東京女子ロゴ

Additional Attack '25

この記事をシェアする

日時2025年10月18日
会場東京・後楽園ホール
観衆719人
  • 前説

  • アプガプロレスの歌のコーナーは『ラビュモット!』

  • オープニングでは白井リングアナの諸注意からアップアップガールズ(プロレス)の4人が「ラビュモット!」の披露して大会がスタート。
  • 第1試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    7分9秒

    サモアンドロップ→片エビ固め

  • 先発は芦田とキラでゴング。ロックアップからグランドの攻防を経て、両軍スイッチ。小夏がアームドラッグからドロップキック。串刺しエルボーを放って芦田へ。足を使った絞首刑やY字ギロチンを披露も、かわったキラが串刺しラリアット。側転で攻撃をかわした芦田が小夏へタッチ。コーナー反転の回転エビ固めを決めていくが、カウント2。続いてスリーパーで捕獲。5分経過。立ち上がりながらコーナーにぶつけて脱出したキラにしつこく小夏がスリーパー。投げて脱したキラがアバランシュプレスからレッグドロップ。カットに入った芦田を排除して、千花とキラが連係。最後はキラがサモアンドロップで3カウント奪取。試合後は明日の高崎のねくじぇねトーナメントを前に千花とキラがにらみ合うが握手し、肩を組みながら退場。
  • 第2試合 20分1本勝負

  • アイアンマンヘビーメタル級選手権5WAYマッチ

    7分54秒

    謝罪式エビ固め

    ※第1778代王者が防衛に成功。
  • ぽむはコーナーポストを背負って、らくは額にアイマスクをつけてリングイン。最後に王者の真弥がコールを受ける中、ぽむがコーナーポストに隠れる。試合開始するやいなや、らくが就寝。真弥が起こしにかかると、鈴芽と鳥喰が襲いかかる。4人がクリーンブレイクとなって手四つの攻防。真弥が一人で返していくと、割って入ったぽむが4人にスネ蹴り。真弥がぽむをフォールするも、背中のコーナーポストが邪魔でカウントが入らず。ぽむがロープにもたれると、そのコーナーポストに向かってトレイン攻撃。再びぽむがコーナーに隠れる中、真弥が「ベルトを獲ります」と謝罪式ダブルニードロップ。カウント2となって、らくがぽむを盾に隠れてぽっぽーチョップ!!からおやすみなさいフォール。ここでぽむと共闘して真弥を攻撃。連係は真弥が回避して2人を蹴散らすと、鈴芽がミカヅキ流星群。鳥喰が入ってきてスピーディーな攻防を繰り広げる。5分経過。鳥喰に逆さ抑え込みを狙う鈴芽にらくが2人まとめて抑え込む。4人の丸め込み合戦かららくが4人まとめてスーパービュー踊り子。鈴芽がらくを丸め込んで、カウント2。さらにフェースクラッシャーを決めていくと、真弥が鳥喰に河底撈魚。ここでぽむが真弥にコーナーポストごとアタックし、背中から外して一撃。さらにぽむ・ど・じゃすてぃすはコーナーポストで滑ってしまい自爆。すかさず真弥が謝罪式フォールで3カウント奪取。試合後もコーナーポストで襲いかかるぽむをかわした王者はベルトを受け取ると、逃げるように退場。

    【試合後のコメント】
    真弥 勝ったぞ! やった! これで群馬に持って帰れるかも! これ以上、何もなければ! 最高! よかった! 今日はルールが結構ヤバかったので鬼門だったけど、勝ててよかった! これで安心して群馬に帰れます!
  • 第3試合 15分1本勝負

  • LEVEL UP TRIAL三番勝負Ⅰ

    5分19秒

    Skull kick→片エビ固め

  • 志乃が奇襲してゴング。志乃が観光案内するも、怒った山下が立ちはだかる。志乃のスクールボーイも耐えられて決まらず。さらにリターン・クラッシュを浴びてしまう。ならばと志乃がエルボー連打も、山下がラリアット1発でダウンを奪う。アティチュード・アジャストメントは暴れて脱出した志乃がボディースラム。コーナーに押し込んでエルボーを連打するが、山下が強烈な一発にダウン。「来いよ!」と手招きする山下に志乃は叫んで気合を入れるが、山下が蹴り。ならばと山下の突進をドロップキックのカウンターを決めた志乃がスリーパー。立ち上がって脱出を試みる山下が担ぎ上げながら志乃にニーリフト。それでも志乃はしつこく決めていく。5分経過。スリーパーを投げられて脱出された志乃がロープに走ったが、カウンターのSkull Kickを食らって敗戦。

