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東京プリンセスカップ

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日時2025年8月2日
会場静岡・アクトシティ浜松展示イベントホール
観衆288人
  • 前説

  • 伊藤欠場で第2試合は3vs4変則タッグマッチに/アプガプロレスのミニLIVEは『瞬間・あいどるメモリアル』

  • 第1試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    10分19秒

    ベリー・トゥ・ベリー→片エビ固め

  • 小夏は選手として初の地元凱旋。志乃の観光案内、汐珠のレッグロックと捕まる小夏はカウンターのドロップキックを放ってなんとかピンチを脱出。替わった鈴芽が一気呵成の攻め。ミカヅキ流星群狙いは汐珠が回避して振り子式ドロップキック。タッチを受けた志乃に鈴芽はタランチュラ式のハチノスエイトノット。小夏が出てきてドロップキック。ボディースラムからカバーもカウント2。スリーパーはかわされてしまうと志乃がドロップキックからランニング式スイングネックブリーカー。カウント2で返した小夏のピンチに鈴芽が急行。ドロップキックの競演も小夏の志乃へのカバーはカウント2で返されてしまう。串刺しドロップキックもカウント2で返され、スリーパーもロープに逃げられると志乃に背後に回られスリーパーでやり返されてしまう。後方回転エビ固めからの胴絞めスリーパーは鈴芽がカット。汐珠が反転式ミサイルキックで鈴芽を排除。志乃がドロップキックからベリー・トゥ・ベリーで試合を決めた。

    【試合後のコメント】
    小夏 今日は浜松で、私が初めて凱旋という形で凱旋記念試合を組んでもらって、隣には大好きな鈴芽さんがいて、浜松を背負って闘っていたんですけど、 静岡市に負けちゃいました…。 隣には強い味方がいたんですけど、結局まだ自分の力で勝てないので。でも楽しかったです。ありがとうございました。
    鈴芽 デビュー戦以来、小夏とこうやってリングで一緒に戦うことができて、 今回は初めてタッグとして戦えたんですけど、 プロレス楽しいっていう気持ちもすごい感じたし、 それ以上に悔しいっていう気持ちをいっぱい感じて、 そうやって強くなっていくっていうのを痛いほど知っているので、今度は小夏の自力勝利で一緒に最後リングに立とうと思います。 ありがとうございました。
  • 第2試合 20分1本勝負

  • 3vs4変則タッグマッチ

    11分4秒

    ヴィーナスDDT→片エビ固め

  • 第3試合 20分1本勝負

  • 8人タッグマッチ

    10分33秒

    フェースロック

  • 第4試合 時間無制限1本勝負

  • トーナメント1回戦

    8分47秒

    フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド

  • 2人は握手からゴング。HIMAWARIがハンマーロックにハルもやり返してブレーク。HIMAWARIが何度もドロップダウンしてハルをロープに走らせる。直後、丸め込んでいくがカウント2。ハルのドロップキックにHIMAWARIが髪の毛で応戦。ハルのドロップキックが決まるが、カウント2。アームバーはロープににじり寄るHIMAWARIを中央に戻して決め直す。カバーして脱したHIMAWARIがショルダータックルやバックエルボー。5分経過。逆片エビ固めはハルがロープエスケープ。ドロップキックをかわしたHIMAWARIがネックブリーカードロップ。お姫様落としはハルが押しつぶして決めさせない。さらに低空クロスボディーはカウント2。すかさずアームバーにとらえるも、HIMAWARIが足を取って逆片エビ固めへ。これをハルが丸め込んでいくが、カウント2。HIMAWARIがエルボーからお姫様落としで投げ捨てる。さらにサン・フラワーテンペストを狙ったが、切り返したハルがフィッシャーマンズ・スープレックスでフォール勝ち。勝ったハルは2回戦で未詩と対戦が決定。

