前説
3人アプガプロレスのミニLIVEは音響トラブルを乗り越えて『アッパーキック!』
難波小百合リングアナの全編英語での前説から未詩、らく、志乃のアプガプロレスによるミニLIVEは『アッパーキック!』だったが、のっけから音が出ないという音響トラブルを独特なコミュニケーションで乗り切って改めて熱唱し「東京女子プロレス、スタート!」とオープニングコール。
第1試合 15分1本勝負
ロックアップからグラウンドへ。志乃のヘッドロックに上原がヘッドシザース。志乃が抜けてブレーク。志乃が腕を取ると上原も取り返す。上原のヘッドロックを志乃がドロップダウンでかわしてバックエルボー。コーナーで体勢を入れ替えた上原が串刺しエルボー、ボディースラムからのカバーはカウント2。もう1発ボディースラム、カウント2。3発目は着地した志乃がドロップキック。串刺しドロップキックからロープに走ってドロップキック。カウント2。スリーパーホールドは上原が投げて脱出してカウンターのドロップキック。側転エルボーからブレーンバスターの体勢。志乃が丸め込んでスイング・ネックブリーカードロップ。カウント2。再びスリーパーも上原が立ち上がってブレーンバスターで投げ捨てる。すかさずバナナピローを決めたが、志乃の足がロープへ届く。志乃が隙をついてスリーパーホールドを決めると素早く上原はロープに逃げる。最後は志乃のベリー・トゥ・ベリーを堪えた上原がバナナピローで切り返すと、たまらず志乃がタップ。
第2試合 15分1本勝負
カプリはコーナー最上段で開脚してアピール。握手してゴング。ロックアップからカプリのヘッドロックに有栖もヘッドロック。グランドへ移行してカプリが開脚しながらのカバーはカウント2。手4つからテイクダウンしたカプリが手を離さずカバーを連発。カウント2。さらにハイキックを決めたが、カウント2。コーナーに押し込んだカプリがXファクター。カウント2。ヘッドバットはカウント1でキックアウトした有栖がロープワークからドロップキックを放って反撃。サードロープに押しつけてボディーシザースからフライング・ボディープレス。キャメルクラッチは不発となって、カプリのキックから開脚レッグドロップを浴びる。しかし、ロープを反動を使ったトルネードDDTを堪えた有栖はセカンドロープにくくりつけてギロチンドロップ投下。続くキャメルクラッチはカプリがロープエスケープ。水車落としは堪えてカプリがジャンピング・エルボーからコンプリートショットへ。カウント2。コーナーダイブのクロスボディーはカウント2。両者はエルボーのラリーからカプリのエルボーをブロックした有栖が水車落としで投げ捨てる。最後はスーパーキックから什の掟のフルコースでカプリを料理。
第3試合 15分1本勝負
上福がリングインしてポーズを決めているとぽむが背後から丸め込む。エプロンで挑発してビッグブーツをかわすと足に一撃。会場内に設置されているバンダイのガチャガチャ本体を持ち出して追ってきた上福に一撃。さらにガチャガチャを回して取り出すと、エアーウェポンのピッケルが出てくる。ぽむがそれを膨らまし始めると、上福もガチャガチャを回し始める。出てきたのはエアーウェポンの刀だったが、ぽむが強奪。自ら膨らまして凶器として攻撃するも、奪われてしまって上福とチャンバラに。制したぽむがドロップキック、ラフォーレ原宿からコーナーに登るが捕獲した上福がそのままブレーンバスターで投げ捨てる。カウント2。バックに回ったぽむに上福がサミングも、回転エビ固めで切り返す。続いてぽむのドロップキックから突進するが、上福はビッグブーツのカウンター。最後はドロップキックからフェイマサーを決めて3カウント奪取。試合後はぽむの顔面をグルグリして退場する。
第4試合 20分1本勝負
タッグマッチ
11分39秒
ロコモーション式ノーザンライト・スープレックス・ホールド
ミサヲがマイクを取ると英語でタッグ王者の享楽共鳴だと自己紹介し、テキサスのみんなが好きだとアピールして何事もなくマイクは終了。先発は中島とビクセン。グラウンドの攻防を経て、ビクセンがショルダータックル。足を払ってエルボードロップ。カウント1。未詩とミサヲにかわると、未詩がアームドラッグ、ショルダータックルを放つと、ミサヲが敵に拍手を送って握手を求める。未詩は不意打ちを見破ってかわしたものの、スプレー攻撃を浴びてしまう。ここで享楽共鳴が場外乱闘に誘う。テキサス製のハイパミ号でアタック。リングでカバーするも、カウント2。かわった中島がセントーン・アトミコ。カウント2。ランニング・ネックブリーカードロップもカウント2。