前説
アプガプロレス「負けたくない」コーナー!
試合開始前、恒例の前説で難波小百合リングアナが諸注意と告知。続いてアップアップガールズ(プロレス)のミニライブ。「イェーイ!」と登場して、後楽園では初となる「負けたくない」披露。そして観客と「東京女子プロレス、スタート!」。
オープニングマッチ 15分一本勝負
リストロックからヘッドロックに捉えたヒカリ。エルボーの連打も見せる。ユキはショルダータックルを2発。コーナーへの攻撃はかわしてヒカリが串刺しドロップキックから踏みつけ。座った状態のユキへのドロップキックも。スリーパーはユキがロープへ。フライングショルダータックル、エルボーを返したユキは再度タックル、ボディスラム。コーナーからのダイビングショルダーはカウント2。フルネルソンを抜い得たヒカリはドロップキック。串刺しドロップキック2連打からコブラツイストへ。グラウンドコブラでのフォールはカウント2。そこからローリングクレイドル。コーナー上での攻防はヒカリが打ち勝ってミサイルキック。カバーを切り返してユキが立ち上がり、そのままサイドスープレックス。エルボーの打ち合いからグラウンドにもちこんだユキはフルネルソン式のキャメルクラッチ。ヒカリはなんとかロープに足を伸ばす。コブラツイストからネックブリーカードロップを決めたヒカリ。裏投げはユキがディフェンスしブルドッグ。そこからヴィーナスDDTを決めて3カウント。
【試合後のコメント】
ヒカリ 何ですかね……やっぱり悔しいし……悔しいのが一番なんですけど、自分の不甲斐なさとかにすごく腹が立つし。やれることはすべてやってきたつもりなので……。このユキさんに負けたという結果は、自分よりもユキさんが上回っているっていう結果なのかなって思ったんですけど、ユキさんが「アプガのみんなは同期だと思っている」って言ってくれていて。私はデビュー戦からずっと未詩とお互い切磋琢磨して、たくさん悔しい思いもしてきた時のことを思い出して。自分のプロレスへの気持ちはデビューした時のほうがもっともっと強かったのかなとか思ったり、若い子がドンドン増えてきて自分がもっともっと上に立場にならなきゃって焦っていた部分もあったから。今日のユキさんとのシングルは、自分をもっとちゃんと見つめ直すシングルになったのかなって思うし。これからもっともっとユキさんとは……私はまだ納得していないので、もっともっと闘っていきたいなとは思っています。
ユキ 嬉しいです! すごいこの試合に賭ける思いみたいなものが……伝わっているか分からないですけど、かなりあったので。本当に勝ててすごく嬉しいです。ただもっともっと出来たことは絶対にいっぱいあったし、たくさん攻められたし。でもこれが今の私の持っている力なんだと思います。でもその今持っている力でヒカリに、後楽園の第1試合で勝利出来て本当に嬉しいです。でもやっぱりもっともっと自分の中でこうしたいっていうのはあるし、もっともっと強くなりたいのでここからまたスタートとして頑張りたいと思います。応援してくださった皆さんのお陰で頑張れたと思います。ありがとうございました。
第二試合 20分一本勝負
ネックシザースに捉えられたうなぎは倒立=シンクロポーズで脱出しポージング。ぽむも入ってわっしょいわっしょい。リズムに合わせて真弥にぽむがパンチ。ラフォーレ原宿も決まる。YUMIはコーナーにぽむを打ち付けると対角線で勢いをつけヒップトス。真弥はコーナーへバックエルボー。ボディスラムも成功。YUMIにチェンジしてバックエルボー、スリーパー。カウンターでブーツも。そこから再度スリーパーへ。ブーツをかわしたぽむはロープに登ってアームホイップ。ここでうなぎにタッチ。YUMIとのタックルの打ち合いを制すと連続回転バックスピンキック。真弥の逆エビはうなぎが阻止し大ふへん固め。ここはYUMIがカット。真弥はうなぎにボディスラムから逆エビ。今度はぽむがカット。話さない真弥に雄叫びをあげてぶつかるぽむ。だがぽむ・ど・じゃすてぃすはかわされる。うなぎと真弥がエルボー打ち合い。真弥はスパインバスター。うなぎはボディスラムからギロチン。先に立ち上がったうなぎは大ふへん固めを決め、ここで真弥がギブアップ。
