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東京プリンセスカップ

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日時2025年8月9日
会場東京・品川ザ・グランドホール
観衆384人(超満員)
  • 前説

  • アプガプロレスのミニLIVEは『瞬間・あいどるメモリアル』

  • 第1試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    6分40秒

    鳥籠

  • 第2試合 20分1本勝負

  • アイビー・スティールTJPWラストマッチ

    VS

    VS

    7分57秒

    ロックボトム→片エビ固め

  • 1年の留学期間を終えて母国イギリスの大学に帰国するためTJPWラストマッチを迎えたアイビーが入場ゲートでサマーの背中を叩いて気合を入れる。アイビーはイギリスの国旗で入場し、レフェリーまで握手を求めにいって試合開始。先発はキラと千花。腕の取り合いからロックアップ。千花が押し込んでクリーンブレーク。キラがショルダータックルで倒すと、アイビーにタッチして串刺し攻撃。カウント2で返した千花が自コーナーに押し込んで凍雅とスイッチ。フェースロックはアイビーがロープエスケープ。正面飛びドロップキックやエルボードロップを決めていくが、エルボーを打ち込んで反撃したアイビーがスイング式ネックブリーカードロップを放ってキラへ。パワースラムからサーフボードストレッチ。技を解いて突進するも迎撃されてしまう。ここで両軍交代し、5分経過。凍雅が強烈なエルボーからフォールアウェイスラム。さらにローリングサンダーはカウント2。追撃はアイビーが投げ捨てると、キラが入ってレッグドロップ、アイビーも低空クロスボディーで続く。カウント2。さらにザ・バイーンズ・オブ・アイビーに捕らえたが、千花がカット。キラが千花をショルダースルーで排除し、アイビーが凍雅に延髄斬り。これを避けた凍雅が強烈なエルボーから変型ロックボトムをさく裂させて勝利。試合後は凍雅&千花から健闘を称えられたキラ&アイビーは場内に手を振って退場。

    【試合後コメント】
    アイビー 最後の試合が大好きな人たちとで良かった。お別れを勝利で飾れなかったのは残念だけどいい思い出が作れたわ。
    キラ 負けたってことは、勝利を取り返しに戻ってこないとね。
    アイビー トウガとも1勝1敗だから、決着をつけないとね。
    キラ どうせシングルやるならトーナメントで見たいわね。ファンの皆さんに何か言いたいことは?
    アイビー 皆さん、ありがとう。さよならではなく、またね。
  • 第3試合 20分1本勝負

  • 3WAYマッチ

    8分6秒

    フェイマサー→片エビ固め

  • 第4試合 20分1本勝負

  • 6人タッグマッチ

    10分11秒

    ヴィーナスDDT→片エビ固め

  • 第5試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    11分45秒

    伊藤デラックス

  • 第6試合 時間無制限1本勝負

  • トーナメント準々決勝

    12分56秒

    リバース・パラドックス

  • 未詩はリングサイドでファンサしながらリングイン。握手からゴング。ロックアップから未詩がヘッドロック。ロープワークを経て未詩はヘッドロックにとらえる。ハンマーロックに移行すると、ハルもやり返す。グランドの攻防から立ち上がったハルが未詩のドロップダウンをかわしながら、ドロップキック。さらにハンマーロックやボディープレスで左腕を攻めたてるも、未詩はボディースラム1発で流れを断ち切ってワンハンドバックブリーカーで絞め上げる。そのままカバーするもカウント2。追撃はハルがロープエスケープ。ロープ反転式のドロップキックを放って反撃したハルは、串刺しドロップキックを決める。5分経過。ハルのアームバーは未詩が余裕を持ってエスケープし、ショルダータックル。ジャイアントスイングは決まらずも、強引に持ち上げてマットに叩きつける。ワンハンドバックブリーカーからカナディアン・バックブリーカーへ。後方に着地して回避したハルだったが、腰のダメージで動けず。未詩のバッティングハンマーはカウント2。続くジャイアントスイング狙いを下から腕を取られてアームバーで切り返された未詩はロープエスケープ。しかし、腕へのドロップキックを放ったハルがアームバーへ。顔を歪めながら立ち上がる未詩に対して腕4の字固めに移行。未詩はなんとかロープエスケープ。10分経過。ハルが首固めなど丸め込み連発もカウント2。フィッシャーマンズ・スープレックスは耐えた未詩がフロントネックロック式ジャイアントスイングで振り回す。反撃を試みるハルが渾身のエルボー連発も、未詩が1発でダウンを奪う。最後はパワースラムからのリバースパラドックスでハルを捕らえると、たまらずハルはギブアップ。

    【試合後のコメント】
    未詩 準々決勝、ハルとのシングルで勝ちましたー! 対ハルに関しては、やっぱり歴の差だったりもあるし、まだ高校生なので。でもハルも高校生最後の夏ということで、すごい気合が入ってるのも感じてたし。去年のねくじぇねトーナメントで優勝してっていう、やっぱりこれまでの、ハルにとって最大の夏だったと思います。人生最大の夏。でも、ここからもっともっとハルは成長していく人だなっていう風に今日闘って思ったので、めちゃくちゃこれからが楽しみです。これから先、一緒にもっともっと切磋琢磨し合えるような選手関係になっていきたいなと思います。でもハルの夏は終わらせましたー。イェイ!