    【試合後のコメント】
    山下 やっぱね、志乃めちゃくちゃ面白いじゃん。最近試合見てて思うのは、志乃はいつでも本気なんだよね。あの世代のなかで一番勝ちに貪欲なんじゃないかな。私はその印象があって、でも一生懸命やっててもさ、そううまくはいかない。私も13年目、一生懸命やって本気で目の前に立つ相手を倒そうって一心で闘っててもうまくいかないし、それでも一生懸命やってて。志乃もそれくらいの根性と気合をね。やっぱり勝ちへの気持ちってすごい持ってる選手だなって思ってたので、初めてシングルやりましたけど底知れない。もっと志乃はあの気持ちでいけば強くなるというか、やばい選手になるんじゃないかなって思います。私はすごく楽しみにしています。またシングルしたいね。勝ったのは私なので、そこを志乃はどれだけ悔しいと思ってるか知らないけど、楽しみです。

    志乃 えーと…今日はレベルアップマッチってタイトルだったんですけど。それを経験にもするけど、ちゃんと勝つって思ってたので悔しいです。俗に言うチャレンジマッチってやつで、山下さんは私の可能性にワクワクしてるって言ってたから、私は私の可能性で山下さんをゾクゾクさせたかった。けど、今日の自分はダメだった。でも私、今日はレベルアップマッチだったので、それは絶対に生かして。ここで止まってられないし、いまからタイトルにも挑戦するので。私の可能性をもっと広げて、山下さんに次は絶対に勝ちます!
  • 第4試合 15分1本勝負

  • LEVEL UP TRIAL三番勝負Ⅱ

    9分38秒

    回転足折り固め

  • 中島が腕を取ってから両者はグランド攻防へ。汐珠が倒立で脱出しようとするも、自ら頭を打ちつけてしまう。ブレイクとなると中島が「オマエなんて片手だ」と片手で手四つの攻防。ショルダースルーなど、中島が片手で圧倒。さらにパラダイスロックのように決めていくが、汐珠は転がって攻撃を回避。ストンピングをかわした汐珠が回転エビ固め。カウント2。5分経過。ヘッドロックから両者は手四つの攻防。足を踏みつけた中島がサーフボードで捕らえる。回転して脱した汐珠はスタンディング・ネックロックを決められるも、ハリケーンラナを浴びせて振り子式ドロップキック。カバーするも、中島のパワーによって場外に転落し、コーナーの金具を使ってみぞおちを打ちつけられて悶絶。中島のカバーはカウント2。汐珠が隙を突いてコアラクラッチを決めていく。脱出されて丸め込むも、カウント2。中島がチンロックを見せると、回転して逃れるようとする汐珠の動きを見切ったかのように中島が欧州式エビ固めで丸め込んで勝利。

    【試合後のコメント】
    中島 全然手こずるまでもなかったですね。変な動きをする子だから結構予測できない動きをするのは強みかなと思うんですけど、まだまだって感じです。私は私でこれからも頑張ります。

    汐珠 中島さんとシングルで負けました! でもそんな気持ちがどうでもいいはちょっと言い方が悪いんですけど、負けて悔しいとかそういう気持ちが吹き飛ぶぐらい今清々しいです。なんなんですかね。負けたのにメッチャ清々しくて試合中、中島さんが知らない汐珠を引き出してくだそうとしたのかなと思うくらい自分でも試合でしたことない動きができてビックリしたし、一個ステップアップできたんじゃないかなっていう気持ちがあったりして。汐珠は体が小さいってよく言われて、小さいと限界があるのかなと思っていたんですよ。今日、中島さんとシングルマッチで対戦させていただいて、そんな考えどうでもいいなというか、小さくてもすっごい選手になれる未来が自分にもあるのかなって、10年後の自分がもっと楽しみになるように過ごしたいなって思い直した日でした。汐珠はねくじぇねトーナメントの決勝があるんですね。なのでそこに対してのやる気もまた中島さんから学んで、もっとメキメキになりました。なのでもっと高みを目指して頑張ります。高見なので。ねくじぇね優勝します。なので皆さん! 応援しないとコアラクラッチ、しちゃうぞ!
  • 第5試合 15分1本勝負

