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【東京ゲームショウ2016プロレス3日目のまとめ】ボイン殺法で会場を沸かせたのの子に中島が逆転勝利!/卒業間近のKANNAが優宇

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    • 17日、千葉・幕張メッセ「東京ゲームショウ2016」内4Gamer.netブースにて「東京ゲームショウ2016 4Gamer.net×東京女子プロレス」がおこなわれた。この日から一般公開となったことで、熱心な東女ファンやゲームファンが見つめる中、まだ開場したばかりの10時にゲームファンにもお馴染みの桃知みなみがリング上に登場。

      第一試合は坂崎ユカvs黒音まほ。腕の取り合いからいきなり坂崎がダイヤル固めで回していく。しかし、張り切っていつもよりも多く回転したことで自ら目を回してしまい、続くロケットランチャーをかわされて自爆。朦朧とする坂崎の顔面を踏みつける大胆不敵な黒音は、さらにヘッドバットを連打すると、コーナー下に座り込む坂崎を踏みつける。だが、坂崎もコルバタで投げて黒音を場外に追いやると、魔法少女プランチャを投下。黒音をリングに戻した坂崎はエクストリーム・ツイスト・オブ・フェイトを狙った黒音にクラッカーを鳴らすと、必殺の魔法少女スプラッシュを投下。だが、これを剣山で迎撃した黒音はナックルパートからスイング式ネックブリーカー。だが、エクストリーム・ツイスト・オブ・フェイトを狙ったところを変形のネックスクリューで切り返した坂崎は、ラウンドハウスキックから今度こそ魔法少女スプラッシュを投下して3カウントを奪った。

      第二試合は中島翔子&KANNAvs優宇&のどかおねえさんのタッグマッチ。まずは優宇が足払いで何度も中島を投げていく。続いてKANNAとのどかがヘッドロックの応酬を展開すると、中島がのどかに首4の字固め。反転してのどかの顔面をマットに叩き付けていく中島だが、のどかはどうにかロープに脱出。しかし、すぐにKANNAがフェイスクラッシャーから弓矢固めに捉える。完全に捕まってしまったのどかに、中島はシーソーホイップを見舞ってロープに喉元をぶつけていくと、座り込んだのどかに前方回転ネックブリーカー。しかし、のどかも中島のショルダータックルを受け止めると、逆にショルダータックルでなぎ倒してようやく優宇にタッチ。オクラホマスタンピートを狙った優宇だが、背後に逃れた中島はドロップキックを放ってKANNAにタッチ。22日の新宿FACE大会でプロレスを卒業するKANNAにとっては残り僅かの試合だが、優宇とはこれが初対決にして最後の対戦。ドロップキックから変形のアナコンダバイスを決めたKANNAだが、優宇はロープに脱出。腰が重い優宇をボディスラムで叩き付けてみせたKANNAはチョップ。優宇もチョップを返すと、走り込んでのダブルチョップでKANNAをなぎ倒す。KANNAも走り込んできた優宇にキチンシンクを決めるが、タッチを受けたのどかがバックフリップで叩き付ける。さらに優宇が入ってきて一本背負いで投げていくと、そこにのどかが走り込んでのクロスボディー。しかしロープに飛んだのどかをKANNAがカニ挟みで倒すと、優宇を振り払った中島が飛び込んできて619。そのまま優宇と場外に出ると、その間にKANNAがのどかに串刺し式スピアーから必殺の50$entをブチ込んで3カウントを奪った。これで午前中の第一部が終了した。

      午後3時30分から開始の第二部には、立ち見が出るほどのお客さんが集まった。まず桃知みなみリングアナが「東京女子プロレス見るの初めての人!」と尋ねると、結構多くのお客さんが手を挙げた。そんなお客さんに向けて、リングに上がった小橋マリカが10月22日(土)に今年2回目となる光洋台駅前プロレスを開催することが決まったと発表。小橋にとっては地元での試合となるが、今年6月の初開催の時と同様に2部制で入場は無料。プロレスリングBASARAの提供試合も行われる。続いてのどかおねえさんが11月13日のDDT岡山未来ホール大会で、東京女子プロレス提供試合として地元凱旋することを発表。「ちょっと遠いんですけど、岡山未来ホールでお待ちしています」とアピールしたのどか。さらに中島翔子も同じ11月13日に長野県栄村で開催される信州プロレスのイベントに、東京女子プロレス提供試合で参加することを発表した。中島の地元は新潟県なのだが、ちょうど長野県との県境にあり、その隣町になるのが栄村。その栄村60周年記念イベントとして開催される「さかえマニア」というイベントで、会場はさかえクラブスキー場特設リングとなる。入場は無料だが、「結構田舎なんですけど地元はすごく綺麗なところなので、プロレスに興味があって私の試合を田舎まで追いかけたいなという人がいたら、ぜひ観光に来てほしいなと思います」とアピールした。

