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【ホップ! ステップ! キタザワ、ジャンプ!!のまとめ】Kカップに苦しんだ山下がのの子をジャーマンで投げてV1!「化け物に勝った

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    • 13日、東京・北沢タウンホールにて「ホップ! ステップ! キタザワ、ジャンプ!!」がおこなわれた。選手入場式では6・15練馬ココネリホールと春の「新世紀オーディション」を開催が発表され、優宇の挨拶に割って入ったスケバン軍の2人が蛇界との完全決着を誓うと今度はポイズン澤田JULLEと蛇が井満也が現れる。PSJは完全決着ルールとして「ここに蛇人間改造エキスが二本、そして解毒剤が二本がある。この二本をお前たちに預ける。お前たちが負けたら蛇人間改造エキス、我々が負けたら解毒剤を潔く自ら飲み干すのだ!」と提案。蛇が井は「第一な蛇界が負けるわけないんだよ! こっち二人にはポイズン澤田と久しぶりに登場の蛇が井満也がセコンドについてんだよ。第一な、お前らのセコンドは何なんだよ! クソみたいな奴を連れてきやがって」と罵倒する。PSJが「赤宮サキ、唐草! お前らが試合後に蛇人間になるのを楽しみにしているぞ!」と引き揚げると、ハイパミは本部席にいた甲田代表を呼び込んで「あんなクソとか言われて悔しくないんですか? 今日はやってやりますよね?」と訴える。しかし甲田代表は「自分、全然クソでいいですよ。見てるんで、応援してるんで二人で頑張ってください」とやる気ゼロ。すると赤宮が前回の王子よろしく甲田代表にビンタ。ハイパミが「親びんの闘魂が注入されたところで決起といきましょうか。今日こそ蛇界を倒して平和な東京女子を取り戻すぞ! オー!」と気合いの雄叫びをあげてスケバン軍も退場した。