  • LEVEL UP TRIAL三番勝負Ⅲ

    8分47秒

    キューティースペシャル

  • 黒の新コスで登場した瑞希がリングインしてゴング。ハルがいきなり丸め込み連発。回転足折り固めもカウント2。突進をカウンターのドロップキックを放って瑞希が反撃。コーナーで足で踏みつけてみせる。松井レフェリーから注意を受けるも瑞希は何食わぬ顔。さらにセカンドロープにもたれたハルの背中にドロップキックを放っていく。瑞希の突進をカウンターのバックエルボーをハルが決めて、串刺し攻撃。これをかわした瑞希とのエプロン際での攻防に。ハルがドロップキックで場外に転落させると、エプロンダイブのクロスボディー。リングに戻ってドロップキック。カウント2。ストレート・アームバーから変型の三角絞め。フォールして瑞希が逃れる。5分経過。追走式エルボーからセカンドロープに飛び乗るも、捕獲した瑞希がくくりつけてフットスタンプ。セカンドロープをすり抜けるドロップキックで追撃。ダイビング・クロスボディーはカウント2。クロスフェースはロープエスケープする手も捕らえていくが、ハルの足がロープにかかる。エルボー合戦は瑞希が制すも、ハルが低空クロスボディー。これをすぐさま瑞希が投げっぱなしキューティースペシャルで投げ捨て、最後はキューティースペシャルで3カウント奪取。試合後はハルにあっかんべーをした瑞希が勝ち名乗りを受けた。

    【試合後のコメント】
    瑞希 後楽園でシングルマッチ、しかも勢いのあるハルちゃんとできてすごい楽しかったし、ハルちゃんはハルちゃんなりに自分の持っている武器を最大限ぶつけてきてくれたので嬉しかったんですけど、もっともっと全力で倒しに来て欲しいし。そうしてくれたら私ももっともっと全力で倒されないように頑張ります!

    ハル 瑞希さんとこうやって1対1で闘うのは去年の年末の後楽園以来で。やっぱり風城自身が同期がどんどんタイトルに挑戦したり、タイトルを獲得したりする中で、置いてけぼりじゃないけど、風城が遅れている感覚にもなっていて。これからの人生のポイントではあるけど、風城もタイトル挑戦ということだけじゃなくて、自分自身がもっともっと強くなれるようになりたくて、それがいずれベルトとかにつながるかなと思っていて。そんな中で瑞希さんと闘えたのは本当に今のこの自分の状況をもっともっと変えなきゃいけないし、そうですね。頑張ります。もっともっと頑張って、同期たちに追いつくじゃないけど、自分は自分の風城ハルのやり方で大きくなろうと思うので。今日は勝てなかったけど、意地レベルはアップしたんじゃないかなと思います。
  • インフォメーション

  • 12・7後楽園でハロー!プロジェクトのアイドルグループ、OCHA NORMAとTJPWによる夢のコラボイベント開催!

  • 第5試合後、白井李世リングアナが12・7後楽園ホール大会がOCHA NORMAとのコラボレーション興行となることを発表。
  • 第6試合 15分1本勝負

  • First One-on-One~クイズトジョオネア

    11分26秒

    いくら

  • 試合前に白井李世リングアナから、この試合が両者の強い要望により『クイズトジョオネア』として、お互いのパーソナルな部分の4択クイズに正解しないと勝利できないルールがアナウンスされる。ロープエスケープかギブアップを奪うと解答権を獲得。ライフラインとしてテレフォン、オーディエンスが使用でき、荒井は山下、ミサヲは中島がテレフォンメンバーに抜擢。2人は解答権を得るために試合開始。2カウントを奪取した荒井が「ゴッサムシティとは何県?」の問題に「千葉」と解答して不正解(正解は茨城県)。続いて、ミサヲが首固めで解答権ゲット。「荒井は家を出る前に何分前に起床する?」との問題に「むずすぎる」と文句を言いながらも、「90分前」と答えると、「120分前」で不正解。スプレー攻撃によってミサヲがまたも解答権を獲得。「SKE48、『パレオはエメラルド』の歌詞を見つけてください」との問題に「間違えたら、色んな意味でヤバい」とビビリながら、「貝殻(正解は魚)」と答えて不正解。またまた試合続行となってミサヲがチキンウイング・フェースロック。荒井がロープエスケープしてミサヲが解答。「荒井の星座は?」との問題にミサヲがライフラインのテレフォンを使用。中島が蠍座を進言して不正解に。試合は続き、荒井がビッグブーツで解答権獲得。「ミサヲが試合前に必ず飲む飲み物は?」の問いに荒井はライフラインのオーディエンスを使用。拍手で解答を募ってユンケルと答える(正解はレッドブル)。不正解で試合続行。荒井が新人賞からFinallyを決めれば、ミサヲもドラゴンスレイヤー・ニーなどハードな展開。フルネルソンバスターで2カウント奪取した荒井が解答権獲得。「ミサヲが寿司屋で2回頼むほど好きなネタは?」に「一緒に行ったことない」と困りながらも「イクラだ!」と勘で正解して勝利。試合後は登場がなかった山下が大喜びの荒井へ電話しながら退場した。

