3日、神奈川・横浜ラジアントホールにて「横浜初進撃!~強気で行こうぜ!~」がおこなわれた。中島翔子&坂崎ユカの“闘うコメディアンズ”による注意事項などの説明の後、選手入場式へ。この日のMCを担当するなちゅが選手を呼び込むと、赤井沙希を除く出場選手がリングへ。選手を代表してのの子がマイク。「最近は千葉だったり埼玉だったり、基本は王子でやっているんですけど、今日は横浜まで来ていただいてありがとうございます。私の試合のあとに休憩がありますので、いろいろなご心配はなく」。
第1試合はえーりんvsミウラアカネのシングルマッチ。えーりんがドロップキックから早くも焼餃子固め。さらにえーりんコールを要求してネックブリーカーを決める。ミウラはコーナースプラッシュでやり返すと側転エルボーへ。さらにショルダーアタックで吹っ飛ばしてからカナディアン・バックブリーカーで捕獲する。これを堪えたえーりんは一瞬の隙を突いて横入り式エビ固めで丸め込むもカウント2。コーナーに登ったえーりんを蘇生したミウラが投げていき、カナディアンバスターからバン・キュッ・パン(変形鎌固め)でギブアップを奪った。
第2試合は木場千景vs坂崎ユカのシングルマッチ。ハロウィンの格好で入場した坂崎だがレフェリーチェックの際にカボチャのバックを取られてしまう。坂崎は「アレがないと!」と試合開始のゴングが鳴ったあと、本部席へバックを取り返しにいこうととするが、木場が押さえつけて阻止。そのままアンクルホールドを決めるがロープに逃げられる。続く腕十字を何とか逃れた坂崎はすかさず本部席にダッシュしてカボチャのバックを奪還。すると中からお菓子を取り出し、木場に「欲しいんでしょ?」と詰め寄る。「いらないよ!」と拒否する木場にロケットランチャーを放った坂崎はフェースバスターからダイヤル固めへ。さらにスワンダイブから着地してのロケットランチャー。かわした木場はエビ固めで丸め込むが、坂崎も回転足折り固めで切り返す。カウント2でクリアされると坂崎はマットの上にお菓子をばら撒いて、その上へのボディースラムを狙う。これを踏ん張った木場が逆にブレーンバスターで投げていった。スリーパーで捕獲された坂崎はお菓子を拾って食べてパワー回復。背後の木場をコーナーで潰して脱出。木場に攻撃されてもユカアップから「YOU!」。坂崎がそこから襲いかかろうとするが、木場は横入り式エビ固めで丸め込んで勝利。敗れた坂崎はお菓子を木場に投げつけるが、木場も投げ返したあと、すべてを拾ってきちんと持ち帰った。
第3試合はのの子vs清水愛のシングルマッチ。清水に対してのの子は自慢のKカップを叩いて「乳だまし!」。すると清水は「私はのの子さんとプロレスがしたいんです!」と訴える。のの子は「プロレスしてるじゃないですか~。もしかして嫉妬……」と言い出したところで清水は「違うわ~!」とトーキック。サーフボードストレッチから「回します!」とジャイアントスイングを狙う清水だがのの子を持ち上げることができます。ならば「投げます!」とブレーンバスターを試みたがあげられない。するとのの子は手ブラツイストで反撃。さらに清水のツインテールを掴んで、その髪の毛で自分の胸を隠して「サンタフェ!」。1991年ギャグに観客が呆気の取られたところでサソイ固めからサソリ固めへ。清水がロープに逃れると、マイクを持ったのの子は「清水愛さん、あなたの本業は声優さんですよね? それも今日でおしまいになります。なぜならあなたのノドを潰します!」と宣言して昇天へ。落ちる寸前で脱出した清水はコーナーに登る。これを引きずり降ろしたのの子はボインメーカーポーズからボインメーカー。続いてパイフライフローを投下する。これを回避した清水はダイビング・ボディーアタック。さらにトリープフリューゲルを決めたが、のの子はKズプレスでやり返し、馬乗りでの昇天。これでグッタリした清水に「弾んできたぜ~」とオパイェを発射して勝利した。
