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【東京女子プロレス'18のまとめ】山下が才木との蹴激戦を制して涙のプリプリ王座を奪還! 1・7大阪でベーダ・スコットが挑戦表明!

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    • 4日、東京・後楽園ホールにて「東京女子プロレス'18」がおこなわれた。愛野ユキリングアナの前説から伊藤リスペクト軍団が登場。伊藤はさっそくマネージャーの甲田代表を呼び込む。伊藤は「華々しくCDデビューができたけど、伊藤はどうしてもオマエに言いたいことがある。PVはどうした。売り出し中のアイドルがPVがないってどういうことだ!」と文句。「潤沢な予算がない」と突っぱねる甲田代表だが「できるからマネージャーになったんでしょ? やろうよ!」と強気の伊藤。これに甲田代表は「まずCD売りましょうよ! CD売れたらやりましょう。今日から1枚1000円で売ってるんですけど、伊藤バージョン、瑞希バージョンのそれぞれ200枚ずつ売ってるんですけど、今日売り切れますよね?」と条件を提示。伊藤は「200枚なんて即完だよ!」と認めて、伊藤リスペクト軍団が『セツナイロ』を披露した。最後は「イッテンヨン東京女子後楽園大会、いくよー!」「オー!」とオープニングコール。


      第1試合はヒナノ&ミウvsラク&ヒカリのタッグマッチ。田中ケロリングアナの前口上からミウ、ヒカリ、ヒナノ、ラクがそれぞれの入場テーマでリングイン。ミウとラクで試合スタート。続いてヒカリとヒナノが対峙。ヒナノが足を取るとミウとタッチ。ミウの逆片エビはロープに逃げられる。ヒナノの逆エビはヒカリが拒否。ボディースラムも拒否したヒカリは丸め込み。さらにショルダーアタックで倒してラクとタッチ。ラクがブレーンチョップで続く。さらに河津落としはカウント2。ヒナノのフォアアームエルボーはカウント2で返される。ミウが出てくるとベアハッグ。ラクはエルボー連打からブレーンチョップで逆転。ヒカリがドロップキック。ミウもボディースラムでやり返す。ミウのボディースラムはヒカリがカット。ミウが逆エビ固め。これはヒカリがロープエスケープ。ならばとカナディアン・バックブリーカーでヘシ折って勝利。

      【試合後のコメント】
      ――デビュー戦を終えた感想からお願いします。
      ミウ ずっと、オーディションの時から頑張ってきて。最初はアイドルが好きでオーディションを受けたので、どうやってプロレスに向き合えばいいんだろうっていう時もあったんですけど。でも今(試合を)終えてみて、アップアップガールズ(プロレス)っていうアイドルになれてよかったなって、凄く思ってます。もっとこれから頑張りたいです。
      ヒナノ 勝ったのはミウちゃんなんですけど、同じタッグで素晴らしい景色が見れたなって思います。まだまだなんですけど凄く楽しかったし、これから上を目指したいと思えたので。どんどん成長して頑張っていきたいです。

      ――紙テープや声援などはどう感じましたか?
      ミウ 今までアイドルとしてもステージに立つことがそんなになかったので。やっとプロレスでもデビューできて、ファンのみなさんが360度いるっていう新鮮な場所で、凄くあたたかさを感じました。
      ヒナノ 入場の時にリングの周りを回ったんですけど、その時にニコニコした顔で見てくださったり、手拍子してくださったり、紙テープとか「ヒナノ!」って言ってくれた――り、一個一個が嬉しくて。初めての経験で。紙テープ飛んでくるかなって不安だったんですけど。幸せでした。

      ――フィニッシュはバックブリーカーでしたが、パワー系の技が得意?
      ミウ もともとソフトボール部で、部活で鍛えていたので、けっこう得意です。
      ――今後の目標は?
      ミウ 目標はベルトを狙える選手になることで、夢はベルトを獲ることです。目標とする方として、今までは東京女子プロレスの山下さんと才木さんと言わせていただいてたんですけど、今後この団体で上を目指すので、これからは山下さん、才木さんではなく大先輩の愛川ゆず季さんを目指して、この団体で一番上を目指せるように頑張りたいです。
      ヒナノ このグループのコンセプトとして、「アイドルでも武道館、プロレスでも武道館を目指す」って言わせていただいてるんですけど。早く武道館に行くことを目標にして頑張っていきたいと思います。


