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TJPW SPRING TOUR 2025 FINAL

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日時2025年6月22日
会場東京・両国KFCホール
観衆365人(超満員札止め)
  • 前説

  • 難波所属最後の前説/7・21大田区でさくら&クリスvsX&XX/アプガプロレスのミニLIVEは難波のリクエストで『負けたくない』

  • 難波リングアナ所属ラストの前説は半年ぶりとなる女性ファン限定興行9・7北沢タウンホール(正午開始)をアナウンス。また、7・21大田区総合体育館大会の追加参戦選手として、1年4ヶ月ぶりとなるクリス・ブルックス&さくらえみが決定。タッグマッチで対戦相手は後日発表。続いてアップアップガールズ(プロレス)の4人が難波選曲の『負けたくない』を披露して第1試合へ。
  • 第1試合 時間無制限1本勝負

  • 第12回東京プリンセスカップ予選リーグ

    6分56秒

    バナナ・ピロー

    ※上原が第12回東京プリンセスカップ最終予選に進出。
  • 両者が握手をしてゴング。ロックアップから上原がヘッドロックやハンマーロック、キラもヘッドロックからグランドへ誘い込む。上原がヘッドシザースを決めるとキラが脱出してブレーク。ヘッドロックを決められた上原がロープに飛ばすとキラはアームドラッグからショルダータックル。コーナーへの突進をよけた上原がエルボー。カバーはカウント2。レッグロックはキラがロープエスケープ。上原がブレーンバスターはキラがリバース・スープレックス。さらに何度も顔面を叩きつけながらサーフボードストレッチで固めていくと、上原の足はロープへ。コーナーでのエルボーを食らった上原がブレーンバスターで反撃。5分経過。ドロップキックから側転エルボーはカウント2。体を入れ替えたキラがレッグドロップはカウント2。両者がエルボーのラリー。上原がエルボー連打から突進するもカウンタースラム。追撃で持ち上げるが、後方に着地した上原が飛びついてバナナ・ピローへ持ち込む。たまらずキラがギブアップ。

    【試合後のコメント】
    上原 勝ちましたー! というわけでまずは1勝。私は次、誰が対戦相手になるかわからないんですけど、本選に絶対に進むために誰であっても絶対に勝って、本選に進みたいと思います。頑張るぞ!

    キラ ワカナは過去2回、タイトルに挑戦してるぐらいだから楽に勝てる相手じゃないのはわかってたので、いつもよりアグレッシブに攻撃することを心がけましたが、それでも届かなかったので次はさらにもっと攻撃的に行かないとダメだと感じました。次はもっともっとアグレッシブにいって、次は勝ちたい。
  • 第2試合 時間無制限1本勝負

  • 第12回東京プリンセスカップ予選リーグ

    8分33秒

    変形パンプハンドルスラム→片エビ固め

    ※アイビーが第12回東京プリンセスカップ最終予選に進出。
  • 握手して試合開始。ハンマーロックからグラウンドの攻防へ。ブレークとなるとお互いにショルダータックルをぶつけ合う。制したアイビーがコーナーに押し込んで串刺し狙いで突進も、凍雅がカウンターでボディースラム。カウント1。レッグロックはアイビーがロープエスケープ。足を取らせての延髄斬りはかわした凍雅が足を攻め込む。ハンマースルーを切り返したアイビーがネックブリーカードロップ、串刺しエルボー、低空の串刺しクロスボディーとたたみかける。カウント2。凍雅のフェースロックをアイビーは立ち上がって持ち上げ、コーナーへ押し込む。ラリアットを叩き込んでからランニングの低空クロスボディーを放つ。カウント2となって、凍雅とアイビーがエルボー合戦。ロープに走った凍雅にアイビーがフライング・ネックブリーカードロップ。さらにパンプハンドルスラムで叩きつけ、ザ・バイーンズ・オブ・アイビーでギブアップを迫る。逃げようする凍雅を中央に引き込んで決め直す。ならばと強引に投げ捨てて脱した凍雅がローリング・サンダー、バックフリップで投げ捨てるも、カウント2。続くロックボトムは堪えたアイビーがジャンピングハイ。最後は捻りを加えたパンプハンドルスラムで勝利した。

    【試合後のコメント】
    アイビー (英語で)TPC出場を懸けてトーガさんと対戦すると知った時は、厳しい闘いになると思った。前回、彼女とシングルで対戦したのもこの会場で、その時は負けてすごく悔しかったんだけど、今にして思えば感謝の気持ちもあるの。今日のためにどれだけ準備と努力を重ねないといけないか思い知らせてくれたからね。(日本語で)トーガさんに話したい。すっごいプロレスラーだ。強くて速くて一番カッコいい相手だろう。今度が楽しみです。

