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TJPW SPRING TOUR 2025 IN NAGOYA

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日時2025年6月1日
会場愛知・中日ホール
観衆426人(超満員)
  • 前説

  • 3人アプガプロレスのミニLIVEは『Road to the ネクステージ』

  • 第1試合 15分1本勝負

  • 小夏れんデビュー戦

    7分6秒

    ハチノス・エイトノット

  • 小夏が憧れの鈴芽を相手にデビュー戦。ロックアップからヘッドロック、バックの取り合いから腕を取ろうとした小夏を鈴芽が飛行機投げ。小夏もアームホイップで投げて鈴芽をロープに飛ばしてバックエルボー。鈴芽もドロップキックでやり返す。ドロップキックを透かされた小夏だが、カウンターのドロップキックからバックエルボー連発。ボディースラムを狙うが鈴芽が踏ん張る。ロープに飛ばされた鈴芽はエプロンに出てタランチュラ。串刺し攻撃は小夏が防いでスワンダイブのサマーソルトドロップ。これはかわされたしまったがすぐさまドロップキックで立て直す。しかし、スリーパーをかわされてしまうと、変形のグラウンド卍で捕獲されてしまう。ロープに逃げた小夏が鈴芽のエルボーに応戦。鈴芽の駆け上がり式フェースクラッシャーをさせずに丸め込み、エルボー連打からドロップキック。しかしカウント2止まり。ロープに振ろうとしたが逆に振られてしまうとスワンダイブのフェースクラッシャー。変形のグラウンド卍固めに再び捕まりギブアップするしかなかった。試合後、鈴芽が健闘を称えて抱擁をかわした。

    【試合後のコメント】
    小夏 デビュー戦終わりました! 本当に出る前まで実感がわかなくて、リングに上がっても実感がわかなかったんですけど、試合が終わってすごい安心して涙が出てきたので、本当にたぶんあとから映像を見返したら反省点とか出てくると思うんですけど、とりあえず終わって率直に楽しかったなという感想が一番に出てきたので。デビュー戦、100点満点ではないですけど楽しめたのでよかったです。
    ――ここからどういうレスラーになりたい?
    小夏 う~ん、こうなりたいというのはないんですけど目標はあって、私海外にいったことがないので、海外で試合をしてみたいです。それが今の目標です。

    鈴芽 プロレスデビュー、おめでとう! 大事な日を一緒に闘うことができてすごく嬉しいです。でも今日は私にとってもすごく特別な日でした。数年前に東京女子に出会って、あんなふうになりたいって憧れてプロレスラーになった私にとっては、憧れとかその当時の決意というのは自分にとって今でも人生で一番大きな大切なものなので、そういう感情を自分に向けてくれる子が現れて、こうやって実際に向き合って闘うことができたというのは、自分にとっての夢がかなったと胸を張って言える一つの形なんじゃないかなと思っています。でも私もまだまだやりたいこと、夢があるし、小夏もここからがスタートなので、これから一緒に夢を追っていけたらいいなと思います。
    ――小夏選手に直接何か教えたりは?
    鈴芽 あんまり練習とか一緒にやってなかったので教えたことはそんなにないかもしれないです(苦笑)。
    ――改めて今日闘ってみて。
    鈴芽 ずっとニコニコしててやさしい子だから、本当に試合ができるのか不安だったんですけど、闘ってみたらちゃんとプロレスラーの顔をしていたので安心したし、ここからすごく楽しみになりました。
  • 第2試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    9分21秒

