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角田奈穂プロデュース興行「CROSS」

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日時2024年7月6日
会場東京・新木場1stRING
観衆284人(超満員札止め)
  • 前説

  • 「今日一日みんながハッピーに過ごしてもらえればいいかなと思います」(角田)

  • 第1試合 20分1本勝負

  • シングルマッチ

    • WIN

      ひめか

    VS

    • LOSE

      チェリー

    • LOSE

      関口翔

    VS

    7分4秒

    エビ固め

    ※逆さ押さえ込みを仕掛けようとした2人をまとめて押さえ込んで自ら3カウントを叩く。
  • 第2試合 時間無制限勝負

  • 卒業記念「角田奈穂だらけのバトルロイヤル」

    9分16秒

    オーバー・ザ・トップロープ

    ※<>内は入場順。
    【試合経過】
    ①○遠藤有栖 vs 瑞希●<4>
    6分47秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ②○原宿ぽむ vs 鈴芽●<3>
    6分50秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ③○遠藤有栖 vs 荒井優希●<1>
    7分12秒 オーバー・ザ・トップロープ
  • 第3試合 20分1本勝負

  • シングルマッチ

    • WIN

      尾﨑妹加

    VS

    VS

    8分54秒

    キン肉バスター→片エビ固め

  • メインイベント 30分1本勝負

  • タッグマッチ

    • LOSE

      角田奈穂

    • 本間多恵

    VS

    • 安納サオリ

    • WIN

      なつぽい

    VS

    18分46秒

    フェアリアル・ギフト→片エビ固め

    ※特別リングアナウンサー…相羽あいな
  • 今大会プロデューサーの角田は本間との「以下省略。」で出陣。アクトレスガールズ時代の同期、安納&なつぽい組と対戦した。特別リングアナウンサーを同じくアクトレスガールズ時代の初期メン・相羽あいなさんが当時のリングネーム「播磨佑紀」としてコールする中、4選手がそれぞれリングイン。角田は本間とのスムーズな連係でなつぽいを攻め立てる。ヘアーホイップで投げられたなつぽいだが、安納がすかさず入ってダブルのドロップキック。そしてお返しとばかりのヘアーホイップで形勢逆転。角田も安納となつぽいをコーナーにまとめて「みんな出てこい!」と今日の出場選手を呼び込んで串刺し攻撃を狙ったが、かわされて逆に串刺し攻撃をやられてしまう。ローンバトルを強いられた角田だが、なつぽいの串刺し攻撃をかわしてフェースクラッシャーを決めてピンチを脱出。替わった本間が一気呵成に攻める。なつぽいが でやり返し、安納もミサイルキック、さらにケンカキックで続く。本間の腕十字はなつぽいがカット。本間は雪崩式ブレーンバスターを食らったものの、続く攻撃をかわしてワキ固めで捕らえてさらに変形の羽根折り固め。ミサイルキックから試合を託された角田がケンカキック。連係を狙うもこれは安納となつぽいが阻止、ならばと角田が安納にぶらさがり首4の字、本間がなつぽいにぶら下がり腕十字の競演。角田と安納で顔面を蹴りあう激しい試合に。安納のキューティースペシャルはカウント2。安納がなつぽいとタッチ。なつぽいのダイビング・クロスボディーはカウント2。角田となつぽいでエルボーの打ち合い。角田はなつぽいに橘花。紫電改はなつぽいが阻止。安納が救出に入ってなつぽいとサンドイッチ攻撃。なつぽいのバックラッシュはカウント2。本間は飛びつき腕十字で加勢するがこれは安納がカット。本間が安納を排除し、本間のどどん+角田のフェースクラッシャーの合体技。このカバーは安納がカット。本間がその安納にDDT、その本間になつぽいがトラースキック、そのなつぽいに角田がケンカキックを打ち込んで4選手がダウン。安納と本間がエプロンサイドでやりあう中、角田が譽。カウント2で返されるとケンカキック。これもカウント2。ロープに走る角田をなつぽいがキャッチして投げ捨てジャーマン。安納がミサイルキックで追撃し、なつぽいがフェアリング・リングを狙うも角田が切り返して丸め込む。しかしカウント2止まり。ロープに向かって走る角田をソバットで止めたなつぽいが顔面を蹴り上げ、カットに入る本間を安納がジャーマンで排除。すぐさま角田をフィッシャーマンで投げ、なつぽいがフェアリアル・ギフトで仕留めた。
  • エンディング

