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東京女子プロレス5th anniversary~五歳の東京女子プロレス~

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日時2018年12月1日
会場東京・新宿FACE
観衆483人(超満員札止め)
  • 前説

  • 難波小百合リングアナとともに前説を担当した小橋マリカの1・4後楽園の復帰がアナウンスされた。「本当に本当にお待たせして申し訳ございませんでした。この日はデビュー3周年の日で、私にとって特別な日なので、こんな姿(眼帯)で発表するのは想定してなかったんですけど、ものもらいなので1週間ぐらいで治るので、イッテンヨン当日は元気な姿でリングに上がりたいと思います」とコメント。続いて登場したのは爆れつシスターズ。2人の写真集発売がアナウンスされると場内どよめき。「何を思ったか決定しました。日ごろ一緒に私と一緒にお食事にいく関係者各位、しばらく餌付けを控えていただいて。写真集『はじけちゃえ』もあったし、『ラストニュース』もありましたけど、ムチムチ成分が足りなかった方はぜひぜひ何冊でも買っていただいて。ムチムチもたまにはいいかなという方は一冊ぐらい買っていただいて1月4日お財布の紐を緩めていただければと思います」(のどか)「リング上以外のお姉ちゃんを人に見せたくないけど、この機会に本当にちょっとだけ見せてあげます」(ユキ)同大会には赤井沙希が参戦。さらにAbemaTVでも生中継される。5・3後楽園も発表されると最後は3人で「12月1日、満員の新宿FACE、スタート!」。
  • オープニングマッチ 15分一本勝負

  • VS

    • LOSE

      猫はるな

    VS

    4分9秒

    体固め

    ※踏み台式ギロチンドロップ
  • ぽむがローキックを打ち込めば、はるなもスリーパーでやり返す。はるなは引っかきから猫パンチ。バックエルボーからカバーもカウント2。ぽむもボディースラムで返すがカウント2。はるなが丸め込みからネックブリーカー。これもカウント2止まり。ぽむが串刺し攻撃を止めると背中を踏みつけてからの後頭部レッグドロップで勝負を決めた。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    • LOSE

      ヒナノ

    VS

    VS

    8分15秒

    横入り式エビ固め

    ※ロープに足を引っ掛けて。
  • 新入場テーマ曲で登場したハイパミはさっそくマイクを要求すると「新たにやりたいプロジェクトがある。ヒーローの後継者、ヒーロー軍団を作ることです。この2人のどちらかに後継者としてヒーローになってもらいたい」と言うと、ユキもヒナノも以前着用したことがあるヒーローアイマスクを持参して付けて立候補し、争い始める。ハイパミは「どっちも認めようじゃないか」と握手を求めるが、2人はトーキックで裏切り、アイマスクも投げつける始末。そんな感じで試合は進み、ハイパミも2人まとめてクロスボディーと怒りをぶつける中、ヒナノが号泣しユキのせいにするとハイパミはユキを攻撃し、ヒナノとともにヒーロー強制システム。ヒナノのカバーはハイパミがカット。ヒナノもエルボーで向かっていくが、ハイパミもクロスボディーからチキンウイング・フェースロックへ。これはユキがカット。ハイパミはユキにハイパーゴッサムクラッシュ。アイアムアヒーロー狙いはユキがデッドリードライブで落とすとセントーンへ。ダイビングショルダーを狙ってコーナーに登るとハイパミはアイマスクを手にして「君こそ後継者だ!」。しかしユキは拒否。ヒナノにも渡そうとするが「いらない」と拒否。ハイパミはヒーローをやめてしまうとするが、ユキは「そのままでいいから」と諭し、2人は「ヒーローやりたいなあ」と棒読み。そんな2人をハイパミは抱きつくフリをしてサミング。これは見破られてしまい、ヒナノのミサイルキックからユキのダイビングショルダーを食らってしまうが、直後にユキを丸め込み、カットに入ったヒナノも丸め込み、ロープに足を引っ掛けて3カウントを奪った。
  • 第三試合 20分一本勝負