    【試合後のコメント】
    荒井 いくらで勝ちました! やばい! 初めてのシングルでいつもと違うルール、私もすごい楽しみだったんで乗り気だったんですけど、やってみたら難しすぎて。体力だけじゃなくて頭とかいろんなものをフル回転させることになって大変でした、だけど今回は荒井がミサヲさんのパーソナルな部分を知っていたということで、もっともっと荒井のいろんなことをミサヲさんに試合でもプライベートでも伝えていきたいと思います!

    ミサヲ 負けました~。トジョオネアという私の土俵に引き込んだから勝てると思ったんですけど、運がいいのかもしれない。それを忘れてました。荒井優希という女はそもそも普段からアイツ運がいいんですよ。この間、抽選でみんなが待っているラブブあるじゃないですか。抽選待ちでみんな買えないって言ってるのに、適当にサイトに飛んでみたら買えたとか言ってたし、荒井優希は運がよかった。私のいくらという答えも知らなかったんだけど、運で全部乗り切ったから、そこを考えてればまた別のルールにしたのに! 残念ですね。でもまたやりたいです、トジョオネアは。挑戦者、求むって感じです。
  • 第7試合 30分1本勝負

  • インターナショナル・プリンセス選手権試合

    VS

    • LOSE

      <挑戦者>

      アリス・クロウリー

    VS

    11分49秒

    什の掟→片エビ固め

    ※第15代王者が初防衛に成功。
  • 握手はアリスが蹴りで拒否。お互いに「アイ・アム・ビッグ」と主張してゴング。有栖はトップロープに登りながらロックアップを押し返していくと、アリスの攻撃を素早くかわしてドロップキック。さらに串刺しエルボーやドロップキックを決めていく。カウント2。有栖のボディースラムはアリスが決めさせず。ローリングサンダー式コードブレイカーを放っていくが、カウント2。さらに後頭部をロープに打ちつけるインサイドワークを見せ、後頭部ラリアット。アリスの攻撃をかわした有栖がドロップキックで反撃。セカンドロープにもたれたアリスにニードロップ。続くフライング・ボディープレスはカウント2。フェースロックは這ってアリスがエスケープ。エプロン際での攻防となってアリスが顔面をエプロンに打ちつけて反撃。5分経過。場外戦となるとアリスが場外フロアでブレーンバスター。余裕をみせたアリスに有栖がスライディングキックを浴びせてエプロンダイブのジャンピング・フォアアーム。リングに戻ると、有栖が什の掟狙い。これを切り返したアリスがコーナーにパワーボムで投げ捨てる。さらに串刺しラリアットからシュバイン。カウント2。ロープに走ったアリスにネックブリーカードロップをカウンターで決めた有栖が磐梯山を放つも、ダメージからカバーにいけず。続くキャメルクラッチは腕を抜いたアリスが投げ捨てて、スタンディングクラッチへ。フォールに移行するが、カウント2。すぐに起き上がった有栖が水車落としで投げ捨てる。10分経過。両者がエルボーのラリー。エルボーをかわしたアリスが投げっぱなしジャーマンからラリアット。カウント2.5となると、「有栖」コールが発生。アリスが起き上がり小法師のラリアット。3発目をかわした有栖がスーパーキック連発。什の掟とつないでフォール勝ち。

    【試合後のコメント】
    有栖(倒れこみ)…守ったよ。私の愛しのベルト、守ったよ。アリスから守ったよ。しんどい…。私、アリスに勝ったから、あっちのアリスに勝ったから、遠藤有栖はアイアムビッグってことでいいよね? たしかにアリスはデカかったけど、遠藤有栖の方がデカいです。ホントに帰ってきたこのベルト、私はみんなに、応援してくれるみんなに救われて闘ってるんだなってめちゃめちゃ感じました。みんなの声、めっちゃ届いた。だからこのベルトと応援してくれるみんなと遠藤有栖、たくさん旅しよう。いろんなところ連れてく。そしてめちゃめちゃ楽しい思い出、一緒に作ろう。応援ありがとうございました。アリス~!(コメントスペースで合流して握手)ねえねえ、こんな闘ってシングルでありす対決したからさ、めっちゃ絆芽生えたと思う。誰か英語で喋って! 誰か~。ベストフレンズ、だから…え、いつ帰るの? 明日ラスト? え、組みたい~。(アリスに)タッグ、タッグチーム! トゥモロー! タッグマッチ! どうしよう、したいんだけど! 誰か! タッグマッチしたい! 伝えといてください、お願いします。ありがとうございました。

