12日、東京・王子Basement MON☆STARにて「BATTLE MISSION 2016 Code.5」がおこなわれた。オープニングの選手入場式ではMCリングアナの桃知みなみから1・4後楽園のキャンディス・レライ、ローラ・ジェームスの参戦がアナウンスされ、さらに伊藤麻希が呼び込まれ、同じく後楽園での才木玲佳とのシングルマッチも発表された。才木「筋肉担当! 元気・やる気・才木玲佳です! 1月4日、伊藤さんとのシングルマッチが発表されましたけど、伊藤さんも九州でアイドル活動されていると。私も普段はCheer1でアイドル活動をしているんです。だからアイドル・れいたん。プロレス・才木玲佳として負けられないと思います!」伊藤「元気・やる気・伊藤麻希です! 伊藤のほうが韻踏んでます! 伊藤も九州でアイドルを約5年やっているんですね! なので玲佳ちゃんよりも全然アイドル力あります! 最近、ムキカワ? ムキムキカワイイでいろんなメディアに出てるみたいだけど、そんなもんで芸能界生き残れると思っちゃダメよ! 次くるのはデカカワ! 伊藤のほうが顔がデカくてカワイイ! デカカワ! 絶対、伊藤のほうがデカカワ! 絶対負けないからね!」選手を代表して才木が挨拶せんとしたところであずさがマイクを奪って婚活のススメ。才木は「アイドルだから恋愛禁止」と拒否して「アラサー婚勝軍をケッチョンケッチョンに倒したいと思います!」と誓った。
第1試合は山下実優vsのどかおねえさんのシングルマッチ。おねえさんは安定のピンポンパン体操。おねえさんがヘッドロックからショルダーアタック。カウント2で返されるやスリーパーで絞っていく。山下もスナップメイヤーからのローキックで反撃。フェースロック、キャメルクラッチで苦しめる。なんとか逆転に出たいおねえさんはエルボーのラリーに持ち込んで向かっていくが、バックブリーカーで切り返されてしまう。タフス・ローリング・フックはロープに逃げたおねえさんは山下のヒザにエルボーで応戦。ソバットからミドルキックで動きが止まるが、カバーはカウント2でクリア。エルボーをかわしてショルダーアタックで山下を倒すとボディースラム連発からスリーパー。さらにマッケンローからクロスボディーまで繰り出す。しかしカミカゼを極められないと山下がコブラクラッチ投げから変形コブラクラッチでギブアップを奪った。
第2試合は滝川あずさ&のの子vs才木玲佳&ハイパーミサヲのタッグマッチ。あずさは憤るハイパミに「異性にモテないからってヒーローごっこしてごまかしている」と悪口。婚勝軍は初めての共同作業として「ケーキ入刀」とダブルのエルボー。のの子が才木にオパイェ、ボインメーカー、パイフライフローを畳みかけたが、才木が寸前で回避。替わったあずさがコードブレイカー、Xファクター、スーパーキックと決めたが、これはハイパミがカット。のの子がハイパミを羽交い絞めにしてあずさがゼクシィ殴打。続いて才木にも殴りかかったが、かわされてのの子にクリーンヒット。最後はあずさが才木のブレーンバスターでぶん投げられてフォール負け。
【試合後のコメント】
――婚勝軍と対戦して。
才木 絶対に負けるとは思ってなかったですね。入場から変なのつけてる、あんなチームには負けません。たぶんもう解散ですかね。
――本人たちは一言も解散とは言ってないが。
才木 でも組んで初戦ですよ? 出鼻くじかれたじゃないですか。解散しかないと思います。
――1・4後楽園での伊藤麻希戦が決定しましたが。
才木 若さと勢いはあるなって感じたんですよ。私がムキカワだから、デカカワって言っていたんですけど、私だってムキデカカワですからね。筋肉がデカい。アイドルとしてもプロレスラーとしても負けません。
あずさ 結果は残念でしたけど、私たちは婚勝軍を起ち上げてからパワーアップしているものがあると思います。女性としてもプロレスラーとしても魅力がグッと増していると思います。
のの子 今日は作戦がうまくいかなかって言うか、あずさ、ゼクシィはすごく重いね。人生の重みを頭で受けた感じ。でもそれを乗り越えて幸せになりたいから。
あずさ のの子さんがこの重みを今日感じたということで、次はもっと美しくなってるってことですよね。
のの子 そう。
あずさ のの子さんがこれ以上、美しくなったら恐ろしいですね。
のの子 ありがとう。ゼクシィパワーってすごい威力があるかも。
――のの子選手が持っているのは?
