前説
10・8北沢でヒカリvs才木、ミウvs優宇、ヒナノvs伊藤、ラクvs上福!
難波リングアナ、練習生のキョウ、マヒロの前説では11・18蕨レッスル武闘館によるファンクラブ会員限定興行の開催(夜)、さらに10・8北沢大会の全カードがアナウンスされた。続いてアプガ(プロレス)の『アッパーキック』コーナーへ。ラクのミスFLASHオーディションの投票告知やアプガ(プロレス)の大磯ロングビーチでのライブ、さらにアプガ(プロレス)LINEスタンプ告知から「東京女子プロレス、スタート!」とオープニングコール。
オープニングマッチ 15分一本勝負
ラクのおやすみエクスプレスは今日もフォールを返されてしまう。ヒカリのスリーパーはロープに逃げたラク。コブラツイストはかわして河津掛けからダイビング・ブレーンチョップへ。しかしカウント2で返されてしまうとドロップキックで形勢逆転。コブラツイスト、グラウンドコブラと攻め込まれらラク。ミサイルキックから変形のグラウンドコブラで絞められてギブアップした。
第二試合 20分一本勝負
上福は自身のグラビア第二弾が掲載されたFRIDAYを手に入場。それを優宇に自慢げに見せつける。するとまなせが「私が2代目グラレスラーなんだよ!」と上福にケンカ腰。すると上福は「昭和のグラレスラー」「白黒でしょ?」とまなせをバカにし、「こんなかわいい後輩に逆らうより重力に逆らったほうがいい」とおっぱいをワシ掴みに。これにまなせが怒りの攻撃。優宇がなんとか割って入るも、まなせの怒りは収まらず「グラレスラーならここで脱いでみろ」と上福を挑発。上福もまなせも互いに脱ごうとする地獄絵図に優宇が止めに入る。そんな優宇も2人の犬も食わないケンカに巻き込まれてダメージを負ってグロッキー。それを放っておいてまなせと上福は互いに馬乗りになってエルボー。まなせのヒップドロップは優宇がカットして「私もいるから試合入れて」。するとまなせと上福は「どっちの体がいい」「どっちの味方だ」「白黒はっきりつけろ」と詰め寄る。「どっちでもいい」と逆ギレする優宇。そんな優宇に「やっちまえ!」とまなせと上福が共闘。優宇は2人まとめてジョンウーを見舞うとまなせと上福をボディースラムで並べてセントーン。これは上福のみ回避。上福はFRIDAYを持ち出すも、それごと払い腰で叩きつけた優宇が片羽絞めを決めると、上福が速攻タップ。
第三試合 20分一本勝負
ハイパミは全国あずさの卒業を撤回したい連盟(全あ連)の活動を始めたようで中島とともにあずさの卒業宣言撤回を求める看板を手にヘルメット着用で入場。マイクを取ったハイパミは才木さえも味方につけてシュプレヒコール。「あずさの卒業反対!」「卒業宣言を撤回せよー!「阻止せよー!」まではよかったが「ママタレってなんだー!」「妻でもないだろー!」「彼氏もいないだろー!」「相手ができてから言えー!」と最終的には悪口になったところであずさが攻撃を見舞って試合スタート。ハイパミのヒーロー矯正システムでも「やめないでー!」と卒業撤回を促すも、あずさは「これはやめて! でも卒業はやめない!」と撤回せず。中島の首4の字でも「ママタレにはなります! 卒業させてください」と懇願する形で撤回しない。ハイパミと中島は指輪を付けるであろう左手を徹底的に攻撃していく。あずさは中島にコードブレーカーで反撃し、ようやく才木とタッチ。才木は2人まとめてブレーンバスター。中島も才木にライダーキックを見舞うと619。これをキャッチした才木がバックドロップ。中島もヘッドシザースDDTを決めてあずさvsハイパミの局面へ。ハイパミのチキンウイング・フェースロック。さらにアイアム・ア・ヒーローを投下するが才木がカット。