  • 「ここにいる4人は、これからの人生においても大切な仲間なので、これからも私は3人を応援していくよ」(角田)

  • 試合後、なつぽいがマイクを取る。なつぽい「奈穂ちゃん…先喋んな」角田「これ(倒れてる姿)見て先喋れって言う? ありがとうございます。引退まであと4試合あるから泣かないって決めてたのに…やだー! 泣きたくない! でもこんなに大勢の方からあったかい声援をもらえて。私の引退っていうのがきっかけではあるけど、こんなすごいメンツに集まってもらえたこと、ホントに私の意志だけじゃどうにもならなかったので、力を貸してくださったみなさん、ありがとうございます。なにより、ここにいる4人は私のプロレスラー人生というか、引退が近くなったら、もはやこれからの人生においてもホントにホントに大切な仲間なので、これからも私は3人を応援していくよ。みんなもしていこうね!(拍手に)ありがとう!」なつぽい「喋っていい?」角田「喋ってよ! 先に喋ってほしかったんだよ」なつぽい「奈穂ちゃんの言葉聞いてたらさ、喋りたくなっちゃった。ホントに絶対に笑顔で送り出そうって思っててもさ、やっぱ寂しいね。この4人でさ…色んなこと乗り越えたからさ……泣いてない! やっぱ寂しいな~って思っちゃうけど、うちらがさ、いつか、何年後か引退する時はさ、1日復帰してよ」角田「聞いたね。いまここにいるみなさんみんな証人だからね。嘘つかないでよ? それまで頑張るわ」なつぽい「絶対断られると思ってた(笑)。サオリ…(とマイクパス)」安納「うちら4人ってさ、友達とかさ、仲間とかさ、親友とかいう言葉は似合わなくない? うやっぱりうちらはさ、初期メンなんや。きっとこれからもリングの上でなくても、ずっと…。だから、これからもよろしく」角田「ありがとう」本間「色んなことがあって、辛いことあって、私は1人残された身だったから、3人が卒業した後、すっごい寂しかったけど。いまもあきらめないのでやり続けて、今日って言う日を迎えられたことをとてもとても嬉しいなって思います。だから、みんなもあきらめないでずっと続けてたからリングでつながれたし、この機会をくれたすべての関係者の人、すべての応援してくれているファンの方々、出会うきっかけをくれた方々。すべての方に感謝でいっぱいです。最後ね、奈穂ちゃん、ケガなく、角田奈穂らしく大泣きして、10カウントを迎えてください。ありがとう!」なつぽいが背中をおもいっきりぶっ叩いて喝を入れ、それに安納と本間も続く。角田は「試合前にしてほしかったんだけど!」。角田「最後は今日出てくれたみんなでみなさんにお礼を伝えたいので、みんなを呼びたいと思います。みなさん出てきてくださーい。ひめかもだよ!(出てきたひめかに)ひめか勝ったの…?」リング上に選手らが集結。「今日は角田CROSSありがとうございました!」とお礼を伝えてから深く頭を下げ、最後はみんなで記念写真に収まった。

    【試合後コメント】
    安納 早かったね。会見からこの日が来るの。
    なつぽい 本当、あっと言う間だった。
    安納 けっこう先かなって思ってたけど。
    なつぽい いやぁ…終わったのかぁ。
    安納 なんか変な感じ。
    なつぽい 実感湧かないね。
    安納 湧かんな。またアイツとリングで。
    なつぽい でもさ、最後私のわがまま言ったけど、まさかの乗り気だったから(笑)。うちらいつか引退するとき、奈穂ちゃんリングに来てくれるかもしれない。
    安納 そうかもな。始まりも終わりも初期メンでやるかもな。
    なつぽい そうだね。でもほんとに、あらためて…何か始めれば必ず終わりはくるんだなっていうのをすごく実感したけど。でも、この9年間、それぞれの場所にいて、それぞれ活躍してて。同じリングじゃなくても、やっぱり初期メンが外で頑張っているっていうのが自分がリングで闘うための活力になってたから。その中の1人がいなくなってしまうっていうのは残念だなって思いつつも、でも見守ってくれてると思うとこれからも頑張れそうだなって思います。奈穂ちゃん、ありがとう。
    安納 この4人がいたから私プロレスやってこれたかも、いままで。言わんかったけど。またリングで会いましょう。
    なつぽい ありがとね。素敵な機会をくれて。これからも頑張るよ! ばいぽーい!