第三試合 20分一本勝負
まなせ入場曲に合わせ、白川が前日のイベントに続きラップで入場、相手チームを愕然とさせるキャッツパイ。まずはのどかを囲んでキャッツパイが集中攻撃。ここで「チャンス~」と白川がロメロ。釣り上げられたのどかの顔面を胸で圧迫するまなせ。のどかはコーナーでダブルニー。ここでらく、リカも入り3人でおやすみエクスプレス。松井レフェリーはア然としてカウントには入れずらくが抗議。リカはよっしゃいくぞエルボー。リバースインディアンデスロックからマットにヒザを叩きつける。のどかは走り込んでのフロントキックからボディプレス。エルボーの打ち合いから白川がフライングクロスチョップ。上福はブーツを3人に。そこからドロップキック。のどかにヤッホー83cmを決める。まなせとはダブルでサンドイッチキック。リカは上福にヒップアタックを連打。ミサイルヒップもヒットするが2で返す上福。リカはスリーパーも上福が脱出。逆水平、串刺しドロップキックを決める。まなせにチェンジしリカとエルボーの打ち合い。まなせはカウンターでラリアット。鈴木ダイナミックはリカがディフェンス。ドラゴンスクリューを決めらくにタッチ。トレイン攻撃でらくはMaxとき。そこから河津落としはカウント2。脳天チョップ左右連打。しかし胸へのチョップは弾き返される。まなせはらくの顔を胸に埋めるもリカがカット。上福はコーナーのリカにドロップキック。のどかはフォールアウェアイスラム。のどかには白川がインプラントDDT。らくはまなせの突進をかわしスクールボーイ、回転エビ固め。フェースクラッシャー、さらにダイビング脳天チョップ。しかしこれはまなせがハイキックで迎撃すると串刺しラリアット。最後は鈴木ダイナミックを決めてらくをフォール。
第四試合 20分一本勝負
ヤンがリングインすると坂崎は思わず退避。リングサイドに付いた血の跡に早くも悲鳴をあげる坂崎。ゴングが鳴るとヤンが先制。場外にエスケープした坂崎は甲田代表の靴を奪って武器にしようとするがヤンに奪われる。ヤンはステージ上でブレーンバスター。ステージ下の坂崎にトペコンヒーロも。闘いは南側客席になだれ込み、そこで坂崎がテーブルを発見。テーブルにヤンを乗せて階段から滑り落とす。さらに観客入場口からテーブルクラッシュで魔法少女スプラッシュ。ようやくリングに戻ると片エビ固め。これはカウント2。ぶら下がり首4の字を決めた坂崎だがヤンはエプロンでサイドスラム。手袋をつけたヤンは坂崎を抱え上げてコーナーに投げつける。エアプレーンスピンから脱出した坂崎は虎ースキックからフィッシャーマンバスター、スライディングラリアット。ヤンのミストはコスチュームで防いだ坂崎。魔法少女キックを決める。マンディブルクローを狙うヤンに、坂崎は甲田代表の靴下を手に装着。ここでヤンのマンディブルクロー、坂崎の靴下が相次いで木曽レフェリーに誤爆しレフェリー失神。両者マンディブルクローが決まり、リング上は全員失神。ここで松井コールを受け松井レフェリーが登場。しかし選手の状態をチェックしたところ、靴下の匂いにやられてゴングを要請。裁定は「なんでもいい。ノーコンテストとかで」。
【試合後のコメント】
坂崎 終わってたー! 何か口の中にいるー! ウェッ! あーーー、帰りたーい! 帰りたーーーーい!
