東京女子ロゴ

【王子リポート】美威獅鬼軍が“美意識の絆”で同期タッグを撃破/ミサヲ、KANNAの更生に失敗/元リリコの新リングネームは辰巳リカ

この記事をシェアする

    • 20日、東京・王子Basement MON☆STARにて「The Girls Battle 2015 Round.6」がおこなわれた。中島翔子&あずさ(仮)の前説からめんたいぎょうざマンゴー添えのオープニングアクトへ。『爆音セレナーデ』を熱唱するも、なぜか乗れない曲であることを詫び、ユニットのTシャツが売れてないことをぶっちゃけていた。MCリングアナのNachuの呼び込みで選手入場式へ。選手を代表して、えーりんが挨拶。「今日はメインでミウラアカネと一緒に同期でタッグを組んで美威獅鬼軍に挑戦するんですけど、ミウラアカネとのタッグって難しいかなとかずっと考えていたんですけど、やっぱり同期だし、信頼関係バッチシだし! ね、大丈夫だよね!? ね、あるよね!?」えーりんがミウラに執拗に迫っていると美威獅鬼軍が登場。赤井「あらあらずいぶんと仲のよろしいことね。あなたたち、もうユニット名はお決まり? ワタクシが素敵なユニット名を差し上げるわ。ニンニク娘と黒豚だから…ガーリックポークソテーズというのはいかがかしら。愛さん、ワタクシたちはワタクシたちの美しい絆で頑張りましょうね」清水「その通りですわ。ワタクシのスマホの待ち受け画面は沙希様ですし、いつも一緒にお風呂に入ってますし、2人で洗いっこしてますし、絶対に大丈夫ですわ」赤井「あなたたちにそんなことできるのかしら? それから今日、KANNAさんとお試合するハイパーゲスさんはどちらかしら? あなた今日も素敵ないで立ちね。どう、美威獅鬼軍にいらっしゃったら。……ウッソー! あなた、前回のお試合で相当なおゲスってことがわかったわ。今日、もしもKANNAさんにお試合でお負けしたら、語尾にゲスってつけることね。笑い方をゲッスッスってすることね。ね、KANNAさん」KANNA「そうでゲス」赤井「今、KANNAさんがお手本をお見せしたの」こうして美威獅鬼軍は退場。えーりんは「本当にムカついた! 同期の相手を黒豚? 今日は絶対にミウラアカネと頑張って美威獅鬼軍を倒したいと思います!」と打倒・美威獅鬼軍を誓った。

      第1試合はのの子vs中島翔子vsMIZUHOの3WAYマッチ。Kカップののの子とヒップのMIZUHOが意識しあい、お客さんにアピール合戦。中島が蚊帳の外に置かれてしまう。中島はそのアピール合戦を崩しにエルボーで向かっていったが、のの子のKカップに跳ね返されてしまう。のの子はMIZUHOを吊り天井にして「お乳測定!」。ロープに向かったのの子を中島がリング下から足をすくってコーナーに持っていくとMIZUHOのスティンクフェースを呼び込む。さらに2人がかりで攻撃していくが、中島がMIZUHOを裏切って、のの子と結託。そんな中島ものの子を裏切ってごっちゃんフォールを狙うも、これがのの子の怒りを買って反撃されてしまう。中島はコーナーにセットされたMIZUHOの尻とのの子のKカップを交互に食らってダウン。MIZUHOが向かっていくものの子がパイグリーでダウンさせるとボインメーカーを2人まとめて決める。さらにMIZUHOにはオパイェ。MIZUHOにパイフライフローを投下したのの子をドカしてリング下に排除した中島がMIZUHOを丸め込んで勝利した。

      第2試合はKANNAvsハイパーミサヲのシングルマッチ。ミサヲは前回の敗因をえーりんのせいと決めつけるとKANNAには正義の心が残っていること、さらに自身に憧れており、ヒーロー軍に入りたがっていると断言。ヒーローの割には奇襲して丸め込むなど小ズルいミサヲ。さらにヒーロー矯正システムでKANNAを追い詰める。しかし、あっさり反撃を許してしまったミサヲはKANNAのフェースクラッシャーをカウント2でクリア。コーナーに追い詰められるも、平和的解決を求めようと油断させて反撃。風呂敷マントを装着し、コーナーに登って飛んだがカウント2。ならばとヒーロースターを装着してパワーアップをしたようだが、コーナーに登ったところでKANNAにデッドリードライブで落とされてしまう。KANNAはヒーロースターと黒のアイマスクをはぎ取って風呂敷をミサヲの頭に巻いて泥棒のような姿にしてしまうとキャメルクラッチ。さらにバックドロップで追い打ちをかける。それでも丸め込みで挽回しようとしたミサヲだが、すぐさまベルサイユの槍を食らってフォール負け。

