アプガプロレス4人体制最後のLIVE
難波リングアナの前説からさっそくアプガプロレスのLIVEへ。『アッパーチョップ!』を熱唱。続いて自己紹介から『アッパーキック!』へ。それが終わると『アッパーキック!』2ターン目。未詩の「もっともっと盛り上がっていきましょう!」の掛け声とともに3ターン目。未詩「私たちは最終審査前からこの4人でライバルとして仲間としてやってきました。アイドルとプロレスというあり得ないグループで活動してきました。ぶつかることもありましたが、仲間としてやってこれたと思います。最後に3曲目を披露したいと思います」と言って4人体制最後の曲となった『負けたくない』を披露。「アップアップガールズ(プロレス)でしたー!」の挨拶の後は惜しみない「ぴなの」コール。
オープニングマッチ 15分一本勝負
リカがぴなのばりのウソ泣き。素直な14歳はあっさり騙されてしまい、その後はヒップトスやエルボードロップ、リバース・インディアンデスロックに苦しむ。さらにセカンドロープを使って足を痛めつけていく。YUMIもエルボーで逆転するとスリーパー。リカもスリーパーで切り返したが、これをコーナーに潰したYUMIがデッドリードライブ。さらにリバースショルダーと攻め込む。フルネルソンバスターはリカが堪えてドラゴンスクリュー。足4の字で絞っていく。逃げるYUMIをリング中央まで戻して再度足4の字でギブアップ勝ち。
第二試合 15分一本勝負
5分32秒
ノーザンライト・スープレックス・ホールド
中島にいいように攻め込まれるぽむ。ロープを掴んで逃げようとするぽむに中島が秋宗レフェリーにクレーム。その背後をぽむが襲い掛かってコーナーでインローを蹴っていく。中島はルーズソックスをズラして噛みついていくと、そこに頭突き連打。串刺しエルボーからのカバーはカウント2。中島のショルダーネックブリーカーをカウント2で返したぽむ。インローを蹴っての人口衛星ヘッドシザース。しかし中島もライダーキックでやり返し、619からノーザンライトSHで勝負あり。
第三試合 15分一品勝負
うなぎの奇襲で試合スタート。坂崎もヘッドロックでやり返し、腕の取り合いでも一枚上。坂崎のヘッドシザースを抜け出そうとしたうなぎを潰す坂崎。スワンダイブ式のアトミックボムズアウェイはカウント2。坂崎はうなぎをコーナーにぶつけるも、うなぎも切り返して肩口に坂崎を乗せて落とし、ギロチンドロップ。さらにボディースラムで叩きつける。リバースゴリーの体勢を坂崎が切り返し、さらにミサイルキックで勝利。
メインイベント 時間無制限勝負
ぴぴぴぴぴなの卒業スペシャル時間差入場バトルロイヤル
※裏投げ。ぴなのが負け残り。入場順=ぴぴぴぴぴなの、らく、瑞希、猫はるな、原宿ぽむ、万喜なつみ、YUMI、うなぎひまわり、操、愛野ユキ、坂崎ユカ、白川未奈、まなせゆうな、天満のどか、桐生真弥、中島翔子、小橋マリカ、渡辺未詩、辰巳リカ、乃蒼ヒカリ、退場順=らく、猫はるな、瑞希、万喜なつみ、YUMI、操、原宿ぽむ、坂崎ユカ、うなぎひまわり、愛野ユキ、白川未奈、天満のどか、中島翔子、小橋マリカ、桐生真弥、渡辺未詩、まなせゆうな、辰巳リカ、乃蒼ヒカリ
【試合経過】
①○猫はるな vs らく●
2分38秒 オーバー・ザ・トップロープ
②○瑞希 vs 猫はるな●
2分39秒 オーバー・ザ・トップロープ
③○瑞希 vs ぴぴぴぴぴなの●/原宿ぽむ●
3分31秒 アクアマリン
④○万喜なつみ vs ぴぴぴぴぴなの●/原宿ぽむ●
4分44秒 体固め
※ダイビング・ボディーアタック
⑤○YUMI vs ぴぴぴぴぴなの●
5分34秒 体固め
※ビンタ
⑥○操 vs ぴぴぴぴぴなの●
9分34秒 ヒーロー矯正システム
⑦○坂崎ユカ vs 原宿ぽむ●
11分13秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑧〇坂崎ユカ vs ぴぴぴぴぴなの●
13分32秒 片エビ固め
※ラリアット
⑨〇まなせゆうな/〇愛野ユキ vs うなぎひまわり●
15分26秒 オーバー・ザ・トップロープ
⑩○まなせゆうな vs 愛野ユキ●
15分30秒 オーバー・ザ・トップロープ
