いや再治療が必要みたいだわ。あなたはよくご存知よね。先生!」という沙希様の言葉に、ユキオ・サンローランがリングイン。沙希様は「先生、お仕事の時間よ。不具合が出たみたい」。しかしユキオは注射器をしまうとメスを取り出し、沙希様に向ける。沙希様は「先生、ご自分が何されてるかお分かり? わたくしも安く見られたもんだわ」と、甲田哲也代表にユキオ&アズサとの8・4ビアガーデン大会での対戦を要求。「新宿おFECEで、この分からず屋とのお試合、決定してちょうだい。後悔しても遅いわよ」。ユキオとともにリングに残ったアズサは「私のせいでとんでもないことに。大切な沙希様と闘わなくてはいけなくなりました。でもこれって、沙希様が私の愛を受け止めてくれるってことですよね。私がこの思いを沙希様にぶつければ、私の愛を分かってくださるってことですよね。しかも対面にいてずっと私を見てくれるってことですよね! 先生、お願いします。それではみなさま、ごめんあそばせ」。あくまで沙希様への愛は変わらないのだった。
【試合後のコメント】
沙希様 なんなのあの二人。わたくしたちにたてつくなんて100年早くってよ。あの二人はご自分の立場をわかってないみたいだわ。ねえマーサちゃん。いいこと、あの二人に対峙するということは、わたくしたちもそれなりに覚悟をしてるわけ。次のおビアガーデンでケジメをつけさせていただくわ。それと8月1日に酒呑童子のおビアもあるわね。そこにわたくしとマーサちゃん、世志琥様もいらっしゃるから。そちらのほうも注目してくださいませ。シスターと先生はね、もう屋敷の門をくぐらせないわ。敷居じゃないわよ。フンッ! マーサちゃん行くわよ。
アズサ 私のせいで大変なことになってしまいました。沙希様のお顔を汚してしまったし。(ユキオが耳打ち)沙希様は私のことを不具合とおっしゃいましたけど、先生は不具合じゃない、自信を持ちなさいとおっしゃいました。沙希様にとって私は不具合ではございません。しっかり愛を受け止めていただこうと思います。
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メインイベント 20分一本勝負
試合前、「おねえさん卒業」が決まったのどかおねえさんがマイク。あらためて卒業挨拶すると、得意の卒業式呼びかけスタイル。「楽しかった3連休(3連休)。みんなで行った大阪大会(大阪大会)。めちゃくちゃ混んだ新東名(新東名)。みんな大好き会社勤め(ブーイング)。ということで、おねえさんと体操ができるのもあと4回。あなたたちは言われないと仕事ができないタイプですか?」とピンポンパン体操。
試合は辰巳と優宇の先発でスタート。テイクダウンした優宇に辰巳はレッグロック。ショルダーアタックの打ち合いは優宇が勝つが、辰巳はドロップキックを返す。坂崎にタッチするとのどかが登場。ロープに振っての投げを連打した坂崎はドロップキック。のどかはヘッドロック。しつこく絞り上げるが辰巳がカット、そこから二人がかりでストンピング。辰巳は「おねえさん卒業するんでしょ? あれやりたい」ということでピンポンパン体操の振り付けにあわせて踏みつけ。さらに辰巳が勢いをつけて坂崎がボディプレス。ダブルのよっしゃいくぞエルボーはのどかが回避。ブレイツはダブルのショルダーアタックから連続でボディープレス。優宇は辰巳に逆水平からバックエルボー。アバランシュホールドも決める。タッチしたのどかは変形の首4の字。さらにヒップアタックをかわしてショルダーアタック。辰巳はコーナーでカウンターのヒップアタックを決める。坂崎はのどかにスライディング・ラリアット。ミサイルキックも決める。優宇も場外に落とすと辰巳がダイビング・ヒップアタック、坂崎が魔法少女プランチャ。リング内に戻るとのどかがバックフリップ。優宇は豪快にセントーン。サイドウォークスラムも。しかしジョン・ウーは坂崎が飛び越えて回避し、スライディング・ラリアット。辰巳は串刺しヒップアタック。さらにドロップキックから坂崎のぶら下がり首4の字へ、だが優宇は両者まとめてドロップキック。のどかは辰巳にボディープレス。辰巳はヒザへのドロップキックからドラゴンスクリュー、足4の字。だがこれを優宇がセントーンでカット。辰巳はドラゴン式ツイスト・オブ・フェイトから足取りヒップアタック。そしてスリーパーからドラゴンスリーパー。これは優宇がカット。辰巳がコーナーに上ったところをのどかが捕まえてランニング式でバックフリップ。辰巳はドラゴンバックブリーカーからドラゴンスリーパーへ。粘ったのどかだがついにギブアップ。
「毎日灼熱で地獄のような気温だけど東京女子のリングに来れば極楽が味わえる!」(リカ)
メインを飾った坂崎&辰巳がマイク。「夏のトーナメントのベスト4で闘って。隣に味方がいるっていいですね! ありがとうユカちゃん」(辰巳)。「ありがとう!」(坂崎)。「8月にはタッグトーナメントもあるし後楽園大会もあります。毎日灼熱で地獄みたいな気温だけど、東京女子に来れば極楽が味わえます! また会場に遊びに来てください!」(辰巳)。
【試合後のコメント】
辰巳 二人とも強くなってたけど、今日は私が勝ったんで。
坂崎 ありがとう。
辰巳 強い味方がいてくれたんで、楽しくやっちゃいました。この新木場は、二人で初めてプロレスを見た場所で。
坂崎 ホントだ。
辰巳 東京女子の練習生になろうって、そこの道端で大社長に直訴した思い出の場所で。そこでまた今も。
坂崎 二人で続けられてるっていうね。
辰巳 プロレスにどハマりしてるのが幸せです。今日はいい夏の思い出になりました。
坂崎 ユカリカはいろいろあるけど特別なので。いろんなタッグを組むけど、二人で組むと違う流れ、違う思いがあるので。
辰巳 なんでもユカちゃんがわかってくれてるので、好き放題やってもカバーしてくれるので(笑)。
坂崎 楽しかったです。
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