前説
アプガプロレスのミニLIVEは『ベイビーフェイス』
第1試合 15分1本勝負
第2試合 20分1本勝負
第3試合 15分1本勝負
宮本もかと長野じゅりあの空手タッグ対決は、激しい打撃戦の末にもかが鴻臚館で勝利。試合後、もかが「じゅりあさんとなら、もっと上にいける。タッグベルトに挑戦したい。今日どっちが勝ったとしても」とタッグ王座挑戦を熱望し、長野もこれに呼応した。
第4試合 20分1本勝負
11月12日DDT両国国技館で荒井&もか&志乃vs鈴芽&有栖&上原!
第5試合 20分1本勝負
「SKE48 リクエストアワーセットリストベスト100 2023」で1位を獲った荒井優希がプロレスでの天下獲りを宣言した。荒井はアップアップガールズ(プロレス)の渡辺未詩とのアイドルタッグで水波綾&愛野ユキと対戦。初対戦の水波のマシンガン逆水平の洗礼にめげず、自らチョップをリクエストする負けん気を見せた。荒井が水波にビッグブーツを決めてみせると、替わった未詩もボディースラムで投げるなど奮闘。水波のラリアットに屈するもののタッチを受けたユキをパワースラムで叩きつけ、試合を荒井に託す。荒井はエプロンからのサイド・スープレックスやブルドッキング・ヘッドロックからのヴィーナスDDTで大ピンチに陥るが、未詩のカットで助かると、ユキのUBV狙いを回避し、後頭部へのFinallyから正調のFinallyでフォールを奪った。
荒井は先日、所属するSKE48の楽曲投票企画「SKE48 リクエストアワーセットリストベスト100 2023」で、自身がセンターを務める『あの頃のロッカー』で1位を獲得したが「ファンの方の応援もあってSKE48で一番になることができたんですけど、プロレス界でももっと一番を狙っていけるように。両方やってる身としては、どっちかでは物足りないのでこれからも頑張っていきたい」と宣言。10・27後楽園ホールでは11月12日に引退する赤井沙希と最初で最後の一騎打ちを控えるが「引退する赤井選手にこれからも頑張る私が勝てたらいいなと思う」と必勝を誓った。
フィンランドからレジーナ参戦!
第6試合 20分1本勝負
沙希様がメイドのメイ・サン=ミッシェル、マーサ、天才闇医者のユキオ・サン=ローランを率いて“お試愛”をおこない、ぽむを自らアカデミー賞で下して勝利。試合後のマイクで「ここはもう十分照らし終えた。ワタクシもまた違うところを照らしにいかなくちゃいけないワケ」と美威獅鬼軍のTJPWマットからの撤退を表明。「赤いバラを見たらワタクシたちのことを思い出して欲しい」と告げると「ごめんあそばせ」と退場したのだった。
3月31日両国国技館『GRAND PRINCESS '24』開催!
第7試合 20分1本勝負
第8試合 30分1本勝負
プリンセスタッグ王座決定戦
※ふりーWiFiが第14代王者組となる。
乃蒼ヒカリと角田奈穂とのタッグ『ふりーWiFi』が上福ゆき&桐生真弥の『東洋盟友』を撃破し、プリンセスタッグ王座を悲願の初戴冠を果たした。ふりーWiFiはこの日、入場テーマ曲も『ふりーWiFi』用にオリジナル曲を新調して登場。真弥には合体ドロップキックから連係技。東洋盟友も真弥がコーナーに叩きつけ、上福の串刺しビッグブーツから真弥が河底撈魚を決めるなど互角の攻防。エルボーの打ち合いは真弥が制して、さらにランニングエルボー。カウント2で返した角田がヒカリのミサイルキックのアシストから橘花。紫電改を狙う角田を上福が裏フェイマサーで阻止。東洋盟友は合体技のエンリョウを繰り出すもカウント2。ヒカリが上福をブリザード・スープレックスで排除すると、逆にふりーWiFiが真弥に合体技「5G」。それでもエルボーで粘る真弥に角田が顔面キックから紫電改でフォール勝ち。ヒカリはプリンセスタッグ王座初戴冠、角田はこれがプロレスラー人生初のタイトル奪取となった。
