前説
アプガ(プロレス)のアッパーキック!コーナー
大会開始前、恒例の前説はリングアナの難波小百合と練習生のキョウ、はるなが担当、告知と諸注意に続き9.22新木場1st RING大会で滝川あずさvs山下実優のシングルマッチが決定したことが発表に。これは滝川あずさデビュー3周年記念試合としてのマッチメイク。滝川は3年前の9月22日にデビューしており、相手も山下だった。続いてアップアップガールズ(プロレス)の「アッパーキック!」ミニライブ。自己紹介でのお題は「夏の思い出」。ヒカリは「水着を買いました。着てないんですけど」。ラクは「夏の3大フェスに出演できたことです」。「アイドルフェスで大好きな指原莉乃さんと写真を撮ってもらって引用RTしてもらったことです」(ミウ)。ヒナノは「プリキュアのフレフレワールドに行ったことです」。歌の後は「東京女子プロレス、スタート!」のコールで試合へ。
オープニングマッチ 15分一本勝負
グラウンドで押されていたラクだが串刺しクロスチョップ「Maxとき」からおやすみエクスプレスで反撃。場外にエスケープした滝川は「ニュース速報です。ラクちゃん、まだまだ甘い」。ラクを「132ヶ月前」の自分になぞらえ、日テレジェニック候補、最小観客数2名だった地下アイドル時代を振り返る。さらに「ミスFLASH」候補のラクに「132ヶ月後のラクちゃんはここにいるの」。引退前に素敵なものを贈りたいと言うと、ラクのダイビング脳天チョップと自身のウェディングエルボーが似ていると指摘。「10年前と10年後の私が合わされば最強」とし、先輩として負けも受け止めるという。ラクをコーナーに上らせた滝川は「特急あずさ、ホームに参ります」とリングに戻ってラクにダイビング脳天チョップをうながす。ラクは「ミスFLASHになりたーい!」とダイブも滝川がボディブローで迎撃。場内ブーイング一色に。滝川はロープに顔面をこすりつけ、変形のフットチョーク。エルボーで反撃したラクは脳天チョップをカウンターでヒット。滝川はXファクター。そこから「見本を見せてあげましょう」とウェディングエルボー。だがこれをラクが迎撃し、逆にダイビング脳天チョップ、さらに河津落とし。滝川は放送コードブレーカー。しかしラクはトラースキックをキャッチして首固め。再度の河津落としは滝川がディフェンス。トラースキックを決めるとブロードキャスターで仕留めた。
第二試合 20分一本勝負
3WAYマッチ
※ダイビング・フットスタンプ。もう1人はヒナノ。
試合が始まると握手を求めるヒナノ。瑞希が断ると「じゃあ上福さん」。上福は「いつものツイッターの写真より目が小さくない?」。が、隙をついてヒナノが攻撃したのは瑞希。上福と協力して攻撃するも瑞希が同士討ちを誘う。瑞希はヒナノに弓矢固め。ロープに張り付けて背後からのドロップキックも。フェースロックは上福が強引に手を引っ張ってロープへ。上福に気を取られた瑞希にヒナノが反撃。セカンドロープからカンフーキック。スリーパーは瑞希がエスケープ。割って入った上福がヒナノにスクールボーイ。裏切りに怒るヒナノに上福はサミング。さらに「あげるぞー」とクネクネしながら弓矢固めを狙うが、瑞希がカット。上福は瑞希に串刺しドロップキック。フェイマサーは瑞希がディフェンスしてカサドーラからフットスタンプ。そして二人まとめてセカンドロープからフットスタンプ。さらに上福にはトップコーナーからのフットスタンプを決めてフォール勝ち。
第三試合 15分一本勝負
