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第5回東京プリンセスカップ決勝戦

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日時2018年7月8日
開場東京・両国KFCホール
観衆404人(超満員札止め)
  • オープニング

  • 8・4新宿で「YEAH!めっちゃタッグトーナメント2018夏」開催!

  • 試合前、リングアナ・難波小百合とともに「前説のお手伝い」として欠場中の小橋マリカもリングへ。諸注意に続き新たな発表。8月4日、新宿FACEでのビアガーデン大会で1DAYタッグトーナメント、題して「YEAH!めっちゃタッグトーナメント2018夏」が開催される。出場チームはシャッフル抽選にて決定。6-8チーム参加予定で、優勝チームには夏にちなんだ賞品が贈られるとのこと。また8.18名古屋大会、8.25後楽園ホール大会には、プリシラ・ケリーの再来日が決定。さらに新たな練習生2名が挨拶。一人はマヒロ。家庭の事情で群馬から練習に参加しており、以前はプロレス教室にも通っていた。「デビューできるよう頑張ります」とマヒロ(仮)。もう一人は役者、グラビア、YouTuberとして活動中のうなぎひまわり。「早くデビューできるように一生懸命頑張ります。覚えやすい名前なのでよろしくお願いします」とうなぎ。2人は5月末から練習に参加しており、これで練習生は過去最多の6人に。そしてアップアップガールズ(プロレス)の「アッパーキック!」ミニライブから「東京女子プロレス、スタート!」のコール。
  • オープニングマッチ 時間無制限一本勝負

  • トーナメント準決勝

    • LOSE

      のどかおねえさん

    VS

    • WIN

      優宇

    VS

    7分38秒

    TKO勝ち

    ※片羽絞め→レフェリーストップ
  • 先に入場したのどかは、いつものようにマイクを握ると「1回戦、2回戦、応援ありがとうございます。でも、もっと応援しておけばよかったと思ってる人もいるんじゃないですか。今日は悔いが残らないようにおねえさんを応援してください」とピンポンパン体操へ。両者握手から試合スタート。ショルダーアタックの打ち合いは優宇が勝ち、そこから起き上がりこぼし式で逆水平。ショルダーアタックを返したのどかはコーナーへのバックエルボー。優宇の逆水平、のどかのエルボーの打ち合いに。のどかは逆水平をかわして串刺しエルボーを狙うも優宇がキャッチし、投げ捨てるとジョン・ウー。さらにライトニング・マックイーン。さらにサイドウォークスラム、セントーン。カウント2で返すのどか。セカンドロープからのボディプレスにも成功。トップロープに登ったところで優宇がカットするが、のどかはたたき落としてスプラッシュ。さらにWARスペシャルで追い込んでいく。脱出した優宇は巴投げから腕十字に移行するが、のどかは持ち上げてバックフリップ。払い腰で投げた優宇だが、これをのどかが切り返して体固めへ。最後は突っ込んできたのどかにイッポンを決めると、片羽絞めから逆サイドの腕も足で制してグラウンドへ。ギブアップしなかったのどかだが、木曽レフェリーが試合をストップ。優宇が決勝進出を決めた。

    【試合後のコメント】
    のどか たくさんの応援ありがとうございました。決勝にも行くことはできなかったんですけど、この3試合、たった3試合でしたけど、私の中でたくさん思いが変わるというか、いろいろ考えることができた3試合だったと思います。この夏、このトーナメントでここまでこれたことで、次のステップが近いというか、一歩進める手前だと思ってるので。そのステップをしっかり考えたいと思います。
    ****
  • 第二試合 時間無制限一本勝負