    凍雅 同じ両国でアイビーとシングルをやった時は勝ったし、今回も勝てると思っていたけど、それが慢心というか、勝てると思っちゃっていたから、予想を上回られた時に自分の中で戸惑いがあって隙を与えてしまって負けてしまったのかなと思います。前に闘ったときよりもアイビーのパワーはすごかったし、最後のも知らない技ですごくて。次やった時は絶対に勝ちたいと思うし、それを超える凍雅でいたいなと思うし。アイビーにはその勢いのまま優勝目指して欲しいなと思いました。
  • 第3試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    7分17秒

    マフラーホールド

  • 第4試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    9分3秒

    ドクターイエロー→エビ固め

  • 第5試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    11分49秒

    リング・ア・ベル→片エビ固め

  • 4人が握手してゴング。先発は鈴芽ともか。ロックアップから鈴芽がハンマーロック。グランドの攻防を経て両軍スイッチ。有栖と鳥喰がスピーディーな攻防。有栖がドロップキック、串刺しエルボーを放っていくとタッチを受けた鈴芽も串刺しエルボー。でじもんがダブルのエルボーの連係を決めて、鈴芽が丸め込む。カウント2。交差するようにロープワークした鳥喰がドロップキックを放ってもかにタッチ。もかが腕へ集中攻撃。エルボーのラリーから鳥喰にスイッチ。足にエルボーを打ち込んでカバーもカウント2。ハンマースルーは鈴芽が拒否し、ドロップキックで反撃して有栖へ。ロープに括ってヒップドロップ、キャメルクラッチは回避した鳥喰がカウンターのアームドラッグを決めてもかへタッチ。瓦割りはカウント2。鳥喰にかわるとライダーキック、セカンドロープからのローリング・セントーンを決める。カウント2。シャイニング延髄斬りを食らったものの、有栖は水車落としを放って両軍交代。鈴芽がアームドラッグ、ドロップキック、羅生門狙いをヘッドシザースで切り返す。これにもかはロープエスケープ。鈴芽がミカヅキ流星群を自爆すると、鳥喰の蹴りからもかがサイドバスターの連弾。カウント2。羅生門で捕獲も、有栖がカット。有栖に連係を狙ったが、でじもんが反撃してドロップキック二重奏。さらにミカヅキ流星群とコーナーからの鶴ヶ城の二重奏も披露。リング・ア・ベルは耐えたもかがゼロ戦キック。鴻臚館は鈴芽が低空のリング・ア・ベルを食らわせてコーナー反転式フェースクラッシャーで追い込む。最後はリング・ア・ベルを放って勝利。

    【試合後のコメント】
    鈴芽 大田区に向けての前哨戦で、もかとぶつかれる試合でした。挑戦表明を受けたときに私が直接負けてしまうという悔しい結果だったからこそ、今日自分で勝ちを取り返せてよかったなと思ってます。何よりでじもんで一緒に闘えたし、難波さんのラストって信じられないけど、ラストのコールを受けて本当にいつも通りすっごい力をもらえたし、「勝者、鈴芽!」って言ってもらえたので(笑)。
    有栖 最後にね。
    鈴芽 こうやって背中を押してもらってこのまま大田区までいきたいと思います。
    有栖 絶対防衛してね。
    鈴芽 する(笑)。ありがとう。
    有栖 私はまだカードが決まってないけど、自分らしく頑張りたいと思います。
    鈴芽 一緒に勝とう!
    有栖 勝とう!


    もか 前哨戦、一発目で負けてしまいました。正直すごい悔しいです。大田区まであと1ヵ月しかないし落ち込む暇はないので、鈴芽さん対策をもっともっと練って、本番まで最高の自分でいられるように作っていきます。
    鳥喰 前哨戦がまだあるかわからないですしね。
    もか はい。前哨戦があと何回あるのか、あるのかないのかもわからないんですけど、全部勝ちたい。
    鳥喰 もかさんが頑張っている姿を見ているから、もかさんに頑張って欲しいなと思います。今日はフォローうまくできなくてごめんなさい。
    もか ありがとうございました。
    鳥喰 頑張りましょう。
    もか 頑張りましょう。

    ――今日は前哨戦で直接負けてしまったが、今足りないものは?
    もか 自分に足りないものは多々あると思うので、そこをもっと分析して突き詰めていかないといけないです。
  • セミファイナル 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    12分33秒