――このような決着になりましたが。
坂崎 不本意です! (甲田代表の靴下は)もっと威力があると思っていたんだが、それ以上に私も食らってしまった。それが敗因じゃ。この武器は世の中で一番強い武器じゃ。これで終わらねぇからな〜。さらばー!
シュー・ヤン (包帯を噛みしめたあと)アーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!
第五試合 20分一本勝負
倒れこみ頭突き、フットスタンプはお互いかわしたが瑞希はドロップキックをヒット。コーナーで顔面を踏みつける。伊藤はコーナーでエルボーから世界一可愛いナックル。瑞希はあっさりかわす。さらにエプロンの伊藤をドロップキックで落とすがコーナーからのダイブは伊藤が阻止。伊藤は鉄柱攻撃からマイクを取り出しコードで鉄柱ごと締めつける。そしてマイクONで「世界一可愛いのは?」。リング内では倒れこみ頭突き。瑞希はフォールをブリッジで返しフットスタンプ。伊藤の頭突きをブロックするとロープにもたれた伊藤にドロップキック。コーナー2段目からダイビングフットスタンプ、最上段からクロスボディも。2発目は伊藤が阻止してコーナー上で頭突き。クロスボディをかわすと飛びついてDDT。逆エビは逃げる瑞希をリング中央に戻して攻め続ける。ロープに逃げた瑞希にダイビングヘッドバットを狙った伊藤だが自爆に。瑞希のフェースロックは伊藤が脱出して伊藤スペシャル。これも瑞希が切り返しフェースロック。長時間決まったが伊藤コールの中、ロープブレイク。瑞希のクロスボディに伊藤はカウンターの頭突き。ダブルダウンから倒れたままエルボー打ち合いへ。立ち上がってもエルボー合戦。立ち上がってくる伊藤に瑞希が何度もエルボーを叩き込む。それでも伊藤は雄叫びとともにエルボー。瑞希のエルボーを頭突きで迎撃してみせる。コーナーに登ろうとする瑞希の足を掴む伊藤。振り切った瑞希は最上段からダイビングフットスタンプ。しかしカバーに入れず。倒れた伊藤を瑞希は雄叫びをあげて引きずり上げる。中指を立てる伊藤だったが瑞希はキューティースペシャル。激闘を制し、瑞希が9.1大阪でのプリプリ王座挑戦へ勢いをつけた。
「伊藤リスペクト軍団は解散じゃない、伊藤とお前だけのカルト」(伊藤)
試合後、伊藤は号泣しながらマイク。「この夏の主役を伊藤が倒して主役になりたかった…。枠役でも主役になっれるっていうところを証明したかったけど、あの人は主役…。もう伊藤リスペクト軍団として隣にいた頃の瑞希の姿はどこにもないことがわかって、ちょっとスッキリしたかな。いろんな人からの影響を受けてあいつも変わったんだろうから。主役が影響を受けるものだとしたら、脇役は影響を与えるものなんだなとわかった。だったら伊藤は名脇役になってやろうと思う! 瑞希だけじゃない、お前もお前もお前も影響与えてやる! 人生変えてやるよ! 伊藤リスペクト軍団は解散じゃない、伊藤とお前だけのカルトだよ。ついてきたいやつはついてこい。Tシャツ3000円で入会できるから。…世界一可愛いのは?」「伊藤ちゃん!」。そしていつも以上の「ウルトラソウル」絶唱で退場。
【試合後のコメント】
瑞希 何かいろんな人とシングルをしたけど、伊藤さんとやるのが一番表しきれない感情になって。今日が来るのが本当はすごい嫌だったんですけど、でも伊藤さんはずっと真っ直ぐ前を見て、主役の座を取るって言っていたから、それじゃダメだなと思って。全部ぶつけて全部出そうと終わらそうと思って闘えたから、寂しくなったけどもうこれで伊藤さんのいいところも吸収出来たので、タイトルマッチに臨めます。
――伊藤リスクペクト軍団にケジメをつけて、これで万全の状態でプリプリに挑戦出来る?