      セミファイナルは赤宮サキ&ハイパーミサヲwith甲田哲也vsポイズンKANNA&ポイズンミウラwithポイズン澤田JULIE&蛇が井満也のスケバンレスラーvs蛇界・完全決着マッチ。マイクを持ったハイパミが「ここで会ったか100年目! 覚悟しておけよ! さっきお前ら勝手にルール決めましたけど、そんなルール勝ったら関係ないんですよ!」と言って甲田代表を呼び込み、スケバン軍が手を合わせて「頑張っていきまっしょい!」とやろうとしたところで蛇界が奇襲攻撃を仕掛ける。赤宮とミサヲをKANNAとミウラが場外に連れ出すと、リング上はPSJ&蛇が井と甲田代表だけに。脅える甲田代表が思わず頭を抱え込んでしゃがみ込んだため、PSJの突進を奇跡的にかわすと、赤宮とハイパミがリングに戻ってくる。しかし、ミウラは赤宮にランニング・ボディープレスからコーナー下に追い込んで踏みつける。続いてKANNAがフェースクラッシャーを決めてから場外に放り投げると、PSJが杖で殴りかかろうとするが、背後から甲田代表が決死の覚悟でこれを阻止。リングに戻った赤宮に、ミウラがショルダーアタック。赤宮もエルボー合戦を挑んでいくが、ミウラの重たいエルボーに後退。それでもビッグブーツを返した赤宮はロープへ。そこにカウンターのアナコンダハンマーを叩き込んだミウラはブレーンバスターの体勢に。これを逆に投げた赤宮はハイパミにタッチ。ボディーアタックを見舞ったミサヲは、PSJや蛇が井にも一撃与えると、ミウラにハイパーゴッサムクラッシュ。そこからコーナーに登ったハイパミだが、立ち上がったミウラが引きずり落としてKANNAにタッチ。右手をガラガラさせながらスリーパーを決めたKANNAだが、ハイパミはロープに逃れる。そこにミウラが入ってきてトレイン攻撃を狙ったが、うまくかわしたハイパミはボディーアタックで2人まとめてなぎ倒して赤宮にタッチ。ミドルキックの連打からヨーヨーを持ち出してKANNAに向かって突き出す。トドメを狙った赤宮だが、ここでPSJがエプロンから呪文を唱えて赤宮の動きを止める。ハイパミも飛び込んで来るが、PSJが呪文で動きを止めるとミウラが両腕アナコンダハンマーでまとめてなぎ倒す。すかさずKANNAが右手をガラガラさせながら赤宮にスリーパーを決める。そして赤宮がグッタリしたところでポイズンサーペントを狙うが、リング下から甲田代表がKANNAの足にしがみついて阻止。そこに赤宮がビッグブーツを叩き込み、追い撃ちをかけようとするが、うまくかわしたKANNAはニード手島レフェリーを赤宮に叩きつけていき、手島レフェリーは失神。すかさずPSJと蛇が井が乱入し、ハイパミを排除。KANNAとミウラが赤宮を袋叩きにしていく。意を決して甲田代表が飛び込んできて赤宮に覆い被さり、身を挺して守る。するとKANNAが甲田代表のズボンのポケットに入っていた蛇人間改造エキスを奪い取る。PSJが赤宮を指差して「飲ませてしまえ!」と指示するが、またも甲田代表がKANNAにしがみついて阻止。すると勢い余って自ら蛇人間改造エキスを飲んでしまう。これで蛇人間と化した甲田代表はうつろな表情で赤宮に呪文を唱えるが、ハイパミが「甲田さん、あなたは東京女子プロレスの代表なんですよ!」とわずかに残っていると思われる甲田代表の“良心”に訴えかける。すると甲田代表は必死に蛇人間の自分と葛藤し、体の向きを変えることでPSJや蛇が井に呪文を唱える。動けなくなったPSJにミウラを操ってショルダーアタックをお見舞いすると、蛇が井を場外に放り出す。ここで力尽きた甲田代表がダウン。その間に赤宮がKANNAにビッグブーツを叩き込んでから二段式顔面蹴りを狙うが、ミウラが飛び込んできてパワースラム。だが、ミサヲも入ってきてミウラを排除。すかさず赤宮がKANNAに二段蹴り式顔面キック2連発で3カウント。

      試合後、ハイパミが「約束通り解毒剤を飲んでもらいましょうか!」とKANNAとミウラに詰め寄ると、敗れたKANNAは「嫌だ! 人間に戻りたくな〜い!」と頭を抱える。するとPSJが「見苦しいぞ。約束は必ず守る…これが蛇界の掟だ」と諭す。意を決して解毒剤を飲み干したKANNAはもがき苦しみながらリング下へ。そしてミサヲがミウラにも解毒剤を飲むように迫ったところで、瀕死の甲田代表に気付く。「あー、甲田さん! 忘れてました! 甲田さんが死にかけてる。甲田さんはレスラーじゃなくて普通の人間だからこのままじゃ死んじゃう! でも(解毒剤は)一本しかない。親びん、どうします?」と狼狽するハイパミ。観客から「しょうがない」という声も飛ぶが、赤宮がミウラから解毒剤を奪い取って甲田代表に飲ませる。無事に人間に戻った甲田代表だが、それを見たPSJは「ハハハハ! ということはポイズンミウラは人間に戻らなくて済んだんだな。赤宮サキ! これは我々が約束を破ったわけではない。お前が自ら決めたんだ! その甘さが命取りになる。ポイズンミウラを人間に戻さなかったことは、貴様死ぬほど悔やむだろう。後悔しろ!」と吐き捨て、高笑いしながら退場。ハイパミが「親びん、勢いでこんなことになっちゃいましたけど大丈夫なんでしょうか?」と心配するが、赤宮は「おパミ、目の前で死んでる人を放っておけないっちゃ。なんちゅうがないっちゃ。あてえが今度直接ミウラを倒してあいつに直接解毒剤を飲ましちゃるき。安心せえ」と諭す。ハイパミは次回の春日部大会で赤宮とミウラのシングルを組んで、完全勝利することでミウラを人間に戻そうと提案。ここで人間に戻ったKANNAがリングに戻ってくるが、「ど、どこ?」と状況が分かっていない様子。ヘビ柄のコスチュームを見て動揺するKANNAは、とりあえずニコニコ笑うしかない。そんなKANNAの頭を撫でながら赤宮が「鉄仮面に顔を奪われ、十と七つ、生まれの証しさえ立たんこのあてぇの何の因果か高木の手先。こんなあてえでも人を愛することの尊さは忘れちょらんき。初代スケバンレスラー、赤宮サキ! 愛を忘れ、人の弱みに付け込むポイズン澤田JULIE! おまんら、許さんぜよ!」と言い放った。