セミファイナルは赤井沙希vs中島翔子のシングルマッチ。赤井以上に多くの紙テープが飛んだ中島から握手を求めていくと、赤井は上から目線の態度で応じる。試合開始のゴングが鳴ると、赤井は手をあげて高い位置でのフィンガーロックを要求。ジャンプしても届かない中島は足を踏んづけると、赤井の髪の毛を掴んで捻り上げる。赤井の怒りの串刺しビッグブーツをかわすと、赤井の長い脚をロープに絡ませて低空ドロップキック。キャメルクラッチからの鼻フックは木曽大介レフェリーが反則だと注意する。「反則じゃないよ! 厳しいよ!」とレフェリーに抗議する中島だが、そこに背後から赤井が近づきキックで反撃。ロープに絡ませ中島を踏みつけた赤井はサッカーボールキック。中島も背後に回り込んでロープに押し込んでから四つん這いになり、赤井が躓いて倒れたところを丸め込むが、カウント2。これが赤井攻略のために練ってきた作戦だったらしく「やっぱりダメだった」と嘆いた中島だが、串刺し攻撃をかわしてヘッドシザースへ。しかし赤井は強烈なミドルキックでやり返す。中島もエルボーを打っていくとライダーキックでどうにか赤井を倒した。中島はノーザンライト・スープレックスを狙うが、赤井に踏ん張られるとバックに回ってロープへ押し込み、再び横入り式エビ固めへ。同じ手を食うわけにはいかない赤井は回避すると中島の胸板に強烈なローキック。さらにサッキーカッターで叩きつけ、立ち上がろうとする中島の顔面を蹴り込んで勝利した。試合後、赤井は中島を抱きしめてから腕をあげて健闘を称えたが、中島は悔しさで顔をクシャクシャにした。
【試合後のコメント】
中島 いや~、男みたいでした(苦笑)。闘ったことのない男の選手みたいな……大きさと重さ、硬さがあって、さすがですね。大きいところで男の人も混ざってプロレスやっているだけのことはありました。
――ロープに押し込んで転んだところを押さえ込む作戦だったようですが。
中島 ちょっと足元に隙があるのではないかと。背が高い分、足元が見落とすかなと思ってやってみたいんですけどダメでしたね。
――想像していたより強かった?
中島 そうですね。細長いからそれだったら私のほうが小回りは利くし、たぶん太さも私のほうが太いと思うし、敵うかなと思ったんですけどね。壁は大きかったです。
――硬さというのは?
中島 蹴りの鋭さですかね。重くてどっしりくる……後楽園ホールで男の人の蹴りを見て、ゾクッとするようなあの痛みが直接自分のところに来た感じです。
――普段、赤井選手とは交流もあるようですが、実際にリング上で対戦すると……
中島 アハハハ。楽しみにしていたんですけどね。仲いいですし、自分たちどっちが上なんだろうって試したかったんですけど、日が近くになるにつれ私のほうも緊張してたんで。今日はすごく緊張しました。
――赤井選手は「殻を打ち破って素の部分を引き出す」みたいに言っていましたが。
中島 う~ん、私はたぶん普段あまり殻を被っているとも思ってないんで。これが私なので、自分でやるだけですね(苦笑)。引き出してもらったかと言えば……ちょっとはムキになったけど(苦笑)。
――少しだけ出た?
中島 悔しいですけど、そういうことですね(苦笑)。
赤井 東京女子に私が呼ばれたってことは、東京女子にいつもと違う刺激を求められているんだなってことで。プロレスのマネージメントは高木社長にお願いしているので、そういう刺激を東京女子の子たちに味合わせてほしいんだろうなって思って、いつもとは空気を変えて化学反応っていうんですか? そういうのを起こしてやれたのかなって。でも自分の中でのイメージは蹴りのお師匠様がいるので、師匠をイメージしてバチーンってやったりしたんですけど、やっぱり終わったあとツーンってしたかったんですけど、母性が出ちゃって(苦笑)。試合終わったあと、抱きしめちゃいましたね。何か母性が止まらなかったです(笑)。
――非情になり切れなかった?