    羅生門

  • 第3試合 20分1本勝負

  • 第4試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    9分53秒

    キューティースペシャル

  • セミファイナル 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    13分59秒

    ノーザンライト・スープレックス・ホールド

  • 6日後の品川大会に向けた中島と鳥喰、最後のタイトルマッチ前哨戦。まずはハルとHIMAWARIの先発でスタート。アームホイップで投げられたHIMAWARIがロングヘアのムチ攻撃でやり返す。鳥喰が出てくると串刺し攻撃は防がれたハルだがバックエルボーを決めて中島とタッチ。中島のグラウンドヘッドロックは鳥喰がロープに逃げる。ハルに替わるとエルボー連打。串刺しバックエルボーから串刺しドロップキックとハルが攻め立てる。ロープに向かって走る鳥喰をエプロンから中島が攻撃して反撃を許さない。タッチを受けた中島がサードロープ目掛けてシーソーホイップ。そしてシルバーブレットから羽根折り固めへ。鳥喰が抜け出しての縦アームドラッグで投げてようやくローンバトルを抜け出すと、替わったHIMAWARIがショルダーアタック。お姫様落としは中島が着地してショルダーネックブリーカー。ハルが出てきてストレート・アームバー。HIMAWARIが潰して解除するもハルがマッケンローから低空クロスボディーへ。HIMAWARIのローリングネックブリーカーも避けてドロップキックへ。HIMAWARIはお姫様落としでやり返すと鳥喰とスイッチ。ハルも中島とタッチをかわす。鳥喰が中島の背中に飛び乗ると中島も鳥喰同様に鳥喰の背中に飛び乗ってライダーキック。さらに羽根折り固めで捕獲する。無人在来線固めに持ち込んだがニアロープ。ノーザンライトSHは鳥喰がなんとか阻止するが、中島がエルボー連打。10分経過、鳥喰もエルボーでやり返してラリー。鳥喰はソバット。中島もライダーキックから619を狙うも鳥喰が回避してバック宙キック。シャイニング延髄斬りからセカンドロープ・ローリングセントーンへ。中島がかわしてウラカンホイップで鳥喰をリング下に送り出す。ハルも救出に入ったHIMAWARIをセカンドロープを踏み切ってのドロップキックで場外に送り出し、中島が2人まとめてトペ・スイシーダ。中島と鳥喰は場外でエルボーを打ち合い、鳥喰が一撃食らわせてリングに戻そうとしたが、中島が619で再びリング下に落とす。場外カウントが進む中、腹ばいで戻ろうとするエプロンの鳥喰に中島がコーナーからダイビング・セントーンを投下。場外カウント17で戻った鳥喰に中島がノーザンライトSHを決めて勝負あり。タイトル戦を前に王者が挑戦者に直接、土を付けた。

    【試合後のコメント】
    鳥喰 ボコボコにやられて「オマエが狙っている重さはこんだけ重いんだぞ」と、「超えようとしている壁はこんだけ高いんだぞ」というのを今日示された気がします。でも、今まで先輩として見せた中島さんではなく、王者としての中島さんを今回前哨戦で見れたのが悔しいけどよかったなと思います。まだ時間はあるので、負ける可能性が高くても負けるつもりでは闘わないので、どうやったら勝てるかを考えて挑んでいきたいと思います。

    中島 タイトルマッチをすると決まってから、けっこう時間があったのでこの期間はすごく鳥喰かやという人間についていっぱい考えたなと思います。ありがたいことに前哨戦も3回組まれて、味わい尽くしたという感じです。本番は品川なんですけど、私がけっこうあの子以上に向き合っているつもりです。今日の結果がそうなんじゃないかなと思います。私ほど向き合えてますか、タイトルマッチ。向き合わなかったら勝てるわけないんで。まだあとちょっと時間があるかな。勝てると夢見て頑張ってください。私は負けません。
    ――鳥喰選手にもっとタイトルマッチに向き合って欲しい?
    中島 そうですね。私けっこう頑張ってますよ。けっこう向き合ってますよ。私より向き合えてないと勝てるわけなくない?
  • メインイベント 時間無制限勝負

  • ラスト・ワン・スタンディング・8人タッグイリミネーションマッチ

    4-2

    【試合経過】
    ①○伊藤 vs 上福●
    6分46秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ②●ぽむ vs 未詩○
    11分1秒 カナディアン・バックブリーカー
    ③○伊藤 vs ジェイダ●
    15分17秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ④●伊藤 vs 未詩○&ユキ○
    15分57秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ⑤○有栖 vs 未詩●
    18分54秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ⑥○有栖 vs ユキ●
    21分20秒 オーバー・ザ・トップロープ
    ※残った荒井、有栖でシングルマッチによる最終決着戦へ。
  • 3カウントフォール、ギブアップなどの通常ルールのほか、オーバー・ザ・トップロープでも失格。失格した選手から退場となり、最後に残った1名が勝者となるイリミネーションマッチだが、同じチームの選手が2~4名勝ち残って8人タッグイリミネーションマッチが終了した場合、4人なら4WAYマッチ、3人なら3WAYマッチ、2人ならシングルマッチをすぐにおこない、勝者を1名決定するというもの。勝者には瑞希の保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座への次期挑戦権が与えられる。

