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いざ進め、板橋の熱いやつら!

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日時2018年8月12日
会場東京・板橋グリーンホール
観衆219人(超満員)
  • 前説

  • アプガ(プロレス)の『アッパーキック』コーナー!

  • 試合前、恒例の諸注意&告知はリングアナ・難波小百合と練習生のユミ、キョウが担当。続いてアップアップガールズ(プロレス)が「アッパーキック!」ミニライブ。今回の自己紹介のお題は浴衣物販にちなみ好きな屋台。ヒカリは「屋台? ひもくじです」。ラクは「わたあめです」。ミウは「屋台をいろいろ見て、結局決まらなくてスターバックスに行きます」。ヒナノは「はさみ焼きみたいな、餃子みたいなやつです。シャーピン?」。歌のあとは全員で「東京女子プロレス、スタート!」。
  • オープニングマッチ 15分一本勝負

    • LOSE

      ミウ

    VS

    VS

    6分58秒

    フェースロック

  • ミウがカウンターのボディスラムで先制。瑞希はドロップキック、サーフボードストレッチ、さらにキャメルクラッチ。そこから弓矢固めへ。フットスタンプからのカバーはカウント2。しかしセカンドロープからのクロスボディはミウがキャッチ。ロープに走ってのエルボー、ベアハッグで反撃していく。カナディアン・バックブリーカーは瑞希が着地してドロップキック、フェースロックはミウがロープへ。セカンドロープからのフットスタンプは2で返すミウ。再度のフェースロックもロープエスケープ。トップロープからのダイビング・フットスタンプはミウが回避してショルダーアタック。さらにカサドーラを切り返して肩に担ぎ上げ、バックブリーカーで追い込むミウ。だが瑞希はバッククラッカーからそのまま回転してフェースロック。これでミウはギブアップ。
  • 第二試合 15分一本勝負

    • LOSE

      ヒナノ

    VS

    VS

    6分51秒

    エビ固め

    ※ハイパミ・リターンズ
  • ハイパミは紀伊国屋書店の紙袋持参で入場。試合前の握手はヒナノが拒否。じゃあマイク、とパミがアピール開始。「私、本屋を駆けずり回ってヤングジャンプいっぱい買ってきちゃいました!」と、ヒナノが投票企画のエントリー中の雑誌を見せる。「見ていくうちのどんどんヒナノが好きになっちゃって。今日はドキドキしてるんですけど、闘わなきゃいけないから。せめて握手だけでもしてもらえませんか?」。これにヒナノは「5冊も買っていただいてありがとうございます~」と嘘泣きから奇襲、スクールボーイ。形勢逆転したハイパミはヒーロー矯正システム。続けて腰を攻めていく。「私を騙した罪は重い!」とハイパミはコーナーに顔面打ち付け。ロープを使ったアームロックも。腕攻めからボディへのストンピング、エルボーと攻め込むハイパミに、ヒナノはロープ越えディフェンス。場外に逃げたハイパミはヤングジャンプを人質に。「近づくと応募ハガキにお前以外の名前を書くぞ!」。ひるんだヒナノに鉄柱攻撃。ヒナノもハイパミを鉄柱に打ち付けると、水を飲んでの“水拳”からの側転アームホイップ、セカンドロープからのダイビングキック。ハイパミはランニングクロスボディ。さらにアイアム・ア・ヒーロー。しかしこれはヒナノが体勢を切り返してフォールへ。二度めのダイビングキックはハイパミが回避。最後はハイパミ・リターンズから押さえ込んでフォール勝ち。
  • 第三試合 20分一本勝負

  • VS

    VS

    10分47秒

    体固め

    ※バックフリップ
  • のどかは「おねえさん」としては首都圏最後の登場。「世間はお盆ですけども。実家に帰る人~? みんな親を大切にしないといけません。いつまでも、いると思うな親とおねえさん。はいみんなで! 《いつまでも、いると思うな親とおねえさん》」。そして観客全員が立つのを待ってピンポンパン体操。