      ――デビュー戦を終えた感想をお願いします。
      ラク 負けてしまったんですけど、ここまで4人で、約半年ずっと頑張ってきたので。それを精一杯出せたと思います。次も大阪大会があるので、それに向けて頑張りたいと思います。
      ヒカリ プロレスが好きっていう思いだけじゃ厳しい世界なんだなっていう…。運動ができる子が一番強いし、気持ちだけの勝負で勝てるものではないんだなっていうのが分かって凄い悔しいから…次こそは勝ちたいです。

      ――紙テープや声援などはどう感じましたか?
      ラク プロレスラーにしか味わえない紙テープを、思ったより投げてくれる方がいて。普通にアイドルだけをやってたらこの感動は味わえなかったと思うので。投げてくれたみなさんに今すぐにでもお礼が言いたいです。
      ヒカリ 今までずっと憧れてた景色が見えて。こんな素敵な景色なんだなっていうのが…。悔しいけど、やっと一歩目が切れたのかなっていう気持ちです。


      第2試合は辰巳リカ&ハイパーミサヲ&上福ゆきvs優宇&のどかおねえさん&小橋マリカの6人タッグマッチ。デビュー2周年の未来少女トリオがリングインするとのどかは「3年目を体操から始めたいと思います。初めての人も有給を取ってくれたと思うので体操してくれますか?」と促すとピンポンパン体操。ハイパミはマイクを要求すると未来少女トリオを「とんでもない悪の集団」と決めつけ「同じ時期に入っただけの薄い関係のくせに事あるごとに未来少女ってビジネス絆なんじゃないですか? よく考えたら少女は一人しかいないじゃないですか!」と文句。「辰巳リカへの愛を求めた真の絆を持った3人」だと言い、リカへの愛を上福の英語と交互に言っていくと「リカには指一本触れさせない」と先発を買って出るが「大将みたいな人」と指名された優宇に千切っては投げされ、上福もまた捕まってしまう。上福は英語でまくし立ててのどかの攻撃を止めるとサミングからスカートめくり。リカが出てくるとよっしゃいくぞエルボー。ハイパミがヒーロー矯正システムで続く。さらにリカがヒップトスでアシストして押さえ込むもカウント2。のどかがボディースラムでやり返すと優宇が出てきて一気呵成の攻め。ジョンウーからスライディング・エルボーはカウント2。ハイパミもマリカへのバックエルボーで逆転してリカとタッチ。マリカがドロップキック。のどかがショルダーアタック連打で続いてバックブリーカー。リカもドラゴンスクリューでやり返してランニング・ヒップアタック。コーナーに登るものどかがキャッチしてバックフリップ。リカもヒップアタックを食らわせて戦況は再びハイパミと優宇。ハイパミがクロスボディーからアイアムアヒーロー。これはマリカがカット。混戦からハイパミが優宇の払い腰を丸め込むもカウント2。優宇が高角度の払い腰からイッテンヨンでギブアップを奪った。

      第3試合はベーダ・スコットvs黒音まほのシングルマッチ。ベーダは「私はベジタリアン」だと野菜をプレゼントするが、まほが拒否して試合スタート。追いかけっこからリングに戻るとベーダがスナップメイヤーからのドロップキックと攻勢。スクリューネックブリーカーから腕を固めていくが、ロープに逃げられてしまう。まほも串刺し攻撃をかわしてベーダをロープに固定して後頭部を叩きつけるとリバース・ショルダーネックブリーカーから噛み付き。ベーダもコーナー2段目からのダイビング・ラリアットを決めてミドルキックを打ち込むが、まほは何度も起き上がって足に噛み付いていく。コーナー2段目からのダイビング・ボディープレスからウロボロスを狙うが、ベーダがかわしてスピア。最後はバックドロップ・ホールド一発で勝負を決めた。