瑞希 はい。
――今日の試合でプリプリ戦に向けて手応えという自信になった部分はありますか。
瑞希 気持ちの弱さをちょっと克服出来たかなって思います。
伊藤 何だかんだ伊藤のプロレスが出た試合だったなって思って。それを引き出してくれたのは、やっぱりあの人だったから。伊藤リスペクト軍団って……何だろうな、作られるべくして作られたものなんだろうなって実感出来て、私はとても幸せです。
――これでケジメをつけて前に進んでいけそうですか?
伊藤 ……それはないんじゃない?
うん。別にうーん……東京女子プロレスというかプロレス界で別に私はクリーンな感情を持っていなので。みんな普通に憎たらしいとは思いましたね。伊藤がやっぱり一番になりたい。名脇役になるって言ったけど、名脇役が主役になる物語だからこれは。だから伊藤はやっぱり主役になりたいかな(ニヤリ)。
――瑞希選手は9・1大阪で中島選手の持つプリプリ王座に挑戦しますが、どちらに勝ってほしいというのはありますか。
伊藤 ……どっちでもいいかな。うーん、いずれ伊藤がベルトを巻くから別に誰でもいい。
第六試合 20分一本勝負
鈴芽デビュー戦
11分16秒
ノーザンライト・スープレックス・ホールド
先発は中島とデビュー戦の鈴芽。グラウンドで攻め込む中島についていく鈴芽。魅星は里歩にタックル。里歩はクロスボディ、ドロップキック。中島にかわると青コーナーも鈴芽に。強烈なエルボーを見舞う中島。里歩はヘアーホイップを狙うが、ここで観客からブーイング。コーナーでの踏みつけにもブーイング。中島は首4の字からマットに顔面を打ち付ける。鈴芽はロープへ。今度は里歩が首投げからレッグロック。髪もつかんで傷めつける。ロープエスケープした鈴芽はスクールボーイ、バックエルボー。タッチした魅星がタックル、ドロップキック。里歩はカサドーラ・フットスタンプ。ロープにもたれた魅星にはヒザ。中島のライダーキックから里歩がヒザ。さらに中島がローリングネックブリーカー。魅星は中島をぶっこぬいてボディスラム。タッチした鈴芽がドロップキック2発。中島はカウンターでライダーキックを決めるとネックブリーカー。コーナーへのブルドッグからダイビングライダーキックはかわして魅星がラリアット。ここで鈴芽がダイビング・クロスボディ。中島は場外の未来にトペ。里歩が鈴芽に619。中島のダイビングライダーキックは2で返した鈴芽。ノーザンライトも切り返して丸め込み連発で中島を追い込む。しかし中島は落ち着いてダブルアームDDTを決め、ノーザンライト・スープレックス・ホールドでピン。
【試合後のコメント】
――鈴芽選手はデビュー戦でしたが。
鈴芽 何も出来なくて。チャンスだと思っていたんですけど……。皆さんも応援してくれたのに全然返せなくて。でも今日見て応援してくれた方々が、最初から応援しててよかったと思えるようなレスラーになるので、これからも応援よろしくお願いします。
――魅星選手は隣で見ていていかがでした。
魅星 まずはデビューおめでとう。
鈴芽 ありがとう(泣)。
魅星 体もまだ小さいですし、出来ることはベルトを持っている選手と比べると全然少ないですけど、その中でも自分の出来ることを考えて、動いて、フォールされても何回も返してすごいなって見ていて思いました。
――いまプリプリ王者の中島選手、そしてキャリアも実績もある里歩選手との対戦する機会もなかなかないと思いますが、実際に対戦してみていかがでしたか。
魅星 やっぱりベルトってすごいんだなって、対戦して改めて思って。自分たち同期で初めて組んで、まだまだだなって感じたんですけど。ここから同期3人で力を合わせて登っていって、ベルトに手が届くようにこれから進化していきたいなって思います。
