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TJPW INSPIRATION

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日時2025年11月
会場東京・新木場1stRING
観衆247人(満員)
  • 前説

  • 白井李世リングアナと七瀬千花がオープニングコール!

  • 第1試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    8分29秒

    旋闘鳥流→体固め

  • 第2試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    VS

    • LOSE

      がばいじいちゃん

    VS

    11分31秒

    裏4の字固め

  • 第3試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    14分59秒

    キューティースペシャル

  • メインイベント 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    時間切れ引き分け

  • 4人が個別入場。優宇の入場には「お帰り」の声が飛ぶ。白井リングアナの前口上も「ただいま、東京女子!」。先発は中島と優宇。優宇が串刺しエルボーから投げ飛ばしての腕十字は中島が逃げる。上福が出てくると中島へのサミングから優宇もサミングで続く。優宇が上福を抱えて上福がドロップキック。しかし逆パターンは上福が持ち上げられず。中島が襲い掛かるも上福は優宇を盾にし、さらに優宇がセントーン。上福もセントーンで続くがあっさりかわされてしまう。中島からタッチを受けた山下がスナップメイヤーからローキック。これはカウント2。ワキ固めから山下は腕を絞り、さらにローキックと攻勢。5分経過、上福がエルボー。山下がやり返すと、上福はエルボーと見せかけてサミングからドロップキック。優宇が出てくると「お久しぶりです」と逆水平。山下もミドルキックで返す。山下と中島が2人がかりでロープに飛ばそうとするが優宇が逆水平で回避。2人まとめて抱えてサイドバスターで落としていく。場外に逃げた2人を上福が捕まえて優宇がみたらし団子で潰す。山下がリングに戻されると優宇が踏みつけからセントーン。優宇の逆水平と山下のミドルキックの意地の張り合い。優宇のダブルチョップをかわした山下がハイキックからリターンクラッシュ。中島が優宇を場外に落としてトペ・スイシーダ。リングに戻してカバーもカウント2。10分経過、ゆりかもめをなんとか極めた中島だが、優宇がそのまま抱え上げて解除。中島がライダーキックから619も優宇がブロックして旋回式サイドバスター。上福が出てくるとヤッホー83cm。ドロップキックから卍固めも中島が解除して丸め込む。セカンドロープに飛び乗ってのウラカンホイップからライダーキックで盛り返し、替わった山下がランニング・ラリアット。ジャーマンの体勢は上福がロープを掴んで阻止。上福が逆水平とチョップのコンボからブレーンバスターへ。フェイマサー狙いは山下が阻止。コブラクラッチ狙いは上福が踏ん張る。山下がエルボー連打。上福もエルボーで応戦。山下がハイキックから串刺しハイキック。コブラクラッチに強引に持ち込んで15分経過。上福が丸め込みで返すもカウント2。山下のSkull kickをかわして裏フェイマサーでやり返し戦況は中島vs優宇。中島がライダーキック連打も優宇が跳ね返してセントーン投下。さらにコーナーに添えてキャノンボールもカウント2。コーナーに登った優宇に中島が追いすがる。残り3分、中島は雪崩式フランケンでなんとか優宇の巨体を投げ飛ばすことに成功。中島が619を決めてカバーもカウント2。ノーザンライト・スープレックス狙いは優宇が踏ん張り、逆にラストライドの体勢。これを中島が抜け出すとライダーキックと同時に山下のハイキックがズバリ。山下が追撃のクラッシュ・ラビットヒートは優宇がキャッチ。そこへすかさず上福がフェイマサー。上福が中島を羽交い絞めも優宇のダブルチョップはかわされて誤爆。そこへ中島がライダーキックも優宇が返す刀でラリアット。4者ダウンから優宇と中島、山下と上福でやりあう。優宇が中島を逆水平で排除し、山下に向かうも山下がハイキック。優宇も払い腰でやり返して優宇が中島に逆水平を打ち込んだところでフルタイムのゴング。
  • エンディング