    先発は中島とユキ。手四つではユキが上回るも中島がグラウンドでリード。のどかはラクにショルダーアタック。ラクは脳天チョップを返すと中島とおやすみエクスプレス発車。「やったー!」と中島。しかし2発目の脳天チョップはのどかがディフェンス。タッチしたユキがストンピング、ガットショットからスリーパー。のどかはその場飛びボディプレスから首4の字。ラクはユキへのエルボーで反撃。ロープに振って脳天チョップを決めると中島がダイビング・ライダーキック。ユキのリバース・スープレックスも回転エビ固めで返す。しかしユキはフルネルソンで中島を捕獲。のどかは中島にショルダーアタック。ランニング・ボディプレスはカウント2。ランニングクロスボディは切り返して押さえ込んだ中島。ライダーキックを決めるが619がのどかがかわし、バックフリップ。中島はローリングネックブリーカーを決めるが、のどかはユキを踏み台にしてクロスボディ。だがダイビング・ボディプレスは中島が剣山。タッチして入ったラクがのどかにボディスラム成功。のどかはWARスペシャル。ラクはバックフリップを切り返して河津落とし。ここで中島がローリングネックブリーカーを決め、そこにラクがダイビング脳天チョップ。しかし追撃はカットされ、のどかがショルダーアタックを二人に決める。さらにユキがのどかにダイビング・ショルダーアタックを決めて排除。のどかがバックフリップを決めて3カウント奪取。

    試合後、のどかがマイク。「東京、関東圏最後。おねえさんの勝利で終わりました。高木さん、甲田さん、リングに上がってください」。#tjpwをツイッターで追っていたという大社長だがリングへ。甲田代表も引っ張り出される。「2年と8ヵ月、私におねえさんという役割を与えてくれて、やりきることができました。ありがとうございました。ということで、今日は世田谷区から遊びに来てくれた高木三四郎くんと、所沢生まれの甲田哲也くんが一緒に体操してくれまーす!」。嫌がる二人だったが、のどかは高木に「おまえが(おねえさん)やらせたんやろがい! 最後くらいやれや!」と一喝。また甲田代表には「体操すると出世できてお金稼げて、女の子にもモテるんですよ。(モーニング娘。’18の)牧野真莉愛ちゃんだって笑顔に……」と言うと、一気に乗り気に。ユキと4人でのピンポンパン体操で締め、おねえさんとしての試合は残り1つ、名古屋大会を残すのみとなった。

    【試合後のコメント】
    のどか 首都圏でのおねえさん最後(の試合)が終わりました。私としてはやりきった感じで、名残惜しさはそんなに感じてないんですけど。ただ、もう東京のみなさんとはおねえさんでお会いすることはないので。これから先はおねえさんじゃなくなった私を応援していただければと思います。心残りがあるとしたら、ちびっこにもっともっと、早く出会ってアピールしていきたかったなっていう。本来の使命の部分が果たせなかったのはありますが。これから先も小さい子から大人まで愛してくれるようなプロレスラーになりたいと思います。
    ユキ はい、頑張ってください。
    のどか え、他人事?
    ユキ おねえさんがおねえさんじゃなくなっても変わらないから、私には。まあべつになんか、おねえさん好きの人は寂しいやろなってくらい。
    のどか シスコン発揮しちゃうね。
    ユキ あんまり人前で言うことじゃないじゃん(笑)。
    のどか 裏でずっと言ってたんですよ、「私だけのおねえちゃんだね」って。まあこれからも姉妹で組むことはあると思うので。
    ユキ 姉妹であることは変わらないのでね。
    のどか これからも頑張っていきます!
    ――最後に高木さん、甲田さんとも体操はしたかった?
    のどか そうですね。言い出しっぺがやらないのは道理が通らないじゃないですか。なんなら早い段階で誠意を見せてほしかったんですけど。なかなかそういう機会もなくて。願わくば今林アキラくん、サトルくんにもしえもらいたかったですね。
  • 第四試合 15分一本勝負