    • ヒカリ

    • ミウ

    • LOSE

      ラク

    VS

    VS

    11分49秒

    ネックスクリュー・ホールド

  • ラクが捕まる展開。上福がまなせの胸にラクを押し付けるとベーダが「モットヤレ!」。ラクもまなせと上福の誤爆を誘い、さらに上福にブレーンチョップを決めてピンチを抜け出すとミユがまなせ、ベーダ、上福にフルスイングのダブルスレッジハンマー。上福もボディースラムで返すとベーダが出てきてダブルアーム・スープレックス。カカト落としからのカバーはカウント2。ミウはベアハッグでやり返し、バックブリーカーからカバーもカウント2。ヒカリがエルボー連打からドロップキック。ベーダも反撃してまなせがヒップドロップで続く。ヒカリもエルボーからコブラツイスト。そこからローリンクレイドルで回すがカウント2。ミサイルキックからラクに託すと、アプガプロレスの総攻撃からラクがMAXとき。上福が救出に入るがラクは2人まとめてブレーンチョップ。まなせはダイビング・ブレーンチョップをハイキックで迎撃するとネックスクリューホールドで3カウント。
  • 第四試合 15分一本勝負

    • LOSE

      白川未奈

    VS

    • WIN

      才木玲佳

    VS

    6分31秒

    片エビ固め

    ※ジャックハマー
  • ロメロを狙う白川だが、才木が逃げてエルボー。それでも蹴り足をキャッチして転ばせた白川がロメロスペシャルを完成させる。ここからのカバーはカウント2。才木がバックエルボーからボディースラム。白川もカウンターのバックエルボーでやり返すと、コルバタから串刺しバックエルボー、さらにダイビング・ヒップドロップと攻勢に出る。才木もドロップキックを突き刺すとバックドロップはカウント2。白川もクロスチョップから続こうとするも、堪えた才木がラリアット。バズソーキックからジャックハマーで完勝。
  • アプガプロレスの『アッパーキック』コーナー

  • 第4試合が終わるとアップアップガールズ(プロレス)の『アッパーキック』コーナーへ。新曲、新衣装、新ネームがお披露目になる単独ライブの告知を強めにすると「後半戦スタート!」。
  • 第五試合 15分一本勝負

  • YUMIデビュー戦

    • LOSE

      YUMI

    VS

    • WIN

      赤井沙希

    VS

    6分15秒

    レッグ&フェースロック

  • ゴングが鳴るなりYUMIがドロップキックで襲い掛かる。「来いよ!」と挑発するYUMIに赤井がミドルキック。さらに足蹴にしていく。赤井も「やり返してみ」と挑発し、YUMIがエルボーで向かっていくも、やはり赤井のエルボーの威力が勝る。赤井のボディースラムはカウント2。赤井がローキックからカバーもカウント2で返される。赤井がミドルキックをブロックしたYUMIはショルダーアタック。さらにバックエルボーを打ち込んでいくと串刺しバックエルボーからカバーはカウント2。串刺し攻撃は赤井がブーツで迎撃。赤井が串刺しビッグブーツからブレーンバスター。YUMIがカウント2で返す。赤井はダイビング・ボディーアタックで飛ぶも、これをかわしたYUMIはドロップキックから変形チョークスラム。エルボーで向かうYUMIに赤井はビッグブーツ。最後は足極めフェースロックで絞ってギブアップを奪った。

    【試合後のコメント】
    赤井 デビュー戦の相手は初めてだったんですけど、14歳、中2ということでいろいろ意識しそうだったんですが、リングの上に立ったら一緒ということで、全力でやりました。けっこう根性があるなと思って。ノッポのお豆ちゃんにしか見えなかったんですけど、今はちゃんとファイターとして見れるので。私のほうが年上で先輩、経験もあるんですけど、私が14歳の時にYUMIちゃんと試合したらどっちが勝つのかなっていう興味はあります。将来が凄い楽しみで、女子プロレス界でこれだけ長身が集まってる団体もないと思うので。どんどんチビちゃんからデカちゃんまで幅広くいる、面白い団体になってほしいと思います。