赤井 でも3カウントでゴングが鳴ったら母性が出ちゃいましたね。
――試合前は中島の素の部分を引き出すと言っていたのに、試合後に自分の素が出た?
赤井 ホンマや(笑)。そうですね、確かに。殻を破ってやるぜとか言ってたけど、確かに私、こんな母性あったんやって(笑)。前、ユカ坂崎とやったときも私より小っちゃいんで、母性が出ちゃいましたね。仲いいことはすごいいいことだとは思うんですよ。だけど仲良しこよしのサークルじゃないから。みんなの目標は勝つことじゃないですか! だからそこにちゃんと向かって、そこを目標に走っていってほしいなって。試合を楽しんだりするのは大事だと思うんですけど、今、みんなどう思っているんだろうって気になりますね。東京女子のみんなが現状を(どう思っているのか)。団体を大きくしたいと思っているのか、自分がただ目立ちたいと思っているのか。団体をもっと大きくしたいんだったら、やっぱりちょっと気にするところがあるんじゃない? 私はまだプロレスを1年ちょいやからアレやけど、一応人前に立つ者としての美意識はほかの人よりあるつもりなので、何か生で見てよかったっていうお得感を感じてもらうためにはどうしたらいいのか……まあ私も全然ですけど、影響を与えられたらいいなと思ったんですけど。
――最後の蹴りは新技ですか?
赤井 顔面矯正ですよ。アレで歪みが治るんで。頭蓋骨矯正ってすごい痛いんですよ。それをボーンって。あれで全部身体の歪みが治ります。私と試合した人はみんな綺麗になる。でも今日はちょっとワルっぽかったでしょ? そういう中途半端な意識を変えてほしいなって思って。デビューとかは同じくらいだけど、年齢的にとか芸歴とかはお姉ちゃんなので、ちょっとみんな目を覚まさないと! 現状に満足してちゃダメよ! 大社長がいろんなチャンスを与えてくれて。また来るしいいやとは思っていないかもしれないけど、前回を超える何かとか。みんな同期なりにちょっとずつ良くなっているとは思うんですけど……。
――今日はすごく紙テープが飛んでましたね。
赤井 そう、ビックリした! 私がアウェーだから前回は(紙テープが)一本も飛ばへん。いいもんって。このみんなが応援している東京女子を私がぶっ潰してやるわって感じに変えたんですよ。でも今日、めっちゃ飛んで。自分がフォークのスパゲティになった感じで嬉しかった~。バッチバチに入れてやろうって考えてたけど、あの紙テープの量はニヤけましたね。
――今度は東京女子を差し置いて一番飛ぶような……。
赤井 確かに! そうですね。やっぱり私が呼ばれたときは何かが起きるって思われるような選手になりたいですね。特別感が欲しいですね。
メインイベントは山下実優vsKANNAのシングルマッチ。握手を交わしてから、まずはKANNAがハンマーロック。グラウンドに移行してバックの取り合いになるが、互いに譲らない。KANNAは山下の脚を取って倒すとレッグロックへ。そこから弓矢固めに移行。ロープに逃れた山下はカウンターのミドルキック。そこからキャメルクラッチ、さらに串刺しミドルキックと攻め込む。KANNAの串刺し攻撃を回避した山下は背後からカカト落とし。さらにタフス・ローリング・フックからシュミット式バックブリーカーで叩きつけると、ミドルキック、ブラジリアンキック、そしてクラッシュラビットヒートへ。これをブロックしたKANNAは至近距離から大家さんを放つ。さらにロープに飛んで渾身の大家さんを見舞ったがカウント2。KANNAがエルボーを打ち込むと山下もエルボーで応戦。やや棒立ちになったKANNAへ山下は掌底からミドルキック。KANNAも気合いの雄叫びをあげながらカウント2でクリアするが、山下は容赦なくハイキックをブチ込むと、立ち上がろうとしたKANNAにクラッシュ・ラビットヒートを決めて勝利した。