    ドラゴンスリーパー

  • 先発は中島と未詩でゴング。スピーディーなグランドの攻防から未詩が足を取ると脚力で脱した中島がアームドラッグ連発。3発目を耐えた未詩がショルダータックル。リカとの連係を狙ったが、中島が2人を投げ捨ててトペ狙い。しかし、リカと未詩が刺股で捕獲。「終わりだ」とリカ。カットに入った千花もリカが捕獲。さらに刺股で捕まったままの中島にリカが背後からドロップキック。追撃のよっしゃいくぞエルボーを2人で決める。カウント2。リカが中島にロープに括った足へドロップキックも、ドロップキックのカウンターで浴びせて、千花へタッチ。エルボー、ドロップキック、エルボードロップとたたみかける。カウント2。追撃の投げを耐えたリカがエルボーで反撃して膝で押さえつけながら、髪を掴んで罵声を浴びせる。5分経過。かわったリカがレッグロックやショルダータックルも千花がカウンターでボディースラムを放って中島とスイッチ。串刺しエルボーからスワンダイブを狙ったが、迎撃した未詩がパワースラム。ジャイアントスイングは10回転。カウント2。リカにかわるとドラゴンスクリューから足4の字固め。決まらないとみるや、ヒップアタックからミサイルヒップ。これをよけた中島がノーザンライトで投げ捨てて千花へ。突進をヒップアタックで迎撃して、串刺しのヒップアタックも披露。バックブリーカーからスリーパーは千花がロープ際に押し込む。10分経過。千花が強烈なナックルから稲荷鳥居。不完全となって改を狙うが、耐えたリカがヒップアタックで反撃。カットに中島が入るも、サンドイッチのバッティングハンマー。さらに合体の白昼夢エタニティで中島を排除。最後は孤立した千花にリカがドラゴンスリーパーでギブアップを奪った。

    【試合後のコメント】
    リカ 約1年ぶりの白昼夢始動だったんですが、なんか久しぶりと思わなかったな。
    未詩 思わなかった(笑)。
    リカ なにもズレを感じなかった。
    未詩 息ピッタリ。
    リカ でしたね。この1年、色んな人と組んだり、色んな人と闘ったり。未詩もチャンピオンとしてやってきて、色んなことがあって進化して、またこうして一緒に組めたのがホントに嬉しかった。隣にいてほしいなって思ってたから。
    未詩 嬉しい、やったー! 私もこのまるっきり1年、何も組んでも闘ってもなかったけど、やっぱりリカさんの色々に合うのも合わせられるのも私がやっぱり経験としても…。
    リカ えー…そうなの?
    未詩 リカさんの色々に合わせられるのも私かもって思ったので。やっぱり白昼夢は最高のタッグだし、もっともっと白昼夢で上を目指すために。
    リカ 前哨戦だったけど、半分だったけど。半分享楽共鳴?
    未詩 きょ…くらいだった(笑)。
    リカ だったけど無事に勝てたし、かませたんじゃないかな。あと意外と刺股が使えて。
    未詩 いいかんじで。
    リカ このまま大田区もね、本当の享楽共鳴をつかまえて、チャンピオンになって、白昼夢と刺股をもっと世に広めたいと思いました。
    未詩 刺股も広めますか!?
    リカ 広めます!
    未詩 刺股も?
    リカ 任せてください。
    未詩 白昼夢と刺股を…。
    リカ チャンピオンになって広めます!


    中島 前哨戦一発目ということで、予想できない感じを予想していたんですけど…ねぇ。予想を上回ってくるのが白昼夢というか、なかなか悔しい思いをさせられたなという気持ちがあります。でも、今日はミサヲはいなかったんですけど、その穴を埋めるために千花がメチャメチャ頑張ってくれたので。気づかされたものがあったと思います。なのでカッコいい先輩でいられるように私も頑張ろうかなと思います。タイトルマッチ頑張ります。
    千花 自分のせいで負けちゃって。防衛のための後押しを自分なりにできたらと思ったんですけど、リカさんも未詩さんも強くて。リカさんと未詩さんだけじゃなく中島さんからも吸収して、もっともっと強いレスラーになりたいと思います。防衛戦頑張ってください。
    中島 頑張ります!

