東京女子ロゴ

【この際、板橋で盛り上がっちゃお!のまとめ】タイトル前哨戦は坂崎、才木とも一歩も引かず。大健闘の伊藤を山下がフォール/アイアンマ

この記事をシェアする

    • 12日、都内・板橋グリーンホールにて「この際、板橋で盛り上がっちゃお!」がおこなわれた。開場時間中にはNEO美威獅鬼の初サイン会が実施された今大会。いつものようにハイパーミサヲが前説、諸注意の後に甲田哲也代表がリングに上がり、予告されていた「重大発表」として団体初のタッグ王座を新設することを発表。王座名は「TOKYOプリンセスタッグ選手権」。初代王座決定トーナメントが9月9日の新木場大会(1回戦)、9月16日の横浜ラジアントホール大会(準決勝)、10月14日の横浜ラジアント大会(決勝戦)の3大会でおこなわれることに。出場チーム、組み合わせは追って発表となる。また、甲田代表はDDTビアガーデンプロレスでチェリーからアイアンマンヘビーメタル級王座を奪取しており、先日のFCイベントでは今大会で東京女子プロレスの選手に譲渡すると宣言していた。そのことについてハイパミから問われると「誰に譲るかはまだ決めていないので、この大会が終わるまでに決めたいと思います」と甲田代表。そんな微妙な態度の甲田代表に、ハイパミは「それ持ってモテたいだけじゃないですか。(アイドルに)認知されたいだけじゃないですか? 認知厨!」と突っ込む。甲田代表は「確かに8月29日に書泉ブックタワーで(モーニング娘。'17の)牧野真莉愛ちゃんの写真集発売記念握手会がありますけど、そこへもっていこうなんて気持ちは一切ありません。余計な詮索はやめてください」と否定。

      甲田代表がリングを降りたところで、今度はNEO美威獅鬼軍が登場。沙希様「なぁに、この汚い雑草。マーサちゃん、お掃除してちょうだい。わたくしたち、今日は初めてサイン会というものをしたの。庶民のみなさまとの時間はとっても短くて、いくらあってもたりなかったわ。(ユキオとマーサが耳打ち)なんですって?あなた(ハイパミ)、物販で不人気すぎて時間があり余ってるですって?」ハイパミ「言わないで! なんなんですか、試合もないのに私の傷をえぐるだけえぐって!」沙希様「そうよ、今日だってね、あの白こけしが汚いケツおやじを呼ばないからこんなことになったんじゃなくって? 前回、この2人のお顔をきったないケツおやじがあてがったんやんか。しょーもない、ほんま! どないしてくれんねん!……失礼、まだフランスなまりが出てしまって。私たちのお試合が見たい方は、今月末の後楽園に来てちょうだいね。ごめんあそばせ」ここでようやくハイパミがオープニングコールをおこない、第1試合へ。


      第3試合は、辰巳リカ&黒音まほのどらごんぼんば~ずが滝川あずさ&のの子の婚勝軍と対戦。「食べられちゃう~!」とまほを怖がる婚勝軍だったが、まほはセコンドの小橋と瑞希しか目に入らず。そこへ婚勝軍が奇襲、滝川が結婚披露宴ふうに実況する中、のの子が「余興」のKカップ攻撃。「共同作業」のダブルエルボーもヒットする。続けてどらぼんの2人に婚勝軍Tシャツを着せて攻撃を加える。ここから抜け出したまほがTシャツで滝川の首を絞め、化粧も拭き取りにかかる。今度はどらぼんが連携攻撃を見せ、辰巳がよっしゃいくぞエルボー。辰巳のヒップアタック、まほのマット叩き付けなど滝川の顔面を狙った攻撃が続く。エルボーからXファクターで危機を脱した滝川はのの子にタッチ。辰巳のドラゴンリングインもかわし、ヒップアタックは胸で弾き返すとオパイェもヒット。辰巳は低空ドロップキックからドラゴンスクリュー、足4の字へ。滝川はまほにコードブレイカー。まほは滝川に食いつくが吐き気をもよおしてしまう。滝川は結婚したいエルボーはかわされるもスーパーキック連打で追い込む。のの子は辰巳のヒップアタックをキャッチしてボインメーカーへ。勝機を掴みかけた婚勝軍だったが、滝川がまほにスーパーキックをかわされるとまほのウロボロスが決まり、どらぼんが勝利。