試合後、山下は勝利のジンギスカンダンス。一方、KANNAは涙を流しながら引き揚げようとする。山下は感極まった様子で「KANNA、ありがとう。会見で何をしたいのか、何を考えているかわからないとか言ったけど、今日は本当に痛くて、正直強くなっているって思いました。KANNAは同じ初期メンだし、それじゃなくても仲間だから。これからも東京女子がもっともっと大きくなってたくさんの人に愛されるように頑張っていこう。本当にありがとう」と呼びかけた。KANNAが退場すると山下は「今年夏になったプリンセスカップ、準決勝で敗れて優勝できませんでした。またイチからやり直そうって決めて、今日メインで勝てて嬉しいです。でも私は一番がいいというか、エースがいいので、今日勝てたからって堂々とエースって言えないと思います。また東京女子のエースとして引っ張っていけるように、このリングの真ん中にずっと立ち続けられる人になれるように頑張ります。東京女子は私が引っ張っていきます!」と宣言する。すると「あらあらあらあら、何か言っておりますが、私も言いたいことがございます」とのの子がリングイン。「山下さん、今日はおめでとうございます。でもあなたは元エース。自分でも言っていた通り、あなたは準優勝でもなく、私は東京女子プロレス・プリンセスカップで1位を取ったので、私がエースでございます。ね、元エースさん」と挑発する。さらにミウラを呼び込むと「このアカネちゃんも肩のケガが治って復帰しまして、私たちバスト・デラックスがいよいよ本格始動することになりました」とアナウンス。ミウラも「元エースの山下さんを踏み台にできる」と呼応するとのの子は「次の試合、私たちと闘いませんか?」と提案。「闘います」と即答する山下だが、のの子からいつも楽屋に一人でいること、弁当もトイレで食べているのでパートナーがいないと言われてしまった。そこへえーりんが駆けつけ、マイクを奪い取ると「私が一緒に闘います。私が山下さんの力を借りてミウラアカネを倒す」と山下のパートナーに立候補。山下も「ありがとう。よろしく」と快諾そした。のの子は「まあせいぜい負けたときの言葉でも考えておいてくださーい! アハハハハ! いきましょう、アカネちゃん」と高笑いして退場した。本部席の甲田哲也代表は11・22王子大会でのの子&ミウラvs山下&えーりんのタッグマッチをアナウンス。山下は「次回の王子大会、えーりんと一緒に力を合わせてマツコ・デラックス? あ、バスト・デラックスたちに絶対に勝ちましょう! そして2人でリングの真ん中に立ちましょう!」と誓う。さらにバスト・デラックス以外の出場選手がリングに上がると山下は「今日は横浜大会、大きな会場ですることができて本当によかったです。ありがとうございます。でもまだまだ始まったばかりだし、もっともっと大きな会場で、もっともっとたくさんの人に見ていただけるようにみんなで頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします。今日はどうもありがとうございました!」と締めくくった。
【試合後のコメント】
KANNA 何か攻撃が効かなくて、途中からくじけちゃいそうになりました。やっぱり認めたくないけど、強いなってなりました(涙)。この人に敵わないのかなって。そういう強さ……強かったです。やっぱり山下はすごいなって思って……。とにかくそれしか言えないですね。
――山下選手から「KANNAは強くなった」という言葉もありましたが、いずれは絶対に倒したい相手?
KANNA そうですね。山下を倒さないと、自分は先に進めないです。
――最初脚攻めだったと思うんですが、途中から変えたのは効かなかったから?
