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ハイパーミサヲプロデュース興行「HYPE!3〜MY UNIVERSE〜」

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日時2025年6月27日
会場東京・北沢タウンホール
観衆235人(超満員札止め)
  • #1

  • 道場に集まっているミサヲ以外の出演者の面々。心配している面々だが、3日前になってもHYPE!の台本が完成していない模様。中島は「絶対完成させるように昨⽇事務所の椅⼦に縛りつけておいたから。⽸詰状態だ!」と胸を張るが、缶詰にされていたミサヲは「腕が使えなかった時があったとはいえ、さすがにこれはヤバすぎる!」と苦悩しているばかりか「プロレスの神様、私に⼒をください!」と神頼みする始末。ここでドリンクを飲んだミサヲがガンギマリ状態となり、「私、氣づいちゃったかも! プロレスの神様、そういうことだったんですね? ハイパーミサヲ、プロレスと宇宙の秘密に氣づいたぞ!」と猛烈な勢いでパソコンに打ち込み始めるも、背後から謎の⼈物に頭を⽊槌で殴打されてしまう。心配になってミサヲの様子を見にやってきたユキが目にしたのはぐったりした様⼦のミサヲが謎の男に引きずられている光景。ユキの声に気付き、逃れようとするミサヲ。そして救出せんと奮闘するユキ。謎の男から逃れた反動でミサヲとユキの頭がごっつんこ。2人とも意識を失い、謎の男は倒れたミサヲを連れ去ってしまう。しかし、頭をごっつんこした反動でミサヲとユキの中身が入れ替わったようで、意識を取り戻したユキは鏡を見て「もしかして私たち⼊れ替わってる!?」。にわかには信じがたい事態にミサヲの心を持ったユキは「私はユキの⾝体をしてるけど中⾝はミサヲなんです! そんでミサヲの⾝体にユキが⼊っちゃったんです!」と訴え、「で、そのユキさんの魂が⼊ったミサヲさんの⾝体は謎の男に連れ去られて⾏⽅不明…と」と説明する真弥に「何度もそう⾔ってるだろこのデコ助が!」と肩パン。これに「確かにこの感じ…ミサヲさんぽい」(鈴芽)と納得し、ユキの魂を心配する面々だが、ミサヲの心を持ったユキは「きっと無事に戻ってきてくれると信じてる! 今はとにかくHYPEを成功させるしかない! HYPE!絶対成功させるぞ!」と誓うのだった。
  • #2

  • 今回の舞台は東京・新宿に所在地を置く私⽴東京⼥⼦プロレス学園。⻄暦20XX年にプロレスラーという職業が国家資格に合格したものしかその活動を認められない国家認定職業となり、「⼦供が将来なりたい職業ランキング」に15年連続で1位を獲得するという押しも押されもせぬ⼈気職業に。中でも私立東女プ学園は卒業⽣の合格率が90%を超えるという全国から⼊学者が絶えない名⾨校。その私立東女プ学園にプロレスラーになるため転校生としてやってきたのが恋野ユキ(愛野ユキ)。転校初日に道路でぶつかってしまった学ランを着た人物(凍雅)にときめいたりしながら無事教室へ。担任で理科教師の倫理観リカ(辰巳リカ)に紹介されたユキだが、なんと後からもう一人の転校生が遅れて登場。名前は遅礼(おくれ)ルネ(高見汐珠)といい「⻑所は宇宙⼀の負けず嫌いで、短所も宇宙⼀の負けず嫌いです!」とアピール。リカ先生によるとプロレスラーが国家資格になったのは「宇宙⼈から地球を守っている」ため。かつて悪事を働き地球征服を目論む宇宙人をプロレスラーがプロレスで勝利し、試合終了を告げるゴングが鳴らされた瞬間、あたりが光に包まれ、宇宙⼈が弱体化し、地球のピンチを救ったたことがあったという。さらにゴングの音には記憶を消去する力があったのだ。ルネはリカ先生に「プロレスラーが宇宙⼈に負けたことってないんですか?」と尋ねる。「今のところ、そういったことはないわ。プロレスラーは最強なのよ」(リカ)「プロレスラーは最強…」(ルネ)
  • #3