    まず、エプロンでの落としあいの末、伊藤が上福にじゃんけん勝負を仕掛けたと思いきや、じゃんけんに応じようとする上福を落としてOTRで失格。続いて荒井からパワーをもらったはずのぽむがPアタックをキャッチされてカナディアン・バックブリーカーで担がれてギブアップして失格となり3vs3に。伊藤にスパークスタナーを決めたジェイダだったが、カバーを有栖にカットされてしまうと、コーナーに登ったところで伊藤の頭突きで転落して失格となり、その伊藤も未詩とユキのまとめてDDTが切り返されてエプロンまで運ばれてしまうとダブルのショルダーアタックでOTRとなり失格。これで荒井&有栖vs未詩&ユキに。未詩が荒井と有栖をまとめてボディースラム。有栖にアバランシュホールドを狙ったが有栖が着地してキャメルクラッチへ。救出に入ろうとしたユキを荒井がサソリ固めで捕獲。しかし未詩が立ち上がり有栖を背負ったまま荒井をカット。未詩が有栖にバッティングハンマー。カナディアンで担ぐが、これは荒井が阻止。未詩の串刺し攻撃を有栖がかわしてコーナーへ。荒井のビッグブーツから有栖が磐梯山で未詩を場外に落として失格。孤軍奮闘するユキがエプロンに出されるも有栖にセントーン。サイド・スープレックスで落とそうとするが、有栖が踏ん張ってスーパーキックをぶち込んでユキが転落し失格に。こうしてイリミネーションマッチは終了した。
  • 時間無制限一本勝負

  • ラスト・ワン・スタンディング最終決着戦

    2分45秒

    Finally→片エビ固め

  • 同じチームで2人残ったため、シングルマッチの最終決着戦へ。荒井がビッグブーツ連発。フルネルソンバスターは有栖が堪えて水車落とし。キャメルクラッチに持ち込んだが、荒井がなんとか抜け出してフルネルソンバスターへ。両者立ち上がってエルボーの打ち合い。荒井がビッグブーツを放てば有栖がスーパーキック。有栖が什の掟も荒井が着地してビッグブーツ。さらに新人賞を放つ。さらにFinallyを叩きこんで3カウント。荒井がプリンセス・オブ・プリンセス王座の挑戦権をゲットした。
  • エンディング

  • 荒井が7・21大田区で瑞希の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦!

  • 試合後、荒井がマイクを取る。荒井「荒井が挑戦権を獲得しましたー! 瑞希さん、見てましたよね? お願いします」瑞希がリングに上がる。荒井「瑞希さん、荒井が勝ちました。次のプロレスラーになるって道を決めて、いまその覚悟と夢がいっぱい詰まったこの荒井が、瑞希さんの持ってるそのベルトに挑戦したいです。挑戦させてください!」瑞希「荒井ちゃーん。デビューしてから荒井ちゃんの楽しそうな顔とか悔しい顔とか、絶対負けたくないって強い顔も、わんわん泣いてる姿もいっぱい見てきて。なんだろう…今日このメンバーの中で勝ち抜いて、全然荒井ちゃんがこのベルトに挑戦することを不思議だと思わないし、荒井ちゃんのことをプロレスラーとしてこれからずっとずっと一緒にやっていく仲間として、このベルトに挑戦してくれるのはすごく嬉しいです。だけど、このベルトの重さを瑞希は全力で荒井ちゃんに伝えにいくから…全力で取りに来て。だから、次の7月21日、大田区総合体育館でこのベルトを懸けて闘いましょう!」荒井「お願いします!」握手し、記念撮影に収まってから瑞希は先に退場。荒井「大田区で…ちょっと、そんな大きいとこでメインイベントやったことなくて。自分はやっぱりまだまだだって思うことが多いんですけど、そんな思っちゃってる自分のことも裏切りたいし、もっともっとたくさんの方に東京女子プロレスを知ってもらいたいので。絶対に見て後悔させない、そういう大会にするので。ここは名古屋ですけど…みなさん来てくれますか? ホントですか? もう絶対忘れないからね、みんなの顔(笑)。でも名古屋ですし、大田区ですけど、ホントに1人でも多くの方に来てもらいたいです。みなさん、東京女子プロレスの夏のビッグマッチ、大田区総合体育館大会、応援よろしくお願いします。ありがとうございます。本日はみなさん、たくさんのご来場ありがとうございました!」