      第4試合は男色ディーノvs伊藤麻希の異次元対決。伊藤がエルボーで攻め立てボディースラムを狙うが、ディーノがあっさりとボディースラムで返していってストンピング連打。さらにバックブリーカーからスリーパー、スイングスリーパー、さらに馬乗りになってスリーパーで絞っていくディーノ。伊藤は何とかロープに手を伸ばす。ブレーンバスターからナイトメア、顔面騎乗はカウント2。コーナーに登るディーノだが、伊藤がロープを揺らすとバランスを崩したディーノはトップロープに股間を痛打。その後、伊藤は急所攻撃を連発して「アイドル界イチ、かわいいのは?」「伊藤ちゃーん!」の声援を受けてナックルパンチから頭突き。ブレーンバスターを仕掛けるもディーノが投げ返してバズソーキック。伊藤はカウント2でクリア。ディーノは渾身のヘッドロック。伊藤が離そうとするもディーノがそれを許さない。伊藤はロープに足を伸ばす。ボディースラムからのカバーはカウント2。するとディーノはボディースラム連発。伊藤は辛くも肩をあげる。叫んで起き上がる伊藤にディーノはボディースラム。このカバーはカウント1。エルボー連打で向かう伊藤をディーノが受け止めてボディースラム。起き上がる伊藤にディーノは渾身のナックルパート。伊藤はカウント2で返した伊藤はなんと掟破りのリップロック。ディーノはカウント2で返す。コーナーに登った伊藤は追ってくるディーノをリップロックで落とすとミサイルキック発射。これもカウント2。リップロックを迫る伊藤にディーノは垂直落下式ブレーンバスター。さらに「死ね、コラー!」ともう一発。これもカウント2。ならばとスクリュー男色ドライバーで介錯。

      試合後、ディーノが「伊藤ちゃん、立てや」とマイク。場内の『伊藤』コールで立ち上がる伊藤にディーノはマイクを渡して引きあげた。伊藤は大号泣。「痛いよ~~~。あんなに大口叩いたのに負けてしまいました…。でも! 負けたのはあくまで過去の伊藤だよ! 今、この瞬間の伊藤なら絶対に勝てる! おい、オマエらもちょっとなんかあったぐらいですぐにメソメソして死にたいなんて簡単に言うんじゃねえぞ! 諦めんなよ! 伊藤も諦めねえから! 誰だって希望が見えなくなるときはあるよ。でもそんなときは伊藤を見に来い! アイドル界イチ、かわいいのは?(場内『伊藤ちゃーん』)プロレス界イチ、かわいいのは?(場内『伊藤ちゃーん』)オマエらがリスペクトしてやまないアイドルは誰だ?(場内『伊藤ちゃーん』)ありがとー!」伊藤は大号泣しながら自ら『ウルトラソウル』をサビから歌って退場した。場内は大『伊藤』コール。

      【試合後のコメント】
      ディーノ まさにこれです。結果がこれ。伊藤ちゃんはね、百歩譲っていい素材なのは認めよう。でもね、勘違いしちゃだめ。まだ素材なのよ。あんたまだ料理される側でしょ。私は料理人。私のようになりたいんだったら…それもどうかと思ってんだけど、素材から料理人になりなさいよ。素材が悪いわけじゃないけど、私を目指すならね。素材で満足してちゃ私のところには来れない。
      ――伊藤選手がボディースラムの連打に耐えたりリップロックを見せる場面もありました。
      ディーノ そこは料理人としての一つのやり方よね。相手をどう仕留めるかっていうのは相手をどう料理するかだから。そこに関しては片鱗は見えたと思う。けどまだ、今日は私に料理されに来てたと思う。だから差を見せた。私はいろんな闘い方があった中であれをチョイスした。伊藤ちゃんが本気でプロレスラーとして…アイドルがつこうがつくまいがそれは伊藤ちゃんの人生だからそれでいいけど。人生を全部乗っけるのがプロレスだから。ただプロレスラーとしての15、6年のキャリアから言わせてもらうと、プロレスラーとして頑張っていくんだったら、相手を料理してお客さんをもてなすという意識でやってほしいものだと。三十年選手にそれは違うと言われるかもしれないけど。私もまだまだ、料理人だからもっとあるかもしれない。伊藤ちゃんはまだ素材、私は料理人。もっと上があるかもしれないし、私はそれを目指してる。さあどうなるんでしょうね。という、今日のお話でした。