  • 地球を守る立派なプロレスラーになることを夢見るユキ。そんなユキの前に現れた3人(鈴芽、らく、風城ハル)は学園の「品⾏⽅正」「清廉潔⽩」「質実剛健」という規律を守らせるという⾵紀委員会。黒革の手帳に全生徒の詳細なプロフィールを記録し、管理しているという風紀委員会はユキの金髪を見て「不良」「不純」「コンプラ違反」と騒ぎ立て、ユキの髪を墨汁で染めようとする。そこに現れたのは、ユキと道路でぶつかった人物(凍雅)。名前を天沢(あまさわ)凍雅。下級生がファンクラブを作るほど人気で「地球を守るプロレスラーは品行方正でなくてはならない」という理念を持つ風紀委員会から目をつけられていた。風紀委員会から制服を脱がされそうになる凍雅がユキの手を掴んで「おい、逃げるぞ!」。ユキは「これって少⼥漫画みたい! 私を海に連れ去って!」と凍雅にときめいてしまうが、ここで「ちょっと待った!」の声。ブラックビスケッツの『Timing』を熱唱した3人はなんと生徒会の面々。風紀委員会の厳しい取り締まりを「横暴」と主張する生徒会は「生徒のピンチを助ける!」。風紀委員会は「⼤した仕事もしてないお遊び⽣徒会のくせに!」「調⼦に乗るんじゃないですわ!」と捨て台詞を吐き捨て退散。生徒会はユキと凍雅を勧誘。凍雅は面倒くさがってその場を去ってしまう中、生徒会はユキを捕まえて自己紹介。⽣徒会⻑のど真ん中島翔⼦(どまんなかじま・しょうこ/中島翔子)、書記の鈴⽊志乃五乃(すずき・しのごの/鈴木志乃)、そして副会⻑の奇留年真弥(きりゅうねん・まひろ/桐生真弥)。ユキを勧誘する人手不足の生徒会に「⼊ります!」と現れたのはルネ。ど真ん中島は「これで⼀気に2⼈も増えた!」と大喜び。結局、ユキは生徒会に入会してしまうことに。放課後、雨の中、ユキはびしょ濡れの子猫を助けている凍雅を見かける。ここでユキは同じクラスだという凍雅の貧しい家庭環境を知ることになる。同情するユキは「凍雅君、よかったら明⽇の放課後もここで待ち合わせしない?」と誘い「ほっとけないよ、凍雅くんのこと…あ、いや、この猫ちゃん。私も⼀緒にお世話させて!」。
  • #4

  • 平和な学園生活が続くかと思われたが、ルネが慌てた様子で「風紀委員が!」と生徒会の前に現れる。するとPerfumeの『Cosmic Treat』で現れた3人は「ハルっちです!」「ら~ちゃんです!」「スズメバチ科です! 3⼈合わせて」「Panicです」と自己紹介。ど真ん中島は3人が宇宙人に乗っ取られていると把握し「今はとにかく闘って正気に戻すしかない! バトル・スタンバイ! ゴー・ファイト!」。奇留年が盛り返し、ど真ん中島がコーナーに登るもルネがしゃしゃり出て逆転を許す。それでもど真ん中島、奇留年、志乃五乃の生徒会ボンバーで勝利し、試合終了のゴングが鳴らされると光が照らされる。風紀委員会の3人は宇宙人に乗っ取られた記憶が消される。「本当はわたくし…試合開始早々リングの上でお昼寝するような破天荒なレスラーになりたかったの」「わたくしも戦隊ヲタ丸出しで仮⾯ライダーポーズで⼊場とかしてみたいんですの」「わたくしはいつもか弱い見られるけど、本当は誰よりも強くてかっこいいレスラーになりたいんですの」「でも勇気がなくて…全員レスラー模試の結果F判定だったし」「このままじゃ私たち憧れのレスラーになれないって焦って…」「あなたたち地味にしたら、私たちが輝けるんじゃないかって…ごめんなさい!」。この吐露を聞いたユキは「プロレスラーは好きなものに素直だから、強くてかっこいいんだと思うんです!」と話し、生徒会がこの事態を丸く収めたが、なぜ宇宙人に乗っ取られたかはわかってない様子。転校⽣を研究しようと⿊⾰の⼿帖を見ようとしたところ何者かに襲われた様子で、さらに⿊⾰の⼿帖も紛失してしまっていた。学園のピンチにリカ先生を探しにいくルネ。その頃、リカ先生は理科実験室で凍雅を自身の思う完璧なプロレスラーを作り上げるため、特製ドリンクを飲ませようとしていた。抵抗する凍雅の前になぜかルネが現れ…。
  • #5

