東京女子プロレスが1月4日に“プロレスの聖地”後楽園ホールに初進出! そこでデビューする新人3名のインタビューも大トリは中学2年生の小橋マリカ。インタビューではアブドーラ・小林やフランク篤への想いをたっぷり語ってくれた。(取材・東京女子プロレス取材班)
――現在、中学2年生の14歳ですが、プロレスに興味を持ったのはいつ頃ですか。
「小学5年生の夏休みです。友達とプールにいった帰り道に、ちょうど大日本プロレスの商店街プロレスがやっていました。無料だったんで観戦したんですけど、それでプロレスにハマりました。駅前でプロレスをやってるってことは前から知ってたんですが、やっぱり怖いイメージがあったのでいくことがなかったんです。でも実際に見たらおもしろくて」
――そもそもプロレスを知ってたのでしょうか。
「はい、それはYouTubeとかで見たことがあったんで」
――商店街プロレスに出ている選手のことは?
「知ってる選手は一人もいなかったけど、でもおもしろかったんです。そのときは石川晋也選手が強くてかっこよくて、最初に好きになったのは石川晋也選手でした」
――それからプロレスを見るようになった?
「プロレスというか、大日本プロレスです。大日本プロレスは年に何回か地元の商店街に来て無料の興行をしていたので、友達と見にいってました。あとは正月の餅つき大会で大日本プロレスの選手が商店街に来たときにいったりとかですね」
――観戦にいくのは商店街プロレスだけだったのですか。
「中学生になったら地元以外にも、にぎわい座や横浜文化体育館まで一人で見にいくようになりました。全部、大日本プロレスなんですけど。大日本も石川晋也選手が引退されて、ちょっと醒めたときがあって。そのときは誰が好きとかはなかったんですけど、そんな時にアブドーラ・小林さんが話しかけてくれたんです。最初は小林さんは目も怖いし、印象よくなかったんですけど、話したらすごく優しくて。小林さんって強いし、優しいし、みんなから愛されていて、プロレスラーってこんな完璧な人たちなんだって思ったんです」
――なるほど。
「それとフランク篤さんも優しかったです。フランク選手は小柄なんですけど、試合では最後まであきらめないで闘う姿がかっこよくて。それにフランク選手は試合以外にもレフェリーとか、トラックの運転とか、売店でフランクフルトを売ったりとか、なんでもやるところがすごいなあって憧れました」
――そうやって大日本プロレスを見ているうちに自分もやりたいと思うようになったのですね。
「そうですね。自分もリングに立ちたいと思って、中学生でも練習生を募集している団体を検索したら一番最初に東京女子プロレスが出てきたんです。調べたらDDTの系列で高木さんのやってる団体だってわかったんで、それだったら間違いないって思いました。週プロを読んでDDTのことや高木さん、あとヨシヒコさん、赤井さんの名前は知っていたので」
――学校では友達でプロレス好きな人は多いですか。
「あんまりいないですね。私がプロレスやることも本当に仲のいい友達しか知りません」
――同世代のファンが増えるきっかけになるといいですね。最後にどんなプロレスラーになりたいですか。
「フランク篤さんのように最後まであきらめずに闘い、アブドーラ・小林さんのようにみんなに愛されるレスラーになりたいです。応援よろしくお願いします」