      伊藤 なんか、男ってすげえなと思ったね。今まで女とばっかりやってたから。男って強いね。でも今日、主役になれた気がします。少しでもみなさんの希望になれたら、伊藤はそれで本望ですので。これからも、明日元気になれるようなプロレスがしたいなと思いますね。…ちなみに、初キスが男色ディーノだったんですよ。さっきのが初キス。柔らかいんだね、唇って。勉強になった。レモンの味がするっていうじゃない、初キスって。伊藤はそんな味はしなかったかな。無味無臭って感じ。これからたくさんの人とね、そういうことをしていきたいなと思ってるし。いい女になりたいね、2018年は。菅田将暉とキスができたらいいな。もっと売れる。頑張りますよ。
      ――作戦としてはうまくいった?
      伊藤 うまくいった! あとチ●チ●狙ったら勝てると思ってたから、そこを狙えてよかった。やれることはやったかな。次なら勝てそう。今日はたまたま負けたけど。男はでかいし重いし強い。
      ――ファーストキスを男色ディーノに捧げて後悔はないですか?
      伊藤 うん、これは勝つための手段だから、好きでキスをしてからが本当のキスだから。本当に好きな人と、あらためて初キスという形でやりたい。あれは勝負のキス。ただ伊藤、みんなのアイドルじゃない? ファンは悲しいなと思ったかもしれないけど、それは仕方ないの。ゴメンね。やろうと思った時にやるの伊藤は。
      ――伊藤ガチ恋勢には申し訳ない?
      伊藤 そうだねぇ。でもその人もレスラーになって伊藤と闘えば、もしかしたらチューできるかもしれないから。そん時はそん時じゃない? 悔しければプロレスラーになってみなさい。って感じかな。

      休憩明け、アップアップガールズ(プロレス)の応援に来たアップアップガールズ(仮)の皆さんがリングイン。さっそく呼び込むとアプガ(プロレス)のメンバーがリングイン。高木大社長や大石真翔もどさくさに加わった写真撮影タイムを挟んでアプガ(プロレス)が『アッパーキック』を披露した。

      第5試合は沙希様&アズサ・クリスティvsのの子&まなせゆうなwith西本はるかのタッグマッチ。超乳コンビは特別アンバサダーの西本はるかさんとともにリングイン。超乳コンビはオリジナルのハカで気合を入れて「できる?」と挑発。これに応じた沙希様が何かやろうとしたところで超乳コンビが襲撃して試合スタート。アズサをダブルの619の要領で乳で挟んで、西本さんとともに「超乳コンビ、だっちゅーの!」と決めてみせる。アズサはXファクターから沙希様と顔面蹴りを交互に放つと、替わった沙希様がバラ殴打からパラダイスロックで固めて足蹴にする。劣勢ののの子にまなせと西本さんは胸をアピールしながらロープエスケープを呼びかけ、場内は「だっちゅーの」コール。のの子はKズプレスで逆転。替わったまなせに沙希様はジャンピングミドル。さらにビッグブーツ連打。それも耐えたまなせが逆にビッグブーツ。ネックスクリューホールドはカウント2。続くカカト落としは沙希様がかわしてスピンミドル。戦況はのの子vsあずさに。のの子はボインメーカー狙い。あずさがかわしてXファクター。沙希様が出てきて串刺しビッグブーツからブレーンバスター。沙希様がナックルパートを狙ったところでまなせがカットに入ってダブルのボディープレス。これはカウント2。サンドイッチのオパイェはかわされて誤爆。アズサが聖書でぶん殴るとアズサの鎌固め+沙希様のPK。さらにダブルのトラースキックを打ち込む。これはまなせがカット。アズサがまなせを排除すると沙希様がナックルパンチから二段式顔面蹴り。かわしたのの子がボインメーカー狙い。沙希様が回避すると二段式顔面蹴りをきっちり決めてフィニッシュ。