あずさがXファクターを決めると、ウェディングエルボーを狙う。するとハイパミはヘルメットを被って「あずさの卒業を認めることはできない! ほぼ同期で一緒に乗り越えてきたじゃん。私の気持ちを聞いてからやって欲しい! 卒業しちゃったMIZUHOのことなんだけど、それを失った私はもっと引き止めればよかったって後悔してるんだ。今回は後悔したくない! ずっと引き留め続けるから! 私はここまで言ってもやめるの?」と引き止める。しかし、あずさの返答は「やめる」。あずさは「私の人生だもん! もう決めたことだから」と決意は固い。するとハイパミは「そこまで言うなら私はデモ活動をやめるわ。あずさが今まで結婚できなかったのはウェディングエルボーが決まらなかったからだと思う。あずさに勝利を捧げるから。私ごと結婚しろ!」と仁王立ち。あずさがウェディングエルボーを決めるもハイパミはカウント2でクリア。みんなから総ツッコミを受けたハイパミだが「みんながパパパパーンを言ってくれなかったからだ」と結論づけ、あずさには「結婚する!で脳天をブチ抜いてくれ」と仁王立ち。あずさが「結婚しまーす!」とウェディングエルボーも、ハイパミが腕を取って逆さ押さえ込み。中島がカットに入り、中島にも攻撃を見舞う荒れよう。これには中島が619、才木がドロップキックで黙らせ、あずさのウェディングエルボーからみんなで押さえ込んで3カウント。
試合後、あずさがマイクを取る。あずさ「ミサヲさん、私、ミサヲさんの本当の気持ちちゃんとわかっているし、ちゃんと伝わっているから。私のことが大好きでやめて」ハイパミ「うぬぼれんじゃねえ! 結婚への道はこんなもんじゃねえぞ。ママタレへの道はもっと厳しい! その険しい道を東女のみんなと離れて歩んでいけるか確かめただけだから! あずさ、ママタレなる気持ちは本当? 真剣?」あずさ「真剣」ハイパミ「生半可なママタレになって欲しくない。私の拳に誓ってください! テッペン取るって!」あずさ「テッペン取るよ!」2人が拳と拳を突き合せて休憩へ。
【試合後のコメント】
あずさ なんかとても熱い試合でした、いろんな意味で。れいたんとタッグを組むのは恐らく最後で。れいたんが東京女子に初参戦した時にシングルで闘って。じつはその前からお仕事で顔を合わせたことがあって。それから2年くらい闘ったりタッグを組んだりしてきた中で。こうやって最後組めたことはすごく嬉しかったし、対戦相手のミサヲさんと中島さんの私への熱いラブコールは伝わってきました。ママタレになることはちゃんと伝わったのかな。
才木 まあ応援はしてくれるんじゃない?
あずさ 応援してくれるの?
才木 まあ…頑張れよ。
あずさ バーターでテレビとか出してね、ママタレとして。
才木 まず結婚してからね。子供も産まんと。今日久々に組んでみたけど、強くなったよね。あの頃全然勝てなかったじゃない。覚えてる?
あずさ なんか今彼氏と彼女が分かれて元鞘に戻った感じだと思います。やっぱり実は気が合ったみたいな。
才木 その感覚分かるの? 彼氏いないのに。
あずさ そりゃさ、そういう時もあるじゃん。
才木 そういうわけで無事に勝って円満です!
――引き止められた時の気持ちは?
あずさ 本当にちょっと心が動いたんですよ。ミサヲさんの熱い気持ちとか、もちろんれいたんも。その気持ちはすっごくうれしいし伝わるんですけど、これはもう私が決めたことなので。その気持ちは大事に私の中に思い出として残して、新たなステージにいくっていう決心は固いので。
――本当にママタレになる?
あずさ なりますよ。
――結婚願望はあるんですか?
あずさ 結婚願望は…あります!