鈴芽 初めてがあの2人だったので、比べる対象はないんですけど、やっぱりすごい人なんだなっていうのは、こんなひよっこの私にも伝わってきて。いずれまた闘えるようになりたいです。
――鈴芽選手はデビュー戦でそたが、対戦してみていかがでしたか。
中島 めちゃくちゃ緊張していたなって思いました。いつもの練習とかではすごい負けん気が強くてパワー100%出している気がするんですけど、本番はガッチガチに緊張していて、彼女の持っている実力の半分…よりは出ていたかもしれないですけど(苦笑)、すべてではなかったなって思ったので。これから経験を積んで成長を期待します。
里歩 自分は初めましてだったんですけど、細身だけど芯の強いものがある子かなって感じて。これからが楽しみな選手ですね。
中島 楽しみです。
――2人でタッグを組むのは久しぶりでしたが。
中島 久々です。嬉しい!(笑)
里歩 めっちゃ嬉しい!(笑)
中島 里歩さんはフリーランスになられて他団体で活躍されていたり、この間AEWで対戦させていただいたりとかして。ちょっと距離が遠くなったかなって思っていたんですけど、やっぱり触れ合うごとにたくさんいい刺激をもらえる先輩なので。今日組めて嬉しいですし、こうやって定期的に組めると私はとても嬉しいです。
里歩 ねえ。楽しかったです。
――里歩選手としても今後も中島選手とは対戦したり、組む機会はありそうですか。
里歩 あったらいいなと思ってます(笑)。ほかの団体、スターダムに上がっているんですけど、こうして東京女子に参戦出来ることは何かの縁だと思うので、これからも一緒に…今まで作り上げてきたものを、もっといいものにしていけたらなと思っています。
中島 思ってます!
セミファイナル 30分一本勝負
初代インターナショナル・プリンセス王座決定戦
※万喜が初代王者となる。
グラウンドの攻防から万喜がスクールボーイ、エビ固め。蹴りはお互いかわす。シャエイクハンドからジゼルが手を離さずアームホイップ。ボディスラムは万喜が側宙でディフェンスしドロップキック。ヘアーホイップは2発。ジゼルが蹴りで反撃するとブレーンバスター。サッカーボールキックはカウント2。ボディシザース、チンロックからキッチンシンクを放つジゼル。コーナーにホイップして叩きつけ、場外では鉄柱を使って腰を攻める。ボディシザース、ボディブローとジゼルは集中攻撃。顔面にも蹴りを打ち込むと「ビッチ!」と挑発。万喜はエルボーからバックキックで反撃。エルボーの打ち合いで万喜は「負けるか!」と雄叫び。連打からドロップキックも5連発。スライディング式もヒット。コーナー最上段からはダイビング・クロスボディ。トラースキックをスライディングでかわしたジゼルは前方へのローリングネックブリーカーから飛びついてのカッタ。万喜はトラースキックを返すがコーナー最上段でハイキックをくらい、さらにジゼルがスパニッシュフライ。なんとか2で返す万喜。ジゼルはマウントポジションからナックル連打。しかし万喜はコーナーに登ろうとしたジゼルにジャーマン。ジゼルは裏拳。万喜はトラースキックからバックラッシュ、フォールにはいかずにジャーマンで3カウント。万喜が初代王者に。ベルトを巻いた万喜は、投げ込まれた紙テープを手に巻きつけてファンへの感謝をアピール。
【試合後のコメント】
ジゼル 東京女子のリングに来られたことはすごくハッピーに思っているし、いつか来たいと思っていたの。今日はナツミと限界を超えるような試合が出来たし、今日はナツミのほうがベストなレスラーだったってこと。
――今日争ったベルトは国際的なベルトですが、今後もチャンスがあれば狙っていきたい?