  • 風紀委員を介抱する生徒会の前にルネが駆けつけると「⼤変です! リカ先⽣が! それに、天沢凍雅さんも…」。するとピンクレディーの『UFO』で宇宙人に乗っ取られたリカ先生と凍雅が登場。動揺するユキ。ど真ん中島は「闘って⽬を覚まさせるしかない! バトル・スタンバイ! ゴー・ファイト!」。生徒会ボンバーからど真ん中島がコーナーに登るもルネがしゃしゃり出て逆転を許すが、なんとか⽣徒会が勝利。ゴングが鳴らされると光が照らされ、宇宙人の乗っ取られた記憶が消された2人。生徒への愛が暴走したというリカ先生は「教師として失格だわ」と猛省。凍雅も「俺、いや、私、本当はみんなと同じ制服が着たいし、プロレスに集中したい。本当は⼥の⼦らしいかわいいものも大好きなの! これからは⼥の⼦らしい⾃分を隠さない。それでもいい?」とユキに言い、ユキも「もちろんだよ! 凍雅くん、⼤好き!」と手を取り合った。しかしながら、なぜ宇宙人の乗っ取られたのか。転校生の資料を見ていたリカ先生だったが、やはり何者かに襲われてその資料が奪われたとのこと。この緊急事態に学園は閉鎖されてしまった。
  • #6

  • ルネが生徒会室で黒革の手帳と資料にハサミを入れようとしているところ、カバンを忘れてしまった奇留年が戻ってくる。慌てて手帳と資料を隠すルネ。奇留年が疑問に思うと取り繕うルネだったが、無理やり奪ったルネの写真はまったくの別人(猫はるな)。「ん? なんか書いてある。怪我で⼊院中? 転⼊は夏休み明け…!?」。ルネが目からビームを出し奇留年を倒すと「知られてしまったからには消えてもらいます!」。そこに駆けつけたど真ん中島、ユキ、志乃五乃。「ルネ。オマエ、宇宙⼈だろ!」と詰めるど真ん中島。これにルネは「バレてしまったからには仕方ない。私は遅礼ルネ…いや、わらわこそが宇宙⼀負けず嫌いな星、ウラ地球星⼈のウラ姫だ! 地球を征服にきたウラー!」。ここで暗転し第1部終了と休憩のアナウンス。
  • #7

  • 休憩明けのスクリーン。第2部の準備でバタバタしている⼀同。甲⽥「もうそろそろ休憩明けまーす!」⼀同「はーい!」リカ「そういえばパミは?」真弥「さっきまでいたんですけど…」中島「探してくる」中島がミサヲの心を持ったユキを発見。中島「もう始まるよ!」ユキ「あ…中島さん!」中島「緊張してんの? ⼤丈夫? あとちょっとで終わるじゃん!」ユキ「そうですよね…頑張ります」