      【試合後のコメント】
      ――KANNA選手を更生できなかったようだが。
      ミサヲ KANNAさんはまだ十代ということで、遅く来た反抗期なのかなって感じですね。本当はヒーローになりたいのに、まだちょっと照れちゃって反抗してくるなって。こっちは大人のヒーローなんでね、ヒーロー軍に入りたいという言葉を待ってあげようかなと思っています。
      ――美威獅鬼軍入りしたKANNAの変化は感じた?
      ミサヲ そうですね。本当はヒーローになりたいというのがあると思うんですけど、その反動なのか、わざわざ美軍っぽい動きをしたり、そういうふうに振る舞っているのかなと前回より感じましたね。
      ――東京プリンセスカップ中は何をテーマに闘っていく?
      ミサヲ 隙あらばプリンセスカップに入れるようなところにいようと思うので。プリンセスカップにいつでも合流できるような闘いを見せていきたいと思っております。1勝さえできれば、資格がもらえるということなので、途中からシード席みたいな感じですね。シードで入っていこうと思います。 

      休憩前に元ケンドー・リリコの新リングネーム発表へ。ポスターの裏に書かれていた新リングネームは「辰巳リカ」(たつみ・りか)。場内が軽くざわつくと「名前の由来なんですが、本名のリカを使いたくて大社長に相談したところ、『リカといったら“たつみりか”しかないだろう!』と言われて…」と明かすと「相談する相手が間違ってる!」との声も飛ぶ中、「偉大なレジェンド・藤波辰巳さん(現・辰爾)の“辰巳”の字をいただいて決めました。私は辰巳リカとして生きていきます。一日でも早い復帰を目指し、名前をいかした新しい技もいっぱい考えたいと思います。これからもよろしくお願いします! 会員番号15番、辰巳リカでしたー!」と締めた。

      セミファイナルは山下実優vs坂崎ユカのシングルマッチ。今日の坂崎は木曽レフェリーとの帽子のやり取りなし、握手を交わしてやる気モードかと思えたが「問題です。山下実優の弱点は?」とクイズを出し「そのアゴだ! そのために技を用意した」と言ってるそばから攻撃されてしまう。スナップメイヤーからローキック、さらにキャメルクラッチと一方的な展開。山下のブラジリアンキックでダウンする坂崎。カバーせんとした山下に至近距離からクラッカーを鳴らして驚かせる。すると坂崎はアゴを掴んでスナップメイヤーで投げていくと「アゴドリル!」とアゴを掴んでのドラゴンスクリューへ。アゴを掴んでのキャメルクラッチは二アロープ。怒りの山下に至近距離からのクラッカー攻撃でダウンさせると、注意する木曽レフェリーにもクラッカーを鳴らして失神させてしまう。不法地帯になるとセコンドのリカを呼び込んで山下を羽交い絞めにするよう指示を出すと、ゴムパッチンの用意。一度目は山下がゴムを離して自身にダメージ。二度目はゴムがいつの間にかリカがくわえることになってしまって、自身のセコンドにダメージを与えてしまう。「リカの仇!」と坂崎はゴムパッチンで山下にダメージを与えると魔法少女ジャンプへ。これをボディーブローで迎撃した山下はアティテュード・アジャストメントへ。これはカウント2で返されたが、クラッシュ・ラビットヒートで勝利した。

      メインイベントは赤井沙希&清水愛vsえーりん&ミウラアカネのタッグマッチ。ミウラが先発すると赤井が出てくる。ミウラの張り手に赤井もマウントを取ってエルボーを放った。えーりんが清水を捕まえるとミウラもショルダーアタックで倒していく。替わったえーりんが水餃子固め。そこから極楽固めにつないでカバーするがカウント2。清水が反撃して赤井が出てくるとミドルキック連打。さらに長い脚を使って顔面を踏みつける。清水がクロスチョップで続くとロメロスペシャルへ。さらに赤井のPKとの合体技はカウント2。スイッチした赤井のボディースラムはカウント2。赤井は腕決めのスリーパーに持ち込むもロープに逃げられた。えーりんが反撃してミウラとスイッチ。ミウラがエルボーを繰り出し、赤井がミドルキックで打ち返す。ミウラがショルダーアタックでなぎ倒すもカバーを赤井が三角絞めに切り返す。これをミウラが持ち上げてパワーボム気味に叩きつけてラリアット。赤井がこれをかわしてランニング・ミドルを決めて清水とスイッチ。清水は正面跳びドロップキックからスイングDDTで攻めたてる。ミウラがパワースラムでやり返し、スイッチしたえーりんがドロップキックで追い込む。清水はえーりんのミサイルキックをかわして赤井とタッチ。えーりんが赤井の新人賞をかわしてミウラのラリアットを呼び込み、ミサイルキック。揚げ餃子固めを狙うも未遂に終わると赤井が右ストレート。清水のダイビング・ボディーアタックから赤井が新人賞につないで勝利した。