    角田 終わったばっかりで全然頭が働いてないんだけど、でもね、多分これ帰ってから、終わってから噛みしめるのよ。なんて幸せだったんだろうって。
    本間 いまも噛みしめてるよ、十分(笑)。
    角田 正直、自分でやりたいって言ったけど、もう何年も(初期メンとは)試合してなくて。その間にちょっとSNSで見る情報、みたいな、それくらいだったから。なんか、どれくらい自分が一緒に頑張れるかって気持ちだったの。勝ちたいとかそういうのより、いかに自分がこの時間を堪能するか、みたいな気持ちの方が強かったけど…緊張して、今日朝おなか壊してて(苦笑)。気持ち悪いし、もうホントにすごい緊張しました。この4人で試合をするってこともそうだし、ひめかも出てくれたし。こんなすごい顔ぶれで自分のプロデュース興行、なんか勝手に背負ってるものがどっかにあって。でもお客さんが温かかったね」。
    本間 めちゃめちゃ温かかったです。
    角田 だから、楽しんでくれてた気がするなって思って、私はとても幸せですよ。ありがと、多恵ちゃん。1回ちょっと喋ってください(笑)。
    本間 でもホントに私もこの日をすごく楽しみにしてたし、角田が引退するのはずっと寂しいんですけど、でもこの興行ができたのっていままでの奈穂が培ってきたものがあるからこそだから。ホントに初めて出会った時から、プロレスやる前からの知り合いですけど。長いんですけど、初めて出会った時からホントに人に感謝とかをずっと忘れずに生きてる子なので(笑)。でもすごくめんどくさい時もあるんですが…。
    角田(笑)7割、8割くらい…。
    本間 でも角田奈穂だからできたプロデュース興行なんじゃないかなって思ってるので。こちらこそ感謝です。
    角田 嬉しい~。
    本間 めちゃめちゃ楽しかった。楽しかった…よね? みんなも絶対楽しかったと思うよ。
    角田 #kakutaCROSS でいっぱい感想聞かせてほしいです! 最後ね、サオリも握手してくれたし、楽しかった。私は素敵な思い出が引退ロードでひとつ作れたのでとてもよかったです。ありがとうございます!

    ――残りの試合はどんな気持ちで挑む?
    角田 正直、あと10試合切ってきたなって時に、今日が気持ち的におっきくて。緊張とかも含めて。でもあと4試合か~ってなったら…東京女子で3試合、YMZで翔と1試合なんですけど、もう全部が最後みたいなかんじなんで。正直ね、1個1個追いかけてて、あぁ終わっちゃうって(気持ちに)なれてなくて。急に来る方が怖いなって思うので。ただただ大切にあと4試合やりたいなって。ケガなく笑顔でリングを下りたいなって思ってます。
    ――引退試合のハードルも上がったかと。
    角田 上がっちゃったかなぁ? でも相手違うし、瑞希さんとは積み上げてきた思い出がまた違う。なんだろう…今の方が記憶に新しいものが多すぎて、けっこう濃ゆいものがたくさんあるから、泣かないで試合をするように頑張りたい。瑞希さんにぶつけたい気持ちはたくさんあるなって思ってるので。お客さんがどう見てるかは分かんないけど、私はただただ全力で瑞希さんとの時間を大切にするだけです。
    ――試合後に約束ができました。
    角田 そうですね。でも女性としていくつになっても劣化はしたくないなって思うので、増えていく数字に抗って、(初期メンたちが引退する時に)試合があるからっていうのを1個のモチベとして持ちながらも、これからも、引退した後も素敵な一般人女性になれるように頑張りまーす!
    本間 毎日チェックしまーす!

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