【デリシャカスプロレス最終日のまとめ】赤坂サカス真夏の熱戦のトリを務めたのは東京女子プロレス！

31日、東京・赤坂サカスにて6日間に渡って開催された「デリシャカスプロレス2016」の最終戦は前日に続いて東京女子プロレスが務めた。中島翔子と坂崎ユカの前説でスタート。前日の試合中の負傷により急遽、欠場となった才木玲佳がリングに呼び込まれると、コスチュームに着替えた才木が登場。元気よく一日も早い復帰を宣言した。

第1試合は才木の欠場によるカード変更で山下実優vsのどかおねえさんのシングルマッチ。山下はメインとの2試合出場となる。のどかおねえさんはTBSのビルの目の前で『ピンポンパン体操』を堂々と踊った。ゴングが鳴ると、まずはガッチリとロックアップ。のどかおねえさんがタックルで山下を倒し、スリーパーをきめるなど積極的に攻める。しかし余裕の表情の山下は、サッカーボールキックから拷問キャメルクラッチ。のどかおねえさんはタックル連発、ボディスラム、クロスボディと必死に反撃を試みる。それでも山下を慌てさせるには至らず、山下は得意のキックから、振り子式バックブリーカー、フライングラリアットと攻め、最後は腕固めで絞り上げ、ギブアップを奪った。勝者の山下に「いきなり！ステーキ」より肉マイレージカードが贈呈されると、山下はマイクを持ち「欠場になってしまった才木さんに美味しいお肉を食べてもらって早く良くなってもらいたいから」と、そのまま才木に勝利者賞をプレゼントした。

第2試合はKANNAvs小橋マリカのシングルマッチ。まずは静かな腕の取り合いから、KANNAがフェースクラッシャー、ボディスラム、キャメルクラッチでペースを握る。フライング・ネックブリーカーで反撃した小橋は逆片エビ固め。これはKANNAが必死にエスケープ。小橋はマシンガンチョップ、ブルドッキングヘッドロックと得意技をきめたがカウント2。小橋の2発目のブルドッキング・ヘッドロック狙いをキチンシンクで返したKANNAが、コーナーへのスピア。そのままもう一発、スピアをきめ小橋から3カウントを奪った。KANNAにも勝利者賞の「いきなり！ステーキ」肉マイレージカードが贈られた。

セミファイナルは、中島翔子＆ハイパーミサヲvsミララアカネ＆滝川あずさのタッグマッチ。試合前、いつものようにマイクを手にしたミサヲは、TBSのビルの目の前で、あずさがキー局のアナウンス採用試験が全て書類で落ちていることを暴露する。中島とあずさが先発。劣勢のあずさは「行ってこいっ」とミウラに命じてタッチすると、さっそくコーナーでマイクを持って実況を始める。再びタッチを受けたあずさは、試合前にバカにされたからとミサヲを呼び込みタックル合戦を挑むが、案の定、つかまりローンバトルに。なんとかミウラにタッチ成功すると、ミウラは２人をまとめてラリアットで倒して客席をわかせる。中島はミウラに背後からのライダーキック、さらにトップロープからのライダーキックをきめるが、カウント2。替わったあずさが中島にフェースクラッシャーから回転エビ固めと攻め込む。中島があずさにリバース・フルネルソンをきめるとミウラがカット。しかし、そのミウラに中島がウラカンラナから、ミサヲがアイアムアヒーローをきめ、ミウラの分断に成功する。あずさも粘りを見せるが、最後は中島が619からノーザンライト・スープレックスにつなぎ、あずさからフォール勝ちをおさめた。中島とミサヲに勝利者賞の肉マイレージカードが「いきなり！ステーキ」より贈呈された。

デリシャカスプロレスの最終試合となる本日のメインイベントは山下実優＆坂崎ユカvs辰巳リカ＆優宇のタッグマッチ。先発の山下と優宇は緊迫感のある攻防を見せるが、坂崎vs辰巳になると一転、坂崎が辰巳のお尻に「肉ぅ～」と言いながら噛みつく。怒った辰巳が坂崎にヒップアタック。優宇の水平チョップ、辰巳のアームバー、そしてダブルのエルボードロップといった攻撃で坂崎がつかまる展開が続く。辰巳のドラゴン・バックブリーカー狙いを切り返し、ロケットランチャーを放った坂崎が、ようやく山下にチェンジ成功。山下は辰巳に後ろ回し蹴り、振り子式バックブリーカーをみまう。優宇が入ると、山下と優宇が激しいエルボーの打ち合い。山下がヒザ蹴りをくらわせば、優宇は負けじと払い腰で山下を投げ飛ばす。辰巳に替わり、辰巳がヒップアタックを山下に連発。さらにドラゴンスクリューから足４の字固めをきめると山下が必死にエスケープ。しかし連係に勝る山下と坂崎は、坂崎の魔法少女キックから山下がフライング・ラリアットで辰巳を追い込む。辰巳もドラゴンスクリューなどで粘ったが、坂崎がブランチャで優宇を場外に分断すると山下がアティチュード・アジャストメントをきめ、辰巳から3カウント。最終戦をプリプリ王者がしめくくった。

試合後、山下はマイクを持ち「夜空の下でのプロレスは気持ちいいですね。6日間、赤坂サカスでの大会、楽しかったです。また来年もやりたいのでぜひよろしくお願いします」と挨拶。山下＆坂崎には「いきなり！ステーキ」より、肉マイレージカードが1万円分チャージした状態で贈呈されたほか、ブースで焼かれたステーキがその場でプレゼントされる。２人はリングサイドのテーブルで柔らかい肉に舌鼓をうった。

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