      【試合後のコメント】
      ハイパミ よし、勝ってやりましたね! KANNAさんが無事、真人間に戻りました! おかえりなさい、KANNAさん!
      KANNA フフフ……。
      ハイパミ あ、ちょっとまだ動揺してるようなんですけど、無事戻ってこられて良かったです。で、甲田さんを助けた代わりにアカネさんを助けられなかったんで、次こそ親びんお願いします!
      赤宮 次、春日部。必ずミウラを倒して、今日甲田さんに渡った解毒剤をあてえが飲まして、この蛇界を終わらしてやるき。任せ。
      ハイパミ 心強いです! 次回こそ頑張りましょう! KANNAさんも応援よろしくお願いします。
      KANNA ……はい。フフフ。
      ハイパミ よし、やったるぞ!


      メインイベントはTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合。初代王者の山下実優はのの子を相手に初防衛戦。山下が握手を求めるが、無視したのの子は、試合が開始してロックアップするとロープに押し込んで荒っぽくブレイク。そして手四つからいきなり手ぶらツイストを決めたのの子は、さらにお乳三兄弟。しかしヘッドシザースで脱出した山下は逆にスリーパー。さらに串刺しジャンピングニーからのの子のボインを踏みつける。のの子もそのボインをブチ当てると、STOからのドラゴンスリーパイ。ロープに逃れた山下は、串刺し攻撃を狙ったのの子に対してエプロンに逃れてかわす。しかしのの子は山下のハイキックをかわしてロープ越しに昇天を決めると、体当たりで山下を場外に叩き落とす。場外でボディースラムを決めたのの子はストンピングを落としてから山下をリングに戻す。腰を抑えて苦しそうな山下にパイグリーを決めたのの子は、Kカップアタックを狙ったが、かわした山下はランニング・ネックブリーカー。さらにバックブリーカーでのの子をヒザの上に叩き付けた山下は、ロープに振ろうとするが、のの子はロープを掴んで抵抗すると、ボインに山下をぶつけてから咆哮。ロープに飛んだのの子を追走してキチンシンクを叩き込んだ山下だが、のの子も山下に追走して体当たり。ダブルダウン状態から先に立ち上がったのの子はエルボー合戦を挑む。そこからミドルキックを放った山下だが、胸を突き出したのの子は何と自慢のKカップで跳ね返していく。するとのの子は体当たりからパイグリーの体勢に。これをリバースで切り返した山下はハイキック。しかしのの子は走り込んできた山下にボインをぶつけてなぎ倒すと、パイフライフローを投下。これを剣山で迎撃した山下はハイキックからアティテュード・アジャストメントで叩きつけるがカウントは2。ならばとブラジリアンキックからクラッシュラビットヒートを出すが、のの子は胸の間で山下の足を真剣白刃取りの要領でキャッチ。なおもロープに飛んだ山下だが、のの子はKズプレスで迎撃すると、そこから「弾んできた~!」と滾ってからオパイェを発射。そして満を持してボインメーカーを狙ったのの子だが、紙一重でかわした山下はそのままバックを取ってなんと高角度ジャーマン。首からマットに突き刺さったのの子。角度が急過ぎてホールドできず、山下は立ち上がろうとするのの子の背後からクラッシュラビットヒートを叩き込むと、さらに正面からもう一発クラッシュラビットヒートをブチ込んで3カウント。



