21日、東京・王子Basement MON☆STARにて「BATTLE MISSION 2016 Code.3」がおこなわれた。闘うコメディアンズの前説のあと、MCリングアナの桃知みなみの呼び込みで選手入場式へ。選手を代表して滝川あずさが挨拶しようとすると赤宮サキとハイパーミサヲが登場。ミウラとKANNAが解毒剤を拒否したことにハイパミはポイズン澤田JULIEの洗脳だと決めつけて「今日2人に勝って洗脳を解いてやります!」と誓っていると当のPSJが登場。「おい、唐草。威勢だけは相変わらずいいな。アイツらに解毒剤は必要ない。あの2人は身も心も蛇界にどっぷりなんだよ。もう人間には戻らない。ずーっと蛇人間だ。赤宮サキ、キサマを倒してヘビ人間に改造してやる!」と言うPSJに、ハイパミは「ここで怯えると思っているんですか? 私たち全然怖くないですから! この会場にある人が来てます!」と言うと助っ人の長井満也が現れる。それに動じないPSJは「長井が来ようが誰が来ようがこの状況は変わらない。オマエたちの知らないところで蛇界の力が動いているんだよ」と予告するとハイパミに「気づかないだけかもしれんけどな!」。場内からハイパミに「怪しい!」との声が送られる中、赤宮が長井の特訓を今回も受けてなかったことが発覚。長井は「特訓なんかどうでもいいんだよ! 俺がセコンドについてるから、今日もがっつり勝ってやろうぜ!」と約束し、赤宮は「絶対勝っちゃるき。蛇界、許さんぜよ!」とポーズを決めてスケバン軍は引き揚げた。改めて滝川は「なんだかいろいろ怖い方の手も少しずつ及んできていて、ちょっと怖いんですけど、そんな力に負けるわけにはいかないので、皆さん今日も楽しんでいってください!」と挨拶した。
第2試合と第3試合はスケバン軍vs蛇界のシングル2連戦。ハイパーミサヲvsポイズンミウラのシングルマッチはハイパミが序盤からミウラのパワーに押されっぱなし。それでもハイパーゴッサムクラッシュやダイビング・ボディーアタックで盛り返したものの、続いて向かったところをパワースラムで切り返されてしまうとロックボトムで叩きつけられてフォール負け。第3試合は赤宮サキvsポイズンKANNAのシングルマッチ。赤宮のセコンドにハイパミと長井、KANNAのセコンドにPSJがつく。KANNAが赤宮を場外に出すとPSJが杖でぶっ叩くが、これは長井がエルボーでPSJを止めに入る。リングに戻るとKANNAは赤宮の髪を掴んでキャンバスに叩きつける。さらにコーナーに追い詰めて顔面踏みつけ。赤宮も足をキャッチしてミドルキックでやり返す。KANNAが赤宮の髪を掴むと長井がエプロンに上がって「髪の毛は掴んじゃダメだろ!」と注意。これに木曽レフェリーが気を取られているうちにPSJがロープに向かった赤宮の脚をリング下から掬って転ばせると、KANNAがアナコンダバイス。これはロープに逃げる。ブレーンバスターで攻勢に出る赤宮だったが、二段蹴り式顔面キックはPSJの呪文で止められてしまう。長井がこれをかばって手がガラガラポーズ。KANNAが長井を排除。赤宮もスリーパーでやり返してヨーヨーナックル。今度こそ二段蹴り式顔面キックを狙うも、背後から長井がヨーヨーの紐でなんと赤宮にチョーク攻撃。場内が騒然となる中、KANNAがポイズンサーペントをヒットさせて3カウント。
試合後、PSJがマイク。PSJ「蛇界の新メンバーを紹介しよう! 蛇が井満也だー! 赤宮サキ、これは最初から仕組まれていたことなんだ! 思い知ったか! 蛇界の力はどこにだってあるんだよ! 今日こそキサマを蛇人間に改造してやる! 覚悟しろ!」KANNAとミウラが赤宮を羽交い絞めにして、PSJが蛇人間改造エキスを飲ませようとする。ここで『FIRE』がヒットして高木三四郎が登場。蛇界の皆さんにヘビ避けスプレーを噴霧して赤宮とハイパミを救出した。高木「長井さん! いや長井! テメエ、『特訓なんてどうだっていいんだよ』って発言、どう考えてもおかしいと思ったら、オマエ最初から蛇人間側だったのか!」