    アリス 初めての日本で移動とか時差とか色々大変だったけど、そんなことも言い訳できないくらい遠藤有栖にはボコボコにされた。ものすごく徹底的にやられることで、彼女に対するリスペクトの気持ちがものすごく強く生まれたし、彼女とは何度でも試合がしたい。それとさっき遠藤有栖のコメントでやり取りがあったんだけど、敵としてもあっぱれだけど、それだけ強いんだったら味方としてもひじょうに心強いので、明日の大会でタッグチームを組むことにしました。ビッグな方のアリスとリトルな方の有栖…じゃないけど、彼女は心意気はビッグだから。それを認めて明日タッグで闘いたいと思います。
    ――日本のプロレスの聖地・後楽園ホールでの試合はどうだった?
    アリス 泣きそうで…(涙)。自分のキャリアの中でここにたどり着けるとは思ってなかったので、それができたことがひじょうに嬉しい。それはホントに周りのみなさんのおかげなので、そこはみなさんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
    ――有栖の無茶ぶりがあったが、いつまで日本にいる予定?
    アリス 元々月曜日まではいる予定だったので明日試合すること自体は問題ないんだけど、11日間の滞在、とてもじゃないけど足りない。もっと長くいたいので、今回仕方ないから1回帰らなきゃいけないけど、すぐにまた帰ってきたい。それほど素晴らしい11日間を堪能させてもらいました。
  • セミファイナル 30分1本勝負

  • プリンセスタッグ選手権試合

    14分51秒

    スシ・トルネード→片エビ固め

    ※第19代王者組が初防衛に成功。
  • 両者が握手してゴング。先発の凍雅に声援が飛ぶ。上福にショルダータックル。下から倒されるも起き上がった凍雅が突き飛ばしていく。両軍スイッチ。上原がまなせにエルボー連打。ボディースラムは耐えたまなせが投げ返す。Hot Shotが連係。ダブルのショルダーや凍雅を使ったアームドラッグの人間爆弾投下。まなせが上原にインディアン・デスロックから鎌固め。凍雅にかわると、エルボー連発。カバーはカウント2。ハンマースルーは拒否した上原が側転で攻撃をかわしてドロップキック。タッチを受けた上福がトップロープ超えのビッグブーツ、串刺しビッグブーツ、ドロップキックとたたみかける。カウント2。ブレーンバスターは凍雅が決めさせず、上福がトラースキック。5分経過。凍雅もランニング・エルボーで突っ込んでいく。まなせにかわると、控えの上原にエルボーを放ってから上福にブレーンバスター。串刺しラリアットはカウント2。「ゆき!」と挑発すると、上福がエルボー連打するが、まなせが1発でダウンを奪う。バックドロップは着地した上福が卍固め。ロープエスケープされると、上福がもたれるまなせにビッグブーツ。起き上がり際でまなせがラリアット。続けてロープに走ったが、上福がビッグブーツで追走してブレーンバスター。かわった上原がスペースローリング・エルボーからドロップキック。ジャックナイフで固めていくがカウント2。まなせがラリアットで反撃して凍雅にスイッチ。フォールアウェイスラムはカウント2。串刺し攻撃を狙うが上福がビッグブーツ。10分経過。Ober Eatsが合体式フラップジャックを決めるが、まなせがカット。凍雅に気合を入れていくと、挑戦者組が私ごと殴れの連係。カウント2。ここで大「凍雅」コール。エルボー合戦となって、凍雅が上原からダウンを奪う。変型ロックボトムは耐えた上原がスシ・トルネード狙い。決まらないとみるや、がむしゃらに飛びついてバナナピロー。まなせがカットに入ると、上福がセカンドロープからフェイマサーで排除。OberEatsの合体を狙うも、阻止した凍雅が上福にロックボトム、上原にフォールアウェイスラム。凍雅がトドメを狙うが、上原がスナップ・スープレックスで切り返し、スシ・トルネードで3カウント奪取。OberEatsの防衛によって11・9後楽園はOberEats対HIMAWARI&志乃となった。試合後はOber Eatsからの握手を払いのけながらHot Shotがハグを求めていった。