    【試合後のコメント】
    ハル 東京プリンセスカップ初戦、HIMAWARIさんに勝って次に進むことができました。HIMAWARIさんとは一番最初のねくじぇねトーナメント以来のシングルで。ちゃんとしたシングルマッチで。もうずっとずっとやりたくて。私はこの2年間でトーナメントで去年優勝したり、タイトルに挑戦したり。もうなんかとにかくなんか自分で言うのもあれだけど、本当に躍進の年みたいな感じだったから。いつになったらHIMAWARIさんにリベンジできるんだろうってずっと思いつつ、クジでHIMAWARIさんの相手を引いて。本当に自分の運に感謝したし。やっとHIMAWARIさんに今の自分を知ってもらえたし、ぶつけられたので。本当に今日ちゃんと勝ててすごい嬉しかったです。次は品川で未詩さんと。去年は初戦敗退しちゃったけど、次に進めるから未詩さんは本当に大きいしヤバいけど、この勢いは止めずに未詩さんに勝って、進んで進んで優勝してタイトルに挑戦したいなと思います。

    HIMAWARI 負けちゃいました。今年のトーナメントに初出場をかけて、予選からここまで頑張って。それこそほんと、ぽむさんっていうヤバい壁を越えてきたのに、ここで同期対決でハルに負けちゃったっていうのがすごい悔しくて。でもなんか悔しいって思えるぐらいなんかこうちゃんとぶつかりあえたから。このハルと2年ぶりにシングルやって。すごいハルの成長もめっちゃ体感することができて。嬉しい気持ちもあったりして。なんかすごい今けっこうまだぐちゃぐちゃなんですけど感情は。だからこそハルにはこのままトーナメントもちろん次、未詩さんっていうめちゃめちゃ分厚い壁だと思うですけど、そこにも気遅れしないで、ぶち当たって勝ってほしいなって思うから同期として。そのまま応援していこうかなって思います。
  • 第5試合 時間無制限1本勝負

  • トーナメント1回戦

    12分15秒

    什の掟→体固め

  • 試合前にミサヲがマイク。「将来、ゼネラルマネージャーになる。そのために誠意を見せる」と宣言してスプレーをリング中央に置いて放棄。握手を求めてゴングが鳴る。直後にガットショットで奇襲するも、よまれてしまい有栖のフライング・ボディープレスを浴びてしまう。たまらずミサヲは場外エスケープ。「来るなよ」と制止するも、追ってきた有栖と場外乱闘に発展。エプロン幕で動きを止めてミサヲがスプレー攻撃。リングに戻るとミサヲが足を攻めるも、有栖の串刺しドロップキックを食らってしまう。5分経過。有栖のエプロンで鶴ヶ城にミサヲはロープにくくりつけてニーリフトで応戦。さらにエプロンダッシュのニーリフトを決め、有栖を場外に追いやるとトップロープからのクロスボディーをお見舞い。リングに戻ってミサヲがチキンウイング・フェースロック。反転して逃れた有栖がネックブリーカードロップ。渾身のキャメルクラッチはミサヲの足がロープに届く。什の掟は切り返したミサヲがロープを使ったハイパミ・リターンズ。10分経過。アイアムアヒーローは受け流した有栖が鶴ヶ城を敢行。続くキャメルクラッチ狙いをミサヲはラ・マヒストラルで切り返す。カウント2となって、ミサヲのランニング・ニーに有栖は水車落としで応戦。両者ダブルダウン。起き上がったミサヲがキングスレイヤーからヴァニタス狙い。これを有栖が着地してスーパーキック一閃。そして什の掟へと繋いで3カウント奪取。勝利した有栖は山下と準々決勝で対戦。

    【試合後のコメント】
    有栖 やったー。勝てたー。いや、デカい。デカすぎる。ヒーローに勝った。なんだっけ、なんか、ひらがな、ひらがなじゃない、カタカナのやつ。なんか、優勝したらカタカナのなんちゃらかんちゃらになりたい、みたいな(おそらくミサヲのGM発言)。ちょっと私はよくわかんないけど、私だって優勝したい理由はある。それは、会津に、9月の会津大会に優勝して、トロフィーを持って帰る。昨日、お父さんがマジで「トーナメント頑張れ」って言いにだけ自分の家に来て、それですぐ会津に帰ったんですよ。そのおかげで、マジで最後まで諦めなかった。普段マジで感謝しないけど、めっちゃ感謝してます。だから、その優勝した姿を家族に、お父さんに、そしてみんなに、応援してくれるみんなに見せたい。だから優勝します。ありがとうございます。
    ――そんな遠藤選手の次の相手は山下選手です。
    有栖 そうです。でも私は嬉しいです。山下さんに勝ったら、めっちゃかっこいいじゃん。遠藤有栖めっちゃかっこいいじゃん。たぶん、さらなる自分の自信に繋がるから、怖くない。超えてみせる。勝ちます。