      試合後、ベルトを受け取った山下は「何とか守り抜きました! ちょっとねパワーが化け物過ぎる。でもそんな化け物に勝った私はもっと化け物なのかなと思います……かな? でも今、私の手元にベルトがあるってことにすごく安心してます。私はのの子さんにプロレスに入ってはじめて黒星をつけられた人なので、私にとって本当に良くも悪くも大きな存在です。今日勝ったからと言って、私とのの子さんの闘いは続くと思うし、ひとまず今日は勝てて良かったです。でも! 私の防衛はまだまだ続きます。次の相手、誰が来るがまだ決まってないですけど、私がベルト持ったときからずっと言ってますけど、誰が来ても私は誰とでも闘います。だからこのベルトが欲しいならいつでもかかってきてください。私は絶対に逃げないし、諦めない心、ネバーギブアップを私の心の中でずっとあるので、その信念でずっと闘い続けます。このベルトは防衛し続けます。今日は本当にありがとうございました!」とマイクアピールして北沢大会を締めくくった。

      【試合後のコメント】
      ――初防衛に成功しました。
      山下 今はひと安心で。もう前哨戦で負け越していたので、このままじゃいけないっていうのがあって、前から準備していたジャーマン、綺麗に決めれてよかったなと思います。
      ――久しぶりにシングルマッチをやったのの子選手はいかがでしたか?
      山下 いや、化け物になってましたね! 最初から化け物でしたけど。いや〜、どこから来るんでしょうね、あのパワーはってくらい。でも本当に勝ったのでよかったですね。
      ――次の防衛戦の相手はまだ決まっていませんが、やりたい相手はいますか?
      山下 誰が来ても絶対に逃げずに闘って防衛したいと思います。気になる選手と言えば、やっぱ優宇ですかね。優宇がすごい勢いのある子なので。まだデビューして1回も負けていないということなので、私の最初の頃とちょっと似てるんじゃないかな。最初は勝ち勝ちでいってて、結構勢いが私から見てても本当にあるなと見えるので。まだ来るか分からないですけど、優宇も気になりますね。
      ――のの子選手の胸を効かせていこうという感じでいってたが、手応えは?
      山下 でも試合中、ずっとやってるんですけど、私のミドルはどうやっても跳ね返されるので。跳ね返されるぐらいだったらやめろよって感じなんですけど、私の中でちょっと譲れない部分があるので。そこでまた跳ね返されたので……また闘う時があるなら、いつか私のミドルがあの胸に効くように、もっともっと練習していきたいなと思います。

      のの子 いやぁ……パワーは……口が切れてあまりしゃべれないんですけど、パワーは絶対私のほうが圧倒的だったと思うし。ただ向こうもそれなりにパワーをつけてきたっていうのが、ちょっと誤算で。最後ジャーマンなんて出すと思わなかったので、それでちょっと怯んだところをやられてしまいましたね。結構首を打ってしまったのが、そのあと闘えなかったって感じです。でも、嫌でも途中でも絶対私のほうが勝っていたと思うので、人生山あり谷間ありなんで! それは私のほうが勝っているということは…最初の女よりも最後の女になりたい! だからベルトは必ず私が獲って永久王者に必ずなるんで。絶対私の手でベルトはいただきます。それまで誰の手に渡るかわからないですけど、誰かが温かく見守っていてくれればいいんじゃないですかね。私が最後の女になります。

      公式スマホサイト(http://ddtpro.jp)では全試合詳細をアップ! ぜひご覧ください。

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