    YUMI (泣きながら)デビュー戦が赤井さんで本当によかったと思いました。赤井さんは凄い人だし、大人のことナメたらいけないなっていうのも思いました。赤井さんという人とのデビュー戦でプロレスラーになれたことが、凄く嬉しいです。途中、死ぬかと思ったんですけど、死ぬことなく…帰ってまいりました。これから応援してもらえるようなプロレスラーになりたいし、どんどん勝利をあげれる人になりたいです。勝つのが当たり前じゃないけど、毎回勝って「凄えな」って。東京女子をどんどん広めていきたいし、今日デビュー戦で、1日もたってない、負けた人が言えることじゃないと思うんですけど、私は東京女子をいろんな人に知ってもらいたいと思います。
    ――リングでできたこと、難しさを感じたことは?
    YUMI 変形ノド輪落としを必殺技にしたいんですけど、あれが決まってよかったです。あと思ったのが、大人をナメたらいけないなと。赤井さんもそうですけど、普通の大人もナメたらいけないというのを学びました。
  • セミファイナル 15分一本勝負

  • 優宇所属最終戦

    • LOSE

      天満のどか

    VS

    • WIN

      優宇

    VS

    10分57秒

    片エビ固め

    ※ラストライド
  • 優宇が入場すると大量の紙テープが投げ込まれる。開始早々、激しいエルボーの打ち合い。優宇がショルダーアタックでなぎ倒すとサイドウォークスラムからセントーン。さらに四つんばいののどかの背中にもセントーンを投下する。のどかも優宇の串刺し攻撃をかわしてショルダーアタック。ランニング・ボディープレスはカウント2。のどかが再度ショルダーアタックもカウント2止まり。優宇の逆水平にのどかがエルボーを繰り出してラリー。のどかも低空のボディーアタックからファラウェイを決めるも、優宇はジョンウーでフッ飛ばす。優宇が巴投げから絞めようとするがのどかは解除。セントーンもかわしてランニング・クロスボディー。首4の字を抜け出されるとWARスペシャル。逃れられるとドロップキックをすぐさま放つのどか。コーナーに登ると優宇も追いかける。のどかもなんとか振り落としてコーナーから飛びつきフェースクラッシャー。優宇も払い腰を決めるも、のどかもバックフリップとシーソーゲーム。キルスイッチを逃れた優宇がイッポンからラストライドで勝負を決めた。
  • 「次皆さんに会うときは、プロレスラーとしてすごく大きくなったと思ってもらえるようにならないと退団した意味がない」(優宇)

  • 試合後、優宇がマイクを取る。「今日はたくさんのご来場ありがとうございます。勝ちました。練習生を含めるとたぶん約3年半ぐらい東京女子プロレスにお世話になったんですけど、お客さんも先輩も後輩も本当に温かい子ばかりで、私は環境にすごく恵まれているなと思う3年半でした。私の居場所はどこかと思ったこともあったんですけど、居場所は確かにここにありました。今日、東京女子プロレスを退団してこれからはフリーになって、自分がプロレスを辞めるときに全てやりきったと思えるように退団を決意しました。東京女子で学んだ楽しいプロレス、いろんなことがありましたけど、全部活かして明日からフリーの優宇として闘っていきたいと思います。(涙ながらに)寂しくないと言ったら強がりだしウソなんですけど、昨日は寂しさよりワクワクのほうが勝っていると思ったけど、今はちょっと寂しいの方が勝っている気がします。応援してくれるお客さんもいるし、背中を押してくれた先輩たちもいるから、海外でプロレスをしたり、もしかして帰ってきて日本でプロレスをするかもしれないけど、次皆さんに会うときには優宇変わったな、プロレスラーとしてすごく大きくなったと思ってもらえるようにならないと退団した意味がないと思います。今日で私は東京女子プロレスを退団しますが、これからも東京女子プロレスをお願いします。もしよければ優宇の応援もよろしくお願いします。今日はありがとうございました。楽しい3年半、ありがとうございました!」

