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東京プリンセスカップ

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日時2025年8月17日
会場大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場
観衆422人(満員)
  • 前説

  • アプガプロレスのミニLIVEは『瞬間・あいどるメモリアル』

  • 第1試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    9分3秒

    バナナ・ピロー

  • 第2試合 20分1本勝負

  • 3WAYマッチ

    7分46秒

    逆エビ固め

  • 第3試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    10分57秒

    伊藤スペシャル

  • 第4試合 20分1本勝負

  • 6人タッグマッチ

    10分59秒

    ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め

  • 第5試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    11分14秒

    ヴィーナスDDT→片エビ固め

  • セミファイナル 時間無制限1本勝負

  • トーナメント準決勝

    14分40秒

    什の掟→片エビ固め

  • 有栖が握手を両手に握り返して試合開始。荒井のロックアップからヘッドロックに有栖がチンロックへ。再び荒井のヘッドロックにロープに振った有栖が素早いロープワークからドロップキック。さらにレッグロックで絞り上げると、荒井が蹴って脱出し、串刺しエルボーを決める。ショルダータックルはカウント2。有栖がエルボーで反撃を試みるも、ボディースラムで投げ捨て、腰にストンピング。ボディーシザースで絞め上げると有栖がカバーして逃れる。ビッグブーツをかわした有栖がドロップキック。5分経過。有栖が串刺しエルボー、ドロップキック、セカンドロープにくくってルー・テーズプレスとたたみかける。フライング・ボディープレスは迎撃されて荒井のサソリ固めに捕獲されそうになると、素早くロープに逃げる。串刺しビッグブーツを浴びるが、ランニング・ネックブリーカーを放った有栖はキャメルクラッチへ。いったん丸め込んでから決めてみせた。荒井がロープににじり寄ると、反転してリング中央へ移行。荒井のロープエスケープを許すと、有栖はエプロンでの鶴ヶ城。カバーするも、カウント2。続いて磐梯山狙いを荒井が蹴って場外に落とす。10分経過。場外から戻った有栖に荒井がサソリ固め。リング中央まで引きずって決め直す。有栖がロープに伸ばした手をつかまれると、反対側の手でロープエスケープ。ならばと荒井がビッグブーツからフルネルソンの構え。回転エビ固めで逃れた有栖が水車落としで投げっぱなして両者ダウン。立ち上がった両者はエルボー合戦。ビッグブーツをかわした有栖がスーパーキックからの什の掟は腰のダメージで担げず。ハンマースルーを切り返した荒井がフルネルソンバスター。顔面に蹴りを入れてからFinally狙い。これをスーパーキックのカウンターでさく裂させた有栖が什の掟に繋いで3カウント奪取。

    【大会後のコメント】
    有栖 初めてベスト4までこれて、そしてやっぱり大事な時に荒井がきて。くじ引きとかで引いちゃう、荒井運が強いっていうのか。大事なとこで荒井と試合して、全部負けてきて。やっとベスト4で、準決勝で荒井優希に勝てて、初めて優勝が見えてきました! いや、嬉しい。やっぱりあのトロフィーは私に似合うと思う。ピンクはいままであんまり身に着けてこなかったけど、最近ピンクがとっても大好きなので。私が優勝して、トロフィー持って、そして夏女に私がなります。
    ――これまで勝てなかった荒井に勝利ということで、なにか変化があった?
    有栖 そうですね。やっぱり荒井と闘ってきて、私はどんどん負けず嫌いになってるなってめっちゃ思ってて。それが今日爆発したんだなって思います。荒井優希には成長させられまくりです。でも、またやっても私が勝つ。
    ――決勝の相手は未詩です。
    有栖 未詩さんもピンクだ。やっぱ未詩さん、道場で背中を追ってるっていうのかな。見続けてるからこそ、いままでにない遠藤有栖を見せつけられたらいいなって思います。
    ――トロフィーを会津若松に持って帰るまで迫った。
    有栖 優勝したら、会津に持って帰られるんですね! 絶対に会津にトロフィーを持って帰ります! 見ててね!