のの子 これはOZマガジンです。
あずさ 今回のテーマは「2016年下半期、恋愛と結婚。運命の出会い、行動のこつ」ということで、今の私たちにピッタリだなと思って。
のの子 これを参照にして試合に挑んでおります。
――今後の活動は?
あずさ 私たち婚活というテーマで女性としての魅力、プロレスラーとしての魅力を世の男性方にお伝えしたいと思います。
のの子 試合を通してもそうですし、試合を通さなくてもDDTさんのほうでアマゾンで温泉のDVDが売れてるみたいなんで、もう一本作ったほうがいいと思うんですよ。
あずさ そうですよね。
のの子 だからTECさんとロケにいくのかなって思うんですよ。
あずさ いつにしますか? 週刊プロレスさんやサムライTVさんもご一緒に。
のの子 私たちのプロモーションビデオをぜひ皆さんの力を借りて作っていきたいと思います。
あずさ このあとスケジュール等の打ち合わせをお願いします。
――才木選手は負けたから解散だと。
2人 へぇ?
あずさ そんなわけないじゃない。これから婚活して結婚目指していく、始まってる状態ですから。
――勝敗は関係ない?
あずさ 勝っても負けても学ぶことがあって、強くなっていく。女性もそうですよね。恋愛の失敗や成功を積み重ねて女性は美しく強くなっていく。
のの子 失敗は成功のもとです!
あずさ そうですね!
第3試合はミル・クラウンvs黒音まほのシングルマッチ。まほはクラウンを連れまわして壁に殴打。リングに戻ると逆片エビを決めるがクラウンにロープエスケープされた。クラウンはコルバタでやり返すとドロップキック一閃。まほもスリーパーから噛みつき、ショルダーネックブリーカーも決めてみせたがカウント2。リバースのスイングネックブリーカーが不発になるとクラウンはミラクルメリーゴーラウンド(変形のフェースバスター)。最後はミルクラッチαで勝利した。
メインイベントは優宇&中島翔子vsミウラアカネ&辰巳リカのタッグマッチ。優宇がローンバトルを強いられるもミウラをコーナーに押し込んで中島とタッチ。しかし続く中島も捕まってしまう展開。中島はミウラのボディープレスを回避するとコーナーに登る。これは辰巳が阻止してミウラが落としていった。辰巳も足攻めで続く。中島はドロップキックで逆転すると、替わった優宇がダブルチョップやサイドバスターで盛り返す。辰巳もミサイルヒップでやり返してミウラとタッチ。ミウラはショルダーアタック連発。ミウラはボディープレス。これはカウント2。払い腰は踏ん張ったミウラがラリアット。優宇も払い腰でやり返す。ここで両者が各パートナーとタッチ。辰巳が中島にヒップアタック。中島もローリングネックブリーカー。最後は首固めで丸め込んで一気に3カウントを奪った。
試合後、中島がマイクと取ると「楽しいね。でもちょっと悔しいかもしれない。本当は自分で勝ちたかったけど、優宇がいないと勝てなかった。一緒にいて楽しくて、一緒に遊んでいると楽しくて、一緒に組んで楽しくて心強い…だけじゃないよね。8月に負けてから自分の中で一番引っ掛かっているのがあって、やっぱり私は優宇とライバルでいたい! 優宇に勝ちたい! そのベルトが欲しい! イッテンヨンでベルトに挑戦させてください!」と表明。するとミウラがマイクを奪って「何勝手に言ってんですか。言いたいことあるのは中島さんだけじゃない。私だってイッテンヨンで優宇のベルトに挑戦したい。今日久しぶりに優宇と闘ってわかったことがある。今の私はオマエに勝てる。だからイッテンヨン、後楽園ホールという大きい舞台でオマエのベルトに挑戦したい」とこちらも表明。すると山下がリングイン。「私もそのベルトに対する気持ちは中島にもアカネちゃんにも優宇にも負けない。私が一番、そのベルトが欲しい! 優宇、ベルトを返して。2人には悪いけどイッテンヨン後楽園でそのベルトに挑戦させてほしい」。すると優宇がマイクを取り「私は誰が来ても勝つだけなので。甲田さんが決めてください」。甲田代表は11・20王子大会での中島、ミウラ、山下の3WAYマッチ、その勝者が1・4後楽園で優宇のプリプリ王座挑戦を発表した。最後に中島がマイクを取って「旗揚げからいっぱいこの会場で興行をやってるんですよ。この会場で次どうなるか決まるなら、ここで全力を出し切って進化するだけです。だから皆さん、イッテンヨンまで私たちは燃えて燃えて燃えまくるだけです。それを皆さんに見届けてほしいです」と呼びかけると「良い子、強い子、ショーコ!」で締めくくった。
【試合後のコメント】
優宇 中島さんは言ってた通り、毎日一緒にいて楽しいわけではないです。今回挑戦したいと名乗りを上げてくれた3選手は、東京女子のトップ戦線で闘っている選手ですし。でも私のやることは決まっている。後楽園ホールだろうとどこだろうと、勝だけなので。誰がきても問題ありません。
――デビューの地でイッテンヨンで防衛戦が決まったことは?