ジゼル イエス! もちろんよ。ナツミが持っている間にまた挑戦したいと思うし、私はベルトとか価値のあるものには目がないからチャンスは虎視眈々と狙っているわ。絶対にまた挑戦したいわ!
――お客さんの反応とか含め、初めて上がった東京女子のリングはいかがでしたか。
ジゼル 東京女子のファンは素晴らしかった! 彼らの声援が私の後押しになったわ。この環境で試合が出来て、とてもハッピーだったわ。
万喜 本当にっ! 今回は絶対に獲りたくて、お客さんの声援が聞こえた時に絶対に負けちゃいけないし、絶対に肩を上げないとっていう気持ちで闘いました。
――対戦相手のジゼル選手は闘ってみてどんな選手でしたか。
万喜 いや、もう力が強くて! 体格が大きいのもあるんですけど。体格の大きい選手は何人も対戦してきたはずなんですけど、力がすごくて!
何て言うんですかね、固くて全部がゴツゴツしているっていうか筋肉で出来ているような。何をしたら敵うんだって一瞬思った時もあったんですけど、本当に支えられたのはセコンドとお客さんの声でした。
――初めてベルトを腰に巻いてみてどんな気分ですか。
万喜 そうですね、何かまだ信じられない気持ちで。ずっとこの瞬間を待っていたなっていう気持ちです。まだ今、実感が沸きません。
――このベルトはインターナショナルなベルトということですが、初代王者としてどんなベルトにしていきたいですか。
万喜 やっぱりインターナショナルってことで海外行きたいですね!
伊藤麻希や山下実優、坂崎ユカだけじゃなくて、自分も海外に飛び立ちたいし、東京女子でこのベルトに挑戦したいって人がいたら、自分はどんな選手でも全力で闘いたいと思います!
もう価値のあるベルトにしていきます!
来年もやります! イッテンヨンは後楽園ホール!
メイン前、難波リングアナから次回の後楽園大会が発表。2020年1月4日、恒例のイッテンヨン後楽園開催が決定した。
メインイベント 30分一本勝負
プリンセスタッグ選手権試合
※ヴァニタス。第5代王者組が2度目の防衛に成功。
美軍はいつものように握手を拒否。踏みつけから首を絞めていく操。未詩はコーナーへのボディアタックからショルダーアタック。山下にタッチしヒザ、サッカーボールキック。操は張り手を返すが山下は強烈な蹴り。コーナーに登ってのヒザ連打も。場外に落とされた山下がリングに戻ると沙希様が蹴りを叩き込む。山下は気合いもろともラリアット。未詩はショルダータックルの連打。しかしジャイアントスイングは沙希様がエスケープ。操のアシストで沙希様がブーツ。結び目固めをカットに入った山下は沙希様にかわされ誤爆。操は未詩にエプロンでヒザ連打。レフェリーのブラインドを突いて儀仗での攻撃も。山下には沙希様が薔薇攻撃。未詩は沙希様にエルボーも沙希様が強烈なミドル。操はショルダーアームブリーカー。グラウンドでも腕攻め。両腕を掴んでの蹴り連打、顔面踏みつけ。カウンターのボディスラムを返して未詩は山下にタッチ。山下は沙希様、操にPKを連続で叩き込む。操はカウンターでジャンピングニー。沙希様が入ってサッカーボールキック。ミドルの蹴りあい沙希様が打ち勝ちブーツ。しかし山下も連打を返す。山下は投げ捨てジャーマンも。沙希様はランニングミドル。未詩は沙希様にエルボー連打。突進してくる沙希様をベアハッグで捉えると強引に足を捉えてジャイアントスイング10回転。カナディアンバックブリーカーも決まるが沙希様は着地。未詩は2人まとめてボディスラムで投げつける。レーザービームは操にヒット、そこからティアドロップ。しかしフォールは沙希様がカット。山下は沙希様に串刺しニー。未詩が操をカナディアンに捉えたところへ山下がダイビングニー。しかし追撃は沙希様が阻止。沙希様には山下がバズソーキックも美軍の合体攻撃も決まる。未詩はまたもレーザービーム。ティアドロップは操がかわしヒザ。髪を掴んで引きずり起こすとディエス・イレ。2で返した未詩にトドメのヴァニタスで3カウント。