    【試合後のコメント】
    上福 オーバーイーツ、防衛1回目、完了。
    上原 完了!
    上福 配達完了!
    上原 配達完了!!
    上福 なんかないの?
    上原 嬉しい! よかった、ホントに。ずっとベルト取ってからは…いや、組んだ時からずっと迷惑ばっかかけてて、ベルト取ったからにはずっと恩返ししたいと思ってて、防衛戦、防衛ロード、上福さんへの恩返しロードでもあったから、きょうこの手でベルト守ることができて嬉しいです。
    上福 自分も久しぶりにゆうなちゃんと試合して。シングルではないけど、タッグとしてゆうなちゃんから勝って、私の先輩であるけど、もうこれは先輩超えということで。まあガンプロとか一生懸命やってるけどね、私、こんなベルトまで巻いて、立派なおねえさんになったんで、まなせさんも、まなせさんの親のミヨコも、2人とも新大久保の韓国ご飯、奢り返してやるよ! 昔奢ってもらったから。まなせさんのお母さんのミョウコに。凍雅も連れてきたらいいよ、奢ってあげるよ。みんなでご飯だ! わかなは食べ過ぎるからちょっと無理だな。その3人は連れていくから、悔しがってくださーい!
    上原 夏終わったんでね、食欲の秋なので、次の対戦相手は…。
    上福 そうじゃん!
    上原 そうなんですよ。
    上福 地味ロン毛、地味ロン毛ーズというタッグ名を私考えてあげたんですけど、まあね、1人中国行って、一人山下さんにボコボコにされて。まだ全然アウトオブ眼中って感じなんで、ハイ。一生懸命頑張ってきてください。明日群馬もあるから。
    上原 頑張るぞ!
    上福 労働労働! 労働労働!


    まなせ 凍雅、悔しいな。悔しいよ、私も。
    凍雅 自分から挑戦するって言ったから、すごい気合入ってたし、メチャメチャ緊張もしてた。でも、わかなさんが持ってるからハッキリ挑戦したいと言うことができて。上福さんとまなせさんは姉妹みたいに言われてて、姉妹みたいなタッグとしてもやっていたから、私たちもプライベート本当に仲良くて、姉妹みたいだねってずっと言われてて。お姉ちゃんとケンカしている気がして…だけど、今回は譲りたくないし、最後まで気を抜かないで闘っていたんですけど、負けちゃって。だけど、わかなさんの優しい笑顔というか、全部糸が切れちゃって。また挑戦したいなと思える試合だったから、まなせさんとHot Shotをこのために組んだ感じもあるかもしれないけど、これは私のワガママだからアレなんですけど、Hot Shotを継続したいなって。東女のなかではもちろん、まなせさんのいるガンプロさんとかにももし機会あったらお邪魔させていただきたいなと思っていて。
    まなせ ガンプロのおじさんたち大喜びしちゃうよ! もちろんベルトを取りたい、ゆきにも勝ちたい。凍雅と一緒にベルトを巻きたい。それはあったけど、私も凍雅ともっともっと一緒に試合をしたいと思っていて、これが最後にしたくないという気持ちで闘って。でも私が弱くて凍雅を助けることができなくて最後負けてしまって、それがすごい悔しかった。悔しかったけど、凍雅がこれで最後じゃないと言って、しかもガンプロにもきたい…そんなことまで言ったならさ、じゃあ、ガンプロの教えでね、絶対勝ての方法があるの。知ってる? 絶対勝ての方法、それは勝つまであきらめないでやる、なんだよ。だから勝つまであきらめないでやれば絶対勝てるから、そこまでやってベルト、次はちゃんと巻いて、ここに来よう。そのためにもっと強いヤツらと闘ってさ、うちらのレベルも、Hot Shotのレベルも上げてってさ、Hot Hot Shotになってけばさ、ホットショットポイントをもっと上げていけばさ、ベルトが近づくと思うんだよね。だからさ、そういう試合やっていこうよ。それが東京女子なのか、ガンプロなのか、どの道なのかわからないけど、そんな闘えるところはいっぱいあるんだからさ、これで最後じゃないといううちらの気持ちが一緒だから、だから一緒にこれからも頑張ろう! よし! 前向きになったか!
    凍雅 はい、頑張ります!
    まなせ さっきの負けはきょうで終わりだ。ここから勝ちにいくぞ、いくぞ凍雅! ウォーッ!
  • メインイベント 30分1本勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    17分49秒