    リングにはきゃりーぱみゅぱみゅの『インベーダーインベーダー』で現れたウラ地球星⼈のウラ姫。「地球人はちょろい」とビームで奇留年と志乃五乃を洗脳してしまう。ど真ん中島は「2⼈で闘って正気を取り戻すぞ! バトル・スタンバイ! ゴー・ファイト!」とユキとともに闘いに挑むのだった。奇留年と志乃五乃を操りバトルを優位に進めるウラ姫。ど真ん中島が洗脳された2人の心に訴えかけ「友情は永遠に不滅だ! 目を覚ませ!」。しかし洗脳は解けない。するとユキが加勢し、ど真ん中島がウラ姫から勝利。試合終了のゴングが鳴らされ光が照らされる。奇留年と志乃五乃が正気に戻る。ウラ姫は「プロレスにもっと勉強する! ⼊学させてください!」と改心。ウラ姫「次はウラが絶対勝つ!」ど真ん中島「おう! 何度だってかかってこい! 絶対に負けないからな!」志乃五乃「歴史的瞬間! 書き記しておかなければ!」奇留年「やっぱり学校って最⾼だな! 今年も留年確定だ!」ユキ「こうして、私⽴東京⼥⼦プロレス学園の平和は守られたのだった!」
  • #8

  • ユキが⼿をパン!と叩き「ということで、ありがとうございましたー! 今⽇出た選手みんな上がってくださーい!」とエンディングに移ろうとする。ここで「ちょっと待った!」と駆けつけたのはミサヲ。困惑する一堂にミサヲは「中島さん、私、ミサヲなんです。ユキ、どういうこと?」。これにユキは「ミサヲさん、私あのとき言ったじゃないですか」と返す。すると回想シーンに移る。実は台本を書けなくなったミサヲが失踪を図り、そのミサヲをユキが発見。ユキ「ミサヲさん、どこいくんですか!」ミサヲ「私は失踪したと伝えてくれ! すまん!」ユキ「どうするんですか? 台本は?」ミサヲ「台本はできてるんだけど内容に全然⾃信なくて、このままみんなに渡すのはちょっと無理!」ユキ「できてるならいいじゃないですか! 戻りましょう!」ミサヲ「こんだけギリギリまで、みんなにも迷惑かけてたし、これで面白くなかったらみんなに迷惑かけるし。だったら私が失踪して終わらせたほうがいい!」「そんなのよくない! 大丈夫ですって」ミサヲ「甲⽥さんなら今からたぶん4試合ぐカード組めると思うし、みんなならいい試合できるでしょう。だから、すまん!」ユキ「戻ってこれなくなりますよ!」ユキを振り払って逃げ出すミサヲにユキは「ミサヲさん、私がフリして待ってますから!」ユキは中島、真弥、鈴芽の声に気付いて慌てて倒れるフリをしたのだった。はじめから入れ替わってなく、ユキがミサヲのフリをして演じていたことが発覚。志乃「確かに普通、頭がぶつかっただけで⼊れ替わるなんてないですよね」中島「あるから! プロレス界ではあるから!」らく「ということは準備も稽古も全部ユキさんがやってくれてたんですか?」リカ「なんで言ってくれなかったの、ユキ!」ミサヲ「全部わたしが悪いんです! 本当にごめんなさい。台本を渡す自信がなかった、本当に。そもそも台本じたいを書くつもりも沸かないぐらい私、折れてたわ。去年HYPEやった時も直前でケガしちゃって。その時の私が全然書き上げてみんなに渡せる自信があったのに。欠場中から中島さんとベルトを獲りたいと思ってて、そのために戻ってきて、ようやくベルトも獲れて、HYPE!も筋は思いついていたんです。だけどいろんなアクシデントが重なって。私も腕をケガして使えないし。そもそもHYPE!はみんなのポテンシャルをもっともっと知ってもらいたくて始めたのに、HYPE!を進めるためには私が選手として信用されないと、私も自信をもって台本を出せないし。だけど、チャンピオンなのにしょうもないケガを直前でして欠場になって。その状態でみんなから信用してもらえるかなって勝手に思いつめちゃって。だから書けた状態の台本に自信がなくて。そもそも私がこんなことやらなくてもみんな試合やってくれれば十分魅力が伝わるとわかっていたから、いっそのこと私が戻らずにすべて放棄して消えちゃおうかなと思っていたの。実際消えたけど気になって今日来てリハとかゲネをこっそり見たけど、こんな短い時間の中、選手もスタッフもすごい才能あふれさせてくれて、私の脚本を百倍、二百倍、1億倍につく上げてくれたから、ユキだけにつらい思いをさせて、いられないかもって今のタイミング、遅すぎるけどみんなに謝りたくてきた。本当にごめんね。でもありがとう」ユキ「ミサヲさん。ミサヲさんはHYPE!やるって今回決めたことを後悔したと思う。何なら今も後悔しているかもしれない。でもこれは私の後悔の話なんですけど、お姉ちゃんと父親が子供時に市民ミュージカルみたいなのをやってて。それ見るのはすっごい大好きで、同年代の友達とかもいたからユキもやればって言われたんですけど、すっごくやりたかったけど自信がなくてやらなかったんですよ。それずっと後悔していたから。今回正直、本当に断れない状況で主役って言われたけど、断れない状況だったから、私はやれました。ミサヲさん、そんな機会をくれて、HYPE!の台本を書いてくれて、ありがとうございました。あとこれは個人的な話なんですけど、私、3年前にタッグパートナーだった姉の天満のどかが卒業して。私の中で夢とか憧れとかヒーローとか全部ひっくるめて大きな存在だったから、ずっといなくなってから抜け出せない迷路にいるみたいに何かが足りないなとか一人ぼっちだなとか、ずっと苦しかったんです。でも、難波の卒業とかいろいろあって、ようやく気付けた。たとえのどかがいなくても周りにはたくさん人がいるから、一人ぼっちじゃないってわかっていたんだけど勝手に私が周りを見ないように避けてて。でも、それを見させてくれるのは気づかせてくれるのは東京女子のリングだからです。この温かくて高めあえる東京女子のリングは、私の世界を広げてくれる大事な場所です。そして、会場にいる最高のお客さんたちの前で闘うのが大好きです。私は今も大切に愛野ユキは生きます。今私、メチャクチャ熱い気持ちです。でももっともっと熱くなりたい、闘いたいから、ミサヲさん。ミサヲさんはさっきも選手としての信用とか言うけど、選手としてもHYPE!を作る人としても信用メチャメチャあるんです! だから私と闘ってください」ミサヲ「断れるわけないじゃん。ユキ、ごめんね。ありがとう。あとは試合で。よろしくお願いします」「お願いします」
  • メインイベント 15分1本勝負