メインイベントはぴなのの卒業記念ランブル。ルールはオーバー・ザ・トップロープで場外に落ちた場合は失格、さらにリング内で勝利した場合は勝ち抜けとなる特別ルール。試合はぴなのvsらくでスタート。3番手は瑞希。ぴなのの嘘泣きに冷淡な視線を送っていると猫がリングイン。瑞希がらくをコーナーに誘導すると猫を使って転落させ、その猫も瑞希によってOTRで失格に。5番手のぽむとぴなのまとめて瑞希がアクアマリンを決めて勝ち抜け。6番手の万喜はぴなの&ぽむをまとめてダイビング・ボディーアタックを浴びせて勝利。7番手のYUMIはビンタでフォール勝ち。8番手はうなぎ。ぴなの、ぽむと3人でポーズ。8番手は操。ぴなのは泣きながら「最後にヒーロー矯正システムをかけてください」と訴え、却下されると自らヒーロー矯正システム。ぴなのは「大好きなハイパーミサヲさんに戻ってください」と訴えて唐草模様のマントを渡す。操はそれを受け取るもすぐにノド元を掴みにいき、惜別のヒーロー矯正システム。ぴなのは泣きながら「ありがとうございます」とギブアップして操が勝ち抜け。9番手のユキ、10番手の坂崎とリングイン。坂崎は4人をコーナーにまとめてドロップキック。坂崎はぽむをOTRにすると泣きじゃくるぴなのに「泣くんじゃねえ!」とストンピング。ぴなのは坂崎の抱擁に応じたあとにガットショット。オールドスクールからアームホイップを決めてエルボー。坂崎もぴなののエルボーを受けて倍返し。「これからは自分の足で歩け!」とラリアットからフォールを奪って勝ち抜け。11番手の白川はユキにロメロスペシャルも、ぴなのが間をくぐって白川を押さえ込むもカウント2。怒った白川が大畠式の逆エビ固め。「人生のギブアップだけはするなよ! これはギブアップしろ!」(白川)そうこうしている間に12番手のまなせがリングイン。まなせはユキとうなぎを場外へ落とし、そのユキもOTRに。
白川の「このクソぽちゃじょ!」に怒ってOTRにすると、ぴなのに「あなたグラビアアイドルなのに貧相な胸ね。そんな胸じゃ私も男も落とせない」。するとぴなのは自らの胸でまなせを窒息させんとするが、「そんなちんけな胸じゃ私は落とせません!」(まなせ)。そうこうしている間に13番手ののどかがリングイン。のどかもまなせもぴなのもリング上で号泣するとっちらかった事態の中、14番手の真弥がリングイン。真弥はまなせとのどかを蹴散らしてぴなのに感謝の逆エビ固め。これはまなせがカット。15番手は中島。中島はぴなのに水を与えると2人で水拳。中島が口に水を含むとのどかがボディーにエルボー。噴出した中島の水をまともに浴びてしまったのどかがOTRもなんか嬉しそう。中島とぴなのはダブルのライダーキック。ぴなののカバーは中島がカットして真弥を押さえ込んで勝ち抜け。16番手はマリカ。「今までありがとう」と逆水平。さらに「ぴぴぴぴぴなの愛してま~す」とダイビング・ブレーンチョップを放ってフォールを奪って勝ち抜け。17番手は未詩。未詩は真弥にダブルスレッジハンマーをフルスイングしてOTRに。まなせにはぴなのが泣きながら「かっ飛ばしていくぞー!」とダブルスレッジハンマーも逆に吹っ飛ばされてしまう。ならばと未詩とぴなのでかっ飛ばしていくと、未詩はぴなのにカナディアンも「ギブして欲しいけどギブしないで」と号泣。ぴなのがギブアップして未詩が勝ち抜け。18番手はリカ。ぴなのと2人で「あ~よっしゃくぞー!」と合体エルボー。まなせの串刺しビッグブーツをかわすとリカがOTRに。リカは「あと2人だよ。終わっちゃうよ!」とぴなのにエルボー。ぴなのにエルボーに「そんなもんか!」と受け止める。「あんたのためにこれだけの人が来てくれたの。あんたは立派な愛されるプロレスラーになったの! 最初はどうなるかと思ったけど! これから一人で闘っていかなきゃいけないこともあるけど、今日までのことを思い出してやってけ!」と惜別のエルボーからドラゴンバックブリーカー。ドラゴンスリーパーでギブアップさせて勝ち抜け。最終入場者はヒカリ。ぴなののエルボーを真っ向から受け止めると、ドロップキックからミサイルキック。しかしカバーすると試合が終わってしまうのでいくことができない。ヒカリは「大好きだよ」とエルボー。ぴなのもカウンターの一本背負いで叩きつけると場内「ぴなの」コール。それでもヒカリが裏投げで叩きつけ、泣きながらカバーして3カウント。