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セミファイナル 15分一本勝負
山下のソバットでヒナノが泣いてしまうもウソ泣きだったので、さらに蹴り。それでも泣き止まないヒナノ。思わず「ごめん」と近づいた山下に、ウソ泣きだったヒナノがガットショット。それでもすぐに反撃されてしまうヒナノ。背中へのローキックはカウント2。その後も山下の猛攻が続く。ヒナノはエルボーでなんとか山下を倒すと腕を極めていくが、ロープに逃げられる。エルボー連打で攻め込むヒナノを黙らせるケブラドーラ・コンヒーロ。さらにスライディング・ラリアット。ヒナノもアティテュード・アジャストメントをかわしてミサイルキックを決まるもカウント2。スリーパーも抱えて体勢を入れ替えてのアティテュード・アジャストメントの横綱相撲で勝利。
【試合後のコメント】
山下 初めてヒナとシングルをして、たぶん人に攻撃することに慣れてないのか、あまりこなかったというか。打撃もそんなに効かなかったという印象でしたね。相手に思い切りできない気持ちの弱さもあるのかなと。相手に対してビビッたらそれまでだと思うので。なので今日の試合に関しては厳しいことを言うようですけど、あまり感じなかったというのが率直な感想です。ヒナ自身持ってるものはもっともっとあると思うので、そこをもっと試合で出せるようになれば、アイドルとしてもプロレスラーとしてもどんどん上がっていけるんじゃないかと思いました。
ヒナノ 山下さんと試合させていただいたのは2回目だったんですけど、前回はタッグ戦で直接的に絡んだわけではないし、その時に山下さんが強いとは感じていたんですけど、シングルマッチで闘ってみて、体力の差を感じたし、すごくパワーとかもあって。蹴りを食らったのは初めてだったんですけど、前はそれを怖いと思っていたんですけど、今は怖いと思わず気持ちの面で対等にやりあってみたいと思いました。
――北沢大会でも先輩とのシングルが組まれたが。
ヒナノ 伊藤さんってまだまだわからないんですよ。だから山下さんとも全然違うと思う。今までシングルをさせていただいた先輩とも違うのかなと思うので。どんな風になるのかイメージがわかないので、練習を積んで、伊藤さんの動画を見て研究しようと思います。
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メインイベント 20分一本勝負
のどか組が握手を求めると見せかけて奇襲して試合スタート。のどか姉妹がマジラビにダブルのショルダーアタックを見舞い、さらに坂崎にタッチワークでボディースラムを連発していく。坂崎も延髄斬りを決めて伊藤とタッチ。伊藤がユキにドロップキック連打。瑞希との連係からヘッドバットもカウント2。「世界一かわいいのは?」「伊藤ちゃーん」のコール&レスポンスからのコーナーナックルを決めるも倒れ込み式ヘッドバットはかわされてしまう。替わったミウがコーナースプラッシュ。これはカウント2。のどかが出てきて首4の字もロープに逃げられる。ユキのダイビング・ショルダーは伊藤がナックルで迎撃。ショルダーアタックは同士打ちになってダブルダウン。ユキのタッチが先に成立。のどかがボディープレスを浴びせるもカウント2。のどかのガットショットを頭突きで回避した伊藤がボディースラム。瑞希が出てきてコードブレイカー。ダイビング・ボディーアタックはカウント2。のどかもバックブリーカーでやり返してユキとタッチ。のどかとの連係からユキはブルドッキング・ヘッドロック。これは伊藤がカット。のどかとの連係は瑞希かがかわして坂崎とスイッチ。今度はマジラビがのどか姉妹に猛攻。ダイビング・フットスタンプの競演もミウがカットに入る。ユキも坂崎にダイビング・ショルダーを見舞うとミウとタッチ。ミウが渾身のエルボーもカウント2。ベアハッグからのハンマーパンチを坂崎がかわしてドロップキック。コーナーに登った坂崎をユキがカットに入るとのどかとダブルインパクト式フェースクラッシャー。ミウがカバーに入るもカットされてしまう。のどかのバックフリップからミウがハンマーパンチもカウント2。坂崎も瑞希のダイビング・フットスタンプのアシストからマジカル魔法少女スプラッシュで3カウントを奪った。
マジラビとのどか姉妹がタイトル戦へ舌戦!