  • トーナメント準決勝

    VS

    • WIN

      坂崎ユカ

    VS

    13分25秒

    片エビ固め

    ※マジカル魔法少女スプラッシュ
  • ゴング前に辰巳が張り手の奇襲から丸め込み連発。なんとか返した坂崎は場外へ。場外戦では坂崎が優勢。エプロンに固定して蹴りを叩き込む。リング内で仕切り直すと坂崎がアームホイップからドロップキック。辰巳は低空ドロップキックから足攻めへ。レッグロック、ヒザ固めで攻めていく。ロープに足を固定しての攻撃も。さらに辰巳は坂崎のヒザによっしゃいくぞエルボーを狙ったが、これは坂崎が回避。辰巳は坂崎をエプロンに叩きつけ、鉄柱を使っての足攻撃、鉄柱とサンドイッチにするドロップキックも。坂崎はスライディングラリアットからミサイルキック。場外の辰巳には魔法少女プランチャ。リング内でカバーはカウント2。オモプラッタも辰巳がロープへ。しかし坂崎はロープ際の辰巳にスライディングラリアット。辰巳は雪崩式ドラゴンスクリュー。グラウンドで足をとってのヒップアタックも。足4の字は切り返した坂崎だが、辰巳が再度トライ。これは坂崎がロープエスケープ。辰巳はカウンターのヒップアタック。坂崎は走り込んで回転し、カカトで蹴っていく。ダブルダウンからエルボーの打ち合い。坂崎は左右の連打からローリングエルボー。魔法少女スプラッシュを狙った坂崎を、辰巳はドラゴン式ツイスト・オブ・フェイトで撃墜。ここでミサイルヒップが決まるが坂崎はカウント2で返す。辰巳のドラゴンスリーパーも長時間決まるが耐え抜いた坂崎は後方に倒れこんでフォールへ。ドラゴン式ツイスト・オブ・フェイトを丸め込みで切り返し、ドラゴンバックブリーカーも延髄切りで防いだ坂崎は瑞希戦でも見せたミル・クラウンの技マジカル・メリーゴーランド。そしてマジカル魔法少女スプラッシュを完璧に決めて3カウント奪取。この結果により決勝戦は優宇vs坂崎。昨年、優宇がプリプリ王座を奪われた試合のリマッチに。

    【試合後のコメント】
    辰巳 決勝を見越して先に攻め込んだんですけど、ユカちゃんはその先を行っていて。力及びませんでした。でもこれからもチャンスを狙っていこうと思ってます。今日は応援してくれたみなさま、ありがとうございました。
    ****
  • 第三試合 20分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    VS

    • WIN

      まなせゆうな

    VS

    8分9秒

    片エビ固め

    ※カカト落とし。もう1人はハイパーミサヲ
  • 試合開始直前、いつものようにハイパミがマイク。「プリンセスカップは2回戦で負けてしまいましたが、夏はまだ終わっていなかった」。試合後に天啓を授かったとし、ヒーローの後継者を探す段階に入ったという。それは「そう、あなた!愛野ユキなのです!」。ヒーローの素質に目覚めていないだけだというユキに初勝利での覚醒をうながしたいハイパミは「私は見守ってますので」と場外へ。試合が始まると真瀬の攻撃を邪魔する場面も。それでもまなせはヘア投げ。追撃はハイパミが風呂敷マントで首を絞めてカット。さらにピンチを迎えたユキに、ハイパミが「ユキ……聞こえますか……あなたの心に直接話しかけています」とアドバイス。そこからリングに上がるとクロスボディ。逆襲されたがここでYマークの付いたマスクをつけた「ハイパーユキ」が登場し、合体でヒーロー矯正システム。しかしあっという間に同士討ちに。ここでまたハイパミがマイクで「そこからボディスラム。セカンドに登るのです。そしてアイアムアヒーローと叫んで得意技を」。言う通りにダイビング・ショルダーアタックを決めたユキだが、すかさず入ったハイパミがカバー。さらにユキを丸め込みで狙う。ユキはマスクを脱ぐが、これを拾ったハイパミは「力がほしいか」とそれっぽくまなせに渡そうとするも、当然拒否。リング下に落とされたハイパミに「バカバーカ!」とユキ。それでも隙をついてリングに戻ったハイパミはまなせにアイアムアヒーロー。これはカウント2。まなせのネックスクリューホールドはユキがカウントをカット。そこからまなせがロープに飛んでハイパミを場外に落としつつユキにビッグブーツ。最後はカカト落としを決めてユキから3カウント。
  • 第四試合 20分一本勝負