  • VS

    • WIN

      沙希様

    VS

    0分30秒

    ベルサイユ式フットチョーク

  • 再試合

  • VS

    • WIN

      沙希様

    VS

    5分29秒

    逆片エビ固め

  • 上福が握手を求めるも沙希様は拒否。ゴングが鳴るとコーナーで沙希様が置いたコスチュームを奪う。そこからドロップキックも、沙希様はかわして腕十字、そしてベルサイユ式フットチョークで秒殺勝利。

    「これじゃ事務所クビになっちゃう! もう一回お願いします!」と上福が泣きの再戦申し入れで再びゴング。またも沙希様が三角絞めに捉えるが丸め込む上福。が、その後はひたすら沙希様が攻める展開。サッカーボールキックから変形の横三角絞めも。ボディスラムを切り返して上福がサミング。さらにボディスラムを決めると串刺しドロップキック。スリーパーは胴絞めも加えていくが沙希様がロープへ。沙希様はロープ追走ビッグブーツ、ジャンピングミドルキック。上福はドロップキックを返す。フェイマサーはかわされるもスクールボーイ。しかし蹴りの連打はかわしきれず。最後はハーフボストンクラブでギブアップ。
  • セミファイナル 15分一本勝負

    • LOSE

      滝川あずさ

    VS

    • WIN

      坂崎ユカ

    VS

    9分2秒

    足取り式逆さ押さえ込み

  • 9ヵ月ぶり登場の滝川は笑顔で坂崎と握手。しかし「あれ、結婚相手いるよ?」のフェイントから坂崎の攻撃を食らう。リング下でマイクを握った滝川は「久しぶりですね。長い間眠ってた感じがするんですけど。私ナンバーワンアナウンサー滝川あずさ、結婚もしたくて調べたことがあるんですよ。アナウンサーはしゃべることが仕事ですが、試合中に実況をしてると勝率が下がる。それから喋りすぎる女はあまり好かれない」。さらに「ちょっとまだ記憶が曖昧なので」と坂崎をリングの逆サイドに下がらせてリングイン。「頭が。ちょっとめまいが……」と記憶喪失のふりをしながら逆襲。ロープに顔面をこすりつけていく。しかし坂崎も同じ攻撃で逆襲。顔はやめてという滝川を踏みつける。さらにキャメルクラッチからの顔面攻撃も。「プラセンタ受けたからやめて」の声にも坂崎は容赦なし。滝川は丸め込みからエルボーを連発で返す。しかしコーナーからの結婚したいエルボーは迎撃され、ブレーンバスターを食らってしまう。そこから坂崎はSTF。ロープに逃げた滝川に坂崎はスライディングラリアット。魔法少女キックもヒット。回転してのアームホイップから魔法少女スプラッシュは滝川が剣山。そこから放送コードブレーカー、Xファクター、トラースキックと連続攻撃の滝川。アズサ・クリスティの名残と思われるクリスティ・アガペーは坂崎がディフェンス。坂崎はトラースキックもキャッチして足取り式逆さ抑え込みで3カウント。

    【試合後のコメント】
    滝川 強かったぁ、ユカさん! 帰ってまいりました滝川あずさ、しかし坂崎ユカ、私がちょっと居眠りをしてる間にさらに強くなってました。
    ――久しぶりのリングはどんな感じでしたか?
    滝川 滝川あずさとして久しぶりのはずなんですけど、ずっとリングの上で頑張っていたような感覚はありました。
    ――実力的には手応えが?
    滝川 約9ヵ月ですかね、リングにいないはずだったんですけど、今までできなかった動きとか新たな技、自然と体が動いたので。そういった意味でも不思議な感じでした。
  • メインイベント 20分一本勝負