ヒカリはグラウンドでレッグロック。のどかはショルダーアタックを決める。コーナーでの串刺しタックルも。座らせた状態のヒカリにはランニングニー。グラウンドでは変形の首4の字。ヒカリはドロップキックで反撃するとコブラツイスト。そこからローリングクレイドルへ。のどかはドロップキックをかわしてランニング・クロスボディ。セカンドロープに登ったのどかだがヒカリが足を引っ張って落とし、リング中央でコブラツイスト。これを投げで返したのどかだが、ヒカリはまたもコブラツイスト。グラウンドコブラでカウント2、さらに絞るがのどかが切り返して丸め込む。ヒカリのミサイルキックもカウント2。キルスイッチは防御したヒカリだがのどかはバックフリップ。もう一度キルスイッチを決めて3カウント。
第四試合 15分一本勝負
ショルダーアタックの打ち合いは優宇、ユキ一発ずつ決める。優宇は起き上がりこぼし式逆水平。ユキのチョップには強烈なエルボーを返す。ボディスラムからセントーン、さらにワキ固めで攻め込む優宇。ユキはカウンターでボディスラムを決めるとエルボー連打。胸を張って受け止めた優宇は逆水平で吹っ飛ばす。カウンターでのダブルチョップも。ユキはサイドウォークスラム、片羽絞めもディフェンスして得意のフルネルソンへ。これを優宇が振りほどいたところで再度スープレックス。さらにフルネルソンで絞めるが優宇は豪快な払い腰。最後は片羽絞めでフィニッシュ。
【試合後のコメント】
優宇 後楽園から2週間たって、いろいろ考えたり気持ちを整理して今日を迎えたんですけど。ユキとの試合はユキのデビュー戦以来。あの時はタッグマッチで、実のお姉さんのアシストがあって技が決まったりとか、いいところが出てたんですけど、4ヵ月経って、頑張ってるのも知ってるので、力強さとかなにくそ根性、倒れても立ち上がってくるところが成長してたなと。体も東京女子の中では大きいほうですし、一回練習生をやめて、リングアナになって、それでも夢が捨てきれなくてレスラーになった子なので。プロレスやりたいって気持ちは凄くあると思うんですよ。誰よりも私たちの試合を長く見てた子なので、こうしたい、ああなりたいという気持ちも誰よりもあると思います。ユキの将来にワクワクしてくるような試合でした。
――ご自身の再スタートとしてはいかがですか?
優宇 後輩との試合で初心を思い出すというか。山下さんとの試合はベルトという結果は伴わなかったんですけど、それ以上に何かを得た試合だなと思ったので。落ち込んではいないので、これから私がどうなりたいか、どうしたいか。あんなことしたい、こんなことしたいってうので一杯なので。種を成長させている状態です。
ユキ (涙を流して)今日もいっぱいやられてしまいました。やっぱり先輩だし、キャリアの差もあるし、私にはバックボーンも何もないし、負けて当たり前だよって思われると思うんですけど、でもやっぱりプロレスをやりたくて始めた以上、勝利したいです。だからすごく悔しいです。優宇さんの後楽園でのメインを見ていて、すごく感じたものがたくさんあったので、それを吸収して、もっと私も成長していきたいなと思って挑んだ試合でした。デビュー戦の対戦相手の一人でもあったので、成長を少しでもぶつけていきたいと思っていたんですけど。デビュー戦の時よりは気持ちやいろんなものをぶつけていけたと思っています。これからもっともっと、私の理想とするものに成長していきたいです。
セミファイナル 15分一本勝負
クイーン・オブ・U.S.A.決定戦
※まなせが初代クイーン・オブ・U.S.A.となる。