    ミサヲ 1回戦で有栖に負けちゃいました。すっごい情けないし、悔しいし。いやー油断してるつもりはなかったんですけど、想定よりももっともっと有栖が強くなっていったんだなっていうことですね。なので今日の負けはすごい悔しいし辛いし悲しいけど、いやーまたハイパーミサヲに深み増しちゃったなっていう。ポジティブに捉えてます。私、この負けを絶対ムダにしないし、いつか有栖からまたガッチリ取り返します。そしてゼネラルマネージャー、GMの道を絶対に諦めません。私、3年以内にGMになりたいと思いますので、この後、私がこの深みを増した状態でメキメキメキメキメキメキ強くなるのをみなさん、見守ってください。そしてGM就任の暁には、みなさんにもっともっと楽しい東京女子を届けますので、楽しみにしててください。では!
  • 第6試合 時間無制限1本勝負

  • トーナメント1回戦

    9分46秒

    Finally→片エビ固め

  • 両者が握手してゴング。ロックアップから上福のブーツを荒井がキャッチ。ドロップキックもかわしてみせる。荒井が上福の足を狙ってレッグロック。立ち上がった上福をコーナーに追いやって串刺しビッグブーツ。これをかわした上福がインディアン・デスロック。さらにセカンドロープにくくりつけて踏みつけていく。ドロップキックはカウント2。ブレーンバスターを狙うが、堪えた荒井がロープに走ったドロップキックで反撃。ミサイルキックはカウント2。追撃を狙った荒井に上福はヘデックのように叩きつけていく。5分経過。お互いにビッグブーツの応酬。すぐに立ち上がる荒井に上福はコーナーからの一撃をお見舞い。続く卍固めは荒井がロープエスケープ。ロープ際でお互いに顔面を踏みつける意地の張り合いをみせる。至近距離からビッグブーツを放った荒井がフルネルソンバスターで叩きつけてサソリ固めへ。エスケープした上福が逆フェイマサーも、カウント2。ブレーンバスターで投げ捨ててコーナーからのフェイマサー投下。これをよけた荒井は背中にFinally。追撃を丸め込まれるも、落ち着いて対処した荒井はショートレンジの新人賞へ。最後はFinallyを決めて3カウント奪取。勝利の荒井は上原と準々決勝で激突する。

    【試合後のコメント】
    荒井 初戦、上福さんに勝ちました。えーと、上福さんと闘うのは3回目? シングルマッチが。で、なんかやっぱり闘うたびに、勝っても負けても悔しさが残るっていうか。やっぱり同じ技、ブーツを使ったりする選手でもあって、キャリアもかなり上なので、試合中とかも自分が食らいつく部分が多くなってしまったりするので。それはやっぱり今日も勝てた、最後Finallyを決めれたから勝てたけど、やっぱり悔しい部分がたくさん残ったなって。絶対闘って勝てるとは言い切れない。まだまだだなって思うので、上福さんとはこれからもっと闘って、ブーツとかいいところを盗んでいけたらなって思います。はい、そして、トーナメント表を決めるときに、荒井がもし勝ち上がったら闘いたいって、わかなちゃんも、鈴芽さんも言ってくれてて。そうやって自分が言ってもらえる選手になれたことが、あの時は素直になれなかったんですけど(笑)、嬉しいなって思ってて。ですけど、やっぱりわかなちゃんを試合後に見つけちゃったんですよ。すごい目をしてたんで。これは私のわかなちゃん、去年も闘ってるんですけど、そのわかなちゃんもヤバそうだなっていう気配をすごい感じたので。めちゃくちゃ気を引き締めて、もう一個さらに上に上にと突き進んでいって、また瑞希さんのベルトに挑戦できるところまで、荒井がたどり着きたいと思います! 頑張ります!