      試合後、辰巳がマイク。辰巳「まほ! まほの頑張りのおかげで勝てたんだよ! でも私はモヤモヤしてます。私のヒップアタックが見切られてるんじゃないかって。このままじゃ次の試合、どうなるかわかりません。もっとお尻を鍛えて、お尻を強化して、8・26はNEO美威獅鬼軍を倒したいと思います! それと、東京女子のタッグのベルトができるそうじゃないですか。どんなベルトかわからないですけど、私たちのお腹に巻いたらクールで、最強なタッグチームってわかると思うんで、トーナメント参加します! まほ、頑張ろう! アイ・ネバー・ギブアップ! ウィー・ネバー・ギブアップ! ウィー・アー・どらごんぼんば~ず!」

      【試合後のコメント】
      辰巳 久しぶりの婚勝軍との試合だったんですけど、まほの頑張りのおかげで、それと私たちのチーム力のおかげで勝つことができました。でもヒップアタックがうまくいかなくてモヤモヤしてるので、8.26後楽園までにもっと鍛えて、NEO美威獅鬼軍を倒したいと思います。NEOっていうより、あれはもうNO。NO美威獅鬼軍だと思ってるので。後楽園で勝って、タッグのベルトも手に入れたいと思います。
      ――滝川に食いついた時の様子がおかしかったが?
      まほ やっぱり(肉に)新鮮味がないんですよ。老いてるんですよ、全部。食べても全然おいしくないし、あれじゃ結婚できないなって思いました。
      辰巳 不味かった?
      まほ やっぱり美しくて新鮮な女性ってモテるじゃないですか。あれ(滝川)は外側をきれいにしてるだけで中はドロドロですよ。
      辰巳 腐ってる……。
      まほ 腐ってる。内から美しくならないと。


      滝川 負けちゃいましたね…。
      のの子 でもタッグのベルトができるということは、私たちの時代が来るということね、あずささん。
      滝川 ベルトを持って婚活をして、結婚を成就させることで、「あのベルトをもっていると結婚できる」という噂が世の婚活女子に広まって、「プロレスってそんなステキなものなんだ」って伝えられます。
      のの子 夢しかない未来じゃない!
      滝川 あれは私たちのベルトとしか思えないんです。
      のの子 婚活のすばらしさ、結婚とは強さだと世界の一人ひとりに伝えられるように、私たちますます精進していきます!
      滝川 幸せになります。
      のの子 (映像班に)これ、世界に配信されるんですか?やだ、世界に見つかっちゃうかも。
      滝川 私たちは日本には収まらないと思うんですよね。
      のの子 ワールドワイドに生きていきますので、応援よろしくお願いします!

      ――前から世界に配信されていますが。
      滝川 みんな恥ずかしがり屋さんなんですかね?
      のの子 言ってくだされば、お見合いの席を作りますので。ラブレターはこちらまで(架空のテロップの位置を指して)お願いしま?す!