      試合後、NEO美軍が泣き崩れる超乳コンビにバラの花びらを浴びせて退場。号泣するのの子に西本さんが「泣いてちゃダメ! アナタたちには最強の武器のお胸があるじゃないの! いつまでも下向いてちゃダメだよ。胸も気持ちもつねに上向いていかないと! アナタたちの人生は胸に金棒だよ!」と励ます。のの子は号泣しながら「大きな胸に金棒ですもんね。頑張っていきます」と誓うと最後は3人で「だって私たち、超乳コンビだっちゅーの」とポーズして締めくくった。

      【試合後のコメント】
      (超乳コンビがインタビュースペースに来るも、アプガの芸能マスコミ向け取材が続行中で資料も配られている。終了後にコメント開始)
      まなせ (プロレスマスコミに)いつもいてくれてありがとうございますぅ(涙)。
      のの子 私の胸ではあずささんは…何かで殴るより私の胸で殴ったほうが…きっと私たちのことを思い出すと思ったのに…。どうしてでしょううぅぅ。悔しいですぅぅぅ。
      まなせ 胸より強く洗脳されてしまったんですかねぇ…。元パートナーなんですぅ。
      西本 そうなの!?
      のの子 もう無理でしょう。あずささんが思い出すことは一生ありません!(涙)。あずささんは遠い星に行ってしまったんでしょう!
      まなせ 星になってしまった。
      西本 でも頑張ったよ。このお胸で頑張ったよ! 凶器の胸だよ。
      のの子 西本さんの言葉をいただき、やっぱり胸は下を向いてちゃいけないですよね!
      西本 上向き上向き!
      まなせ 胸も顔も上向きで!
      のの子 気持ちも上向きで頑張っていきたいと思います。ありがとうございます。
      まなせ 質問はありますか(涙)。

      ――…。
      まなせ ないの!?
      のの子 私たちの資料がいる方はいらっしゃいますか!?(涙)。いないんですか(涙)。アプガちゃんの時はいっぱいいたのに…。
      西本 上を向いて歩きましょう。
      まなせ (階段を昇ろうとするのの子に)控室こっちです(涙)。
      のの子 上に行きたいぃぃぃ。


      セミファイナルはTOKYOプリンセスタッグ選手権試合。初代王者組の坂崎ユカ&中島翔子は里歩&瑞希を相手に2度目の防衛戦。坂崎は2人まとめてスナップメイヤーからボディープレス。カバーを抜け出したりほぴょんが坂崎に合体のフェースクラッシャーとペースを握る。みらクりあんずを南側客席通路まで連れ出したりほぴょん。2人をぶつけれさらにランニングエルボーと決めてリングへと戻る。坂崎もコーナー2段目からのドロップキックを突き刺して逆転。中島が出てきてライダーキック。さらにダイビング・ライダーキックはカウント2止まり。フィッシャーマンは瑞希がリバースして里歩とタッチ。里歩はダイビング・ボディーアタック。これはカウント2止まり。中島も里歩をキャンバスに叩きつける。里歩は丸め込みから逆片エビ。中島はロープエスケープ。中島もローリング・ネックブリーカーでやり返してライダーキック。619をかわした里歩が619、さらにカサドーラからフットスタンプ。中島のスリーパーを里歩がノーザンライトで切り返すと里歩と瑞希が連係。瑞希はクロスフェースで絞っていくと、中島は丸め込みで切り返す。里歩と瑞希がダイビング・ボディーアタックを同時発射。このカバーを切り返したみらクりあんず。瑞希にツープラトン・ブレーンバスターから中島のローリングネックブリーカー → 坂崎がスライディング・ラリアット。坂崎の魔法少女スプラッシュを里歩がかわしてそうまとう。さらに里歩のダイビング・フットスタンプから瑞希がダイビング・フットスタンプを連続投下。しかしカウント2止まり。みらクりあんずは2人をまとめて619。最後は坂崎のマジカル魔法少女スプラッシュで瑞希からフォール勝ち。