KANNA 効かなかったですね。甘く見ていた部分がたぶんあったんだと思います。途中からエルボーしか出せなくて。最後はもうどうすればこの人は倒せるんだろうって迷っちゃって。その間に負けてしまいましたね。
――またチャンスがあれば闘いたいですか?
KANNA 近いうちでも先でも、また必ず再戦したいと思います。
山下 リング上でも言ったんですけど、夏にあった新木場のトーナメント準決勝で負けて優勝できなくて、そこからまたイチからやり直しっていう意味でやってきたんですけど、今日メインをさせていただいて、一緒の時期に入ったKANNAとまたこうして(試合が)できて、みなさんには成長した2人を見せるっていうのと、記者会見でも言ったようにKANNAがまだやっぱり静かなところがあったので、そこを目覚めさせるじゃないですけど、闘いながらお互い打ち合って、やり合って闘いたいなと思ったので、それができて、また勝てて本当に嬉しかったです。
――試合後、「またエースを目指す」と言っていたところに現エースののの子選手が現れたわけですが、今ののの子選手はどうですか?
山下 やっぱりエースだと思います。でも私は諦めていないので。のの子さんを倒してからエースって言えるっていうのはまた違うのかもしれないですけど、私の中でのの子さんに負けてるって部分で少し止まっている部分があるので、その前にタッグで闘って勝って、のの子さんと闘えるようにっていうのもあるし、えーりんも出てきてくれたので、えーりんと力を合わせてあの2人を倒せるように頑張ります。
――えーりん選手は山下選手のパートナーに立候補したわけですが、その一番の理由は?
えーりん ミウラアカネがリングに立ったことです。私が出なきゃって思いました。
――今日もミウラ選手との対戦でしたが、キャリアが近いのもあってやはり意識する存在?
えーりん 意識しますね。デビュー戦の相手を私が務めているんですけど、デビュー戦で私が負けていまして。それが本当に悔しいので、今日は本当に勝つ気でいったのにシングルで負けてしまったので。ミウラアカネが初めて負ける相手はえーりんだと思います。
――今日からこのコスチュームですか?
山下 はい。初めて新コスチュームを披露させていただきました。
――何かコンセプトがあったり、思い入れみたいなものは……。
山下 思い入れはないんですけど(苦笑)、アイドルっぽいコスチュームっていう、そのかわいさを忘れたくないので、ピンクとかキラキラとかレースとか、そういう女の子らしい私の好きなものを全部取り入れてくれた形になりますので。コスチュームに関しては結構こだわりというか、納得いくまで試行錯誤していくかもしれないです、これから。
――楽屋でいつも一人でいるみたいなことを言われてましたけど、それは?
山下 そんなことないと思うんですけどね。
えーりん 私たちよく話しますし。
山下 どちらかと言うとのの子さんのほうが一人のような気がするんですけど……(笑)。悪口とかじゃないんですけど、あっちが言うなら……。どちらかと言うと、あちらさんのほうが一人でいるイメージが強いかなって。ご飯も一人で食べているイメージですから。
――トイレでご飯を食べるタイプと言われてましたが。
山下 ほかにどんなタイプがあるのかよく分からないですけど、私はお手洗いでお弁当は食べないですね。
――リング上で否定はとくにしなかった……。
山下 何かしゃべるとまた何か重ね重ねでことが大きくなるかなと思って。まあ自分のこと言っているんだろうなって。正直、かわいそうな人だなって思いながら。悲しい人ですね。
――タッグチーム名みたいなものは考えているんですか?
えーりん アハハハハ。あれは言わないほうがいいと思う。すぐ広まっちゃうから(笑)。
山下 これから考えていけたらなって思っています。かわいい名前がいいよね。
えーりん 2人ともカワイイもの好きだし。
――餃子は絡めたりするんですか?
えーりん え~、私たちかわいいもの好きなので。
山下 でも餃子、かわいいじゃん。
えーりん 餃子ちゃんとかにします?
