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TJPW SPRING TOUR 2025 IN NERIMA

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日時2025年5月31日
会場東京・練馬Coconeriホール
観衆268人(超満員)
  • 前説

  • 7・21大田区にインペイラー参戦! 3人アプガプロレスの歌のコーナーは『Stand up! 恋の証明』

  • 第1試合 時間無制限1本勝負

  • 第12回東京プリンセスカップ予選リーグ

    8分28秒

    鴻臚館→片エビ固め

  • 16名参加の東京プリンセスカップ、残り4枠を決めるための予選が本日よりスタート。謝罪の体勢に持ち込む真弥だが、謝罪せずにダブルニードロップを決めて場内からどよめき。もかがボディースラムでやり返して瓦割りもカウント2。真弥もエルボーでやり返して逆エビ固めもロープに逃げられる。真弥はもかのボディースラムを着地して逆にボディースラムからエルボードロップ。河底を放つとダイビング謝罪式ニードロップを放つがかわされてダメージ。もかが上段蹴りから逆落とし、羅生門を狙うが真弥が抵抗。抱えてコーナーに潰すとエルボーからスパインバスター。しかし、もかがかわしてニールキック、そこから鴻臚館につないで勝負あり。まずはもかが最終予選一番乗り。

    【試合後のコメント】
    もか プリンセスカップの予選、勝てました! 予選の1回目から真弥さんという大きな壁だったんですけど、この調子で予選を突破していきたいと思います。今年の夏は長くなりそうです!

    真弥 負けてしまいました。私は今、凹み中です。正直、この予選があることを聞いて、「もか、強いよな」って思ったりして、結局当たってね。逃げるわけにはいかないというか、やるんだったら絶対、もかという山を越えないといけないなと思ったので、結構ドンとぶつかったつもりだったんですけど…。私はストイックで真っすぐなもかをリスペクトしているので、私のようなひねくれ者は貫かれてしまった感じですね。私、三十ピー歳にして思ったんですけど、自分に足りないのは素直さなんじゃないかと思って。もっと悔しい、悲しい、怒り、楽しい、好きだとかそういうのを出していきたい。そして桐生真弥の新しい面…B面を出していき、…B面って古いですね。新しい真弥を出していきたいです。でも私、ポジティブな気持ちで言ってます。よろしくお願いします。
  • 第2試合 20分1本勝負

  • 6人タッグマッチ

    7分59秒

    カナディアン・バックブリーカー

  • 第3試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    12分41秒

    ツイスト・オブ・フェイト→体固め

  • 第4試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    • 瑞希

    • WIN

      ジェイダ・ストーン

    VS

    VS

    11分8秒

    スパークスタナー→片エビ固め

  • 5・17品川のシングルマッチを経て5・24清水での伊藤リスペクト軍団(仮)結成から今大会での伊藤リスペクト軍団正式結成の採否が懸けられるなど、SNS上で物語が進んでしまっている伊藤と汐珠は、前回同様『セツナイロ』で入場。伊藤と汐珠の奇襲でスタートし、ダブルのバックエルボーに成功するも世界一かわいいナックルの競演は汐珠が世界で二番目にかわいいのは「伊藤さん」「汐珠が世界で一番かわいい」と主張してしまったがために伊藤の逆鱗に触れ、その後はリング上で汐珠がローンバトルを強いられてしまう。それでも奮闘する汐珠は瑞希にバックエルボーからドロップキックを決めてようやくピンチを脱出。伊藤が一気呵成の攻め。瑞希もドロップキックで突き刺して反撃に出るとダイビング・クロスボディーもカウント2。頭突きでやり返す伊藤にカサドーラ・フットスタンプを見舞ってジェイダと交替。ジェイダとの連係を伊藤がまとめてDDTで返して汐珠とタッチ。汐珠がジェイダにドロップキックからバックエルボーもカウント2。コアラクラッチはジェイダが振り解いて側転エルボー。ジェイダがコーナーに登ると伊藤が阻止して頭突きで落とす。汐珠がドロップキックで続いて反転式ミサイルキックもカウント2。2度目のコアラクラッチを極めて10分経過。しかしジェイダが振り解いてカバーも伊藤がカット。瑞希が出てきて駆け上がり式ドロップキックの競演。最後はジェイダがスパークスタナーで勝負を決めた。伊藤は汐珠の首根っこを掴んですぐさまバックステージへ下がってしまった。