  • 「私は先にプロレスを引退するけどプロレスが、東京女子が大好きです! 私をプロレスラーにしてくれてありがとうございました!」(優宇)

  • 試合後、上福がマイクを持つ。上福「あらためまして、おかえりなさい。こんなかんじだけど、ゆきから喋りたいことがあって。私、7年くらい前に優宇さんが東京女子いなくなるってなった時、めちゃくちゃ寂しかったけど…それをバネにずっとずっと頑張ってきたら、いまや後輩を引き連れる、ベルトを持つような人になってます。ホント、当時はこのメンバーでドローになるような試合すると思えなかったでしょ? すぐ負けてたからね、私(苦笑)。優宇さんやめるけど、私、優宇さんが教えてくれた…『お前はキャラもいいし、元気もいいし、愛想もいいけど、受け身がなってねえんだよな』って言われて。受け身を頑張れ頑張れって言われたから、あれから頑張ったらその後、滝川あずさのバイオニックエルボーとかも受けれるようになって、難しい技もたくさん受けれるようになってね、こんなに成長したの。ね? 成長したよね、先輩たち? したよね? 褒めてよ褒めてよー」中島「喋りにくいー」山下「中島、私がしゃべるよ。上福はあとで褒めてやる。優宇! 相変わらずだし…強いね、ホントに。昔のことを、カード発表された瞬間からどんどん走馬灯のように思い出してきて、一番印象に残ってるのはめちゃくちゃ打ち合ったことなの。だから今日打ち合って、また私の胸に…(赤く腫れあがる胸元を見て)こんなね、真っ赤にされて、めちゃくちゃ気持ちいいです。痛かったけど! めちゃくちゃ気持ちいいし、この赤いのはいつか治るかもしれないけど、ここに打ってきた優宇のチョップはずっと私の胸の中にあるので。優宇のことは忘れません。ありがとう」中島「久しぶり。そうだね、優宇さんは同い年で、誕生日が一緒なんだよね。でもちょっと後輩で、いまとなってはちょっと歴の違うくらいは全然分かんないくらいに一回りも二回りも大きくなって帰ってきて。でも、私より先に辞めちゃうんだね。なんか、それが寂しい。だから今日は闘えてよかったよ。ありがとう」優宇「……私、もう引退まで泣かないってこないだ決めたんです、3日くらい前に。また闘いましょう、はないんですね(涙)。7年前、東京女子をやめてフリーランスになるっていうのは、おそらく自分が初めてで。きっと東京女子っていう団体自体も初めてのそういう形での卒業っていうので、前例がなかったなかで。でも本当に選手、スタッフのみなさん、そしてよく口喧嘩した甲田さん。そしてお客さんみなさん、本当に温かく送り出してくれたのに、自分がプロレスラー引退するって時に最後にこうやって、自分が特に思い入れのあるこの3人と一緒に試合をさせてくれる場所を作ってくれたことにホントに感謝してます。ありがとうございます」上福「締めてよ。特別だよ」優宇「私はちょっと先に…いや、きっとまだまだプロレスする3人ですけど、私は先にプロレスを引退するけど、プロレスが、そして東京女子が大好きです! 大好きなまま引退させてもらえることに、ホントに感謝してます。私をプロレスラーにしてくれて、ありがとうございました! まだまだ東京女子、もっともっと日本中、世界中に羽ばたいていく姿を今度は、来年からはファンの一人として心の底から応援したいと思います。ありがとうございました!」

    その後、優宇は中島、山下と抱擁。上福が抱きつきにいったが、優宇がしゃがんで抱えようとしたのか2人して転倒し大笑い。そのまま抱擁をかわし、最後は4人で1枚の写真におさまった。最後に残った優宇が四方に一礼して引き揚げていった。