山下 それえーりんだけじゃん! 餃子入れたい? 餃子って英語か韓国語でガウチって言うんですよ。
――英語と韓国語どっちなんですか?
山下 調べてください(苦笑)。餃子に絡めてガウチキックとか。たぶん韓国のハングル系だと思うんですけどね。ユニット名の前に、もう王子が近いんで。ああいうふうに言われたので、言わせておけないと言うか。えーりんはえーりんで今日アカネちゃんに負けてますし、私はのの子さんに負けて、自分の中で時が止まっているので、タッグで力を合わせて勝って、またお互いに1対1で闘えるように頑張るしかないと思います。
――のの子選手は清水愛選手とシングルでした。
のの子 そうですね~、清水愛選手は真っ直ぐと正面から立ち向かってくるイメージだったんですけど、まあ突っ込んできても私の胸に怯んだり……そうですね。やっぱりみんな私のセクシーな部分と言いますか、羨ましがっているのかなって思ったんで。髪も長いので、自分もいつもよりよりセクシーな部分が出しちゃったのかなって思ってますけど、無事勝てたので万々歳です!
――ミウラ選手は戸田で復帰して、今日が2戦目でしたが、ケガの具合とかも含めてどうですか?
ミウラ この状況ですっげぇ話しづらいんですけど、まあとりあえず1日は2ヵ月ぶりの試合だったので。そこで坂崎さんからタップ奪って、それで勢いづいて今日もえーりんからギブアップが取れて、まあ嬉しかったですね。肩のほうもだいぶ良くなっのでのの子さんとバンバン組んで色んな人倒していけたらいいなって思います。
――早速、山下&えーりんとの対戦が決定しました。
のの子 そうですね。山下さんが最後のときに、プリンセスカップでは決勝で負けたけどみたいなことを言ってましたけど、準決勝で負けていますから。それなのにエースになりたいですみたいなこと言っていたんで、それは違うんじゃないかなって思って、つい言っちゃった感じはあるんですけども。でもやっと、本当はもっと早く試合出来るはずだったんですけど、アカネちゃんの肩も良くなったことだし、バスト・デラックスが始動できるなって思っています。よりデラックスな部分を見せたいと思います。
――ユニット名はどういう意味合いがあるのでしょうか?
のの子 これは東京女子プロレスのニコ生で、視聴者の方に聞いてみて結構いいのが出て、最後、6候補くらいまで絞ったんですけど、アンケートで1位に輝いたものなので。強そうだし、私はとても気に入っています。
週刊プロレス・加藤朝太記者 ちなみにおいくら? おいくらっていうか、サイズ的には何になるんでしょうか?
ミウラ おいくら?(笑) サイズ的には……って、それ私に聞きます?
加藤記者 こちら(のの子)はK(カップ)で、じゃあこちらは?
ミウラ いや~……。
のの子 これから育てていくんですよぉ。私が一番ねパワーも胸も成長すると見込んでおりますから。まあ一番、次のK-1グランプリにも出場できるように育てますから。毎日、私が一生懸命練習して支えて、上げて、頑張りますので。育成はすべてやっていこうと思っています。
ミウラ まあ、サイズは18(歳)になってから公表します。
のの子 そうですよ、未成年に何を言わせるんですか!
ミウラ 捕まりますよ(笑)。
のの子 こういうのがねえ、やっぱり男性の社会っていうか。
ミウラ 質問がおかしいですよ、加藤さん!
加藤記者 ちなみにどんなデラックスな連係プレーを考えているんでしょうか?
ミウラ すっげー話、ズラした!(笑)
のの子 気も合いますし~、パワーに関しても威力に関しては私がズバ抜けていると思うので、その辺を楽しみにしていただければなと思います。
加藤記者 まだ完成していないと。
のの子 まあたくさんあるんですけど……やっぱりね、今情報を漏らしてしまうと…。
加藤記者 王子で初披露?
のの子 もちろん!