    ハル プリンセスカップ準々決勝、未詩さんとシングルマッチ…負けてしまいました。やっぱり負けたけど、着実に去年より風城は強くなれてると思うし。去年は初戦敗退だったのが、今年は準々決勝にいけて。成長してるなって思いたい部分もあるけど、ぶっちゃけまだ全然追いついてないし。未詩さんにもまだまだ力及ばず。と言えるほどでもなく、ホントに下の下で…。未詩さんとは1年半くらいぶりで、ホントに成長したはず、強くなったはずだけど、まだまだ未熟だなってすごい思ったし。でも今日いまの状態で風城ハルとして未詩さんと闘えたことはすごいポイント、風城として生きていくなかでのポイントになったかなって思うので。プリンセスカップは終わっちゃったけど、風城の高校生活最後の夏はまだ終わらないし、あと半年くらいあるので。もっともっと自分の動きに磨きをかけて、もっともっと成長していきたいなと思いました。
  • 第7試合 時間無制限1本勝負

  • トーナメント準々決勝

    9分39秒

    サソリ固め

  • 両者が握手してゴング。2度目のロックアップから上原がヘッドロック。荒井が押すと上原がドロップキック。コーナーにエルボーで押し込んでスペースローリングエルボー。カウント2。ブレーンバスターの体勢も、耐えた荒井がボディースラム。串刺しエルボーからコーナーでトーキック連打。上原もやり返すが、荒井が串刺しエルボー、ショルダータックルで流れを渡さない。さらに荒井がレッグロックで足攻めに上原の手がロープへ伸びる。ボディースラムを堪えた上原がエルボー。ロープに走った荒井にカウンターでドロップキックを放つ。通常のドロップキックからスペースローリングエルボー。かわした荒井が串刺しビッグブーツ。ロープに走ってドロップキックを決める。さらにサソリ固めで絞り上げる。5分経過。ロープエスケープした上原が荒井のフルネルソンを切り返してバナナピロー狙いも不発。荒井がすぐさまビッグブーツ連発。カウント2。再びサソリ固め狙いを逃れた上原が低空ブレーンバスターで投げ捨てると、バナナピローでギブアップを迫る。これに荒井の手がロープに届く。ハンマースルーを抵抗した荒井がビッグブーツ一閃。フルネルソンバスターで投げ捨てるが、ダメージでカバーに行けず。Finallyは上原がジャックナイフなど丸め込み連発。続く回転エビ固めの足を取って切り返した荒井がサソリ固めでギブアップを奪った。

    【試合後のコメント】
    荒井 2回戦、荒井優希、突破しましたー! やったー! 私は上原わかなちゃんと闘ったんですけど、去年もトーナメントで当たってて、それ以来の対戦だったんですけど、やっぱりわかなちゃんは私にとっては後輩なんですけど、成長の速度はものすごいものを感じるし、あと1年経った時、どうなっちゃうんだろうって2年連続で闘ってみて、すごい思いました。だから荒井もまた1年後闘っても勝てるように。わかなちゃんに負けじと成長したいなって、後輩ですけどとても刺激をもらったし。今日はわかなちゃんの絞りで節々が痛いのでゆっくり休んで、次に備えたいと思います。ありがとうございました!

    上原 2025年のこのカップは準々決勝で敗退してしまって。私去年も荒井さんに負けてしまって、また荒井優希さんという壁を越えられなかったというすごい悔しい思いがあって。でも去年から成長してないわけじゃなくて、私も去年から自分なりにいろいろ研究して、進歩した自負はあるんですけど、荒井さんがさらに勢いを増していて、その距離を詰められなかったなというところで、今日闘って荒井さんに勢いってすごいなと感じました。でも試合が終わったあとに荒井さんと向き合って、今年は私が負けたから荒井さんに勝って欲しいというのもあるんですけど、実際に闘ってみて、荒井さんは今年優勝するんじゃないかなって思いました。私は今年、台風の目になれなかったんですけど、荒井さんに優勝して欲しいです。
  • セミファイナル 時間無制限1本勝負