  • VS

    • WIN

      沙希様

    • アズサ・クリスティ

    • マーサ

    VS

    12分19秒

    ベルサイユ式フットチョーク

  • リングインするも、マーサを邪険に扱うアズサ。上福は握手を求めるも拒否されたため自軍3人で握手。先発のアズサは中島の尻尾を捕まえると張り手。沙希様はヒカリにヘッドロック。グラウンドで切り返したヒカリだが沙希様は髪を掴む。エルボーを返したヒカリに沙希様はミドルキック。マーサにタッチすると8歳の女児とは思えないキャメルクラッチ。これを邪魔したアズサと揉める場面も。「初めての光景なんだけど」と上福。さらに沙希様がヒカリにサッカーボールキック。そんな中、アズサとマーサが沙希様に渡す薔薇の奪い合い。マーサはヒカリにネックロックから抑え込み。ドロップキックを返したヒカリが中島にタッチ。マーサ、アズサ同時に619をヒット。マーサの攻撃に耐えるとライダーキックも。上福はアズサにボディスラム。アズサはXファクター。沙希様はジャンピングミドルを決める。さらにコーナーでミドル連打。フィニッシュを狙った沙希様に上福はサミングからドロップキック。トレイン攻撃も決まる。ここでヒカリがコブラツイスト狙いも美軍が好連携でカット。沙希様とマーサのブレーンバスターはアズサがカット。それをマーサもカットして仲間割れ。そこにヒカリがミサイルキックを決める。さらにヒカリはコブラツイストで大チャンス。グランドコブラはカウント2。スリーパーから回転足折り固めも。だがこれを切り返した沙希様が三角絞めからベルサイユ式フットチョーク。大善戦のヒカリだったが、ここでギブアップ。
  • アズサとマーサに不協和音!? 沙希様が仲直りさせるも…。

  • 試合後も揉めるアズサとマーサに「おやめ!」と沙希様。「何されてるわけ? 二人ともお座りなさい。自分たちがリング上でどれだけ醜いことしてるかお分かり? シスターのほうがお姉さんなんだから説明なさい」。「私は沙希様を独り占めしたかっただけです」というアズサ。沙希様は「いいこと、わたくしはシスターのこともマーサちゃんのことも平等に愛してるの。それじゃご不満?」。しかしアズサは「嫌です! 沙希様に私だけを好きでいてほしいです」。客席から「重い」という声も出る中、沙希様は「わたくしとシスターにしかない信頼関係もあるんじゃなくって?」。これにアズサも「沙希様の愛だけが真実です」。このやり取りに「マーサちゃんにはまだ早かったかもしれないわ」。そして「これからも強く気高く仲良く、そして美しく」と誓った沙希様。「次回の大会は、ググってくださいましね」と言って退場。いったんは仲直りしたマーサとアズサだが最後まで一触即発。
  • セミファイナル 20分一本勝負

    • ミウ

    • ヒナノ

    • LOSE

      ラク

    VS

    VS

    10分28秒

    体固め

    ※DDT
  • まずは伊藤リスペクト軍団が「セツナイロ」ライブでリングイン。続いてアプガ(プロレス)、最後に山下が登場。しかしコール時のポーズで盛大に転倒、アプガ(プロレス)も思わず笑ってしまう中、ファンからは大コールが発生。そんな山下が先発を買って出ると「落ち着いて」と伊藤。アプガ(プロレス)の先発はミウ。グラウンドから山下がヘッドロックに捉え、そこからミドルキック。伊藤にタッチすると、ミウはヒナノにタッチ。「全員出てこい!」と伊藤。3人がかりの手四つを切り返してみせる伊藤。しかしブーツを食らう。ヒナノは側転からアームホイップ、アームロック。ラクが入っておやすみエクスプレス。さらにミウがベアハッグ。しかし伊藤もドロップキックを返し、瑞希にタッチ。串刺しドロップキックを決めた瑞希はダイビング・クロスボディー。そこから「水曜日のダウンタウン」でも見せたスリーパー。ミウはダブルチョップからエルボー。ラクにタッチするも瑞希が背後からドロップキック。伊藤はボディースラムから「こんなもんか」と逆エビ。これはミウとヒナノがカット。ヒナノは伊藤にジャッキースペシャル。さらに山下にはダイビングキック。リングではラクが伊藤にエルボー連打から脳天チョップ。ふらついた伊藤だが倒れこみ頭突きをヒット。カバーに入るが、これをミウが抱え上げてカナディアン・バックブリーカー。カットに入った瑞希には豪快なショルダーアタック。リングに残った伊藤にラクが脳天チョップ、ダイビング式でも決めてニアフォール。そこからのスリーパーは伊藤が振りほどいて脱出。伊藤はラクの腕を取って絞るとそこから引きつけて頭突き。そしてDDTにつなげ、フォール勝ち。
  • メインイベント 時間無制限一本勝負

