前説
アプガ(プロレス)の「アッパーキック」コーナー!
試合開始前、リングアナの難波小百合、練習生マヒロが前説。諸注意、告知に続いてアップアップガールズ(プロレス)が「アッパーキック!」ミニライブ。大晦日の単独ライブの告知とチケット購入者チェック。このライブで試合を行なうこと、対戦カードの一つが「ヒカリ&ミウvs山下実優&中島翔子」であることも告知。そして「東京女子プロレス、スタート!」で大会開始。
オープニングマッチ 10分一本勝負
クリスマススペシャル6大シングルマッチ
※サイド・スープレックス
手四つの力比べで上回ったのはYUMI。ユキはショルダーアタックで倒すがYUMIも返す。ユキはコーナーに打ち付けてガットショットを連打。そこからスリーパーへ。エルボーの打ち合いはユキが優勢。コーナーへのバックエルボーも決める。カバーはカウント2。セントーンをかわしたYUMIはバックエルボーからフォアーム連打。ロープに走ってドロップキックも。ボディスラムはユキが耐えて逆に2連発で投げる。ダイビングショルダーアタックをかわしたYUMIはドロップキック。串刺しでバックエルボー、リバーススープレックス。ユキはフルネルソンで反撃。ロープに逃げたYUMIにユキがバックエルボーからセントーン。ダイビングショルダーアタックを決めると、サイド・スープレックスでフィニッシュ。
第二試合 20分一本勝負
9分51秒
フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
英語が話せる上福だがベーダ相手にはなぜか使わず。「使う時とと買わない時がある」とのこと。リストの取り合いでは「ネイルだっさ! 彼氏いるんでしょ? 大丈夫?」と上福。ベーダは着ぐるみの頭をかぶせるとドロップキック。ラクはヒナノにストンピングからベーダと二人でおやすみエクスプレス発車。ベーダも「オヤスミナサイ」。ヒナノは反撃して「寝てないっつの!」。上福も「起きてるよ!」と踏みつけ。ボディスラムはカウント2。水持参のヒナノは上福にも飲ませてダブル水拳。上福は水でも泥酔状態に。しかしヒナノのドリンク噴射は上福に誤爆。それでもヒナノはスリーパーでラクを追い込む。ラクはエルボーから脳天チョップ。ベーダにタッチするとエルボー連打。ハイキックもヒット。ダブルアーム・スープレックスはカウント2。しかし返したところでフェースロック。上福はベーダにブーツ。髪を掴まれると英語で激怒。英語で言い合いになると「ここは日本だ!」と上福。「彼氏とディズニーランド行ってんじゃねえ!」と串刺しドロップキックを決める。ベーダは走り子でスピア。ラクはベーダを踏み台にして脳天チョップ。そこからダブルでブレーンバスター。しかし追撃はヒナノがカット。ベーダが反撃しようとしたがヒナノが嘘泣き。側転してのアームホイップも、ダイビング・カンフーキックと連続攻撃。ベーダはコーナーのヒナノをキャッチすると叩き落とす形でフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで3カウントを奪取。
第三試合 10分一本勝負
リストの取り合いからまなせがレッグロック。切り返す白川。ショルダーアタックの打ち合いはまなせが勝利。そこからキャメルクラッチ。ロープ際では白川の胸を踏みつけ、ロープに固定して胸をホールドしDDTユニバースの視聴者にもアピール。強烈なボディスラムも。白川はフライング・クロスチョップで反撃。ボディシザースから足折り固め。ロメロスペシャルにも成功。まなせは蹴りをキャッチさせてから切り返しでスリーパー。サッカーボールキックも一撃。エルボー連打の白川だが受け止めたまなせ。「このクソおっぱい!」と連打する白川に「いいおっぱいだから!」と打ち返すまなせ。串刺しビッグブーツを決めるが、白川はネックスクリューを切り返して首固め。マウントからのエルボーも見せる。インプラントDDTはまなせが耐えるがコルバタで追撃する白川。コーナートップからヒップドロップはニアフォール。しかしインプラントDDTはまなせが阻止。胸で顔面を圧迫すると胸でのボディアタック、そして乳落としから片乳固めでがっちり押さえ込んでピン。