角田は「やっと獲れました。ヒカリちゃんが最後、決めにいくのは私に託してくれたと思って。それを察して。意地でもって思わせてくれて。パートナーっていいですね。まだ実感が沸いてない」、乃蒼は「奈穂さんのベルトは奈穂さんでつかんでほしかった。奈穂さんだけに責任を負わすのはイヤだったので。しんどいときもあったけど、自分が頑張れば奈穂さんも頑張ってくれるし、つらいときは助けてくれるし。タッグ戦線はいったんおしまいにしようかなと思って、シングル頑張ったけど、どこかさびしいところもあったので。こうやってベルト獲れたのはうれしい」と涙。空手タッグが挑戦に意欲を示したことには「誰がこようが守るだけ」と迎撃態勢を整えていた。
セミファイナル 30分1本勝負
インターナショナル・プリンセス&NWA世界女子TV両選手権試合
※リカが5度目の防衛に失敗、インペイラーが第2代NWA世界女子TV王座3度目の防衛に成功するとともに、第11代インターナショナル・プリンセス王者となる。
インペイラーが保持するNWA世界女子TV王座とのダブル・タイトルマッチに臨んだリカ。あらゆる体勢からのヒップアタックで巨体を切り崩し、足4の字固めで足殺しにかかる。なんとかエスケープしたインペイラーだが、ダメージは深い。ここで勝負に出たリカだったがインペイラーのファイアーサンダーで逆転を許し、左のラリアットから、右でショートレンジ・ラリアットで万事休す。
TJPWマットで負けなしの怪物に王座を明け渡してしまったリカは「私のベルトなくなっちゃった。防衛ロード、これからってときだったので言葉になんない。生きて帰ってこれた。すぐにでもリベンジって言いたいんですけど、今の私じゃダメなんだと思いました。打倒インペイラーで、私はもっと強くならなきゃダメだって、気付かされました」と肩を落とした。「友だちになれたか?」との問いには、「メチャクチャにやられて、仲良くなんかできるかって思っちゃったんですけど。あっちはすごい歓迎してくれたので通じ合えるものはありました。だから、私がリベンジするまで、ベルト持ってろ。インペイラーちゃん! 絶対に獲りに行くから」とリベンジを誓っていた。
メインイベント 30分1本勝負
プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
※瑞希が4度目の防衛に失敗、山下が第13代王者となる。
メインイベントは山下実優が瑞希に勝利し、4度目のプリンセス・オブ・プリンセス王座戴冠を果たした。
瑞希の場外ダイビング・フットスタンプといったエグイ技を耐えに耐えた山下。投げ捨てキューティースペシャルから渦飴、ダイビング・フットスタンプと畳みかけられても闘志は消えず、Skull Kickが火を噴くと、粘る瑞希の側頭部に蹴りを入れ、最後はクラッシュ・ラビットヒートで勝利。これで山下はイギリスのEVE王座、アメリカのSPARK女子王座とあわせて日米英三冠王者となった。
エンディング
「10年間、立ち続けられるのは私が強いから」(山下)
バックステージで山下は「3月に瑞希がベルトを獲った日から、瑞希が持つベルトに挑戦したかった。ベルトを持ってる瑞希はよりすごかった。そんな瑞希に勝ててうれしかった。これから3冠持って、世界を股にかけて頑張っていきたい」とコメント。さらに「今の自分にしかできないこともあると思うんで。米国や英国でプリプリのベルトかけるのも面白いと思いますし、海外で東京女子に来たがってる選手もいるんで。挑戦したい人は挑戦してきていいし、どんな人でも私はチャンピオンですけど、チャレンジしていきたい」と今後の防衛ロードを描いた。
7ヵ月守った王座から陥落した瑞希は「このベルトなくしたら、何もなくなっちゃうんじゃないかって不安で。だけど終わってみれば、応援してくれる人がたくさんいて。試合から帰ってきたら待っててくれる選手のみんながいて。終わった後に、“ありがとう”って言ってくれたみぃちゃん(山下)がいて。私もすごく恵まれてるなって感じました。悔しいけど、やってきたことはムダじゃなかった。また一つ強くなりたいという理由ができた。今回はみぃちゃんの愛が重すぎた。次は何倍にもして返します。(ベルトは)チャンスがあれば狙っていきたいし、ベルトだけじゃなく、自分にできることもあると気付けたので。これからも自分らしく、頑張っていきたい」と涙で話した。