    旋回式ティアドロップ→体固め

    ※第16代王者は初防衛戦。
  • ゴングが鳴るやいなやユキが奇襲。お互いにショルダータックルで何度もぶつかりあっていく。ユキがストマックブロックからショルダータックルで先手を取る。エプロンでもお互いにショルダーでぶつかり合うが、機転を利かせたユキがロープに走ってショルダータックルで未詩を場外にふっとばす。さらにユキが場外弾を放ってそのまま場外戦へ。ショルダータックルで客席のパイプイスへ吹っ飛ばしていく。リングサイドでもショルダーでぶつかり合った両者は未詩が鉄柱やエプロンの角にユキを叩きつける。リングに戻ると未詩がバックブリーカー。カウント2。5分経過。バックブリーカーからカバーするも、カウント2。カナディアン狙いはショルダースルーでユキが切り返す。セントーンやセカンドロープからのショルダーなどで反撃。サイドスープレックスは堪えた未詩がコーナーに押し込んで阻止。串刺しスプラッシュからジャイアントスイング狙い。ユキは蹴って決めさせず。エルボーのラリーからロープに走ったユキを捕獲しての開花式ジャイアントスイング。カウント2。カナディアン・バックブリーカーを決めながらコーナーに登った未詩をユキがヴィーナスDDTで切り返す。10分経過。雪崩式サイドスープレックスで投げ捨てるが、カウント2。続くヴィーナスDDTは未詩がアバランシュホールドで切り返してバッティングハンマー。ティアドロップ狙いはユキがDDTで脱出。続く愛と炎のフルネルソンはリバース式でもギブアップを迫るが、力で脱出した未詩がバッティングハンマー一閃。ショルダータックルでぶつかり合うと、未詩が制してカバー。カウント2。またもショルダーでぶつかり合う両者。エルボー合戦でユキが気合を入れながらエルボー連発。ブルドッグからヴィーナスDDTを決めて15分経過。追撃のUBVはフラップジャックを放って未詩が決めさせず。ここでもお互いにショルダーで突進。ユキが制するもすぐに未詩が起き上がってレーザービーム。最後は未詩がパワースラムからショルダータックル、レーザービーム、旋回式ティアドロップとたたみかけて勝利。この勝利によって1・9後楽園は未詩vsJ-RODとなった。
  • エンディング

  • 「ここでずーっと応援してくれてる人のみんなが東京女子プロレスで幸せになってほしいと思うので、私たちが幸せにしていきます!」(未詩)

  • 試合後、リング中央で2人は抱擁。愛野は先に退場、未詩がマイクを持つ。未詩「初防衛戦、勝ちましたー! ユキさんとこんだけ、こんだけぶつかり合って…痛ーい! 疲れたー! ユキさんもその分、疲れたがおんなじ風になるくらい、いっぱいぶつかることができて楽しかったです! ユキさんは同じ年にデビューして、東京女子では先輩だけど、プロレスラーでは同期っていう貴重で大切な存在です。そんなユキさんとこのベルトを懸けて闘うことができて嬉しかったし、私はまだまだこれからずっと防衛し続けるつもりなので、2回でも3回でも100回でも、いっぱい挑戦しにきてくれたら嬉しいなって思っています! 10月から11、12はとってもハッピー。1、2で、もうたくさんたくさん後楽園、毎月決まっております。そんな後楽園大会、そしてその後にある両国国技館大会、そこまでずっとずっと、それからもずっとずっと防衛し続けて。ここに来てくれてるみなさんはもちろん、まだ私や東京女子に出会ったことない人のきっかけになるようなことがしていきたいってずっとずっと思ってるので、ここからもっともっとプリンセス・オブ・プリンセスとして頑張りたいし。ここでずーっと応援してくれてる人のみんなが幸せすぎて、口角上がりすぎて、もうぎゅーってお腹と背中がくっついちゃうみたいな、そのくらい…伝わる? そんくらい、東京女子プロレスで幸せになってほしいと思うので、私たちが幸せにしていきます! それではいつもの締めで締めたいと思うので、画面の前のみなさんも近所迷惑になるくらい叫んでください。いきます。みんなー、東京女子プロレスのこと好きかー?(大好きだー!)ありがとうございました!」