      セミファイナルはシングルマッチ、優宇vsまなせゆうな。序盤、まなせが髪を掴んで投げるとロープに固定してのアームロック、ヒザで攻勢に。コーナーでのビッグブーツも。優宇はチョップで反撃するとセントーン、アバランシュホールド。優宇は巴投げからの腕十字を狙うが、まなせが切り返して腕十字。優宇はジョン・ウーで反撃。まなせの蹴り、優宇のチョップの打ち合いからまなせがビッグブーツ。しかしトドメを狙ったところで優宇が払い腰。そして片羽絞めで試合を決めた。

      メインイベントは坂崎ユカ&山下実優が才木玲佳&伊藤麻希と対戦するタッグマッチ。8.26後楽園大会、坂崎vs才木によるタイトルマッチの前哨戦となる。伊藤と坂崎は「はじめまして」と握手。先発は坂崎と才木。力比べでは才木が上回るも、グラウンドでは互角の攻防。両軍タッチすると伊藤がデビュー戦で闘った山下に「どれだけ成長したか見てやろう」。腕攻めに苦しむも「まあまあだな」と上からの伊藤。コーナーでは「アイドル界一かわいいのは?」「伊藤ちゃん!」のコール&レスポンスからナックル連打。しかし山下、かわった坂崎もコーナー打ち付け連打、顔面踏みつけなど伊藤の顔を狙う。坂崎は馬乗りになっての張り手も。山下はフェイスロック、キッチンシンク。ローンバトルが続いた伊藤だが、かわってリングインした才木がリープフロッグからのドロップキック。そこから山下との蹴り合いに。坂崎はアンクルホールド、さらにヒザ十字で才木の足を狙う。コーナーからの攻撃をかわした才木はミサイルキック。バズソーキックはかわされるが、坂崎のスライディング・ラリアットも不発。伊藤と山下はエルボー合戦から伊藤が頭突き、山下は前蹴りをボディに連発、伊藤の体がくの字に。だが伊藤はミドルキックをキャッチすると逆エビへ。ロープへ逃げる山下をリング中央へ引き戻すと、坂崎がたまらずカット。ここで才木が伊藤をタワーブリッジで抱え上げ、ラダーのように振り回して攻撃。才木以外の全員がダメージを負う。山下は坂崎をアティテュード・アジャストメントで投げ、伊藤の上に落そうとするがこれは回避される。伊藤は山下に頭突き、才木は坂崎にシャイニング・ウィザード。伊藤はボディー、頭と頭突きを連打し、そこから山下に急角度のDDT。しかし追撃の頭突きを防御されると、手首を掴まれた状態でハイキックを2連発で食らってしまう。これをカウント2で返した伊藤だったが、最後は山下がアティテュード・アジャストメントで仕留めた。

      試合後、坂崎は「勝ったから」と山下にマイクをうながす。山下「伊藤!けっこう、成長してたと思うんですけど。デビュー戦から顔も態度もでかくて。どんだけでかいんだよと思ってたけど、今日久しぶりに試合して、けっこうやるなと思いました。最後、ハイキックで決められると思ったけど返してきたんで動揺しましたけど。でも私とユカちゃんが勝ちました」坂崎「いや?手ごわかった。途中くらくらして、三半規管やられておかしかったんですけど。でも大丈夫です。私は強いので。で、次が?」山下「次が8月20日、DDT両国大会。その次が8月26日、東京女子プロレス後楽園大会。私はセンダイガールズの里村明衣子選手とシングルやります。記者会見のことは忘れる、もう。今は悔しい気持ちしかないので、これをバネにして里村明衣子に絶対に勝ちます」坂崎「勝つんだな? お前が勝つんだな?おい、そこのセコンドにいるやつらも全員、勝つ気あんのか?みんな勝つ気はあるのか?」山下「じゃあみんなリングに上がって」坂崎「才木玲佳、おまえも勝つ気あんのか?」才木「あるに決まってるだろ!」坂崎「だが残念ながら私が勝つ。お前はお前のベストを尽くせばいい。負けてもそれはなんにも恥ずかしくないから」山下「(才木と坂崎に割って入り)ケンカになっちゃうから。それより、甲田さん! 逃がしませんよ」ここで甲田代表もリングへ。甲田「チェリーさんから、東京女子プロレスにベルトを取り戻したいという気持ちで奪ったので、快くこのベルトを譲りたいと思います。東京女子プロレスのためにこのベルトを獲りましたし、東京女子プロレスのみんなが大好きです。一人ひとりが大好きで、みんなかわいいと思ってます。なので、誰か一人を選びことはできません! このベルトはこのまま自分が持つことに決めました。(場内大ブーイング)」山下「やっぱりアイドルさんの認知がほしいんだ!(場内大ブーイング)」甲田「うるせえ! シャラップ! 黙れオラ! 牧野真莉愛ちゃんの握手会まで、このベルトを守るって決めたんだよ! お前らもプロレスラーだったら! 両国国技館! 実力でこのベルト奪ってみろ、この野郎! 牧野真莉愛ちゃんとの握手会まで、このベルト守り抜くからな!(ベルトを誇示して退場)」