  • トーナメント準々決勝

    12分30秒

    什の掟→片エビ固め

  • 両者の握手からゴング。ロックアップから有栖がバックへ回る。グランドに移行した山下がヘッドロックから首投げ。これを有栖がヘッドシザースで抜けてブレーク。続くロープワークで足をすくった有栖がスクールボーイなど機動力で撹乱するも、山下がドロップキック1発で撃ち落とす。さらにサッカーボールキックを放つと有栖の表情が苦痛で歪む。山下がエルボーやストマックブロック。カウント2。ハンマースルーを切り返した山下が風車式バックブリーカー。続くコブラクラッチを有栖がネックブリーカードロップで切り返して反撃。5分経過。ロープにくくりつけてのルー・テーズプレスからフライング・ボディープレス。カウント2。だが、山下が二―ストライクを放って変型アナコンダバイスへ。これをカバーして逃れた有栖が水車落としの体勢も、スリーパーで切り返した山下が胴絞めに移行。これを抜けた有栖がキャメルクラッチを決める。ロープエスケープを許さず、反転してリングの中央へ持ち込んでいく。山下の手がロープに届くと、有栖がサードロープにもたれた山下に鶴ヶ城。これをキャッチした山下が後頭部へ二―ストライク。さらに有栖がエプロンで立ち上がったところをリターンクラッシュで追撃。リングに投げ入れた山下は串刺し狙いで突進。迎撃した有栖が蹴りを食らいながらも堪えて磐梯山。10分経過。水車落とし狙いは山下がブレーンバスタースラムから二―ストライク。ヒザをキャッチした有栖が水車落としへ。続くキャメルクラッチは切り返した山下が蹴りを入れてから投げっぱしジャーマンを放っていく。さらに立ち上がった有栖にハイキック。場内は「有栖」コールの中、有栖がエルボーやスーパーキックを放っていくと山下は蹴りで応戦。これを耐えた有栖はコーナーへの水車落とし、スーパーキック、什の掟とたたみかけて3カウント奪取。勝利の有栖は拳を作って喜びを表現した。

    【試合後のコメント】
    有栖 遠藤有栖が勝ちました! 山下さんとの対戦が決まってから、私は過去のことがブワーっと蘇ってきて。デビューしたての時のシングルでは手も足もでなくて今できることを精いっぱいでしがみつくしかなかったし、最近ではタッグベルトを直接負けて失って、メチャメチャ悔しい思いをしたし。でも、この過去がなかったら今の遠藤有栖はいないと思うから。こんな気持ちにさせてくれた山下さん。本当に山下さんに救われてます。こんなこと言うのはあれだけど、山下さんと闘うと自分の中にある知らない熱が出て、マジでこういうことを言っていいかわからないけど楽しい。メチャメチャ燃えるから、山下さんとはまだまだこれからも闘っていきたい、ぶつかりあっていきたいです。そして遠藤有栖はこのトーナメントを制覇します。応援ありがとうございます。

    山下 負けました。今日、遠藤にやられましたね。悔しいけど、次は絶対負けないよって切り替えるしかない。でもトーナメントはいろいろ考えていることもあったし、会見でも言ったけど(辰巳)リカとも闘いたかったし。リカも負けちゃって、私も負けちゃって全然叶えなかったので、今年のサマーはめっちゃバッドなんですけど、私の夏、トーナメントは終わって、めちゃめちゃ悔しいけど、この悔しさを力に変えて進化していこうという気持ちには切り替えられているので。今日はでも負けました。有栖に負けました。だからこそ、もっともっと強くなります。
  • メインイベント 時間無制限1本勝負

  • トーナメント準々決勝

    18分30秒

    ダイビング・セントーン→片エビ固め

  • 2人は握手から試合開始。ロックアップから瑞希がヘッドロック。中島がグランドに誘ってヘッドロック。瑞希もヘッドロックで切り返すと、中島が腕を取る。再びグランドの攻防となってバックへ回った中島がスリーパー。足で回転してフォールしていく。カウント1。チンロックからロープワークの攻防。瑞希がコルバタで中島を場外に叩き出してプランチャ。リングに戻って瑞希がコーナーで踏みつける。さらにセカンドロープにくくりつけてフットスタンプ。カウント2。エプロン際での攻防となって体を入れ替えた中島が首4の字。5分経過。デビルズキスをエプロンでお見舞い。リングに戻ろうとする瑞希に619からサードロープを使ったスタンガン。続くセントーンアトミコはカウント2。チンロックは脱した瑞希がエルボーを放つが、中島もエルボーで迎え撃つ。香港スピンエルボーなど打撃で追い込んでカバーすると、ブリッジで抜けた瑞希がドロップキックで反撃。追走のクロスボディーからロープすり抜けるドロップキック。クロスボディーはカウント2。10分経過。キューティースペシャルは決まらないとみるや、クロスフェースへ。エスケープした中島がカサドーラフットスタンプを読んでフロントネックロックで捕らえ、バックブリーカーでダメージを与える。羽折り固めから無人在来線固めは瑞希がカバーして逃れる。セカンドロープにくくりつけた中島が619。これをドロップキックのカウンターからバックスタバーを浴びてしまうも、コーナーの登ろうとした瑞希に中島は619で落下させて、後頭部への619で追撃。羽折り固めから無人在来線固めで絞り上げる。脱した瑞希がフェースロックで捕らえると、回転してカバーして逃れようとする中島にリング中央で決め直す。ならばと足を使って切り返した中島が無人在来線固めへ。瑞希がなんとかロープエスケープ。15分経過。雪崩式フランケン狙いをリングに降り立った瑞希が雪崩式キューティースペシャル。さらにセカンドロープ間で寝かせてフットスタンプ投下。ダイビング式はかわした中島のノーザンライトを食らうも、アクアマリンからシャイニング式フットスタンプ。キューティースペシャルは着地した中島がトップロープ619を浴びせ、DDT、ダイビング・セントーンとたたみかけて勝利。
  • エンディング