蛇が井「おい、高木! プロレス業界に25年もいたら腹の中が真っ黒になるんだよ! オマエ今、21年らしいな。どう見ても俺より真っ黒じゃねえか!」高木「俺は黒くない!」PSJ「腹黒の高木、キサマ、毎回毎回邪魔しやがって! 今度の3月13日の北沢で最終決着戦を要求する! こっちはポイズンミウラ&ポイズンKANNAwith蛇が井満也だ! そしてそっちは赤宮サキ&ハイパーミサヲ、そして高木三四郎、キサマがセコンドにつけ!」高木「ポイズン、最終決着戦飲もうじゃねえかと言いたいところだが、3月13日はDDT福島大会がある! 普通の興行ならオマエたちと闘うところだが、3月13日はゴージャス松野の売り興行なんだ! 俺が欠場すると売り興行料金が下げられてしまう。だから断固として俺は福島大会を休むわけにはいかん!」PSJ「オマエ、逃げるのか?」高木「俺は逃げないが、この赤宮とミサヲに相応しいセコンドを決めている。この東京女子プロレスを守る…甲田さん! あなたしかいないよ!」本部席にいた甲田哲也代表は当然拒否の姿勢を見せていたが、木曽レフェリーに無理やり連れて来られてしまうと、リングに上がるハメに。高木「赤宮サキ&ハイパーミサヲ、そして“東京女子のTK”こと甲田哲也だ!」ハイパミ「ちょっと待ってください! こんなただのおじさんじゃ足手まといですよ!」高木「バカモノー!(スプレー噴霧)」PSJ「高木……大丈夫なのか?」高木「オマエらなんて甲田さんで十分だ! 甲田さんをナメんじゃねえぞ! ネオ・レディースで何回デビューしていると思っているんだ!」PSJ「よーし、キサマの条件は飲んだ! 3月13日北沢で最終決着戦だ! 甲田、キサマを抹殺してやる。そして赤宮サキ、キサマを改造して東京女子プロレスを蛇界女子プロレスに改造してやるからな!」蛇界の皆さんは退場。
甲田「意味がわかんないですよ!」高木「あなた代表でしょ! みんな頑張っているんだからちょっとぐらい闘いなさいよ」甲田「自分はレスラーじゃないし。無理ですよ」すると赤宮が甲田代表になんとビンタ! 赤宮は「甲田! あてえはボロボロになりながら東京女子守っとんのや!」とストンピングを浴びせると、さらに甲田代表の髪の毛をワシ掴んで引き起こし「甲田! あてえらもっと頑張るから! 男やろがい! 男やったらもっとしっかりしろ!」と2発目のビンタ。甲田「……わかりました。ゴホゴホッ! 頑張ります…ゴホゴホッ! 3月13日北沢タウンホール、力を合わせて蛇界を倒しましょう。ポイズン澤田JULIE、許さんぜよ!」
【試合後のコメント】
ハイパミ 長井満也め、裏切りやがって! 何が蛇が井満也だよ! 意味がわかんないよ! 甲田さん、こうなったら3月13日の北沢大会で我々が一丸になって蛇界をぶっ潰してやりましょう!
甲田 いや、リング上では流れでああいうことになったんですけど、冷静に考えたらおかしい…(赤宮がビンタを見舞って、その勢いで側頭部を壁に痛打)。
ハイパミ 目が覚めましたか、甲田さん!
甲田 おかしいでしょ! なんで自分が…(赤宮が胸ぐらを掴む)や、やりましょう! 蛇界を倒しましょう! 蛇界を倒そう! やろう! 頑張ろう!
PSJ 蛇界の新しいメンバーだ! 蛇が井満也!
蛇が井 やっと蛇界に戻ってきたよ。これが俺の本当の姿だよ。なあ、澤田。
PSJ そうだ! 蛇が井は一回蛇界に入って、蛇界細胞がハートの中に入っている。少しでも蛇界に戻りたい、「あ~蛇界、楽しかったなあ」とか思ったら、もうその場で蛇人間だ。なあ、蛇が井?
蛇が井 思っちゃったんだよ、これが。蛇が井満也だけじゃなく、これからもっといろんな顔を出していってやるよ!
PSJ いいか! 3月13日北沢タウンホールでポイズンミウラ&ポイズンKANNAwith蛇が井満也が、必ず赤宮サキ&ハイパーミサヲ、そしてあの甲田をメッタメタにやっつけて、東京女子プロレスを蛇界女子プロレスに変えてやるからな!