優宇 イッテンヨンも必ず防衛すると自分で決めてたし。口に出して言ってたので、やっとちゃんと決まったかなと。今年の1月4日の後楽園はのどかおねえさんとシングルマッチだったんですけど、第1試合だったんですよ。正直言って、まだ間に合ってないお客さんもいて空席があったり、まばらな部分もあって。それでメインでセコンドについたら、「さっきよりお客さんいるな」と。それを私が満員のお客さんの前でメインなんだと。山下さんがベルトを巻いているのを遠くから見ていて、私もあのベルトを巻きたいと思っていて。それが実現するわけで感慨深いです。
中島 2人とも強いし、イッテンヨンで優宇とやりたいのは私だけじゃないと予想していたことで、今日の自分が真っ先にそこへ向かっていける試合をしていたら、とは思ったんですけど、そういう風にも闘えてなかったから。そこで白黒はっきりつけられるのは自分の頭の中でスッキリすることだし、今やらなきゃいけないかなって思ってます。
――自分が3カウント取ったところと、優宇選手の助けを感じた。
中島 感じました。一人じゃ勝てなかった。
――優宇選手に対する思いは自分が一番強い。
中島 そういう気がします。仲間とかタッグパートナーって東京女子プロレスにはいるんですけど、一番の親友って優宇さんのことは思ったんですよ。あまりご飯に誘ったりしないんですけど、優宇さんは割と誘って2人でいったりとか。そういうのはたぶん初めてだったから。でも劣っていると実感すると自分が嫌なヤツになるんですよ。だからずっと同じに並んでると思い込むようにしてたんですけど、8月の闘いはそうじゃなかったし…そんな感じです。
ミウラ 自分はベルトの挑戦の順番が回ってくると思っていたんですけど、チャンスを生かせなくて、順番が遅くなるんじゃないかと不安に思っていて。それをずっと考えてたら中島さんが挑戦表明して。だったら私もここしかないと思って挑戦して、あとから元チャンピオンの山下さんが入ってきて、3WAYで決めろと。正直、今は戸惑いしかなくて。自分たちがずっと旗揚げからやってきたこの場所で前チャンピオンの山下さんだったり、プリンセスカップで優勝した中島さんだったり、強さの象徴を守ってきた者たちと3WAYをするなんて思ってもなかったし。ここで勝つことができてベルトに挑戦できたら、自分の立場が一気に変わる。この3WAYをスタートにどんどん上にあがっていきたいと思います。もちろん勝ちます。
山下 今日のメインのあとにアカネちゃんと中島がベルトに対する、イッテンヨンで挑戦したい気持ちを聞いて、私も黙っていられないと思ってリングに上がって気持ちを伝えました。優宇に負けてベルトを獲られて悔しいという言葉では表せないぐらいの気持ちで。そのあとのいくつかの試合で優宇がベルトを巻いてる姿を見て、やり場のない気持ちや、自分が弱かったからベルトを獲られたのであって、それに対する怒りとかもあって。私にはベルトが必要だし、優宇と闘ってベルトを取り戻したい。そういう気持ちでやって、次回の王子の3WAYでベルトを獲り返せるチャンスをいただけたのは自分にとって大きなチャンス。優宇をぶっ倒してベルトを獲り返したいと思います。
――その前に3WAYに勝たなければいけない。
山下 中島は今日のメインを見てもスピードだったり、すごいなと思う部分もあるし。アカネちゃんは何度もシングルをやって勝ったり負けたりしている。その力の強さを身をもって感じている。しっかり気持ちを固めて、まずチャンスを掴み取りたいと思います。
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