第四試合 10分一本勝負
ハイパミはクリスマスツリーコスプレで入場。戸惑うしかないミウ。試合開始前、マイクを取ったハイパミは「メリークリスマス!」。しかし「単におめかししたわけじゃない」とのこと。「ミウ、君は良い子かね? このツリーを攻撃するのは悪い子じゃないですか? ということで今日は不戦勝!」とアピールするハイパミだったが「攻撃できます!」と容赦なく蹴っていくミウ。エルボー連打も見せるが、ハイパミは場外逃亡。追っていったミウを捕まえたハイパミは鉄柱攻撃からガムテープで縛り付けて会場外へミウを追い出す。さらに練習生まひろにツリーの着ぐるみを着せて自分はリング下へ。戻ってきたミウはまひろに攻撃。その隙をついてハイパミが丸め込み。しかしクロスボディはミウがキャッチ。バッティング式ダブルチョップで3安打。ベアハッグからバックブリーカーでヒザに落とす連続攻撃も。カナディアンバックブリーカーはハイパミが切り返す。ボディスラムからのカバーはハイパミが切り返し、ハイパーゴッサムクラッシュ。ハイパミはランニングクロスボディも決めるが、アイアムアヒーローはミウが阻止。コーナーのハイパミを捕まえてカナディアンバックブリーカー。さらに串刺しボディアタックを狙ったミウだが、ハイパミはこれをかわし、マヒストラルで勝利。
第五試合 10分一本勝負
クリスマススペシャル6大シングルマッチ
※ジャックハマー
グラウンドの攻防からのどかがヘッドロック。ショルダーアタックも決める。才木はサッカーボールキックからサーフボード。さらに横回転して十字架固めで抑え込む。ヒップトスからのキーロック、コーナーでのヒザと攻勢の才木。のどかはカウンターでボディスラム、ショルダータックル2連発から走りこんでボディプレス。再度ショルダーアタックを決めると首4の字、WARスペシャル。才木は後方に倒れて抑え込む。リープフロッグからのドロップキックを決めた才木はバックドロップ。タワーブリッジはのどかが着地、ランニングクロスボディ。コーナー2段目からのボディプレスはカウント2。キルスイッチは才木が切り返してレインメーカー式にラリアット。さらにシャイニング・ウィザードを雄叫びとともに決めるとジャックハマーで投げきってフォール勝ち。
第六試合 20分一本勝負
休憩明けの第6試合、伊藤リスペクト軍団が「セツナイロ」を歌いながらの入場&ミニライブ。試合前の握手を拒否した伊藤は「新宿!」と挑発。グラウンドで有利に試合を進める伊藤だがぽむも切り返す。はるなは瑞希の動きを猫っぽく払って丸め込み。伊藤はぽむを挑発しつつ、二人でトレイン攻撃、さらに世界一可愛いナックル。瑞希はレッグロックから弓矢固め。はるなは回転して体固めへ。ブリッジで逃れた瑞希はキャメルクラッチ。ここで「猫はるな」コール発生。誤爆を誘ったはるなはぽむにタッチ。ぽむは伊藤をコーナーに振ってスネにキック。伊藤はドロップキックを返すと踏みつけ、「いけるか?」と挑発しながらボディスラム3連発。ぽむはカウント1で返す。瑞希もボディスラム3連発。ぽむはエルボーを返すとはるなにタッチ。ベアハッグをフロントスリーパーで抱えた瑞希をはるなが投げ捨てる。さらにはるなはスリーパー。瑞希ははるなの軽快な動きを制してドロップキック、バッククラッカー。連携から背中へのドロップキックも。伊藤ははるなのエルボーを頭突きで返し、逆エビ固めへ。ぽむがこれをカットし、瑞希に踏み台式レッグドロップ。伊藤はぽむにDDT。そして「もう決めます」と逆エビへ。しかし丸め込みで切り返すはるな。ヤシの実割りも決めるが伊藤は頭突きで反撃。逆エビから抱え込み式に移行してはるながギブアップ。
セミファイナル 10分一本勝負
