前説
緊急開催の王子大会、昼の部! 7・1新木場でUWFルールでの山下vs魅星が決定! らくがソロで熱唱!
大阪大会中止に伴い緊急開催となった王子での昼夜大会、昼の部。難波リングアナがリングに登場し観戦にあたっての諸注意をアナウンス。そして7月1日『TJPW INSPIRATION』新木場1stRING大会のメインイベントが、UWFルールでの山下実優vs舞海魅星の一騎打ちであることが発表となった。難波リングアナの呼び込みでらくがソロで登場。『マシュマロカカオステーション』をパフォーマンスし「東京女子プロレス、スタート!」の掛け声で大会がスタートした。
オープニングマッチ 15分一本勝負
捕まえようとする魅星を猫がかわしていくと、魅星は低い体勢から猫を誘うが、猫が突き放す。魅星が距離を詰めると、猫はすぐにロープにブレイク。猫が魅星のバックを取ると、魅星は抜け出し猫がカウンターの払い腰からカバー。カウント2。猫が引っかきから、ロープ渡り。そこから飛び付いて顔面を引っかいていく。魅星が近付くと、またも猫はロープにブレイク。魅星が離れると猫は背面に引っかき。魅星も引っかき返す。魅星が猫の左手に集中攻撃も、猫が右手で引っかき。魅星が腕を取って押さえ込む。猫が一方的に攻め込まれる展開となり、魅星がチンロックで捕獲。猫はロープにブレイク。猫が丸め込みからランニング・ネックブリーカーを決め逆転。串刺しのバックエルボーからカバーはカウント2。ロープを走ってのバックエルボーから、顔面引っかき。カウント2。猫がスリーパーで捕らえると、魅星はロープにブレイク。猫がネコナッツクラッシュからランニング・ネックブリーカーを決めるもカウント2。コーナーに上がるも、魅星が追いかける。猫が飛び付いて丸め込み、カウント2。魅星がカウンターで猫を捕らえると振り回してボディスラムで叩き付ける。魅星が追撃の串刺しラリアットから正調のラリアットを狙うが、猫が丸め込み連発で魅星を追い込む。猫が逆さ押さえ込みを狙うと、切り返した魅星がグラウンドに持ち込みミラマーレで捕獲。ガッチリ決まると猫もギブアップ。
第二試合 15分一本勝負
腕の取り合いから試合はスタート。バックの取り合いから遠藤が果敢にカバーを狙っていく。角田がヘッドロックに捕らえ、フロントのネックロックに切り替えるとレフェリーの死角を突いて髪の毛を引っ張るラフプレー。そこからヘアホイップ2連発。角田が胴締めで遠藤を苦しめると、遠藤も押さえ込みに行く。角田がスリーパーで捕らえると遠藤はロープにブレイク。角田が遠藤をロープに振ると、遠藤はドロップキック2連発。3発目は角田がかわすも、改めて遠藤がドロップキックを決める。遠藤は串刺しのエルボーから鶴ヶ城。カウント2。キャメルクラッチを狙うが、角田が抜け出し顔面にブーツ。突っ込んで来る遠藤に角田はタランチュラ式首4の字。ロープを使ってのスタンガン、カウント2。角田がクロス・フェースロックで一気に締め上げるが、遠藤はロープにブレイク。角田が低空ドロップキックを狙ったところを回避した遠藤はドロップキックからボディスラム狙い。角田が耐えるも、ロープに走った角田にカウンター式で決める。遠藤が飛び付いておんぶ状態でスリーパー。角田がロープに逃げると、そのまま遠藤はロープを挟んだ状態でスタンディングのキャメルクラッチ。さらにミサイルキックを決めてカバーもカウント2。遠藤がリング中央でキャメルクラッチを決めると、角田は何とか這ってロープブレイク。サードロープにもたれた角田に遠藤がエプロンを走っての鶴ヶ城。カウント2。エルボーの打ち合いになると、角田は腕を捕らえてのコンプリートショット。続けて紫電改へと繋ぎ3カウントを奪取。
第三試合 15分一本勝負