    【試合後のコメント】
    優宇 東京女子プロレス、楽しかったです。ありがとうございました。
    ――最後もデビュー戦と同じのどか選手との試合でした。
    優宇 同じ日に練習生になって、よくケンカしたんですよ、姉妹みたいに。お互いのいいところも悪いところも分かってるし、空気みたいな存在なので。まずはのどかに「闘ってくれてありがとう」という気持ちと、組んでくれたことにもありがとうございますという気持ちです。のどかとの試合はこれで終わりじゃないと思います。だって同期なのは変わらないので。私の同期はのどかとマリカだけ。プロレスは必ずどこかでつながってるから。これで終わりってことはないからって言われたので。東京女子を離れても、また一回り、ふた回り大きくなって、何かのご縁で東京女子の誰かと試合するってなった時、「大きくなったな」って、「気持ち良く送り出してよかったなって」思ってもらえる選手になるように頑張ります、というかなります。
    ――東京女子でやってきたことで活かしたいこと、武器にしたいことは?
    優宇 一番は闘う相手への思いやりの気持ちです。闘ってくれる相手がいるからプロレスができるわけで。相手がいなければファンの人たちの前で試合をすることもできませんし。
    ――海外での試合も決まっていますが、この先については?
    優宇 いろんな人と試合がしたいし、いろんな人と試合ができる人間になりたいと思って東京女子を出るわけですから。プロレスというものを武器にして、宝にして、いろんな人とプロレスを通じて伝えることができたらいいかなと。英語、得意じゃないので(笑)。


    のどか 優宇とはデビュー戦でも、デビュー前のエキシビションでも闘いました。優宇から3カウント取ることはできませんでしたけど、今日、私は優宇との闘いが終わるって思ってました。でもまだ、今日では終わらないなと…。日本の裏側とか、どこに行っても、またいつか同じリングに立つことが来るかもしれないし。その時が来たら、組むのもいいけど試合がしたいなと思いました。
  • メインイベント 時間無制限三本勝負

  • イッテンヨン爆発前夜! 5周年記念スペシャル6人タッグマッチ

    VS

    VS

    1-2

    ①●山下実優(4分43秒 エビ固め)伊藤麻希○
    ※丸め込む。
    ②○山下実優(8分48秒 片エビ固め)伊藤麻希●
    ※後ろ廻し蹴り
    ③●坂崎ユカ(5分27秒 片エビ固め)中島翔子○
    ※ダイビング・セントーン
  • イッテンヨン後楽園に向けたプリプリ&プリンセスタッグのダブル前哨戦。里歩と中島は握手を求めたが、伊藤は微動だにせず。山下と里歩の先発でスタート。山下が背中のローキックを決めれば、里歩はバックブリーカーをかわしてアームホイップで投げてドロップキックを放つ。伊藤が出てくると世界一かわいいナックル。続く倒れ込み式ヘッドバットは山下がかわしてストンピング。山下もケサ固めは里歩と中島がカットに入り、伊藤が山下をボディースラムで叩きつけてタッチを求めるが、これは阻止されてしまう。伊藤が山下のアティテュード・アジャストメント狙いを丸め込みで返してまずは一本先取。2本目、中島がライダーキック。山下もコーナーにぶつけてやり返すと瑞希が出てくる。中島から替わった里歩に瑞希は激しいエルボー合戦。里歩がヘアーホイップ。ここから瑞希がローンバトル。瑞希が里歩にコードブレイカーを決めてピンチを抜け出すと、坂崎がコルバタからドロップキック。里歩もニーアタックでやり返すと坂崎からタッチを受けた山下。すると伊藤がアピールして対峙。両者でエルボーの打ち合い。伊藤がホイップ式頭突きから倒れ込み式ヘッドバット。コーナーに登った伊藤を山下がヒザを打ち込んで止めると抱えてアティテュード・アジャストメント。これはカットに阻まれてしまう。伊藤も頭突きから逆エビ固めへ。ロープに逃げられそうになると抱え込み式逆エビを狙うが坂崎がカット。山下がハイキック。これをクリアした伊藤に後ろ廻し蹴りをヒットさせて一本を取り返した。決着は三本目。倒れている伊藤を見て襲い掛かる王者チーム。山下の串刺し攻撃をかわし里歩のアシストを受けて中島とタッチ。山下が中島にスピンキック。瑞希が出てくるとフットスタンプを放つもカウント2。瑞希がダイビング・ボディーアタックもカウント2。瑞希がフェースロックを決めるも中島が丸め込みで返してローリング・ネックブリーカー。瑞希がライダーキックをかわして坂崎とタッチ。マジラビの連係は里歩がカット。里歩ともどもマジラビがカサドーラ・フットスタンプを投下。コーナーに登る2人を中島と里歩が落とし、坂崎に合体のノーザンライトSHも瑞希がカット。コーナーに登る中島を山下が止めると坂崎がコンプリートショットで突き刺す。中島が坂崎にウラカンラナ。坂崎もアームスクリューから魔法少女スプラッシュ狙いもかわされてしまうと、瑞希のフットスタンプも誤爆。里歩が蒼魔刀で排除すると、中島がダイビング・セントーンを投下して3カウント。ダブル前哨戦は挑戦者チームに凱歌があがった。
  • エンディング