      第二部の第一試合は坂崎ユカvsミウラアカネvs滝川あずさの3WAYマッチ。放送席の村田晴郎アナの隣には特別ゲストとして、人気ゲーム『ファイヤープロレスリング』を手掛けたことで有名な株式会社グラスホッパー・ マニファクチュアCEOの須田剛一さんが座った。「リングスが好きで、リングスが解散したときにショックでプロレス観戦に行けなくなってしまった」という須田さんだが、目の前で繰り広げられる東京女子の試合に興味津々の様子。まずは滝川が坂崎に共闘を求めていき、坂崎をコーナーに下がらせてショルダータックルでミウラに向かっていくが、ミウラはビクともしない。すると坂崎にタッチした滝川はエプロンからマイクを持って「実況は私の尊敬する村田晴郎アナと、私、東京女子プロレスナンバーワンアナウンサー、滝川あずさ!」とお馴染みの実況をはじめる。須田さんが「こういうものなんですよね?」と呆然とする中、坂崎が人工衛星ヘッドシザースでミウラを投げ飛ばしてからロケットランチャー。ここで滝川が入ってきてミウラに向かっていくが、まだミウラは元気。そこで滝川は坂崎とのトレイン攻撃からダブルのブレーンバスターを狙う。だが、逆にミウラが二人まとめて投げてからダブルラリアットでなぎ倒す。ここからミウラは滝川に対して串刺しエルボー、ジャンピング・ボディプレス、パワースラムと畳みかけていく。辛くもカウント2で坂崎がカットしたが、ミウラは滝川をカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げる。しかし、そこに坂崎が魔法少女キック。さらにミウラに向かってクラッカーを浴びせた坂崎は、グロッキー状態の滝川に魔法少女スプラッシュを投下して3カウント。

      第二試合はハイパーミサヲvs小橋マリカ。いきなりマイクを持ったミサヲは「私たち東京女子プロレスはニュータイプの女子プロレス団体です! どこがニュータイプなのかと言いますと、このハイパーミサヲの見た目、見てもらって分かりますよね? 唯一無二のヒーローという選手がいるということです!」とアピールするミサヲだが、観客の反応はイマイチ。それでもなおミサヲは「初めてプロレスを見る方もいると思いますが、私たちが正々堂々、全力でプロレスをすることで、プロレスの良さをしっかり味わってもらいたいと思います」と言って小橋に握手を求める。躊躇しながらも小橋が握手に応じると、予想通りガットショットを見舞ったミサヲ。ブーイングが起こる中、小橋を痛めつけたミサヲはヒーロー矯正システムを発動させる。さらにコブラクラッチで追い込んだミサヲだが、ロープに逃れた小橋はジャンピング・ネックブリーカーで反撃。さらにマシンガンチョップから大根斬りチョップを叩き込んだ小橋は逆片エビ固めへ。ロープに逃れたミサヲを駆け上がり式ブルドッキングヘッドロックで叩き付けた小橋だが、ここでミサヲは再びマイクを掴むと「ちょっと待ってください! 話を聞いてください! 今の技、ガツンと私の胸に響きました。いや、身体的にも響きました」と感服したミサヲは、次の一撃を食らうと人生がゲームオーバーしてしまいそうなので、潔くマットに肩をつけるので優しく3カウントを奪ってくれと懇願。そして横になったミサヲを小橋はカバーしたのだが、そこを首固めで丸め込んだミサヲ。慌ててキックアウトした小橋だが、続けて横入り式エビ固めで丸め込んだミサヲはロープに足をかけた状態で3カウント。必死に返そうと思わずミサヲのマスクを引っ剥がしてしまった小橋だが、素顔を晒しながら勝利に大喜びしているミサヲを見て、ゲスト解説の須田さんは「意外と美人じゃないですか」とポツリ。ミサヲは照れながら慌ててマスクを被り直した。

      東京ゲームショウ2016 4Gamer.net×東京女子プロレス1日目のメインとなる第三試合は、山下実優&中島翔子vsのの子&辰巳リカのタッグマッチ。まずは山下とのの子の先発で試合開始。のの子が乳騙しで山下を威嚇すると、ゲスト解説の須田さんも思わずその自慢のKカップをガン見。続いて中島が辰巳を執拗にロープに振って走らせることでスタミナを奪っていくと、辰巳はカウンターのエンジェルアタックを狙ったがこれは空振り。タッチを受けた山下がサッカーボールキックを叩き込むと、中島が首を捻りあげていく。どうにかロープに逃れた辰巳は、走り込んできた中島をカニ挟みで倒して場外に追いやる。中島はすぐにリング内に戻るが、待ち構えていた辰巳はエンジェルアタック。続いてのの子が手ぶらツイスト、お乳三兄弟で中島を追い込むと「乳モンスターボール!」と叫び、自らボインを鷲掴みにして、中島の脳天に振り下ろしてゲットしようとする。中島の動きが止まったところに、のの子のKカップアタックから辰巳のエンジェルアタックと連続攻撃。さらに辰巳はエルボードロップからストレート・アームバーで追い込むが、どうにか耐えた中島はドロップキックで反撃すると山下にタッチ。スピンキックを叩き込んだ山下だが、蹴り脚をキャッチした辰巳はドラゴンスクリュー。タッチを受けたのの子は昇天。何とか耐えた山下はミドルキックを放っていくが、Kカップで弾き返したのの子はボインを弾ませるとオパイェを発射。だが、山下は蹴りで反撃して中島にタッチ。ライダーキックを連打する中島だが、のの子はまたもボインで弾き飛ばす。そして昇天で中島をグッタリさせるが、中島は一瞬の隙を突いて丸め込む。さらに前方回転ネックブリーカーから丸め込むが、のの子も必死にキックアウト。ならばと中島は独特な入り方のバタフライロックへ。のの子は自らのボインで喉元が圧迫されてかなり苦しそうだが、ロープに辛くも脱出。そこからカウンターのKズプレスで反撃したのの子。山下が救出に飛び込んでくるが、辰巳も入ってきてエンジェルアタックで山下を場外に追いやる。そこからエプロンに出た辰巳はダイビング・エンジェルアタックを発射。その間にリング上ではのの子がパイグリーからボインメーカーで仕留めようとしたが、かわした中島は佐々木大輔の使う佐々木式ウラカン・ラナのような形で丸め込んで3カウントを奪った。ボイン殺法で初めて東京女子プロレスを見るお客さんもかなり引きつけたのの子だったが、最後は中島が逆転勝利を奪った。


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