    荒井 今日は準決勝、遠藤有栖対荒井優希だったんですけど…今年も決勝に進むことができなくて。有栖ちゃんに負けて、ここまで色んなタイミングで有栖ちゃんと闘ってきて。タイトルマッチもあったし、直近で言うとタイトルの挑戦権を懸けて闘ったりして。いつもギリギリのところで荒井は勝てていたので、やっぱりめちゃくちゃ悔しいし、一番身近な存在…デビューも一番近いし。練習だったり、色んなことを一番してきた存在なので…悔しいけど、でもそんな有栖ちゃんと準決勝まできて闘えたことが嬉しいなって気持ちと、次絶対勝てよって、遠藤有栖優勝しろよって気持ちです。次は荒井がまた勝ちます。
    ――あらためて遠藤はライバル?
    荒井 やっぱり一番ライバルって言葉がしっくりくる、今日もやっててそう感じましたね。
    ――なかなかベスト4より上にいけないです。
    荒井 そうなんです。3年連続でここまではこれてるんですけど、これ以上の決勝にたどりつけたことがないので。次こそ、来年こそ確実にいきたいし、あとツーステップ…決勝にいった後に優勝するっていうツーステップあるけど。来年、両方叶えたいと思います。
  • メインイベント 時間無制限1本勝負

  • トーナメント準決勝

    24分40秒

    ティアドロップ→片エビ固め

  • 両者の握手からゴングが鳴る。リングを回った2人がロックアップ。中島がヘッドロックからグランドへ。グランドの攻防を経て、腕を取った未詩を中島が蹴って脱してブレーク。中島のハンマーロックに未詩は強引に持ち上げてショルダースルー。カバーをブリッジで抜けた中島がモンキーフリップ。未詩も同じ技でやり返すしてサーフボードで絞め上げる。5分経過。回転して逃れた中島がヘッドロック。ロープワークから未詩がアームドラッグからショルダータックルでふっ飛ばす。ボディースラムをハリケーンラナで切り返した中島がトペ。未詩をリングに入れようとするも、抱えあげられてリング角にぶつけられてしまう。だが、中島は未詩のリングインを狙って足へ619。串刺し攻撃は避けられてワンハンドバックブリーカーを食らうが、ヒザを痛めて攻撃が続かない未詩に香港スピンエルボー。サードロープでのスタンガンからトップロープ超えのセントーン・アトミコはカウント2。さらにスリーパーから羽折り固めに移行。10分経過。立ち上がった未詩はショルダースルーで脱出も、中島のセカンドロープを使ったバックブリーカーを浴びてしまう。ロープに走った中島にカウンターのバックブリーカーを決めた未詩はショルダータックル連発。カナディアンは決まらずも、ショルダータックルをぶちかます。続くジャイアントスイングは腹筋で起き上がって切り返した中島が無人在来線固めへ。ロープエスケープした未詩にノーザンライト狙い。抵抗した未詩がショルダータックルからジャイアントスイング。ヒザのダメージから崩れてしまうも、決め直して10回転。15分経過。中島がロープ際の未詩に619からドラゴンスクリュー。カウント2。ここで未詩が場外エスケープ。場外カウントが数えられる中、リングインしようとする未詩に619からエプロンへのダイビング・セントーンを投下。再び未詩が場外へ落下。カウント18で戻ると、中島がダブルアームDDTからのダイビング・セントーンはヒザで迎撃されてしまう。両者場外エスケープ。あとから未詩が戻るとグランドの攻防へ。20分経過。未詩がヘッドロックで捕らえると、中島がヘッドシザースで切り返す。未詩もヘッドシザースでやり返すと抜けた中島が619狙い。かわした未詩がバックに回るも、中島がヨーロピアンクラッチで丸め込む。カウント2。さらにパワースラムを浴びるが、ティアドロップを着地した中島がノーザンライトSH。カウント2.9。追撃でコーナーに登った中島を捕獲した未詩が気合を入れてエルボーを打ち込む。カナディアンで担ぐが、中島の抵抗にあって雪崩式アバランシュホールドで落としていく。最後はレーザービームからティアドロップ繋いで勝利。
  • エンディング