      山下「もういい! 日頃のうっ憤も含めて私がぶっ倒す」全員「いや私が!」山下「ダチョウ倶楽部みたいになってるから」坂崎「テツヤをみんなでぶっ倒そう! 両国大会、後楽園大会と続きますが、東京女子プロレス、2017年の夏は熱い熱い夏にしますので、みなさんついてきてください!それじゃあまた後楽園で会いましょう! じゃーねー!」

      【試合後のコメント】
      山下 伊藤ちゃんとはデビュー戦以来。成長してるっていうと上からですけど、本当に頑張ってるんだなと思ったし、口だけじゃないなと。もっと頑張ってほしいし、私も頑張らないとと思いました。
      坂崎 才木玲佳とまた闘って感じたのは、パワーがあるので、攻めてもダメージによって当たり損ねたりとか。そういう部分も出てきてたんで。あと2週間で改良して、120%の力でいけたら、このベルトを渡さないで済むと思うので。今日はまた自分の弱いところを見つけられたんでよかったです。みいちゃんがいたから心強かったし。楽しかったね。
      山下 後楽園まで時間が迫ってるので。もう気持ちは固まってるので、あとは試合を待つだけ。間に両国大会があるので、そこで勢いをつけて後楽園で絶対に里村明衣子選手を倒したいと思います。

      ――両国と後楽園、2週続けてのビッグマッチになります。
      山下 成長するチャンスだと思うので、しっかり闘いたいです。楽しみです。
      坂崎 大きい大会でどんどんテンションも上がってきてるので。上り調子で熱い試合ができると思うとワクワクしてますね。

      ――アイアンマン王座については。
      坂崎 あれどういうこと?逆に楽しくなったけどね。てっちゃんどうした?
      山下 (ああいう姿は)初めて見た。あらためてヲタクなんだなって思いました。みんなで協力して倒さないといけないですね。
      坂崎 てっちゃんグッバイ!


      才木 (勝つ気あるのかと)野暮な質問されてカチンときました。勝つ気しかないし、8月26日、私が気持ちよくベルトを巻くためにきれいに磨いておいてくださいという気持ちです。
      伊藤 ……伊藤はいつまでこんな悔しい思いをしないといけないのかなって思うと、嫌ですね。こんな負け犬な人生は嫌です……。だけど今日もボコボコにされたし、理想と現実は全然違ってるなって。でも伊藤はプロレスラーだから、自分の前に立ちはだかった壁は絶対にぶち壊さないと気が済まないから。壁を壊すまで、どんだけ負けたとしても勝つまであきらめません。

      ――タイトル前哨戦としての手ごたえは?
      才木 今のままでは五分だと思います。あと2週間、どこまで自分を高めていけるか。当日はベルトを手にするつもりしかないので。あとは気持ちで絶対負けないように。
      ――山下選手からは成長したというコメントがあったが。
      伊藤 成長してて当たり前だし、下に見られてるのが腹が立ちますね。あからさまに下に見られるのが悔しいですね。伊藤のほうが上に……立ってなかったけど、長い目で見たら(上に)立つので、今日(山下が)言った言葉は全部、後悔することになると思います。伊藤が必ず後悔させます。



      http://ddtpro.jp** )では、全試合の詳報と、大量の写真をアップ! ぜひご覧ください

    この記事をシェアする