    【試合後のコメント】
    未詩 防衛1回目、無事勝ちました! これでまた一段と私がプリンセス・オブ・プリンセスになったということで、ここから…ただでさえプリンセス・オブ・プリンセスなのに、どんどんどんどんこのベルトと一緒にもっともっとキラキラ輝いていきたいなって気持ちが強くなってます。ユキさんと今回こんだけぶつかり合うことができて、やっぱりこんだけぶつかれる相手って他にいないし。それも同年デビューでこうやってぶつかれる相手がいるってことがホントに恵まれていることだなって思うし。ユキさんの存在が私にとってすごくすごくデカいものではあるので、人間としてユキさんを尊敬しているので。そんなユキさんに勝てたことで、私が足りてなかった部分とかが大きく成長できたんじゃないかなって思います。ここから今年中ずっと後楽園ホールが毎月続くので、そこでずっとずっと、それ以外でもたくさんたくさん防衛し続けて、磨きに磨きがかかった状態で来年に決まっている両国。その先までずっと防衛し続けられるように頑張りたいと思います。
    ――11・9後楽園でJ-RODの挑戦が決まっています。
    未詩 Xで見ましたよ。ちょっと情報もらっていいですか? さすがに情報仕入れてますか?
    ――まだ…。
    未詩 え、これからなの? じゃあ未詩もこれから頑張ります。でもムキムキそうでしたね、写真のビジュしか見てないんだけど、めっちゃムキムキだし。身長も高そうだし、けっこう私の持ちづらいタイプではありそうだなって。ごめんなさい、静止画でしか見てないので。ここから1カ月…ない! うわ、めっちゃ頑張ります! 防衛します。
    ――キャリア3年みたいです。
    未詩 え、3年!? めっちゃすごいじゃん。3年だって! 頑張ります!
    ――入場曲のイントロが違ったが?
    未詩 前回の大田区で夏のプリンセスに輝いたことで、あそこで1回使って、今後使えるかなって思ってたところをベルト取ってプリンセス・オブ・プリンセスになったのでチョコっとラブ ME ドゥー・プリンセスバージョンということで。いつかサブスク化したいなって考えてるので、是非聞いてください、いっぱい。よろしくお願いします。
    ――2回目だったんですね。
    未詩 2回目なんです。よりプリンセス・オブ・プリンセスに磨きがかかって聞こえましたか?
    ――聞こえました。
    未詩 ありがとうございます!……あれ、須山さん何もないんですか? さすがプリンセス・オブ・プリンセスだなって思った? さすがにプリンセス・オブ・プリンセスすぎて眩しい?
    ――眩しすぎて、この先挑戦してくる人がいるのかどうか…。
    未詩 まぁ決まってるんでいるんですけど。未詩、明日、お誕生日なんですよ。未詩、いまめっちゃめでたいじゃないですか。防衛できて、明日誕生日で。あのー、須山さんからバースデーソング聞きたいんですけど、歌って歌えますか? お願い!(ためらいながらも歌う須山さん)知らない歌だった(笑)。ありがとうございました! いっぱい防衛するぞー!

    ユキ もう…はあー! また負けたぜ、クソー。三度目の正直とか言った過去の人は何を言ってるのか、三度目の正直ないじゃん! 疲れたー。こんなに、こんなに頑張ったのに未詩ダメかー。マジでバケモンなんだけど。ちょっと…バケモン・ミウプリンセスだっけ? ミウデレラだっけ? ミウプリンセス? もうプリンセスでいいでしょ。未詩はプリンセスです。バケモン界のプリンセスです。もうちょっとね、未詩の…なんなんだろう。お互いマジで意地になりすぎて。でもその意地で闘いたかったから、たぶんタックルばっかしちゃったんだけど。でもタックルで負けたとは思ってない! 私はこれからも、理想とする天満のどかのタックルを目指して、もっともっと磨くし、強くなるし。今日はまた未詩に負けたけど、絶対また闘って、こんどはもっともっともっとぶっ倒してやります。私は今回挑戦する時に自分の存在証明をするって言ったけど、これからも懲りずにくじけずに毎試合毎試合、存在証明し続けてやります。そしてベルトにはまた挑みます。もう次、今日はもう終わった。次! 今日いっぱいいっぱい応援してくれたみんな、ありがとう! また頑張る!
    ――意地を張り合ってる場面の清々しい表情が印象的でした。
    ユキ 見たまんまじゃないですか? もうそれがすべてですよ。だって全部さらけ出して…私だけじゃない。未詩も全部さらけ出してぶつかり合ったから、見たまんまだと思います。
    ――あのベルトは絶対にあきらめない?
    ユキ 取らなきゃダメだろ! 取りたいんだよ、こっちは!

この記事をシェアする