    ――今日も白昼夢は刺股を使ってきたが対策は?
    中島 対策ですか? う~ん、するだけムダかなという感じですね。こっちは裸でぶつかるかもしれないし、武器を懐に隠し持ってぶつかるかもしれないし。お互いに頑張ろうねって感じです。
  • メインイベント 20分1本勝負

  • 8人タッグマッチ

    12分21秒

    ぽむ・ど・じゃすてぃす→体固め

  • 試合前にミサヲがマイク。「難波リングアナと叶えてない夢がある」とリングに招き入れる。「口上をやってもらったことがない」と嘆願すると、ミサヲの口上を難波アナがやってみせる。その油断を突いて難波アナにミサヲがスプレーを持たせ、荒井組にスプレー攻撃をしたが、噴射が止まらず自らダメージを負ってしまう。ここでリング上で瑞希&ユキが難波アナにゴングを叩かせ、しれっとカバーしたミサヲだったが、カウント2。タッチを受けた瑞希がぽむのシューズで殴りかかる。ぽむもシューズを使ったでんでん太鼓を披露。ユキにかわるとセカンドロープを使ったセントーンを決める。カウント2。ハルが回転エビ固めからドロップキックを放って荒井にスイッチ。荒井がドロップキックからカバーはカウント2。フルネルソンは脱したユキがストマックブロック。瑞希にかわるとロープをすり抜けるドロップキックからダイビング・クロスボディー。クロスフェースは抜けた荒井がサソリ固めへ。これを瑞希が丸め込んで再びクロスフェースを決め直す。荒井はロープに逃れる。5分経過。荒井が強烈なエルボー、瑞希も連発でやり返す。ロープに走ったところを荒井が追走してビッグブーツ、瑞希のカサドーラにはフルネルソンバスターで叩きつけてみせる。HIMAWARIとミサヲのマッチアップになってミサヲがクロスボディー。チキンウイング・フェースロックはエスケープしたHIMAWARIがネックブリーカードロップやお姫様落としで逆襲。かわった真弥にミサヲがスプレー攻撃し、ぽむにタッチ。ぽむの大声での攻撃に真弥が「うるさい!」と一喝。ラフォーレ原宿からぽむ・ど・じゃすてぃすを回避した真弥がハルにスイッチ。串刺しドロップキックからアームバーを決めると、真弥らが敵軍をカットに走るも決まらず。10分経過。コーナーのぽむをHIMAWARIが落下させ、荒井がビッグブーツ、真弥が河底撈魚、ハルがクロスボディーと猛攻。ハルの再びのアームバーはぽむがロープエスケープ。「いくぞ」と叫ぶハルをミサヲがカットして、ぽむが丸め込む。カウント2。ここで瑞希らが入って相手を分断。最後はぽむ・ど・じゃすてぃすをさく裂させたぽむが勝利
  • エンディング

  • 最後は選手からのコールに送られて…さらば難波、涙の卒業!

  • 試合後、ぽむがマイクを取る。ぽむ「やった!勝った!ぽむはいつもバッチが楽しそうに見てくれたり、励ましてくれたり、自信を凄い持たせてくれたり、こうやってぽむのプロレスのスタイルをたくさん自信をつけてくれたと思うので、今日、最後のコールをしてもらえて、勝てて本当に嬉しいです。もっと近くで歓声を聞きたいので上がって来て下さい」難波がリングへ。難波「ぽむさんが泣くと私も泣いちゃうからやめてよ!」ぽむ「バッチとは実質同期だと思ってて。先に卒業しちゃうのは寂しいんだけど、バッチらしい今後というか未来のために目標があって卒業してくのはぽむにとっても、目標じゃないんだけど背中を押してくれたと思ってて。そんなぽむはバッチの背中を押していきたいので、これからも東京女子で褒めてくれたぽむらしさで頑張ろうと思います」難波「そういうふうに思ってくれてたんだ。嬉しい。ありがとう。なんで7年前と同じコスチュームを着てるの? 不思議だなって思うんだけど。懐かしいよね。ちょうど私が会ったのが、後楽園ホールでリングアナデビューしたんだけど、ちょうどぽむちゃんとねこちゃん、真弥はちょっとズレてたんだ、実質同期だとは思ってる。厳密には話させてね。同期的なそういう気持ち。でね、後楽園の凄い狭い部屋で、練習生と私で何も知らないのに閉じ込められてさ。そんなところから長い時間一緒にいて。途中から真弥もポンってやってきて。でもほぼ同期みたいな感じで一緒にすごした時間が…同期っぽい人たちもそうだけど、東京女子ですごした時間が私にとっては宝物で。こんなにキラキラした時間をすごせたのは本当にみんなのおかげだし。私の一生の宝物です。ありがとう!」ユキとらくから難波アナに花束贈呈。2人はハグ。鈴芽と真弥からの記念アルバム贈呈に泣き出す難波。真弥がマイクを取る。真弥「難波さん! どうしよう~」難波「助けて~」真弥「最後までおもしろい女だな、あんた。おもしれーな。そんな面白い難波さんに名前を呼んでもらって、勇気づけられて嬉しかった。最後にみんなで難波さんをコールして送り出したいと思います。泣かないで、早いよ。コールするからね。真ん中に」全員「リングアナウンサー、難波小百合!」オープニングテーマ曲の『プリンセスマーチ』が流れる中、リング上では欠場中の猫はるなに加え、OGの角田奈穂さんも加わって難波を取り囲み記念撮影。各々が難波に声をかけながら退場。難波は手を降って場内を後にした。