  • 「焦らなくても伊藤がイッテンヨンにそのベルトを巻くから、その焦りは必要ない。時間の無駄だ。潔く負ける準備してろ」(伊藤)

  • 試合後、伊藤がマイク。伊藤「山下実優さん、伊藤に一本取られてどうだった? そのあと伊藤もボコボコにされたからお互い様だけど、オマエのその焦っている表情。かわいいよ。焦らなくても伊藤がイッテンヨンにそのベルトを巻くから、その焦りは必要ない。時間の無駄だ。潔く負ける準備してろ」中島「今日は私たちが勝った。すごく楽しかったと思うけど、どう思う?」坂崎「それは勝っているからだろ。だけどこのままで終わるマジラビじゃないんだよ。里歩さんは羽根生えているのか? でもウチらも羽根生えてんだよな。だからマジラビはイッテンヨン、ここで2人の翼でオマエたちに立ち向かうから絶対に負けない。実優、オマエも守れよ」王者チームは退場。中島「ユカっちもみずぴょんも楽しいの大好きなんですよ。体が痛いのにこんなに楽しかったってことは、ベルトが懸かっている試合なんてもっともっとスリリングだし、もっともっと楽しいに決まっているんです。私も楽しいのが大好きです。そして里歩さんと一緒にベルトを巻きたいと思います」最後は中島が「いろんなことがあって薄くなっているかもしれないけど、今日で東京女子プロレスという団体は5歳になったんです。最初はアイドルさんとコラボしてたった3試合から始まりました。それが今では7試合。6人タッグもあって人もたくさん増えたし、団体がどんどんどんどん大きいほうに変わっていると実感してます。自分はどれだけ大きくなれたんだろうといつも自問自答して悩みつつ頑張っている毎日です。東京女子プロレスは10年、15年、100年続くかもしれないし、もっともっと大きくなっていきたいと思います。そのためには皆さんの応援と力が不可欠だと思っています。年始イッテンヨンにはビッグマッチが控えています。もう一つのイッテンヨン、私たちのイッテンヨンもよろしくお願いします」と言うと「大爆発するぞー!」「オー!」で締めくくられた。

    【試合後のコメント】
    伊藤 まあ一本しか取ってないですけど、1月4日は私がベルト獲りますんで。東京女子プロレスの歴代の王者を見たんですよ、この前。誰が(ベルト)獲ったか。どんな試合してるか。それで、みんな正統派だなって思ったんですよ。この前、竹下幸之介と闘ってみて、「お前はライバルになるかもしれない」って言われたんですけど、それは伊藤がもしかしたら正統派としてやっていける才能、片鱗があるかもしれないって言いたかったのかなって。でも正統派っていうか、伊藤は伊藤だし、伊藤のやり方でベルトを獲るつもりだから。これまでの東京女子プロレスの概念を一から壊したいと思っております。たぶん、そうすることによって、もの凄い数の批判とかがくるのはなんとなく分かるんですけど、そんなの気にしなければ勝ちなので。伊藤は伊藤のやり方でプロレス界を変えていきたいと思っております。伊藤は三枚目みたいなキャラクターかもしれない、ファンの方から見れば。そんなヤツでもベルトを獲って時代を変えるっていう先駆者に伊藤がなりたいなって思ってます。っていうか、なります。
    ――竹下戦で腹を括った?
    伊藤 腹括りました。私はいい子ちゃんじゃないし。べつに犯罪とかはしたことないけど、人の顔色はうかがわないですよ、やっぱり。何かを犠牲にしたとしても自分を出しますよ。そうすると異端児とか破天荒とか言われますけど、そう見えるなら別にいいです、伊藤は伊藤のやり方で。破天荒とか異端児とかそういうキャラクターで売ろうとは思ってないし。伊藤は伊藤です。
    ――総選挙くらいから初めて逆風を感じていると思いますが。
    伊藤 それはもうメチャメチャ。
    ――その逆風はエネルギーになってますか?
    伊藤 なってますなってます、なってます。そういう逆風が吹いてる時って旗が一番上がる時なんですよ。だから上がってる時なんです、私。そこで凹んだとか、メンタルがとか、そんなことまったくならない。むしろここからどんどん変えていきたい。言われてる私が主役だから。主役らしく突き進みますよ。