  • 最後はアイビーに「アイビー、アイ・ラブ・ユー!」で締め!

  • 試合後、中島がマイク。中島「瑞希! 次、私と瑞希が1対1で戦うときはあのベルトをかけてもらっていいよね? 待ってて!」頷いて瑞希が退場。中島「きっついね。きついですけど、楽しいです。私の目標は優勝することです。揺るがないです。次に誰が来ようとも、大怪獣なんで! 今日は東京女子の大事な仲間、アイビーの…いったんですけど、ラストマッチになります。ちょっと来てもらおうかな。アイビー!」アイビーがリングイン。中島「アイビー、私とアイビーはあまり試合で当たったりはなかったかもしれないけど、アイビーは日本語が上手だから、全部私は日本語で喋るね。気持ちが伝わってくれたら嬉しいな。一生懸命で真面目でいっぱいいっぱい道場で練習、一緒に汗をかけたこと思い出です。私のメモリー、プレシャスです。と、他のみんなもそう思ってます。だからいつでも遊びに来てね。ここはあなたのおうちだよ」アイビー「はい、こんにちは。ちょっと日本語で話してみます。日本に来た時、実際にちょっと怖いことでした。2年間しか日本語勉強していませんから、あまり日本語で話すのは…練習してません。でも励ましてくれて、ありがとうございます…! お客さんはいつもサイン会について、ちょっと心配しました。私は日本語で話すのは、上手ではないですから、私はいつもあー…、あー…、日本語勉強したいです。お客さんと話すために。だから、親切でありがとうございます! TJPW、全部、本当にありがとうございました!」中島とハグ。中島「アイビー、あなたの国でもここでもいいからいつか私とこういうのかけて試合してください。待ってるよ。ありがとう! (2人は握手)アイビー! みんなお前のこと大好きだぞ!(アイビーコール)じゃあお客さんにちょっとお願いしていいですか? 私がアイビーって言ったら大好きだよって言ってほしいんです。アイラブユーって言ってもらっていですか? アイビー、アイラブユー!ですよ、いいですか? アイビー! アイラブユー! ありがとう!」

    【試合後のコメント】
    中島 はい! 準決勝まで来れました。私の念願だったプリンセス・オブ・プリンセスのベルトを持っている瑞希とMLWのベルトを持っている私で試合をするというのが無事にかなって。ただ今日の試合は道の途中だなとすごく感じました。実際にあのベルトを懸けている時の瑞希とはまたスタイルが違うなと感じたので、私がそこまでたどり着くことが大前提ですけど、次試合をする時はチャンピオンで闘って欲しいなと思っているので。うん。今日は道の途中です。だから絶対もう一回瑞希のところまでたどり着きたいと思ってます。

    瑞希 トーナメント優勝してやりたかったことがたくさんあったんですけど、メチャクチャ悔しいので翔子さんに優勝して欲しいです。リベンジさせて欲しい。でも、トーナメント負けちゃったけど、まだまだ目標はたくさんあるし。とにかく強くなれるようにまた頑張ります。
    ――次はベルトを懸けてという話もありましたが。
    瑞希 本当は私がベルトを懸けてやりたいと言いたかったんですけど、それが言えなくても悔しいものは悔しいので、翔子さんに優勝してもらって、もっと強くなってこのベルトを懸けて翔子さんにぶつかるので。優勝してもらいたいです。
    ――もし中島選手が優勝しなくても防衛戦という形でリベンジしたい?
    瑞希 はい、したいです。だって負けず嫌いなんですよ、私。しかも翔子さんにずっと勝ちたいとずっと思っていたから、このままで終わりたくないなと思います。
  • トーナメント表(8月9日試合終了時点)

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