    • WIN

      優宇

    • まなせゆうな

    VS

    VS

    13分8秒

    片羽絞め

  • 先発のヒカリを優宇は投げまくり、山下に出てこいとアピール。タッチした山下は間合いをはかりながらローキック。これをキャッチして優宇がグラウンドに持ち込む。まなせはヒカリのショルダーアタック。優宇はコーナーで逆水平。続けてまなせがヒカリをロープに固定してミドル連打。ボディスラムも高角度。さらに優宇がサイドウォークスラムとヒカリのローンバトルが続く。まなせはヘア投げ2連発。ヒカリのコブラツイストは優宇がカット。それでもヒカリはドロップキックを決めて山下にタッチ。蹴りからラリアットを決めた山下だがミドルの連打はまなせが胸で受け止める。そこからまなせは強烈なブーツ。優宇はロープに振っての逆水平。起き上がりこぼし式での連打も。コーナでは山下のミドル、優宇の逆水平の打ち合い。ハイキックは優宇がキャッチしてコーナーに投げつけ、ライトニングマックイーンで追い討ち。セントーンも連打していく優宇。同士討ちを誘ったヒカリがまなせにドロップキック。逆水平を蹴りで迎撃した山下はバックスピンキックも。ヒカリはドロップキック、コーナートップからミサイルキック。コブラツイストも決まる。しかし優宇は投げから片羽絞め。カットに入った山下にはジョン・ウー。山下は前蹴りを返しエルボーの打ち合いへ。収まらない優宇はレフェリーを突き飛ばして片羽絞め。ロープに逃げても離さず、山下は失神。試合の権利を持つヒカリにはアバランシュホールドから片羽絞め。逆落としでグラウンドに持ち込み優宇が完勝を収めた。
  • エンディング

  • 優宇が山下を絞め落とす…。「チャンピオンってこんなもんですか?」

  • 試合後、引き上げていく山下に優宇がマイクで「山下さん、チャンピオンってこんなもんですか? 8月25日、楽しみにしてます」。ここでまなせがマイクを渡される。「え~、凄い試合でしたねぇ。隣で見ても凄いドキドキしちゃって。8月25日、後楽園、みんな見たくなっちゃいましたね。私のパートナーはまだ決まってないけど、メインでこんな凄いカードが見れるなんて楽しみ」。優宇は「後楽園まであと2週間。トーナメントで優勝してこのチャンスを掴んだからには無駄にしちゃいけないし、無駄にしないでほしいと思ってる人もお客さんの中にいると思います。あと2週間、できることをやって、満員にしましょう。みなさん、今日もたくさんのご来場ありがとうございました。私たち東京女子プロレス、8月25日の後楽園ホールに全力疾走しているので、ついてきてください!」。

    【試合後のコメント】
    優宇 あれで山下さん、チャンピオンなんですかね? (カットに)入ってきて邪魔したと思ったら落とされて。私がどんな気持ちでトーナメント優勝して、山下さんに挑戦したいって言ったか、分かってくれないと困ります。あと2週間、私もできることを全力でやりますけど、山下さんも全力で後楽園にきてもらわないと。ちょっと、ないですよね。
    ――今日でだいぶ手応えがつかめた?
    優宇 そうですね。やっぱりあの蹴りは強いですし、山下さんのハートの強さも知ってるので。だからこそ私の山下さんへの期待値はもっと高かったんですよ。もっときてくれると思ったんです。あんな簡単に絞め落とされて、後楽園、大丈夫かなって思いますね。
    ――レフェリーを突き飛ばす場面もあったが。
    優宇 あんまり覚えてないですけど、権利もないのに入ってきて殴りかかってくるんだから、こっちも同じくらいやっていいですよね。プロレスやっててあんなに感情的になることって少なかったんで、こういう一面を出させてくれた山下さんには感謝します。

    山下 いやちょっと、予想以上にやられて、全然手が出せなかったので。振り返って数えられるくらいしか技を出せなかった。出す前に(優宇の)勢いが凄くて。予想以上にやられたので、後楽園まで時間ないですけど、今日あったことを強くなれる材料にして。後楽園でベルトを守れるようにやらなきゃなって。本当に気合い入れないと。気合いは入ってたんですけど、反省が多い試合になりました。

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