ヘッドロックでもかが捕らえると、マリカは抜け出す。マリカがヘッドロックで絞め上げ、ショルダータックル。もかもアームドラッグを返していく。マリカが串刺しのバックエルボーからマシンガンチョップ。串刺しのドロップキックからロープ際でもかの顔面を踏み付けていく。さらにマリカはもかをロープを使って踏み付けていく。ボディスラムからのカバーはカウント2でもかが返す。マリカのスリーパーはもかがロープにブレイク。攻め込まれるもかだったがカウンターのボディスラムからエルボー連打。ランニングのバックエルボーから背中への手刀。カウント2。ここで2人は足を止めてエルボーの打ち合い。マリカは逆水平チョップからドロップキック2連発。カウント2。マリカがファイヤーマンキャリーから側転してのギロチンドロップ。カウント2。追撃を狙うマリカにもかがカウンターのゼロ戦キック。カウント2。続けて変形コブラツイストを決める。マリカが押さえ込むがカウント2。向かって来るもかをかわしたマリカが丸め込み、もかが返すとマリカが変形ネックブリーカーからフロント・ネックロックで捕獲。耐えるもかも最後はギブアップ。
セミファイナル 15分一本勝負
両者入場前に難波リングアナがトチってしまい、入場してきたらくと上福にとがめられると難波リングアナは平謝り。ゴングが鳴るといきなりらくは場外へ。上福が「どいつもこいつも大丈夫か?」と言って追いかけていくと、らくはこっそりリング内に入り木曽レフェリーの陰に隠れる。上福の隙を突いてらくがサミング。さらにサミングを連発していくと上福は反則をアピール。さらにらくはロープを使って踏み付けていく。おやすみエクスプレスを狙うらくに上福はサミングで阻止。らくの腕を引っ張りロープにのどを叩き付けていく。変形のインディアンデスロックを決めるも、らくはロープにブレイク。上福が「Good Night Express!」と言って何度もらくを踏み付けていく。おやすみなさいフォールをするもらくはすぐに返す。上福がブレーンバスター狙いも抜け出したらくがブレーンチョップからドロップキック。今度こそおやすみエクスプレスを決める。おやすみなさいフォールはカウント2。らくがサミングを決めると、怒った上福がエルボー連打。らくが飛び付いてのフェイスクラッシャーからボディスラムを成功させる。カウント2。河津掛けの体勢に入るも、上福が卍固めに切り返す。らくが押さえ込みに行くも上福はクリア。そこかららくが丸め込みを連発する。上福が何とか返すと、ビッグブーツ。フェイマサーを狙うも、らくは回避しかがやき。ドクターイエローを狙うが、上福はカウンターのドロップキック。そしてブレーンバスターを決めるもらくは切り返してカバー。カウント2。らくがドロップキックからダイビング・ブレーンチョップを狙ってコーナーから飛び込むが、上福がビッグブーツで撃墜。続けてフェイマサーを決めるとらくも返せず3カウント。
メインイベント 20分一本勝負
山下と坂崎、6・6さいたまスーパーアリーナでのプリンセス・オブ・プリンセス戦の前哨戦。5・29のOPENREC.tvでのPPVで対戦の可能性は残されているも、有観客としては最後の前哨戦。握手すると見せかけて坂崎とぽむがスネ蹴りを連発して奇襲。開始のゴング。坂崎とぽむが伊藤のスネへと集中砲火。伊藤を坂崎がタランチュラ式首4の字固めで捕らえながらぽむがスネ蹴りを連発。ぽむが伊藤にでんでん太鼓。しかし伊藤もDDTで一矢報いると、山下に代わる。山下がぽむに強烈なサッカーボールキック。カウント2。ここから山下と伊藤がタッチを細かく繋ぎぽむを捕まえる展開となる。防戦一方となるぽむだったが伊藤の小こけしをかわし、低空ドロップキックを決めて逆転。坂崎にタッチを繋ぐ。坂崎が飛び込み山下を蹴散らし、ミサイルキックを決める。伊藤にスリーアミーゴスを決めてカバーもカウントは山下がカット。坂崎が左右のエルボー連打も伊藤は頭で迎撃。伊藤が飛び付いてのDDTを決め山下にタッチ。山下がスクリューキックを決めてカバーもカウント2。山下が腕を捕らえるも、抜け出た坂崎がスライディングラリアットからカバー。カウント2。山下もリターンクラッシュを決める。坂崎がカウンターのノーザンライトボムを決めぽむにタッチ。ぽむがラフォーレ原宿から串刺し式のスネ蹴り、ロープを使ってのアームホイップからドロップキックを決める。カウント2。