    上福 負けましたね。負けた人はなんか喋ることあんのこれ。負けといてなんか語るのはなんかちょっとあれかなと思うんだけど。私もう本当に嫌いなの、トーナメントという労働が。これだけでこういうふうに(コメント幕の線をトーナメント表の山組みになぞらえて)なるだけで、心臓がやられんの、この歳になってきて。最近、心臓に負担とかかけたくないし。こことか あんま来たことないし。これ以上もう少しおばさんに労ってほしいって気持ちになっちゃいますね。夏はトーナメントだけじゃなくて、やることいっぱいありますし。江の島も大変盛り上がってるのでみなさん、藤沢に来てください。さようなら。
  • メインイベント 時間無制限1本勝負

  • トーナメント1回戦

    15分19秒

    ダイビング・セントーン→片エビ固め

  • ゴングが鳴るやリカがヒップアタック、ランニング・ヒップアタック、ドラゴンバックブリーカーとたたみける。ドラゴンスリーパーは中島がロープエスケープ。場外戦を経て、リングインするリカに中島が619からトペを狙うも、素早くリングインしたリカは低空ドロップキックを決めていく。クリーンブレーク。グランドの攻防から立ち上がって手四つの攻防へ。中島がサーフボードストレッチで絞め上げる。これを切り返されると中島は羽根折り固めに移行。脱したリカは突進してきた中島の蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリュー。5分経過。さらに鉄柱を使って足を痛めつけていく。よっしゃいくぞエルボーはカウント2。ドラゴンスクリューからの足4の字を蹴って阻止した中島が香港スピンエルボー。ハリケーンラナから場外に叩き出してトペを敢行。追撃のミサイルキックはよけたリカがドラゴンスクリューからの足4の字で捕獲。中島にひっくり返されてリカがロープへ。しかし、ロープハンギングのツイスト・オブ・フェイトから場外の中島にミサイルヒップ。リング内で通常の一撃をお見舞い。コーナーに登るが、中島が雪崩式フランケンシュタイナーを浴びせる。両者はエルボーのラリー。リカが制するも、突進を619で迎撃されてしまう。だが、ドラゴンバックブリーカーからスリーパーホールドで捕獲。移行したドラゴンスリーパーは中島がカバーして逃れると、ウラカンラナへ。カウント2。しつこく捕まえにきたリカのドラゴンスリーパーにコーナーを蹴って脱した中島はトップロープの619を決めていく。さらにダブルアームDDTからダイビング・セントーンを投下して勝利。中島は準々決勝で瑞希と対戦する。
  • エンディング

  • 「この夏の主人公は中島翔子だ!」(中島)

  • 勝利した中島がマイクを持つ。中島「浜松っていう町は、初代ゴジラが公開された年に踏みつぶされた町でもあるらしいんですけど…今日は辰巳リカを踏みつぶせたような気がします。今年の夏、いままでと私の中で覚悟が少し違います。なぜなら私はベルト二刀流の王者なので、誰にも負けちゃいけないんです。この夏の主人公は瑞希じゃないです。荒井優希でもないです。渡辺未詩でもなければ、その他全員でもないんです。中島翔子だ!」

    【試合後のコメント】
    中島 初戦突破しました。一番の突破困難なブロックに自分はいると思っています。次は瑞希ですね。このタッグのベルトも持っているし、MLWのシングルのベルトも持っているので。このシングルのベルトを巻いている状態で、プリプリチャンピオンの瑞希と試合したいとずっと思っていました。このタイミングで勝って、その先のベルトのことも見ています。この夏は絶対にトーナメントに優勝します。応援よろしくお願いします。
    ――改めて、リカ選手との一騎打ちはいかがでしたか?
    中島 結構、節目節目でやっていると思うんです。なんか負け越していたところがありますよね、リカとは。でもやっとリベンジ、借りは返したって感じです。ドラゴンもまたいで通る大怪獣、夏オーバーにします。

    リカ は~…勝っても地獄だし、負けても地獄の山で。同じ地獄なら私は勝ち進みたかった! 何度も翔子とはいいタイミングで、何度も闘ってきて。凄さは従順承知していたのに、今日の翔子が一番強くて凄かったです。私はここで終わる辰巳ではないので、一足先に夏休みには入るけど、諦めないです、私は。そして引き続き、私に期待をしてくれているファンのみなさんと一緒にどうやって幸せになっていけるか、幸せになることを考えて戦っていきたいと思います。

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