試合後、坂崎は「オマエら2人、正直ここまでなると思わなかったからあと1週間、2週間あったらどんなになるか楽しみ…だけど、ウチらマジラビが負けるわけない。姉妹だろうが家族だろうがレズだろうが関係ねえから」のどか「思い返せばユキが同じ小学校に上がって、お姉ちゃんの背中を追ってました」坂崎「なんだこれ。帰ろう」ユキ「待ってください。お姉ちゃんといつも一緒にいてマネをして育ちました。で、今プロレスをして初めて気づいたことがあるんです。初めて自分で勝利を挙げて、負けはしたけど確かな手応えを感じました。私たち2人の力を一番発揮できるのはこのリングの上だとわかったんです。北沢の先もどんどん強くなります。楽しみにしててください」のどか「そういうことだ」坂崎「オマエはなんなんだ。帰れ、チビ」瑞希「ベルト獲ったばかりなので渡すわけにもいかない。北沢の前にもDESEOがあるので伊藤さんと久しぶりにセツナイロを歌います」伊藤「お前ら待ってたのかよ。期待して来いよ!」瑞希「今日も伊藤かわいい!」これにテンションの上がった伊藤による「ウルトラソウル」熱唱で幕。
【試合後のコメント】
のどか 板橋大会終わりました。今日はそうですね…数少ない前哨戦ということで、ベルトに挑戦する前にまたタッグで試合をすることができた日だったんですけど。こないだの新木場よりも絶対になにかが違ったよね。やっぱり姉妹、子供の時からユキはぶっちゃけおねえちゃんのこと好きだから。おねえちゃんのことをずっと追いかけてて。私もまんざらじゃないからユキに背中を越されないようにやってきて。日常生活がそれだったんですけど、それがこのプロレスっていう世界の中でとてもプラスに働いてると思いました。ユキも負けじと。
ユキ 2人でやる以上置いていかれるわけにはいかないから。まず、もうスタートが私は遅れてるわけで。だから、あなたの背中を追いかけてきたんですよ。シスコン、シスコンって言うけど、けっこうこの人も私のことが好きなので。私はそのおねえちゃんの背中を追いかけてきて、これは間違いじゃなかったと思います。今日、よりそれを思いました。前の私より一歩一歩、歩みは遅いですが強くなってるし。それをぶつけておねえちゃんと一緒に北沢に挑みたいと思います。
のどか DESEOでは姉妹のタッグ名が伝えられるんじゃないかな。では次と次だ。そしてその次は防衛戦に入りたいと思います。
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坂崎 前哨戦っていう形だったんですけど、姉妹が思ったより力強くて。最初っから学習したのか奇襲してきたし。見くびってた?けど、油断しちゃダメだなって。姉妹愛って不思議だね。特殊ななにかがあるんでしょうね。でもうちらが揃ったら怖いものはないので大丈夫です。(伊藤を見て)あ、やべ。ひとりもんがいた。
伊藤 こっちは一人で慣れてるから、
瑞希 そんなことないです。今日は3人で力合わせて勝ったんですよ。
坂崎 伊藤ちゃんいなかったらやばかった。ありがとう。
伊藤 いやいや全然大丈夫だし。
坂崎 いいヤツだな、アイツ。
――挑戦者組の気持ちの変化は感じた?
坂崎 天満のどか?はなんか黄色い豆タンク時代はよくあたってたんですけど、人が変わってから気持ちも変わったのか。試合に力強さが出たというか、ひじょうにやりにくい、そして楽しい選手になってますね。やべ、のどかのこと言についてっちゃった。
瑞希 青い豆タンクですよ。
坂崎 いや、ユキがいるからたぶん…。
瑞希 そうなんですよ。すべてはユキちゃんのおかげなんですよ。この勢いもすべて。
坂崎 あの豆タンクが輝くのは支えてくれる妹がいるからなんだな。つまりは妹を潰せば?
瑞希 簡単な話ですね。
伊藤 でもそれここで言ったらダメじゃん。
坂崎 ほんとじゃん。
伊藤 カットしてもらうしかないよ。
瑞希 伊藤さんの力でなんとかなりますか?
伊藤 私…じゃあカットしときなよ。
坂崎 伊藤が言ってるから、おねがいします。
――伊藤が締めたことについては?
坂崎 伊藤ありきだったんで、今日は。
伊藤 そんなん言われたら…情がわくよね。ありがとうございました。こちらも楽しくすごく試合をさせていただいたので。ありがとうございました。
坂崎 さすが1位なだけあるね。
瑞希 東京女子のみんなが応援してますから。
坂崎 みんなの伊藤だな。
伊藤 その分バッシングの量がすごいから。
瑞希 そんなのにめげないですよね。
坂崎 それに気にするの?
伊藤 別に気にしてはないですけど~!
瑞希 らしくないですよ。
伊藤 それだけ注目されてるのよ。言動には気をつけなきゃいけないの…。置きにいったらダメだね。攻めないと。攻めましょう。攻める伊藤でいきます。
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