    【試合後のコメント】
    山下 いやぁ…7年ぶりだよね?
    優宇 7年、そんな経ちましたか。
    山下 もうね、私は優宇と去年くらいかな。海外で会ったんですよ。
    優宇 そう、去年末くらいですよね。
    山下 その時も色々話をしたりしてて。回り回って引退っていうきっかけで、引退ロードって大事な時間の中で私は優宇と闘えてすごい嬉しかったし。やっぱね、闘っててあらためて強いなと思いました。ホントに東京女子で出会えてよかったなと思います…(涙)。リング上でも言ったんですけど、この(胸元の)赤くなってるのは消えるけど、優宇の強さは私の胸の中にしまっておきます。ホントに気持ちよかったです。楽しかった、痛かったけど! ありがとう。
    優宇 ありがとうございました!(上福に)ごめんね、ハグ(笑)。
    上福 いやビックリしちゃって。
    山下 試合始まったのかと思った(笑)。
    上福 だいたいみんなああいう時って抱っこしてくれるんですけどねー。ちょっと、ホントになんか、優宇さんとはプロレス的には先輩だし、全部何から何まで違うんだけど、プライベートでは東京女子を卒業してからも一緒にご飯に行ったりとか、私がくじけそうな…私まで泣いちゃいそう。くじけそうな時とかもすごく支えてくれて。優宇さんみたいにパワーもないし、全然違うタイプなんですけど、でも一生懸命優宇のやってること、海外にいっぱい挑戦してたりとかね、色んな姿を見せてくれて。会話ではプロレスのことは言わなくても、背中でどんどん頑張る女性っていうのを東京女子以外でたくさん見せてくれて。友達であるし、すごく尊敬できる先輩っていうのは、存在としては変わらなくて。自分がやってきたのをリングで見せれてよかったなと思ってます。どう思ってるか知らんけど(笑)。ね、なかしょー。
    中島 私はけっこうご飯もたまーに行ってたりとかしたんですけど。最近で言うと試合観戦をする、そこの興行に出てるとか。
    上福 一緒に見に行ったよね。
    中島 そうそう。すごくあって、けっこうリング外で見てる時にリング上で試合してる選手っていう距離感もありつつ。いざ向き合うと変わらず優宇さんは優宇さんだなってかんじなので、すごく不思議。12月、もうすぐ引退のこのすごく大事な時に、日本各地を飛び回っててめちゃ忙しいって話を聞いて。そのなかの大事な大事な1日、実家といえるか分からんけど、帰ってきてくれたのはすごく嬉しかったし。あんまり喋ると実感が湧いて寂しくなっちゃうんですけど、最後に優宇さんと試合した時はまたいつかっていう風にリングを下りたけど、もう今日はそれがないんだなって思うと…それはちょっと寂しくてイヤかなー。でも元気いっぱい新しい人生、リスタートじゃないけど。
    上福 何すんの、辞めて。
    優宇 犬の散歩する。
    上福 最高だね。一緒にいこう。
    中島 そこはでも、新しい人生をスタートするのも勇気だから。すごく尊敬してるし、これからも頑張れって気持ちで。背中を押せたのか尻を叩かれたのか分からんけど、私も頑張りたいなって思った。そんなかんじです。
    優宇 えー、最後に話さなきゃいけなくなっちゃったじゃないですか(笑)。7年か。でも7年前は自分もこう…尖ってたというか、子どもだった部分もあって。でもそれを武器にしないといけない、武器にしないと生きていけない自分もどこかにいて。もう一度こういう瞬間が訪れるっていうのがきっとないんだなって思いながら自分は引退の宣言をしたから…ホントに幸せだなってすごい感じてて。引退ロードってものをいま半年くらいやってますけど、ここが実家だなって思ったし。ここが実家なのは幸せだなってすごい思います。帰ってくる場所、時間を作ってくれてありがとうございました! ホントに東京女子に感謝してます!

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