  • スペシャルシングルマッチ

    時間切れ引き分け

  • オープニングVが再度流れてミサヲとユキの一騎打ちへ。ミサヲがいつものように「マイクください!」。「復帰後のシングル初なんですけど絶対に負けられないし心の底から熱くなりたいと思います。ユキ、改めてよろしく」と右手を差し出すも握り返そうとするユキにトーキック。ここで開始のゴング。ユキをコーナーで踏みつけ「お待たせしました! これがハイパーミサヲのやり方だ!」。ユキはハイパーゴッサムクラッシュをかわしてリバースショルダー。さらに「台本遅いんだよ!」とコーナーに振ると出演陣が不満やら思いのたけをぶつけていく。リカは「次からはNGじゃ!」とビンタ。ユキのセントーンはカウント2。ミサヲはスプレー攻撃からアームブリーカー。変形のアームバーからさらに腕にギロチンドロップ。このカバーはカウント2。ユキはジャンピングショルダー。5分経過、ユキがここからショルダーアタックを連発してセントーン。ダイビングショルダーはカウント2。リバーススプラッシュ式セントーンはミサヲが防いでニーアタック。セカンドロープに引っかかるユキにミサヲはエプロンからもヒザを発射する。スワンダイブを狙うもユキが防いでエプロンのミサヲにリング内からブルドッキング・ヘッドロック。ユキはここでフルネルソン。抜け出すミサヲはユキをセカンドロープに引っ掛けてのハイパミ・リターンズ。ダブルダウンから立ち上がる両者。「ミサヲさん!」「ユキ!」と叫びながらのエルボーの打ち合い。走り込むユキにミサヲはカウンターのブサイクへのヒザ蹴り。10分経過、ハイパミリターンズはユキが察知してサイドスープレックス。再度狙うもミサヲが踏ん張るとユキがショルダーアタック。ユキのヴィーナスDDT狙いをかわしたミサヲが串刺しニーからチキンウイング・フェースロック。かわしたユキが愛と炎のフルネルソン。ミサヲが丸め込むもカウント2。ミサヲがチキンウイング・フェースロック。耐えるユキ。残り3分。ミサヲがハイパミリターンズを決めるもカバーはニアロープで解かれる。アイアムアヒーロー狙いはユキがエルボーで落とし、エプロンのミサヲをぶっこ抜きサイド・スープレックス。ミサヲが丸め込み連発も決まらない。ユキがショルダーアタックからカバーもカウント2。ユキのUBV、ミサヲのヴァニタスも互いにブロック。ユキがヴィーナスDDTを決めるがカバーが遅れてカウント2。最後まで勝負は決まらずフルタイムのゴングが鳴った。ミサヲとユキは握手から抱擁をかわす。
  • エンディング