      試合後、みらクりあんずがマイクを取って「始まる前からワクワクのカードだったけど、試合が始まるとワクワクとぜーハー。あ~楽しかった!」(坂崎)「こんなめぐり合わせも奇跡だし二度あるかわからない。こんな出会いができて嬉しいです。これでタイは征服したということですね。我々は地球を征服することが目的です」(中島)「敵なしなんで。対戦相手いないよね?」(坂崎)「今日こんなキツい闘いを乗り越えたということは我々が敵なしと言って過言ではないでしょう」(中島)「誰がきたってね。世界だろうが宇宙だろうがブラックホールだろうがね」(坂崎)と勝ち誇っているとNEO美軍が登場。沙希様「アナタたちのマイクを聞いておかしいところがあるってよ。宇宙イチ強い? アナタたちの目は節穴じゃなくって? そんなベルトを持ったぐらいで調子に乗っちゃって! あなた達は何様だって言ってんのよ?」中島「チャンピオン様だ!」沙希様「アナタたちね。何か勘違いされているようだけど、私たちが挑戦するとでも思っているんじゃなくって? いいこと、挑戦というのは下の者が上の者に挑むことが挑戦っていうの。アナタたちはそのベルトを持っていても私たちよりは格下なの。そのへんを近いうちにわからせてさしあげるわ。アズサ、私は何様?」アズサ「沙希様でございます」沙希様「宇宙イチ美しいのは?」アズサ「沙希様でございます」沙希様「アナタにとって神とは?」アズサ「沙希様でございます」沙希様「こういうことよ。近いうちにアナタたち、私たちに挑戦させてあげるわ」坂崎「これ欲しいだろ?」沙希様「いいこと、私は欲しいものはなんでも買うのよ!」NEO美軍は退場。みらクりあんずは「タイを征服したから次はフランスにいきます!」と宣言すると「みらクりーあんずだー!」と締めくくった。

      【試合後のコメント】
      中島 勝ったぞー!
      坂崎 よし! 厳しい試合だった! なんだあのチビたちは。
      中島 うちらのほうがチビだから。 こういうね、2度とできないような相手とできたのは嬉しいことだから。
      坂崎 凄く財産になったね。
      中島 このベルトがいっぱい出会いをくれると思うので。これからもいろんな人、いろんな国の人、いろんな宇宙の人と闘って。
      坂崎 火星人でも宇宙人でもな。
      中島 誰でも出てこいやって気持ちでいきたいと思います。
      坂崎 ってことで私たち、みらクり~あんずだ!

      ――試合後には美威獅鬼軍が現れました。
      坂崎 ごちゃごちゃ言ってましたが、つまりはこのピンクいベルトがほしいんだな?黒でシックな感じでおさめてるけど、差し色がほしいんだな?
      中島 そうそう、お通夜みたいだから。
      坂崎 最後なんか、忍者みたいに飛んできたよ。
      中島 あれは薔薇じゃ。花に罪はないんじゃ。花を投げて何が美威獅鬼だ。そういつことですよ。


      里歩 悔しいね。(泣いて)しゃべれない? 今、瑞希ちゃんが東京女子プロレスで頑張ってるのは知ってたし、過去の瑞希ちゃんも知ってたからこそ、いま頑張ってる土地で私も協力して結果を残したいと思っていたんですけど。まあ、無理でしたね。悔しいね。
      瑞希 それぞれ違う場所で試合をしてて、瑞希は里歩さんに成長したところを見てほしかったし、だけど結局、助けられてばっかで…。次につなげたかったけど、私のせいでそれを潰しちゃったから。悔しくて。
      里歩 でも、こうして瑞希ちゃんが東京女子に上がってなかったらこうしてタッグを組むこともなかっただろうし。掴んできてくれたチャンスだったので。悔しいけど、また頑張りましょう!