  • 決勝戦は未詩vs有栖!「私はプリンセスなので絶対に負けません」(未詩)「夏一番の女になります!」(有栖)

  • 試合後、勝利した未詩がマイクを持つ。未詩「…なんとか、勝ちました! 中島さんとは、もう今月と先月だけでどれだけ闘ったってくらい試合したし、道場でも一番誰よりも会う人類です。定期的に言ってるけど、中島さんがいなかったら私はこんなに努力しなきゃって思えてないから。尊敬する中島さんとこうやって高め合うような試合ができて、とってもとっても嬉しいです。言いたいことがいっぱいあるけど…でも勝ったのは私。気持ちと色んな思いで勝てた、決勝に進めます! 決勝、どんな相手がきても私はプリンセスなので…(場内の反応に)『おー』で合ってる? 私はプリンセスなので絶対に負けません。優勝します。後楽園で有栖、闘いましょう」有栖「(リングに上がって)未詩さん、かっこよかった! でも、やっと私もここまで来たんだ。初めて東京女子プロレスにきて、一番になれるチャンスが来た。私が勝って、夏一番の女になります!」未詩「有栖も1回戦、2回戦、すっごいかっこよかったよ。ここから今年の夏の有栖はどれくらい強くなってるのか、1週間後が楽しみです。うちら2人で2025年、東京女子、最高の夏にしましょう!」2人で握手を交わし、大阪大会の幕が下りた。

    【大会後のコメント】
    未詩 はい、中島さんに勝ちました。 すごい、やっぱりこれだけ分かり合っている気がしていたんですけど、こんだけ戦って毎日、ほぼ毎日ずっと一緒にいるので、それをまだ引き出しがあって、知らない顔があってっていうのを今日実感しました。これだけいろんなところ痛くなって、でもそれが逆に私の中でどんどん気持ちが強くなっていって、私はベスト4に入るの自体が2年前のユカさんと戦った時以来、それ以来の決勝進出になります。 はい、なので私は絶対に、私が決勝まで進んだ年に新しくなった、あのプリンセスの称号であるピンクのトロフィーを手にできるように絶対に後楽園、有栖に負けません。頑張ります!
    ――改めて決勝の相手は有栖選手だが。
    未詩 そうですね、有栖、ミサヲさんと山下さんと荒井を倒した。これまでデビューしたての頃とかは、シングルで勝てないってずっと言ってる印象があったんですけど。多分皆さんの中にもあったと思うんですけど。でも私の中で有栖って本当はすごいシングルでも強いし、いつだって勝ててたと思うんですよ。 でも有栖は多分気持ちの面でシングルいけてなかったのかなって、自分はシングルじゃ弱いっていう思い込みでいけてなかったのかなっていう風に私はずっと思ってて。遠藤有栖ってめちゃくちゃ強いんですよ。なので、今回どの気持ちで有栖がいるのかが楽しみだし、私は今この状態でめちゃくちゃ気持ちが強い状態になっているので、絶対に優勝したいと思います。

    中島 はい、今日は何かどういう、たぶん偶然か分からないんですけど、デビュー12周年の日で。このタイミングでトーナメント準決勝、しかも未詩と試合っていうのは運命だと思ってたし、運命だと思いましたね。昨日寝る前とかに緊張したくないなって思いながら、いろいろ試合のことを考えて布団に入ったりして。今ベルトを2本巻いてる瑞希にも勝った。 このタイミングで優勝しないでいつするんだって本当に強く強く思ってたので…うん、悔しいですね。悔しいです。悔しいけど出し惜しみはしませんでした。はい、なので、今日だからこそ言えることがあるんですけど、13年目もまだ志半ばなので、これからも頑張っていきたいなと思いました。以上です。
    ――決勝は未詩選手に勝って欲しい?
    中島 そうですね。その気持ちはやっぱりあります。今日こそは心をへし折ってやれたと思ったんですけど、やっぱり根性がありますからね。
  • トーナメント表(8月17日終了時点)

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