  • トーナメント決勝戦

    • WIN

      優宇

    VS

    • LOSE

      坂崎ユカ

    VS

    9分44秒

    体固め

    ※ラストライド。優宇が2年ぶり2度目の優勝。
  • ゴングが鳴ると優宇がタックルでテイクダウン。パスガードの攻防を展開していく。腕の取り合いから坂崎がドロップキック。優宇は巴投げから腕十字。起き上がりこぼし逆水平連打も。坂崎も気合いもろとも逆水平を返し打ち合いに。胸を出して受け止めてみせる坂崎。優宇はそこからアバランシュホールド。坂崎はドロップキックからフラケンシュタイナー。ぶら下がり式首4の字も決める。トップコーナーからのミサイルキックもヒットし、カウント2。優宇はサイドウォークスラムからセントーン、ローリング・セントーンも。しかしジョン・ウーは坂崎が飛び越えてフットスタンプ。そこからスライディング・ラリアット。魔法少女スプラッシュは優宇がかわしてジョンウー。しかしライトニング・マックイーンは坂崎が回避。トップコーナーからのウラカンラナは優宇がキャッチ、ラストライドを狙う。着地した坂崎はコンプリートショットからスライディング・ラリアット。しかしこれも優宇がキャッチ。立ち上がって払い腰で投げると片羽絞め。坂崎は切り返してオモプラッタへ。これに耐えた優宇に坂崎はスワンダイブ式の攻撃を狙ったが、優宇はこれもキャッチ。抱え上げてパワーボムでコーナーに叩きつける。そして最後はラストライドで3カウント。フィニッシュの瞬間、雄叫びをあげた優宇が2度目の優勝を決めた。
  • エンディング

  • 優宇が山下のTOKYOプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦!

  • マイクを握った優宇は「優勝しました!」と絶叫。「2年前の夏、私はこのカップを手に持ったんですけど、あの時は何も怖いものがなくて。無敗とかそういうのじゃなく、ただただプロレスが楽しくて楽しくて、ガムシャラにやってたから、優勝した時に何も怖いものがなかったんです。だけど今回のプリンセスカップは本当に辛かったです。この1年でベルト落として、悔しいことがいっぱいあって。周りの人はあの時より強くなってるし、たくさんの後輩ができて、私はこの東京女子に居場所があるのかなって、この1年何度も思いました。だけど自分の強さを信じて、自分のプロレスを信じてここまでやってきてよかったなって、いま心から思います。2年前よりも今のほうがいい景色かもしれないです。やっぱり優勝したからには、したいことがあります。山下さん、リングに上がってもらえますか」。リングインした山下に、優宇が挑戦表明。「2年前、私はトーナメントに勝って、このベルトに挑戦しました。それなりの強さじゃないと、立場がないと、このベルトには挑戦してはいけないと思ってます。でも今、私にはその資格があると思うんです。山下さんが持つそのベルトに挑戦させてください」。これに対し山下は「もちろん」と快諾。「ただ、絶対わたしが勝つから。って言いたいところなんだけど、優宇とは何度もシングルやってきて、強さはわたしが一番知ってる。8月、このベルトをかけて、お互い心身ともに尽きるまで。どっちかが倒れたら負け。限界、自分で決めんなよ」。この言葉に優宇は「私の限界、ナメんなよ」。最後に優宇が「8月の後楽園、私のやることは決まりました。そこに向かって突っ走ってくだけです。8月は私が後楽園でベルトを巻いて、一番最後にこのリングに立っていることを誓います。私の夏も東京女子プロレスの夏も始まったばかりです。まだまだみなさん、熱い夏についてきてください!」と大会を締めた。