「このベルトは未来永劫、美威獅鬼軍のもの!」(操)/コメントスペースで未詩は涙
タイトル防衛に成功した美軍。沙希様がマイクで「お見事だわ操さん。一時はどうなることかと思ったけどさすがだわ。これでお分かりになったでしょう。あなたが選んだこの道は正解だったのよ。私がそれを認めてさしあげるわ。あなたが求めたもの、今ベルトをお持ちであることがすべてじゃなくって?」。操は「もったいないお言葉でございます。私はただただ、この世界を憎んでおりました。しかし沙希様とともに闘い、このベルトを巻くことで、この世界が新しくなり、にくかったはずの世界を少しでも信じること、愛することができるのかなと思うようになりました。私が沙希様のもとにきたのは正しかったことが証明されました。あらためて感謝いたします。しかし沙希様、我々はまだ旅の途中にございます。このベルトを手にし、勝ち続けることで新たな景色、新世界を追い求め続けなければいけないのです。このベルトは未来永劫、美威獅鬼軍のもの!」。沙希様も「これからも強く気高く美しい世界を作っていきましょう」。そしてマーサとユキオ・サンローランもリングに呼び込む。「マーサちゃんは心配で心配でずーっとお掃除してくれてたのよ。先生、私ちょっと疲れちゃったの。先生の特製の美容に効くお注射してくださる? …今じゃななくってよ。屋敷に戻ってお注射してちょうだい。それから9月1日はえ、大阪でこの4人でお試愛なの。地方の皆さんにも、私たちの美しい新世界を見せて差し上げましょう。それではみなさん、ごめんあそばせ」
【試合後のコメント】
沙希様 なあに? わたくしが言った通りじゃない。あの方たちはただの雑草とペリカンさんなわけ。何だか雑草さんがいつもに比べると、少ししぶとかったように感じるけど、さすが雑草さんだわ。雑草さんはそうでなくっちゃいけないと思っているわけ。お花が咲くことはないかもしれないけど、これからも雑草さんらしく……何強くって言うの、こういうの?
ごめんなさい、私日本語がちょっと……。
操 泥臭くですかね。
沙希様 ごめんなさいね、ちょっとフランスのことがまだ抜け切れていなくて。そういうことよ! 泥臭く守ってちょうだいってこと。ねえ操さん。
操 そうでございます。雑草はさすが雑草!
しぶとかったですが、その雑草を刈り取ることでわたくしたちに新しい世界を見せてくれた。そこのみが雑草が生きる理由なのかなと改めて思いました。そうですよね、沙希様。
沙希様 そうね。雑草を抜く理由ってあなたたちお分かり? 美しい花を生かすためと、その分の栄養をわたくしたちが全部もらうためなの。フン!
それから何? ペリカンさん。何だか……ごめんなさい。わたくし、まだ日本語が出てこないわ。いきり立っちゃって?
ああいうのわたくし知ってるの。お関西の言葉で“いちびり”って言うんですよね。わたくし、分かっているわ。そうだ!
次の9月1日、わたくしと操さんとマーサちゃんwith(サンローラン)先生でね。わたくし、お注射忘れたら何があるか分からないの。だからね先生にも来ていただいて、大阪でも美しい世界をね。
操 そうです。我が美威獅鬼軍の強さを存分に発揮しましょう。
沙希様 2022年に大阪で何かあるわよね? おしゃってごらんなさい。
――大阪万博ですか?( ← 実際は2025年)
沙希様 そうよ、万博があるわけ。わたくしたちはそこも視野に入れているの。以上よ。
――本日フォトブックが発売になりましたが……。
沙希様 ノン! PhotoBook!