    【試合後のコメント】
    ――荒井と初の前哨戦で対戦しました。
    瑞希 荒井ちゃんの勢いを感じたし、見られてるなって。前のめりな気持ちをすごく感じたけど、まだ焦りはないです。
    ――あらためて荒井との闘いは?
    瑞希 おっきいなって思いました、シンプルに。シンプルに力もあるし、動きも早いし、すごい闘争心、熱を感じて。負けてられないなってさらに強く思いました。
    ――まだ決戦まで1ヵ月くらいあります。
    瑞希 もう荒井ちゃんって勢いに乗らせたら、もうすでに乗ってるのにヤバいと思うんです。だから、勢いに乗らせないように…エイッていきます(笑)。

    荒井 今日はタイトルマッチが決まってから初めて瑞希さんと闘って、前哨戦しました。いままでタイトルマッチで前哨戦することがあまりなかったので、なんだろう…大田区に向けて闘えることがまずは嬉しいなって思ったし。いままで瑞希さんと当たった時とはまた違う気持ちで、自分の中でもたくさん最初入った時から…先輩なので、たくさん甘えてしまう相手ではあったんですけど。いままで試合が終わるたびにたくさん私のところに来てくれて「ケガしてない?」って聞いてくれたりとか。たくさん面倒を見ていただいたんですけど、もう荒井も強くなったので瑞希さんに対しても、瑞希さんからのすべてを受け切って勝ちたいなって今日あらためて思いました。
    ――タイトル戦決定から瑞希とリング上で向き合ってみて。
    荒井 キャリアとかも気にならないくらい、やれることの数だったり、プロレスへの頭の良さだったり、荒井にはないものがホントにたくさんあるって。それはこの1ヵ月でどうにかなる問題じゃないのかもしれないですけど、逆に荒井にしかないものもあるなって思ったし。いまからできないことを全部補うよりも、自分の調子を伸ばしたいなって思いました。

    難波 日々東京女子を応援してくださってるみなさん、いつもいつもありがとうございます。これからも東京女子はもっともっと大きくなっていくと思うので、これからも変わらない…いやもっと東京女子の応援をよろしくお願いします。あとは個人的なことで言うと、私まだバンクーバーのおうちが見つかってなくてですね。よかったらシェアルームの物件、どこか募集してるよって方いらっしゃいましたら是非こちらまで応募? お便りください。お願いします。あとですね、これからどうなるか分からないけど、でも…東京女子の子たちに「難波ちゃんが東京女子に関わってくれててよかったな」って思ってもらえるように、色んなところでどんどん東京女子の名前を広めていけたらなって思ってます。これからも東京女子の応援、よろしくお願いします。7年とすこしの間、どうもありがとうございました。
    ――東京女子での最後のリングコールに強い思いはあった?
    難波 ホントはいつも通りやりたかったです。いつも通りが一番って思ってたんですけど、どうしても…おもわず声が強くなっちゃったりとか。どうしても状況的に変わっちゃったかもしれないな(笑)。最後だっていうのは自分のエゴでしかないけど、どうしてもそれで変わっちゃったかも…って思ってます。でも、後悔のないようにコールできたなって思ってます。
    ――最後に自分がコールを受けました。
    難波 もうみんなからされるコール、破壊力がやばくて。なんか、もう…聞くだけで、ってかもう思い出すだけで急に…(涙)。なんだろう。自分は自分なりに一生懸命コールはしてたつもりだけど、でもいざ選手のみんなにコールされると…なんかすごい元気もらえちゃったってかんじで(涙)。私もそんな存在だったんだとしたら嬉しいなって思います! すごい選手の力は偉大です。

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