      ――初対戦のチャンピオンチームの印象は?
      里歩 凄く警戒していた部分がありまして。最初はビビりながら入ったんですけど。ホームだなっていうのは感じました。中島選手が、リング上で「またやりましょうね」って言ってくれたので、機会があったらまたぜひ、やりたいと思います。初めて見る動きとかも多かったので面白かったです。
      ――東京女子での今後の抱負は?
      瑞希 (私は)所属じゃないし、(里歩は)今日突然きた選手だけど、瑞希は東京女子プロレス大好きだから、もうちょっと成長してからまたベルト狙いたいなって思います。
      ――その時のパートナーは伊藤選手がいいですか、里歩選手がいいですか。
      瑞希 ……警戒して里歩さんを選びます。
      里歩 あはは!
      瑞希 でも伊藤さんともいつか絶対に挑戦したいし、何が起きるかわかんないから。その時に心が通じ合ってるほうと組みたいと思います。


      アズサ 私たちがベルトに挑戦?そんなはずございません。私たちNEO美威獅鬼軍はベルトなんてほしくないんです。なぜなら、ベルトというものを持つことでタッグのレベルが高まる、そういう次元じゃないんです。沙希様、私たち美威獅鬼軍は、ベルトなんてなくても、みなさまの比較対象にならないくらい美しく、強い存在なんです。そのあたりをみなさまに知っていただきたいですわ。
      沙希様 そうね、あのベルトとかなんとか、持ってるだけであれだけ調子に乗れるんだから羨ましいわよねぇ。あの高い鼻、今のうちに折っておいたほうが身になるんじゃなくって?ああいうので変わる奴はね、お金持つと性格コロっと変わるのよ。人間としても器が小さいお子様ばっかだわ。シスター、私は何かしら?
      アズサ 沙希様でございます。
      沙希 宇宙で一番強くて美しいのは?
      アズサ 沙希様でございます。
      沙希様 あなたにとって神様とは?
      アズサ 沙希様でございます。
      沙希様 そういうことよ。以上! ごめんあそばせ。

      メインイベントはTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合。第4代王者の才木玲佳は山下実優を相手に3度目の防衛戦。握手をかわして14時41分に開始のゴング。のっけからバチバチとした蹴りあい。山下がスナップメイヤーからローキック。ドロップキックをスカしてロープ貼り付けになった才木を山下がエプロンから顔面蹴り。才木もドロップキックで場外に落とす。山下がミドルキックもかわされて鉄柱へ誤爆。右足にダメージが残るとリングに戻っても才木にそこを攻められる。才木は逆片エビ。山下はロープエスケープ。山下はなんとかランニング・ラリアットで逆転するとドロップキック。しかしカウント2止まり。山下はタフスローリングフック。才木はロープに逃げる。ミドルキックのラリー。才木が制すと山下も前蹴り。才木はリープフロッグからドロップキック。コーナーに登った才木がミサイルキック。しかしカウント2。10分経過、タワーブリッジは決めきれず、ならばとバズソーキック。シャイニング・ウィザードは山下が回避。才木はバックドロップを決めるもカウント2。ここでタワーブリッジ。かわした山下がクロスアーム・ジャーマンもカウント2。山下の顔面蹴りからクラッシュ・ラビットヒート狙いを才木がその場跳びシャイニング・ウィザード。正調のシャイニング・ウィザードを決めると仕上げのジャックハマーへ。山下が堪えてアティテュード・アジャストメント。互いにハイキックが交錯。山下が二段蹴りから串刺しランニングニー。バズソーキックからクラッシュ・ラビットヒートで3カウント。