――PhotoBookが発売になりましたが、手応えというか売れ行きのほうは?
沙希様 そうね、わたくしたちの想像以上にお子様が(買いに)いらっしゃったわ。あの年からわたくしたちの美しさに気付いているとは、本当に大したものだわ。さすが目が肥えてらっしゃるお客様たちね。
――大阪大会では相手チームにアントーニオ本多選手が加わりましたが、どんな印象ですか。
沙希様 わたくしは一度先生と組んで、おとしまえんでお試合をしたことがあるの。あの時の記憶があまりないのだけど、何だかお話を聞いたような気がするんだけど、わたくしあまり意味が分からなかったの。でも今回は違うわ。そこに操さんが加わって。操さんはすごく博識なわけ。どういう技をしてきたとしても、操さんはすべてその先をお読みになるの。ちょっとしたことでわたくしたちが負けるわけなくってよ。
操 そうでございます。わたくしの知らない強さをお持ちかと噂に聞きましたが、その強さを私は学ぶために来ていますので、吸収して闘いたいと思っております。
沙希様 それから可愛さではうちのマーサちゃんだって負けなくってよ。
――ごんぎつねはご存じですか?
操 ちょっと耳が遠くて聞こえませんわ。ごんぎつね?
沙希様 ごめんなさい、わたくしあまり美しくない言葉は頭に入ってきませんの。
操 それは日本語なのでしょうか?
沙希様 ちょっとお勉強が必要だわ。ごんぎつねとやらを学んでまいりましょう。
山下 そうですね……いやぁ……悔しいですし、自分も……何か……こう……未詩とタッグで組んでベルトを持って進んでいくっていうのが見えていたので。本当にすごい試合中も自信はあったんですけど、やられてしまったので。結果は負けてベルトは私たちのもとに来なかったので、それはすごく悔しいです。
未詩 今回すごく緊張して、でもやっぱりこんなにすごい山下さんが隣にいるっていう安心感がすごくて。いけるって気持ちがあったんですけど、でもやっぱり今まだ自分に出来る最大のことが出来たのかってこともハッキリ分からないくらいで。それすらも分からないっていうのは、やっぱりもっと頑張らないとな思ったので。でもまだまだこれから頑張っていこうって思いました。本当に……悔しかったです。
山下 でも私も未詩もですけど、今日の時点で全力で今日まで練習して、全力で闘って出し尽くしましたので、その上で改めて悔しいって思うし。未詩に対しても悔しいって気持ちはあるんだったら、もっと私たちは強くならないといけないし。悔しいって思える気持ちがある限り、今までの経験上、強くなれると思うので。今の時点では口だけになっているので、しっかりこれからも私も未詩も前に進んでいきたいなと。また挑戦出来る機会が来たら、その時は絶対に私たち……私たちじゃないかもしれないけど、個人で頑張って強くなっていきたいなって思います。どうでしょうか?
未詩 ……(涙)。
――タッグチームも決まりましたが、今後もこのタッグを継続したい気持ちは?
山下 うーん、そうですね。でもお互いね、私も隣にいてすごく心強かったですし(涙)。本当に目の前でこのタッグが決まって……決まらないからね!
本当に未詩は最初に比べてすごい意識が変わって、本当に頑張っていたので。そこに刺激もらって自分も頑張れていた部分があったので、継続……っていうのはね。ここのためにやってきた部分もあるので、とりあえずここで(ひと区切り)。各々強くなっていくことを考えたほうがいいかなって。二人でというよりは個人でまたお互いに強くなったほうがいいと思っているので。お互いに頑張るしかないですね。
未詩 今回メインに立てたっていうのがすごく自分の中で、成長するポイントになったので。すごく今日で学ぶこともたくさんあったし、山下さんから近くで吸収することもあったし。すごくもっと頑張ろうって思います。