    【試合後のコメント】
    伊藤 おい、オマエ! 世界で二番目でかわいいの誰って言った?
    汐珠 …伊藤さんです!
    伊藤 最大のミスを犯してしまったな。オマエはもう伊藤リスペクト軍団(仮)、不採用! なんでだかわかるね。
    汐珠 世界で伊藤さんは二番目にかわいい…。
    伊藤(胸ぐらをつかんで)おい、オマエ! なんて言った!
    汐珠 ごめんなさい! ごめんなさい!
    伊藤 もう一回言ってみろ!
    汐珠 世界で伊藤さんは二番目にかわいい…。
    伊藤(頭のお団子部分を掴んで)フザけんじゃねえぞ!
    汐珠 本当にごめんなさい!
    伊藤 まあでも、いいことだよ。こうやって自我が出ることはプロレスラーにとっていいことだと思う。オマエは最大のミスを犯したことは間違いないけど。
    汐珠 すいません、わかってはいるんですけど、そういう心持ちです。
    伊藤 オマエに伊藤は必要ないよ。オマエはオマエの道を歩け。伊藤は伊藤の道を行くから。頑張れ。また会おう。その時、伊藤はオマエをボコボコにしてやるから。じゃあね。
    汐珠 でも汐珠、伊藤さんからもっと学びたいことたくさんあります!
    伊藤 ウルセー! 都合がいいんだよ、オマエは! 都合がいいことばっかり言いやがって! どいつもこいつも伊藤と組んだらいっつも都合のいいことばっかり言いやがって! 二度と組まねえよ、バカ!
    汐珠 もっと頑張ります!
    伊藤 死ね!
    汐珠 ……汐珠はもっと頑張って、次、伊藤さんと組んだり闘ったりした時にはもっと強くなります!
  • セミファイナル 20分1本勝負

  • 6人タッグマッチ

    9分41秒

    旋闘鳥流→片エビ固め

  • メインイベント 30分1本勝負

  • インターナショナル・プリンセス選手権試合

    11分1秒

    リング・ア・ベル→片エビ固め

    ※第13代王者が6度目の防衛に成功。
  • 引退まであと1ヵ月の長谷川が鈴芽のインター王座に挑戦。両者握手からゴングが鳴らされるや長谷川がエルボー連打で先制し、ロープ際にハーフダウンさせてのランニング・クロスボディー、さらにサマーソルトドロップと攻撃の手を休めない。鈴芽は丸め込みからエプロンへと送り出しドロップキックでリング下に落とすとプランチャを投下。リングに戻してカバーもカウント2。肩攻めから変形のサーフボードストレッチと攻勢の鈴芽。打開しようとエルボー連打で襲い掛かる長谷川に鈴芽はお返しのエルボー連打からフェースクラッシャー。鈴芽のペースの中、長谷川はクロスチョップでやり返してここから足攻めで逆転。マフラーホールドを狙うが鈴芽が意地でも極めさせない。セカンドロープに足を固定された鈴芽だが、長谷川の動きは察知してかわすやエプロンからタランチュラ狙い。しかし長谷川もこれを読み切ってなんとロープ上でマフラーホールド。足にダメージを負う鈴芽だが、場外に追ってきた長谷川にエプロンを踏み台にしてのフェースクラッシャーと再び盛り返す。駆け上がりフェースクラッシャーは長谷川がかわしてコーナーに固定させてエルボー連打。振り解く鈴芽がミカヅキ流星群。これはかわされるも絡みついて変形グラウンド卍に持ち込む。これを長谷川が潰してフォールを取らせて解除されるやマフラーホールド。鈴芽がなんとか抜け出して低空リング・ア・ベルでダブルダウン。両者ヒザ立ちでのエルボーのラリー。長谷川が張り手からエルボーの応酬で負けない。鈴芽はセカンドロープに飛び乗っての反転フェースクラッシャー。2度目のミカヅキ流星群は成功したがカウント2。正調のリング・ア・ベルは長谷川が回避してトルネードクラッチからマフラーホールド。もがく鈴芽は立ち上がってエルボーで解除せんとするも、足を離さない長谷川がドラゴンスクリューで追い打ち。ここからマフラーホールドで勝負に出たが、ニアロープで鈴芽が助かる。10分経過、長谷川がダイビング・ダブルニーアタックを投下したが、かわされて自爆。鈴芽がコーナーに駆け上がっての飛びつきフェースクラッシャー。ここからリング・ア・ベルに繋いで3カウント。
  • エンディング