試合前、この試合が「QUEEN OF USAルール」として行なわれるとのアナウンス。アメリカに憧れる両者の強い要望によるものだという。ルールは通常のプロレスルールに加え、USA帽子をかぶってDA PUMPの「USA」を踊りきった、踊り狂ったとレフェリーが判断すれば勝利というもの。この発表に観客からは「USA!」コールが発生。試合前、マイクを握ったパミは「メインに立つ3人(山下、坂崎、中島。アメリカ遠征から帰国したばかり)の話を聞いていたら、すっかりアメリカにかぶれてしまいました」。しかし「これから配信とかで見る、画面の向こうの大きいちびっこたちは無音状態になります。ごめんなさい、自分、不器用なんで!」と謝罪。それでも「全力で踊ります」と力強く宣言し「正々堂々やりましょう」とグータッチから試合スタート。お互い星条旗柄の帽子を奪い合い、USAのイントロが何度も流れるも不発。奪い合いの中で木曽レフェリーの頭に帽子が乗っかるもあっさり脱ぐ木曽レフェリー。まなせは踏みつけながらのダンスもこれは無効。まなせはハーフボストン。ロープに逃げながら帽子をかぶるがもちろん踊れない。逆襲に転じたパミは「アメリカ版」ヒーロー矯正システム。「アスク・ハー!」とギブアップを迫る。場外戦で観客に帽子をかぶせようとする謎の動きを見せるパミ。場外乱闘でも帽子の奪い合い。難波リングアナの頭に帽子が行く場面も。パミはロビーにまなせを押しやり、ついにダンス開始。しかしダッシュで戻ったまなせが阻止。ヒップドロップ、ネックスクリューを決めるとUSA帽子を被って全力でダンス。パミは予備のダンスを被って反撃するも、まなせはかかと落とし。ダウンしたパミを尻目に踊りきったまなせが勝者に。試合後に流れる曲も「USA」。退場時にはゲートの前でパミとダンス。
メインイベント 20分一本勝負
先発は山下と才木。ローキックの蹴り合いから前蹴りは相打ち。中島はミウにショルダーアタックも倒したのはミウ。中島は坂崎との連携を見せて反撃。ミウはバックエルボーから伊藤にタッチ。「世界一可愛いのは?」は坂崎が阻止。だが伊藤は頭突きを決めると再度「世界一可愛いのは?」「伊藤ちゃん!」でナックル。逆エビ固めもガッチリ。セコンド・瑞希の声を受けて坂崎はロープへ。「うるせえんだよ!」と伊藤。替わった山下はサッカーボールキック。坂崎、中島はクイックタッチで腕攻め。山下も続いてトップロープから腕へのダブルアックスハンドル。ヒザ、スライディングキック、チンロックと攻め続ける山下。ミウがカットに入るも坂崎が排除。伊藤は中島にドロップキックも山下に捕まる。山下のミドルキック連打に「かかってこい!」と伊藤。連打を食らってダウンした伊藤は雄叫びとともに立ち上がるが、そこへ伊藤が右ハイ。伊藤は飛びつきDDTで反撃し、タッチを求めるが中島、坂崎が阻止。今度は中島が伊藤にローリングネックブリーカーから首4の字。伊藤はなんとかロープへ。中島は変形タランチュラからコーナーに登り、伊藤の反撃も阻止してライダーキック。伊藤はリバーススープレックスで投げるとついにタッチ。才木が中島にブレーンバスターも坂崎が救出。すると才木がまとめて投げ捨てる。才木は高さのあるヒップトスからキーロック。坂崎が入って中島とダブルでローリング・ネックブリーカー。変形のマルメコミアンズはミウがカットして坂崎にベアハッグ。坂崎は巧みな動きで攻撃をかわし、3人まとめてドロップキック。ミウは山下の蹴りを食らいつつダブルチョップ、そしてカナディアンバックブリーカー。才木のタワーブリッジ、伊藤の逆エビと競演も切り返される。乱戦の中、伊藤は山下にダイビングヘッドバット。しかし山下も蹴りを返すと坂崎、中島がコーナーからキック。坂崎&中島が619、山下がヒザとアメリカでも見せた合体攻撃。リングに残ったミウに山下がハイキックからバックスピン。串刺しハイキックも決まる。カウント2で返したミウだったが、最後は山下がアティテュード・アジャストメントできっちり3カウント。
伊藤が瑞希に一騎打ちを要求し、9・22新木場で決定!