    中島 滑り出し快調というのが一番の感想というか。個人的には反省点もいっぱいったんですけど、修正してイッテンヨンに臨みたいと思います。
    里歩 今日は凄く中島さんが頼もしかったと思うので、ここをスタートにして、もっと乗っていけるように仕上げたいと思いました。
    ――組んでみた感触は?
    中島 一番は刺激になるっていうのを感じて。腕の取り方、切り返し方ひとつひとつが違うなっていうのを感じて。吸収できるものはいっぱい吸収したいと思いましたし。ここがスタートっていうことはもっともっと強くなれるチームだと思うので。
    里歩 楽しそうだなっていう印象だったんですけど、やってみて頼もしかったので。ベルトを獲れるんじゃないかと思いました。
    中島 タッグベルトを獲ると…。
    里歩 そうなんですよ、三冠。
    ――中島選手は坂崎選手から取ったのが大きいのでは?
    中島 自信になります。ずっと近くにいた者同士、一緒に頑張ってきたのもあるけど負けたくない相手でもあるので。今日勝てたのは自分の中で凄くデカいです。
    ――里歩選手は山下選手とのマッチアップもありました。
    里歩 やっぱりデカかったですね。いろんな種類のデカい方と対戦してきたつもりなんですけど、女子で若くてあんなにデカいって凄いことだなと。
    中島 そう、デカいんですよ。
    里歩 ですよね、めっちゃデカくてビックリしました。

    山下 2本目は私が取ったんですけど、1本目、直で取られてるので。自分自身が許せないっていうことで頭がいっぱいですね。もう12月、(イッテンヨンまで)あと1ヵ月ですね。仕上げていかないとっていうのもありますし。あらためて伊藤麻希の実力、食らったらヤバいなっていうものも分かったので。自信をなくしたわけではないので、しっかり自分とも向き合っていきたいです。絶対に倒して防衛します。
    ――2本目、今まで以上に力が入った部分は?
    山下 やっぱり取り返さなきゃっていうのがあって。そこで冷静さを失いそうになったんですけど、その時にマジラビの2人が声をかけてくれて。そこで平常心に戻って、確実に取れました。イッテンヨンもこれじゃ済まないってことが分かれば。それと今日、初めて里歩選手とやって。3vs3でしたけど、もっともっとやりたいなと。まずは目の前の闘いですけど、いつかまたやる時があれば。楽しかったです。

    坂崎 3本勝負っていうイレギュラーな闘いで、ちょっと浮き足立ってたのかなぁっていう気がします、はい。直接、中島翔子、しょこたから取られた事実は私の中でふつふつと悔しい気持ちが出てるので。イッテンヨン、マジラビが負け越してなくなるなんて絶対に嫌だから。絶対に私たちが勝って、マジラビをつづけたいと思います。
    瑞希 難しいルールだったっていうのもあるけど、それを言い訳にはしたくなくて。チームワークで里歩さん、翔子さんを上回らなきゃいけなかったのに、そこで自分が誤爆しちゃったりとか。そういう部分を見つめ直して。一人では里歩さんに勝てないので。チームワークでやっていきたいです、マジラビらしく。
    ――今日で中島選手に対するモードが変わった部分は?
    坂崎 そうですね、もともとライバルですけど、ライバルは思い通りにいかないし、やりにくい相手ではありますが、元相方として絶対に落としたくないので。中島翔子を私も超えていきます。

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