    【試合後のコメント】
    優宇 トーナメントってこんな辛かったんだっけって思いました。2年前の1月にデビューして、その夏にこのトーナメントで優勝したんです。あの時と何が違うって言ったら、やっぱり経験してきたものが違って。あの時は人に言われるまで無敗ってことにこだわってなかったんですけど、結果的に無敗だったのもあって、何も怖いものがないまま優勝して、そのまま山下さんに挑戦してベルトを獲って。何も怖いものがないままチャンピオンになったんです。それから初めて負けて、居場所がここにあるのかって。東京女子っていろんな個性がある子がたくさんいる中で、ここにいていいんだろうかって感じた1年だったんです。プロレスは好きだけどここにいていいのかって何度も感じて。だからこそ私はここにいるよ、東京女子のレスラーだよっていうのを証明するためにも、今年はこのカップが必要だったんです。この1年の弱い自分を、最後に倒したんじゃないかなって。準決勝でのどか、決勝で坂崎さんと自分の弱いところを倒して、最後は3人に勝って獲った優勝トロフィーだと思ってます。今は強さに自信があるし、自分のプロレスってものに自信が出てきてる。だから山下さんに負けるのが想像つかないし。「限界決めんなよ」って言ってますけど、私はあなたの限界なんて怖くないし、私の限界知ってんのか、ナメんなよって気持ちで、8月の後楽園はあの白いベルトをもう一回巻きたいです。山下さんにデジャヴを起こしてやろうと思ってます。
    ――1回戦で才木選手、決勝で坂崎選手と、去年の負けを払拭しての優勝でした。
    優宇 1回戦から才木さんって、最悪だなって思ったでしょっていろんな人に言われたんですけど、そんなことなくて。去年のリベンジをさせてもらえるんだっていう強い気持ちで臨めたので。決勝も坂崎さんに上がってきてほしいと思ってたんですよ。初めて負けた相手なので、負けたまま終わるわけにはいかないし。トーナメントの決勝でリベンジを果たせたのは本当に良かったと思います。
    ――優勝して、東京女子にいてもいいんだという気持ちになれた?
    優宇 はい。カップを持って、お客さんの前に立った時に「おめでとう」って声が聞こえてきて。私を見てくれてるお客さんがこんなにたくさんいたのに、気づかなかった自分が情けないなってくらい。最後、坂崎さんと話したことは全部は言えないんですけど、坂崎さんには「私を東京女子にいさせてくれてありがとうございました」って。ちょっと泣いちゃったんですけど。この団体が好きだな、プロレスが好きだな、東京女子に私がいて、居場所があってよかったなって感じました。2年前よりこのトロフィーは100倍くらい重いです。大事にします。


    山下 目の前で決勝見て、坂崎の強さも優宇の強さもわかってる私だからこそ、あんなにやられてた坂崎を見るのもきつかったですし。でも優宇もこの1年、積み重ねてきたものがあるんだろうなっていうのは見ていて思いましたし。正直、トロフィーもらってるのを見て「挑戦してくるなんて言わないでよ」ってちょっとだけ思ったくらい(笑)、強さを感じましたね。でも目の前で気迫が見れて、また闘えると思うと楽しみになりましたし。優宇には初代王者の時に優宇にベルトを奪われてるので。その分もしっかり、チャンピオンとしてリベンジできればと思います。
    ――前回チャンピオンだった時期との変化は?
    山下 気持ちの強さも違いますし、今の闘い方に迷いはないので。これから前哨戦あるでしょうけど、そこで作戦を立てるというよりは、特に優宇との試合は気持ちの強さだけだと思ってるので。技が一つ一つ重いのでね、それに耐えて、きたものを受けた上で勝ちたいと思います。優宇とはぶっ倒れるまで試合が終わらないだろうなと。長くなったらすいません。


    坂崎 負けました……。世の中、思い通りにいかないことが多い中、こうも思い通りにいかないのは、未来のための準備だと思って。またこっから上がってくだけです。応援ありがとうございました。
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