メインイベントは山下実優&中島翔子&坂崎ユカvsのの子&清水愛&辰巳リカの6人タッグマッチ。山下とのの子は3・13北沢でのプリプリ戦への前哨戦。まずは中島vs清水でスタート。続いて坂崎vs辰巳を挟んで山下とのの子が対峙。のの子が山下のショルダーアタック連打を受け止めて一発で跳ね返すと手ブラツイスト。足を使ってポールダンスせんとするのの子に山下は回避してローキックを放つ。替わった坂崎がスリーパー。のの子はロープに逃げる。中島が出てきてダブルのドロップキックから腕攻め。さらに丸め込むもカウント2。山下が出てくるとアームロックで続く。坂崎は木曽レフェリーの目を盗んでコーナーに控える2人にクラッカーを鳴らしてのの子にアームスクリューからスワンダイブ式ボディープレス。これはカウント2。のの子はボディーシザース・ドロップでやり返し、ようやくピンチを抜け出す。清水が一気呵成の攻め。坂崎にジャイアントスイングまで決めてみせた。坂崎はクルック・ヘッドシザースでやり返して中島がローリングネックブリーカーで反撃に出る。ライダーキックからのカバーはカウント2。清水も反撃に出て辰巳とスイッチ。辰巳のエンジェルアタック、中島がフランケンで投げてダブルダウン。ここで戦況は山下vsのの子に。山下がミドルキックをKカップに放つも、跳ね返されてしまう。ならばとチキンシンク。のの子のボディープレスを剣山で返すと延髄斬りからバックブリーカー。コメディアンズのダブルの619から山下がジャンピング・ラリアットにつないでソバット、ブラジリアンキック、さらにクラッシュ・ラビットヒートにつなぐがのの子はこれをKカップで受け止めるといつもに増して弾んできてオパイェ発射。起き上がり小法師式のボインメーカー2連発からパイフライフローを投下して現王者を圧殺した。
試合後、山下は抱えられて退場。のの子がマイクを取る。「愛ちゃん、リカちゃん、ありがとう。私、今日で一つ確信したことがあります。私のこの胸がこの時代を掴んで離さないことに! 今の私には追い風しかありません。3・13北沢大会、山下さんとベルトを懸けて闘うわけですけど、これは東京女子プロレスの歴史が動く日となります。もちろん初代王者の山下さんからこの永久王者になるのの子にベルトが移る日となっておりますので、皆さん絶対にこの試合を見届けてください。のの子最胸伝説、始まります!」
【試合後のコメント】
――不覚を取ってしまったが。
山下 不覚…ですね。このタイミングで負けてしまったのはちょっと自分の中で…。すいません、北沢まで鍛え直してこないとちょっとやばいですね。
――Kカップが以前にも増して強くなっていた?
山下 そうですね。見ての通りです。勢いもすごくで自分が返せなかったのはちょっとやばいですね。練習してこのベルトだけは守ります。
のの子 今日見ていていただいて、誰もが感じたことだろうと思いますけど、確実に3・13北沢でベルトは私の元へ来るという確証を得ました。完全に追い風しか吹いておりません。この胸が時代を掴んだと言っても過言ではないと思っています。山下選手から永久王者の私にベルトが移る、東京女子プロレスでも歴史が動く日となっておりますので、ぜひ皆さん、3・13は必ずこの試合を見ていてください。
――今年に入ってKカップの威力が増している感じがしますが。
のの子 おわかりでしょうか。この2週間でワタクシ、さらに横乳がさらに増えまして、ビックリするぐらい張りのある胸になっています。胸が時代を掴んでいる、胸が弾んでいる証拠だと思っています。やっぱり殿方は気づいちゃうんですね。でも私は胸までが顔なので全然存分に見ても大丈夫なので、私を夜のペットにでもしていただいて結構ですので。この張りのあるお乳を存分に楽しんでください。
――ベルトを獲ってから何か考えていることは?
のの子 プリンセスカップ初代王者でしたが私の時は何もなかったので、ベルトを手にして私の胸とベルトが合うように、ベルトの横に大きなお乳を2つ付けたいと思います。
――プロレスはとくに関係ない?
のの子 ベルトって硬いじゃないですか。柔らかさも時には必要だと思うので。王者たるもの時々癒しも欲しい。その時に柔らかさ…でも私のほうが張りがあるとつねに自信を持てるよう、私仕様に改造したいと思います。だって私、次で永久王者になりますから。
公式スマホサイト(http://ddtpro.jp)では全試合詳細をアップ! ぜひご覧ください。