      試合後、赤井がマイクを取る。「すごく美しい同期愛だったわ。ごちそうさまでした。ワタクシたちは同期とかとくになくて、所属している団体もないの。それなのになんでワタクシたちがこんなにつながっているか、おわかりかしら。美意識よ!(悔し泣きをするえーりんに)そんなに悲しいのなら、もっと鍛えて美しくなってもう一度挑戦しなさい。ワタクシたちは3人、これからもワタクシたちなりの正義のために精進します。それではみなさん、ごめんあそば…」清水「少々お待ちください。今後おこなわれるプリンセスカップに私とKANNAさんが参加いたしますので抽選会がございまして、少しお待たせするかと思いますが、お茶のご用意がございますのでゆっくりされててください」赤井「私はトーナメント出ないのかしら?」清水「沙希様はもう十分すぎるほどプリンセスですので、今回はご辞退いただき、私とKANNAさんが沙希様に近づけるように精進致しますので、ご覧になっててください」赤井「よかったわね。私はすでに」清水「プリンセス」

      赤井が引き揚げたあと、第2回東京プリンセスカップのトーナメント1回戦の抽選会がおこなわれた。この結果、7・4王子の1回戦はえーりんvsKANNA、山下vs坂崎、7・18横浜の1回戦は中島vsのの子、清水vsミウラで決定。準決勝の組み合わせは7・18横浜終了後に改めて抽選する。

      【試合後のコメント】
      ――いつもより苦戦していた?
      赤井 私はデブとは相性が悪いと思うわ。でもワタクシ、今日はすごく気分がいいの。私と愛さんの絆をみなさんにお披露目できたし、KANNAさんもゲスには勝てたし、とても気分がいいわ。(週刊プロレス誌・加藤朝太記者を見つけて)あなた、入院していたそうね。退院おめでとう。

      加藤 ありがとうございます。
      赤井 私、今日はとても気分がいいから、最近お預けしていたわよね。そろそろ呼んでほしいんじゃなくって?
      加藤 はい。
      赤井 なんて呼んでほしいのか、ご自分のお口で言ってごらんなさい。
      加藤 汚らしい…。
      赤井 (遮って)お黙り! 本当にこれだから…お二人ともわかった? 男も狼よ! みなさん、帰りましょう。
      清水 まぁ、恐ろしい…。
      KANNA (加藤記者に向かって)ゲス!


      ――初の同期タッグで惜しくも敗れてしまったが。
      ミウラ こっちはえーりんと組めて楽しかったけど、正タッグパートナーであるのの子さんと組んで、美威獅鬼軍を倒せたらなと思います。
      えーりん 私はアカネちゃんとだったら倒せると思ったんですけど、悔しいですね。でも一緒にアカネちゃんとタッグをやれて楽しかったです。

      ――またいずれ2人で組んでみたい?
      ミウラ いや、私は大丈夫です。
      えーりん え、ないの!?
      ミウラ しばらくはいい。
      えーりん のちのちは?
      ミウラ のちのちもいいかな…。
      えーりん ツンデレなんですよ。
      ミウラ まあ、そういうカードが組まれたら仕方なくやりますけど…。自ら望みはしない。
      えーりん え、嘘でしょう~。私はいつでもウェルカムですよ。
      ミウラ でもなんで負けるかな…。
      えーりん ごめ~ん。
      ミウラ 負けたじゃん。
      えーりん 揚げ餃子が成功していたら絶対に勝てた。

      ――東京プリンセスカップに向けてミウラ選手は清水選手と対戦します。
      ミウラ あの人は美威獅鬼軍だけど、あの人は強いわけじゃないし。今回、えーりんがやられて、ウチもまあまあやられたので、シングルだったら弱い人間なので簡単に潰して準決勝に上がれたら。
      えーりん 私はKANNA選手と闘うんですけど、KANNA選手はエキシビションの相手であり、デビュー戦の相手でもあるので、東京女子プロレスの私のスタートの選手。今までシングルで何回か闘ったけど、まだシングルで勝ったことがないので、今回のプリンセスカップは自分の成長を見せれるチャンスでもあるので、初めてKANNA選手に勝って一歩前に出たいと思います。

    この記事をシェアする