クリスマススペシャル6大シングルマッチ
※アティチュード・アジャストメント
ロックアップから山下がヒザ。ヒカリはすかさずエルボーを返すがミドルキックを食らってしまう。ヒカリはコーナーに山下を飛ばすとドロップキック。山下はサッカーボールキックからストンピング。背中へのエルボーも。スライディングキック、チンロック、キャメルクラッチとヒカリに反撃を許さない山下。エルボーを返してきたヒカリに山下はヒザ、バックキック。ヒカリはここでカウンターのドロップキック。コブラツイストからグラウンドコブラ、ローリングクレイドルにも成功。さらに串刺しでドロップキック。さらにミサイルキックも決まるがカウント2。スリーパーは山下が切り返してアティテュード・アジャストメントの体勢へ。しかしそれをディフェンスしたヒカリがスリーパーで絞め上げつつ絶叫。そこから回転足折り固めへ。続けざまにグラウンドコブラ。ここで山下がワキ固めで切り返す。立ち上がったヒカリに山下が後ろ廻し蹴り。ハイキックも決めて最後はアティテュード・アジャストメント。
【試合後のコメント】
山下 初めてシングルでヒカリとやって。今回はイベントの抽選で運命的にこのタイミングでヒカリとやれて。唯一、(アプガ)プロレスの中でやってなかったので、楽しみにしてて。今日試合をして、4人の中でもプロレスが好きで入ってきた子なので。見てたんだろうなっていうのは試合で伝わってきて。気持ちも強いですし、自分はその中で楽しめたのかなって思います。
――アプガ(プロレス)4人とシングルをやったが?
山下 4人に共通するのは、今からが楽しみだなっていうことで。伸びしろとまだ足りないところって一人ひとりそれぞれ違くて。これから始まったばっかりだから、どういう風に東京女子の中で闘っていって。あとアイドルとしても活動していく上で人に見られるって仕事なので、これを重ねていってどう化けていくのか。化ける途中なのでね。4人とまた闘うまで、私ももっと強くなれるように頑張るし、山下をいつか倒したいって壁になれるように頑張りたいです。4人は4人それぞれの伸びしろがあってすごくいいなと思いました。
――大晦日はタッグでマットで闘うが。
山下 4人の子たちにとっては初の単独ライブということで、プロレスでいうと旗揚げみたいな感覚なんでしょうね。イッテンヨンでプロレスデビューしたけど、4人のグループとしてのスタートというのは12月31日になるのなかと思うので。頑張って欲しいし、そこにマットプロレスで関われるのはすごくうれしいし。初めて私たちのことを見る人もいるかもしれないので、私たちもアピールしつつ盛りあげられるように頑張りたいなと思います。
ヒカリ 山下さんとは最近になってチームとして組まれることが多くて。その前にも、(プリシラ・)ケリーとの前哨戦で絡ませていただいた時に、山下さんとは闘ったことがあるんですけど。自分のことをしっかり見てくれてる試合っていうのは、デビューしてから3試合目の初めて先輩と試合をした時に相手チームに山下さんがいて。その時ぶりかなって思ってて。その時は手も足も出ない状態で。でも先輩だから強かったなっていう満足感で終わってた部分があるので。でも、今回その時よりも自分のなかで成長を感じられて。その部分では満足いったんですけど、やっぱり結果は結果なので、満足する部分はあったんですけど、それよりも悔しさとかもっと強くなりたいって気持ちが今すごいあって。そういう気持ちがあれば、いつかは越えられると思うし。自分自身ももっともっと強くなれるんじゃないかなって思ったし。今回のシングルは本当に自分の中で意味のあるものにしたくて。今までは先輩と闘って負けた結果は自分の中で受け止め切れてた部分があったんですけど、やっぱりチャンピオンってなるともっといけたんじゃないかって悔しさがあるので、もっともっと強くなっていつかは越えられるようになりた否と思いました。
――手応えがあったのはどういう部分?