  • 「引退前だからって譲ってはくれないですよね。でも最高に楽しかったです」(長谷川)

  • 試合後、鈴芽がマイクを取る。鈴芽「3回目のシングル、私が勝ちました。挑戦してくれる時の謙虚な姿勢も、今日までのこうやって熱くてしつこくてガツガツしてる部分も…よぴさんの大好きなとこ、たくさん感じられてよかったです。ありがとう」長谷川「3回目のシングル、引退前だからって譲ってはくれないですよね。実力やテクニックでは、もうそこはとうにあきらめてて。私はしつこさで足だけを狙っていこうって思って、いけそうなところもあったのにめちゃくちゃ悔しいです! でも、最高に楽しかったです! 私のわがままを聞いていただいて、本当にありがとうございました!」鈴芽「色んな思いがあった中でこのベルト挑戦してくれて、ホントにありがとう。絶対に私、このまま守り抜くし、よぴさんも卒業まで駆け抜けましょう。(握手して)ここから7月21日には大田区もあるし、夏に向けて東京女子はまだまだ熱く熱く熱くなっていきますので。私の防衛ロードもよぴさんの卒業も、そして東京女子のこれから絶対に見逃さないでください。本日はありがとうございました!」

    【試合後のコメント】
    鈴芽 5度目の防衛に成功しました。長谷川美子を相手にめちゃめちゃボロボロになりながら勝ちました。出会った頃からめちゃめちゃ謙虚で、そのイメージがずっと強くて。でも試合をすると熱くて、本人も言ってきたけどすごくわがままにって。そのわがままさえも誰かのためだったりとか、色んなこと考えているんだろうなとか思って。ホントに色んな色んな色んな気持ちがあった中で、そういう全部に向き合って、その上でベルトに挑戦を決めてくれたのがすごく嬉しいなと思っています。そして私は当時、ガンプロでぶつかった時に、弱気なやつをライバルと呼びたくない!って言ったことがあるんですよ。でも私はその時からずっとライバルだと思ってるし、よぴさんもさっきの言葉を聞くとそう思ってくれてるんじゃないかなと思います。最後の一日までずっとずっとライバルとしてよろしくお願いします!
    ――次防衛に成功すると同王座の最多防衛記録に並びます。
    鈴芽 そうですね。やっぱり荒井優希からベルトを取って、優希ちゃんの防衛の期間も回数も越すことをすごく目標にはしているので。次も絶対防衛が目標です。
    ――今日は長谷川の執念を感じた?
    鈴芽 はい。ホントに足がなくなるかと思いましたし、自分にとって一番の武器なので…恐ろしいなって思いつつ、執念だったりあきらめない気持ちっていうのは私の持ち味でもあるので。負けられない闘いでした。

    長谷川 いやぁ…めちゃくちゃ悔しいです! シングルのベルトは私がデビューの時からずっと欲しいって言ってて。で今回、東京女子のレギュラー参戦が決まって、そして鈴芽さんがベルトを取って。ガンプロ時代から鈴芽さんとは組ませていただいたり闘わせていただいたりして、ほんとに思い入れのある選手で。その選手からまだ一度も勝利を取ったことがないから、このタイトルマッチにベルトと一緒に勝利を勝ち取りたかったんですけど…そんなに人生は甘くなかったです。今後、引退してからも多分色々なことに挑戦していくことになると思いますし。あらためてあきらめないで、負けても負けても続けていくことが大切なんだなってことを鈴芽さんから学ばせていただいたので。残り1ヵ月、引退までありますけど。まだ鈴芽さんとシングルはないにしても闘える機会があると思うので、最後の一日まで絶対に勝ちはあきらめません。鈴芽さん、あと1ヵ月見とけよ!
    ――引退までのテーマは変わらず“わがまま”?
    長谷川 はい、わがままに。いまでも甲田さんにやりたいこととかを色々伝えて、最後の一日までわがままにいきたいって思ってるので。ダメって言われても、じゃあこれはどうですか?ってどんどん提案して。自分なりの東京女子の盛り上げ方ができたらなって思っています。
    ――残り1ヵ月で再びのタイトル挑戦もある?
    長谷川 最後の一日まであきらめたくない気持ちはありますけど、やっぱりベルトが欲しい選手ってたくさんいると思うんです。私が今回間に合わないと思って、それを押しのけてきてしまったので。そこは選手の尊重とかもありながら、誰もいないならいく気持ちでいつでも挑戦したいなって思いはずっと持ち続けたいなって思ってます。

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