    【試合後のコメント】
    荒井 今日は勝ち残ったらベルトに挑戦できるっていう特別な試合で。まずはプリンセス・オブ・プリンセスのベルト、挑戦権がもらえるかもしれないってところまで荒井は来たことがなかったので、こうして対戦カードに入れてもらえたのがすごく嬉しくて。やっとすごく遠くに見えてたベルトが、少し近づいて見えて、すごく嬉しくて。ホントに強敵ばかりのところにいたんですけど、なんか…もうベルトしか見えないってくらいまっすぐに闘って、今日は勝ち残ることができました。すごいいまは、やったー! 勝ったー!って気持ちなんですけど、まだまだ全然ここからなので。大田区に向けていまのままじゃ瑞希さんにはまだまだだって自分自身思うので。できること全部やって、瑞希さんにもっと強くなったって思ってもらえるように、そして荒井が最後にベルトを持って大田区というすごく大きな会場で自分が最後に大会を締めらるような、そんな日になればいいなって思うので。たくさんの方に見ていただきたいって思って…それを言うのもすごいプレッシャーではあるんですけど、でもそれを乗り越えたいなって思ってるので。みなさん、応援よろしくお願いします。今日はありがとうございました。
    ――いまの王者・瑞希をどう見ている?
    荒井 瑞希さんはもちろん強いし、キャリアもあって、後輩のこともよく見てくださっていて。でもやっぱりベルトを持つ大変さとかも、荒井も少し見てて感じることがあって。でも自分がベルトを持ってる時、すごい楽しいだけじゃなかったから。そこに自ら飛び込むのもあれなんですけど…けど、自分は瑞希さんがチャンピオンの時に挑戦したいって思ってたので。完璧…ホントかわいくてかっこよくて強くて。そんな完璧なチャンピオンの瑞希さんに勝てたらいいなと思ってます。
    ――戴冠となればグランドスラム達成です。
    荒井 えー、ホントだ! かっこいい! その響きかっこいい、頑張ります!
    ――SKE卒業後、初の名古屋大会でした。
    荒井 自分がSKEじゃなくなったことで、やっぱり…どれくらいの人が見に来てくれるんだろうって不安に思ってたところもあったので。たくさん見に来てくださってすごく嬉しかったし、名古屋だからこそ荒井のプロレスラーとして闘ってる姿を見たいって人がたくさんいると思うんですけど。そんなみなさんにもっともっとハマってもらいたいなってあらためて思いました(笑)。
    ――大田区でベルトを取り、王者として名古屋に帰ってくる?
    荒井 そうですね! たしかに。また名古屋大会の時は、今日見た方もきっとまた次来てくれた時に「あ、ホントに取れたんだ」ってみんなが、私がベルトを持ってるところを直接見れたら喜んでもらえると思うので。頑張りたいです。
    ****
    瑞希 メインの試合見てて、誰が勝ってもおかしくないなって思いながらすごいそわそわしたんですけど。最後、荒井ちゃん見てたらすごく胸にきゅって刺さるものがあって。荒井ちゃんに決まりましたけど、全力でこのベルトの重みを伝えに行くので、全力で取りにきてくれたら嬉しいなって思います。必ず防衛します。
    ――ベルト懸けて闘うのは初めて?
    瑞希 タッグのベルトを1回取られてるんですけど、なんだろう。シングルマッチも初めてだし…でも荒井ちゃんのことはひっそりと見てきたので。よく泣いてましたけど(笑)。なんか勢いってすごい脅威だから、油断せずに頑張ります。
    ****
    有栖(倒れこみ)なんで…もう大事なところで絶対荒井優希だよ。また負けたよー…。もう荒井優希とは運命ってことだね。もちろんプリプリ挑戦もあきらめてないし、荒井優希に勝つっていうのもあきらめてない。絶対勝つから。まだまだみんな、遠藤有栖を見ててください。応援ありがとうございました。
    ――荒井に何かメッセージはある?
    有栖 ベルト取って、私が挑戦しに行く。だから、ベルト取れ!

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