ヒカリ 前回と比べてなので、それが手応えっていうよりもデビューして3試合目だったんで、何も返せなかったんですよ。山下さんも先輩として技を受けてくれてるなって部分を感じてて。今回は山下さんを少しでも追い込めた部分が自分の中では手応えかなって思いました。
――大晦日でもタッグで決まってますが。
ヒカリ マットプロレスが初めてで不安はあるんですけど、タッグのベルトに一緒に挑戦したミウがパートナーだし、相手は現チャンピオンでもあるし、中島さんはイッテンヨンでタイトルマッチを控えている選手で。イッテンヨンに向けて気持ちも大きくなっていると思うし、その中で私たちもいるぞという存在感を先輩にアピールできたらなと思います。
――大晦日ではリングネームもコスチュームも変わって気持ちも違う?
ヒカリ どうなんですかね。コスチュームが変わっても中身が変わらなかったら意味がないと思ってて。(新コスチュームを)着られたり、リングネームが付いたからレスラーっぽいねというのじゃなく、アプガプロレスの括りというよりはいちレスラーとして見てもらえるような風になりたい。
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メインイベント 10分一本勝負
序盤のグラウンドは互角の展開。中島の足攻めに対し首を狙う坂崎はV1アームロックからマウントポジション、フットチョーク。スタンドでは坂崎が優勢。場外に魔法少女プランチャも中島がかわしてトペ。リング内ではローリング・ネックブリーカー、十字架固め。反動をつけて背中へのボディプレスも。坂崎は雪崩式でコンプリートショット。リング中央でスリーパーからカーフスライサー。中島はドロップキックも坂崎がぶら下がり首4の字。トップロープからのストンピングも。中島はコーナーへのブルドッグからダイビング・ライダーキック。ネックブリーカーからリバース・フルネルソン、無人在来線固め。坂崎はSTF。コーナーからの攻撃は中島が阻止。エルボー、蹴りから坂崎がトップコーナーからダイビング・ラリアット。残り30秒で中島がウラカンラナ。坂崎はダイヤル固め。最後は丸め込み合戦でタイムアップ。時間切れ引き分けに。
締めを譲らない坂崎と中島を差し置いてリカが「1、2、3、メリークリスマス!」
試合後は両者がマイク。「勝ちました!」という坂崎に「勝ってないでしょ! 時間が切れたの!」と中島。「2年前20分やってるので。10分じゃこの人が死ぬわけないんです!」。「イッテンヨンでこの続きが見れると思うと…だりぃなぁ」と坂崎。ここでクリスマスコスプレの選手たちをリングに呼び込む。「クリスマスは楽しいのでエンジョイガールが…」と締めにかかる坂崎。「良い子、強い子、翔子で締めましょう」と譲らない中島。ここで「みんなよかったけど私が」と辰巳リカがマイク奪取。「1、2、3、メリークリスマス!」でエンディング。
【試合後のコメント】
中島 なんかくじ引きで決まった組み合わせで前哨戦になったわけなんですけど、10分は短かったですね。それが不完全燃焼だなって感じです。疲れましたけどね。
――シングルは2年ぶりだが?
中島 2年ぶりです。2年ぶりなんでもうちょっと時間ほしかったですね。次はイッテンヨンがありますけど、シングルはけっこう特別だと思ってるので。あと暑かったですね、空調が。
――前回、今回と対戦してイッテンヨンにつながるものは?
中島 無鉄砲さがけっこう増してるというか。ベルト取って自信もあると思うので。みらクりってけっこう手堅かったと思うんですよ。でも、割と危ないことをするようになってますよね、ユカッチ自身が1人でも。そこは張り合いたいとこではあるので、自分もっともっと負けない危うさを見せれたらなって思います。
坂崎 10分で終われるとは思ってなかったですけど、終われなかったです。まあまあ、思い残すことはかなりありますが、イッテンヨンのためのやつだと思えばいいかなと思います。
――イッテンヨンに向けて参考になった部分、掴めた部分はありますか。
坂崎 思ってた通りのしょこただったかなと思いますね。これならいけるような気もしますし。(中島が)秘密の特訓の成果を今日出してくれればよかったんですけど、もちろん出してはくれなかったので。何が来るのかは楽しみですけど、がっちりベルトはマジラビが防衛するので。そういうことです。
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