ミサヲにスイッチして腕へのギロチンドロップやアームブリーカーで左腕攻め。5分経過。反撃した未詩がボディースラムで投げ捨てて、ビクセンへ。スクリューキック、低空ブレーンバスター、串刺しビッグブーツ、ブルーサンダーボムとたたみかける。カウント2。ブレーンバスターに堪えたミサヲがセカンドロープにくくりつけてハイパミ・リターンズ。さらに中島が捕獲してミサヲがランニング・ニーの連係を披露。続いて中島がスワンダイブのハリケーンラナを決めると、「翔子」コールが発生。ノーザンライトは堪えたビクセンが投げっぱなしジャーマンで未詩へスイッチ。ショルダータックルからのジャイアントスイング狙いは不発に終わらせた中島が619へ。続くノーザンライトは未詩が抵抗してアバランシュホールドで叩きつける。バッティングハンマーは中島がコルバタから場外に落ちた未詩へトペを狙う。これをカットしたビクセンをミサヲが阻止している間に中島が未詩にトペ。さらに享楽共鳴が連係を狙うが、防いだ未詩が2人まとめてボディースラムで投げ捨て、中島をジャイアントスイングで回すと場内大歓声。10分経過、ティアドロップは切り返した中島が619を決めるも、すかさず未詩がバッティングハンマー。続いてカナディアンに担ぎ上げるも、中島は丸め込んで切り返し、シーソーホイップでロープ際へ投げつける。そこへミサヲがランニング・ニーを顔面に決めてアシストすると、中島がロコモーションのノーザンライト・スープレックス・ホールドで勝利。
【試合後のコメント】
中島 ヘイ、テキサス! アイ・アム・ビッグカイジュー! アイ・アム・ダブル・メガ・チャンピオンだ!
ミサヲ ウィー・アー・ザ・ストロンゲスト・イン・ザ・ワールド!
中島 見たか、勝ったぞ。アメリカでの前哨戦を制してやりましたよ。次はダラスで未詩と一騎打ちです。それにも私が勝ちます。弾みをつけて大田区に臨んで、白昼夢からベルトを守りたいと思いますので、日本のみなさんお楽しみに!
未詩 ダラス2日目、ツーデイ・ツー、デイ・ツー、マイ・負けてしまった…負けるって(英語で)なんて言うんだろう。負ける…マイ・バッド? バッド? でも頑張ります。直接負けるとは正直、そんな気はさらさらなかったんですけど、次、トゥモロー・トゥモロー(現地時間の明後日13日)に中島さんとシングルマッチがあるので頑張る。(ビクセンに)タッグチーム、センキュー。
ビクセン センキュー。TJPWも大好きだしミウと組むのも大好きよ。ダラスで試合するのも楽しみだし、とにかくTJPWは最高!
未詩 嬉しい、嬉しい、ヤッター。こんなに心強いのに勝てなかったから…悔しい! 悔しい! 頑張ります!
セミファイナル 15分1本勝負
伊藤は歌いながら入場。ゴングが鳴るやらくが就寝。静かにカバーするが、寝返りでカバーが返されてしまう。さらに反対側からカバーするも、再び寝返りを打たれて3カウントならず。ならばと静かにこけしちゃんを放つも、らくは寝返りを打つフリをしてかわしてみせる。喜ぶらくに伊藤がショルダータックル。就寝式ドロップダウンで伊藤からダウンを奪うと、らくが枕で殴打。伊藤が泣き始めると心配で駆け寄るが、伊藤は容赦なく張り手。世界一かわいいナックルで場内を煽って10発目を決める。追撃の顔面ウォッシュはカウント2。バックブリーカーもカウント2。変形の逆片エビ固めでギブアップを迫るが、らくはロープエスケープ。エプロン際の攻防でらくが反撃してフェースクラッシャーでエプロンに叩きつける。コーナーダイブのぽっぽーチョップ!!はカウント2。おやすみエクスプレスからおやすみなさいフォールはカウント2.5。5分経過。コーナーの突進をビッグブーツで迎撃した伊藤がエレベイテッドDDT。スタナーは不発となって、両者はエルボーとチョップのラリー。かわしたらくがスリーパーで捕獲しながら、子守唄。落ちかけた伊藤がコーナーにぶつけて脱出。トルネードDDTはらくが丸め込んで、かがやきへ。さらに枕攻撃を狙ったが、伊藤がガットショットで迎え撃ってストーンコールド・スタナー。最後は伊藤デラックスでギブアップを奪った。試合後はらくの枕を客席まで放り投げてから伊藤は勝ち名乗りを受ける。
メインイベント 30分1本勝負