試合後、勝者チームがマイクを取るが伊藤が遮ってマイク。山下に「早く帰りなよ」と言われながらも、伊藤は「おいアメリカかぶれ、まあまあの出来だったじゃねえか。まあまあ楽しかったよ」。そして「甲田哲也、瑞希と伊藤のシングルマッチ組め」と要求。この試合で確かめたいことがあるという。これを受け、甲田代表は9.22新木場大会での対戦を決定。「そういうことだよ、チャンピオンさんよ、できるよなぁ? せいぜい首鍛えて待っとけよ」と伊藤は退場。「どういうこと?」という坂崎に、リング下の伊藤が「こういうことだよ!」と絶叫。
坂崎は「(瑞希は)今は私のものだけどな。しょこたも私のものだ」。「私は?」という山下には「あなたは他人のもの」。ということであらためて中島がマイク。「アメリカから帰ってきました! この遠征が決まったのも、無事に帰ってこれたのも、東京女子を応援してくれるみなさんと、アメリカで声援を送ってくれたみなさん、いろんな人が助けてくれたり応援してくれたり。それをあらためて感じた旅だったので、これからも応援よろしくお願いします」。山下は「今日は日本に帰ってきて一発目。この3人で試合できたのも嬉しいですし、才木、伊藤、ミウとできたのも嬉しいし、いい感じで勝てたので凄く嬉しいです。これからは東京女子プロレス、日本だけじゃなくて世界から見られるように頑張っていきます」。
【試合後のコメント】
中島 非常に楽しかったです!
山下 いい感じにできたんじゃないかなと。印象に残ったのは、最後連携決まってスピンキックもやって、コーナーでも決まったんですけど、返してきたので。そこはミウの根性の強さが見えて嬉しかったです。
中島 アメリカから帰ってきて一発目で、こうやって東京女子フリーダム・ファイターズで。あんまりこの3人で組むことってないので。ずっと一緒に居る3人ですけど、同じコーナーにいるといろんな刺激をもらえる、みんなライバルみたいな3人だから。それと私たちはアメリカで凄く勉強してきた、学んできたと思うんですけど、日頃の試合とか暮らしの中で、日本に残ってたメンバーも強くなってるなっていうのを確認したので。特にミウは印象に残ったので。もっと大きくなって、みんなでアメリカに行きたいですね。
――坂崎選手はいかがですか。
坂崎 私はもう、ずっと浮かれてるんで。
――メインの後に対戦要求がありました。
瑞希 今のパートナーはユカしゃんで、ユカしゃんとやってるけど伊藤さんと組みたくないとか、そういうわけじゃなくて。伊藤さんが嫌だっていうわけでもなくて。伊藤さんに対して悪い気持ちはなくて、というより何もなくて。でもここで闘うのは必然かなと思います。闘って分かることがあればいいなって。
――瑞希選手にとってのテーマ、感じたいことや伝えたいことは?
瑞希 自分は何も変わってないと思ってるので。それが伝わればいいなって。気持ちとかも変わってないですし。今回こういうきっかけでユカさんと組んでベルトを獲っただけで。伊藤さんに対しての気持ちは変わってないので。自分の気持ちが伝わればいいなと思います。
伊藤 自分から語ることはないので。
――試合で確かめたいことがあるということですが。
伊藤 クイズでーす。どうでしょうか、何を確認したいでしょうか?
――瑞希さんの気持ちを確認したい?
伊藤 それは新木場になって分かると思います。
――相手のセコンドとして声援を送っている瑞希選手にはどんな印象が?
伊藤 うるさいなって。潰したいなって思いました。嫌いなんですよ、ああいう。
――いろんな気持ちがこもった試合になると思いますが、どんな闘いにしたいですか。
伊藤 別に。いろんな気持ちって、普通に決着つけたいだけ。伊藤はべつに……まあ言わないです。みなさんが想像を膨らませて楽しんでください。