  • 試合後、ミサヲがマイクを取る。「ユキ、メチャメチャ熱かったよ! ありがとう! 勝ちたかったけどこんなに思いを重ねたからかわからんけど、こんな精神状態悪い中でするシングルは初めてだから。今日なんか冷え切っていたと思っていた心がユキと闘ったことによって、っていうかずっと燃えていたかもしれないわ。みんなのこと大事で信用してて。だからこそみんなに信用してもらいたかったし、みんなことをもっともっと、そのままの良さを見せたかったから、わけわからないことになって失踪とかしちゃったけど、もしかしたら最初からみんなことを信用していたかもしれないと痛いくらい今日のHYPE!で、最初の部分もそうだし、この試合でもすごくわかった。それにユキが私にシングルしたいって。いつも無茶ぶりする側の私がユキに無茶ぶりされて。なんかユキっていつも周りのことを見てて、周りを穏やかに収めようとかそういうどんな世代の人もつなげるいいところを持ってて。だからこそ、自分自身の熱い気持ちを優先せず、そういうところがあるのかなって私が勝手に思っていた。だからユキに主役をやってほしかった。こんなことになると思わなかったけどユキに初めて『シングルして』ってワガママぶつけてもらえたってすっごい嬉しかった。ありがとう」ユキ「ミサヲさんはいつも自分のことを下げたようなことばかり言うからさ! 書けないとか面白くないとか! そんなこと言わないでよ! こっちはミサヲさんがつくり出すものがメッチャ面白いと思っているのに! ミサヲさんのことをみんな大好きなのに! そんなこと言われると悲しいからもう言わないで! 今日みんなでできて本当に楽しかった。ありがとうございます」ミサヲ「どうしよう…。中島さんだ(と中島にマイクパス)」中島「今回はですね、ホントにミサヲが1人で抱え込んで、悩みすぎて沼にはまっていくという…。1人で頑張るのはいいところなですけど、悪いところでもあるので。そこがめちゃくちゃ出た『HYPE!』になったんじゃないかと。悩みすぎないでください。信頼してます、ホントです。なので今回も楽しかったです、本当です。いや私が(マイクを)持ってるの変でしょ(笑)。(『中島ー!』の声援に)ありがとうございます。じゃあバトンタッチです(と真弥にマイクパス)」真弥「えー、もう言うことないんだもん、だって!」リカ「この試合を見た後に何も言うことがない!?」真弥「そう意味じゃなくて! みなさんが愛を伝えたから、急に私が出てきて、そんなこんな…。でもホントにミサヲさんのこと、みんな大好きなんだから。それは認めてよね、受け取ってよね。よろしくね!(マイクを)返します」ミサヲ「じゃあみなさん、こんな…なんか、ごめんなさい。締めます! この過去2回、しっくりきてない締めなんですが、やってるうちによくなっていくことでしょう。(説明してから)みんなホントにありがとうございました! I get HYPE! We get HYPE!」

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