しかし山下がキチンシンクで動きを止めると、コブラクラッチ。坂崎が入って来ると、山下がミドルキックで蹴散らす。山下が串刺しのハイキックからアティテュードアジャストメントの体勢に入るが、坂崎がミサイルキックでカット。伊藤が飛び込み坂崎を排除。ぽむにトレイン攻撃を狙うが、ぽむは回避。ならばと山下と伊藤が合体攻撃を狙うが、坂崎がハイキックでカット。伊藤がぽむを踏み台にしてスイングDDTを決める。突っ込む山下を回避したぽむがエルボー連打、ロープに走った山下にぽむがカウンターのスネ蹴りからぽむ・ど・じゃすてぃすを狙うが、山下は回避。バックを取った山下をぽむが押さえ込み、カウント2。立ち上がった山下がSkull Kickを放つがかわしたぽむがスネ蹴り。ロープに走ったぽむに山下が前蹴りで動きを止めてSkull kick一閃。これが決まるとぽむも返せず3カウント。
エンディング
121000000が快勝! さいたまスーパーアリーナ、そしてプリンセスタッグ戦に向け視界良好!
勝利した山下がマイクを持つ。山下「今日も121000000、勝ったぞー!(会場拍手)6月6日、さいたまスーパーアリーナ前の試合、みんなが見てくれてる有観客はこれが6日までは最後、そうだよね?」伊藤「そうだね」山下「6月6日、私にとってもだけど、伊藤も大事、でしょ?」伊藤「そうっすよ!」山下「何よりそして、6月6日、東京女子全員で参戦して東京女子プロレス、さいたまスーパーアリーナで一番輝けるように、頑張らないといけないんだよね? 伊藤!」伊藤「ひええええ、何か無茶振りされちゃったよー!(会場拍手)そうだよ、東京女子プロレスがDDTよりもノアよりもガンプロよりも目立って、爪あとを残しましょう。私たちに限界なんて無いですからね!(会場笑)」山下「限界……?」伊藤&山下「自分で決めんなー!」と2人声を揃えて大会を締めくくった。
【試合後のコメント】
山下 今日有観客ではさいたまスーパーアリーナ前最後の試合でした。6月6日は東京女子にとってすごく大きな、会場も大きいし、大きなきっかけになると思ってるんで。その前に原点である王子Basement MON☆STARというみんなが居るこの状況でやれたのが私にとってはすごく良かったです。結果として、直接ユカちゃんからは取れてないですけど、勝ったんで。いい流れじゃないかなと思います。
――坂崎選手に蹴りを決める場面も多くありましたが、決め具合はいかがでしたか?
山下 しっかり決められるところは決められましたが、やっぱり見破られてた部分はあったし。6月6日に対して一番危ないなって思っているのはここ最近パワーがめちゃくちゃ伸びてるんで。どんだけ私がやってるなっていう感触があってもちょっとまだまだ隠してるパワーがあるので。しっかりそこを6月6日見極めて、最高の状態で、最高のタイミングで蹴りが決められるように。決められれば一撃必殺で勝てると思うんで。しっかり冷静に試合出来るようにしたいと思います。
坂崎 まぁ……そうですね……あまり山下には言うことないですけど、アイツ……やっぱり嫌いだなぁ……。この前好きだとか言ったけど、やっぱり嫌いだなぁ……。
――どういった部分が嫌いなんですか?
坂崎 なんでしょう? すごい、何か気にくわないですね! 何が気にくわないんでしょう? やっぱり最後カカト入れる部分とかですかね。人の側頭部にカカト入れる部分とか気にくわないですね~。
――さいたまスーパーアリーナ前に王子で大会が出来たことについては?
坂崎 それもホントにラッキーというか、みんな機転を利かせてくれたおかげで開催されたことだったので。これは感謝しかないですね。付いて来てくれる人がいないと、昼夜興行なんて出来ないので。ホントにありがとうございます。
――団体の原点回帰的な思いもありましたか?
坂崎 結構ここの空気というか、地下に来るとその時の気持ちだったりを思い出しますね。ニオイが特に。
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