瑞希が荒井の握手を瑞希スカして試合開始。先発は鈴芽ともか。腕を取る攻防からグラウンドへ。クリーンブレイクとなって両軍交替。荒井がドロップダウンすると、瑞希が連発のフットスタンプを放つ。これを荒井は連続で交わしてみせる。続くカバーをブリッジで抜けた瑞希に荒井がボディースラム。ここで荒井が瑞希をもかの上にボディースラムで重ねて、もかが殻割りの連係。だが、瑞希&鈴芽がクロスボディーの二重奏で反撃。プランチャーの二重奏も決めてみせ、2人は場外でハイタッチ。リング内でカバーはカウント2。鈴芽がもかにレッグブリーカーからのインディアンデスロックはもかがロープエスケープ。かわった瑞希がロープにくくりつけてドロップキック。5分経過。鈴芽が串刺しエルボーも、ボディースラムで投げ返して荒井にスイッチ。串刺しビッグブーツからのショルダータックルはカウント2。フルネルソンに抵抗した鈴芽がフェースクラッシャーでやり返す。かわった瑞希とエルボー合戦。瑞希がロープに走ったところを荒井がビッグブーツも、瑞希がダウンを奪ってロープをすり抜けるドロップキックをさく裂させる。コーナーダイブのフットスタンプはかわされるが、荒井をセカンドロープ上に寝かせてフットスタンプ投下。カウント2。瑞希のキューティースペシャル、荒井のフルネルソンバスターは不発。サソリ固めも防がれてしまった荒井は至近距離でビッグブーツを連発。追撃のFinallyは瑞希が体を駆け上がるフットスタンプからキューティースペシャルの体勢。これを抵抗した荒井がフルネルソンバスターで叩きつけて両軍スイッチ。鈴芽が後方回転エビ固めなどで丸め込み連発もカウント2止まり。10分経過。両者はエルボーのラリーからもかが手刀で動きを止め、逆落としから羅生門へ。これを脱した鈴芽がロープ際でタランチュラで捕獲。逃れたもかがカウンターのティルトスラムを決めるが、コーナーの反転のフェースクラッシャーからミカヅキ流星群を食らってしまう。これをもかは反転して羅生門で絞り上げると、荒井もサソリ固めで瑞希を捕獲して援護。ロープエスケープした鈴芽にもかはブレーンバスターの構え。鈴芽が丸め込んで脱すると、低空のリング・ア・ベルを決める。トドメのリング・ア・ベルをもかが背後に回って避けて逆さ押さえ込み狙い。踏ん張る鈴芽に荒井がビッグブーツを見舞ってアシストし、逆さ押さえ込みへ。カウント2で返されたが、すかさずゼロ戦キックから鴻臚館に繋いで3カウント奪取。
エンディング
「アイ・エンジョイ・ヒューストン! アイ・ウィル・バックスーン」(荒井)「頑張ってベルト獲ります!」(もか)
試合後は荒井&もかがマイク。もか「ハロー・エブリワン。ウィー・ウォン。ネクストウィーク。ウィー・ハブ・タイトルマッチ! ウィー・アー・ゲット・ベルト!」荒井「エンジョイ? ヒューストン! アイ・ラブ・ユー・ヒューストン! アイ・ウィル・バック・スーン!」もか「じゃあ私達、頑張ります。大田区でベルト獲ります!」2人「サンキュー!」
【試合後のコメント】
もか ヒュースト2日目、前哨戦勝つことができました!
2人 やったー!
荒井 カッコよかった!
もか 嬉しい! 私たちこれが大田区最後の前哨戦を勝てたので、この調子で大田区も勝てそうです。このまま突っ走っていきたいと思います。鈴芽さんも、瑞希さんも対策を練ってくると思うんですけど、それを上回って大田区勝ちにいきたいと思います。今日の調子で頑張ります。
荒井 私も最後の前哨戦で直接勝ちたかったけど、私が瑞希さんから勝つことはできなかったけど、もかさんが勝ってくださって、挑戦者チームとしてとても勢いがつく最後の前哨戦になったんじゃないかなと思っていてとても嬉しいですし、残すは大田区当日ということで、最後に勝てた私たちが勢いそのままに当日を迎えたいと思います! みなさん応援よろしくお願いします! ヒューストン、ありがとうございました!
もか ヒューストン、楽しかったです。また来たい!
荒井 また来ます!
瑞希 今日一緒にチャンピオンタッグをアメリカで組んで試合できたのが、すごいすごい嬉しかったんだけど、アシストも何もできず負けちゃって、すごい悔しいし、私は荒井ちゃんとの前哨戦で、直接(白星を)取られてから直接取り返せてなくて、焦りがすごいあるけど、今日の鈴芽ちゃんの負けたあとの目を見たら、こっちもビビビビッときたから、大田区に向けて私は落ち込まずに闘いにいこうと思うから、今日は一緒に組んでくれてありがとう。
鈴芽 ありがとうございます。もかと前哨戦という形でインターナショナルのベルトを懸けるにあたって、海外で前哨戦ができるというのはすごいワクワクしてて。それでもやっぱり負けるのは悔しくて。こうやって瑞希さんとチャンピオンチームとして組ませてもらうことが多いので、いつもすごい引っ張ってもらってて。私はチャンピオンとしてちゃんと並びたいと思うから。私はインターナショナルのチャンピオンだし、東京女子のチャンピオンとして、このまま並んで闘っていきたいから、絶対に守るし今日の分もやり返したいって燃えてます。
瑞希 頑張ろう!