      試合後、山下がマイクを取ると引き揚げる才木を呼び止める。「東京女子のことは好き? 好きか。そんなのわかっているよ。才木が8月にこの後楽園でベルトを取って、マッスルストライカーズを組んでタッグパートナーとして隣で近くで見てたのは私。才木はベルトを持って東京女子プロレスをたくさんの人に伝えてくれて。でも隣でメチャクチャ悔しくて、優宇に勝ってチャンスを掴んだ時はその才木からどうしても勝ちたい。ベルトを取りたいって思った。才木がこの東京女子のリングに上がる限りはタッグパートナーであり仲間であり、最高で最強のライバル。また蹴りあおう。ありがとうとは言わない。また闘う。それだけ」これを聞いた才木が引き揚げると山下が続ける。「またこのベルトを掴みました。今日ベルトを才木から取ったけど、まだまだチャンピオンとして盛り上げられてない。これからどんどん防衛して盛り上げていきます。東京女子プロレス、2018年、私が盛り上げていきます」そこへ現れたのはベーダ・スコット。なにやら英語でまくし立てるも山下は理解できない。帰国子女の上福が通訳を買って出る。上福「(ベーダの言葉を聞いて)チャンピオンである道は3日しかないですよって」山下「何?」上福「(ベーダの言葉を聞いて)大阪でベルトを取るから、そのベルトを持っているのは3日しかないと言ってます」山下「挑戦したいっていうこと? いや嬉しいですよ。挑戦してくれること。7日の大阪で? チャレンジ、OK!」ベーダが退場すると山下が締めのマイク。「イングリッシュはわかんないんですけど、大阪の1月7日にこのベルトに挑戦したいってことですよね。スパンは短いんですけど、受けて立ちます。これから東京女子プロレス2018年が始まるけど、仲間一人ひとりが自分の闘い方で勝ちにいって東京女子プロレスを盛り上げていこうとしてます。私はどんなことがあってもいつでもどこでもどんな時でも私は私のやり方で勝ってベルト防衛して東京女子プロレスを盛り上げます。今日は本当にありがとうございました!」

      【試合後のコメント】
      山下 約1年4ヵ月ぶりにこのベルトを手にしてメチャクチャ嬉しいし、何より才木から獲れたっていうのが凄く嬉しいです。リングでも言ったんですけど、才木には東京女子プロレスに対しての気持ちが凄くあるなと思ったし、カッコいいなって思ってました。けど、それとともに本当に悔しくて、だからこそ倒したかったし。そんな才木と蹴り合えたこと、闘えたことが凄く嬉しいし。でも今日で終わりじゃないんで。才木か東京女子プロレスのリングに上がり続ける限りは、パートナーでありライバルでもあり、また闘いたいし。ここからたぶん、才木もどんどん強くなると思うんで。その時に闘うのが凄く楽しみてす。(今日は)凄く楽しかったです。
      ――新しいチャレンジャーも現れましたが、チャンピオンとしての抱負は?
      山下 初代の時は、自分で責任感とか、こうあらなきゃいけないっていう。わかんないうちに自分で自分の首を絞めてた部分があるので。しっかり楽しんで、かつ東京女子プロレスを盛り上げる。それは私だけじゃなく、みんな盛り上げる気持ちが凄く強いので。チャンピオンとして、自分の首を絞めすぎない程度に楽しみながら防衛を重ねていって。見に来た人に楽しい、最高って思ってもらえるようなチャンピオンになっていきたいと思います。

      才木 …悔しいです。チャンピオンとしてまだやり残したことがあったんです。だから、勝ちたかった…。でも負けた事実は変わらないので、自分とプロレス、見つめなおしてまた頑張ります。ありがとうございました。
      ――チャンピオンとしてやり残したこととは?
      才木 単純に、もっと東京女子を世の中に広めるってことなんですけど。私の中で立てた目標があって。それは言えないんですけどまだ。それが叶った時に…。

      ベーダ 1月7日、大阪で山下に挑戦することになったのは、私にとってとてもいいこと。逆に山下には悪いことだけど、東京女子には凄くいいことよ。私がベルトを獲れば、その名がアメリカやカナダ、ドイツ、イギリス、アイルランドにオーストラリア、世界中に知られることになるから。今は私が呼んでもらって感謝してるけど、いずれ私に感謝することになるわ。1月7日、大阪で王座は私のものになるわ。



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