ぴぴぴぴぴなの卒業セレモニー
「こんなに素敵な仲間に出会えて、とっても幸せでした」(ぴなの)
ぴぴぴぴぴなの卒業セレモニーへ。東京女子プロレスの選手から花束と色紙の贈呈。操も無言で現れ、花を渡して去っていった。さらにセレモニーに駆けつけたアプガ(仮)の古川小夏さん、新井愛瞳さんも花を手渡す。最後にアプガプロレス4人が並ぶと「最後にアッパーキックを踊れたらなと思います」と言うとぴなのは「みんなで曲フリしたいな」。泣き続けるぴなのに未詩は「しっかりしてよ!」とチョップ。そして『アッパーキック』をみんなで熱唱する。最後の挨拶でもぴなのは号泣。「約1年半、アップアップガールズ(プロレス)でできて、こんなに素敵な仲間に出会えて、とっても幸せでした。この経験を生かして次の人生も楽しく歩んでいこうと思います」難波リングアナの「アップアップガールズ(プロレス)、ぴぴぴぴぴなの~!」のコールとともに紙テープが投げ込まれる。選手がリングインし、記念撮影。最後は一人残されたぴなのが深々と一礼し、リングに別れを告げた。
【試合後のコメント】
ぴなの アイドルとプロレスを両立してるグループって、今はあると思うんですけど、私たちが始めたころは私たちしかいなかったから。同じ悩みを持ってる人とかはいなかったし、辛い時とかも4人のメンバーがいたから頑張ってこれた。同じ悩みとかで共感しあったりして頑張ってこれたのでメンバーに本当に感謝しているし、ほかの人にはできない経験をたくさんさせてもらえたなって。そんな風に思いました。とっても楽しかったです。たくさん泣いちゃったけど…。
ヒカリ 私は誰よりのぴなのと一緒にいる時間が長かったので。たぶんお客さんとかはみんなわかってると思うんですけど、今日の試合前にちょっと寄り道して会場に来たり…。へたれなところはあるんですけど、何事にも諦めないし、負けず嫌い。途中で折れたりしない子だったので。自分はすごい弱い人間だったから、ぴなのを見てカッコいいなって思う部分もあったし。尊敬できるところもいっぱいあって。プロレスは何でもありな世界なので、新しい人生をもうやり切ったなって思ったら、いつでも場所は作っておくから帰ってきて欲しいなって思います。私はぴなのがいないと…本人も後ろ向きだったと思うんですけど、私が一番背中を押せてなかったのかなって部分が大きくて。今日は実感が全然沸いてなくて、最後になって本当にいなくなっちゃうんだなって思ったけど。今後の人生もこれからもまだまだ支えていくつもりなので、さよならとは言わないで、これからも頑張っていこうって。
らく 卒業おめでとうございます。同じ年だし、めっちゃ何回も喧嘩したけど、一番喋りやすかったなって思うし。人を思いやる気持ちがすごいなって2年くらい前から思ってて、そこは変わらないでいてほしいし。また10年後とかおばあさんになってもこの4人で集まれたらなって思います。
未詩 まだ実感が沸いていなくて。初めて出会ったときは(2)のオーディションからだったので一番負けず嫌いなんだなって思いでライバル視してたんですけど。その中でも4人っていうのはライバルで。でもデビュー戦では一緒にタッグでいて、すごい心強かったし。この4人ってとっても仲良しって雰囲気には見えないかもしれないですけど、どっかで絆みたいなものがあって。みんなアイドルとプロレスっていう2つのことをしてるから、意志が合わないこととかもたくさんあったんですけど。でもその中でもヒナノちゃんはこんなにヘニョヘニョしてるけど、自分の意志をちゃんとストレートに伝えてくれるから一番ぶつかってこれたし。ひどい時はヒナノちゃんがTwitterをブロックするくらい、喧嘩したこともあったんですけど(笑)。
ぴなの ブロックした (笑)。
未詩 絶対こいつとは仲良くできないって思ったし、そんなこともあったんですけど、やっぱりそれって独特なグループだから個性が強いっていう部分で。アプガプロレスがここまでやってこれた、このメンバーだからアプガプロレスっていう今の形ができたんだなってすごい思うので。ヒナノちゃんにはすっごく感謝しています。これから…普通に4人で出かけたことがないので。プライベートで集まってご飯でもいけたらなって思います。
ぴなの それ絶対行かないやつだ(笑)。