フォールツアー'20～WOMM（レスリング・オブ・マイ・マインド）～

難波小百合リングアナの前説からアップアップガールズ（プロレス）の歌のコーナーでは『リングの上にも三年～All Along The Way～』を熱唱。「東京女子プロレス、スタート！」とオープニングコール。本日の対戦カードは入場曲で判明する形式。

オープニングマッチは真弥vs汐凛。汐凛がドロップキックからフォールを狙うと、さらに首投げと果敢に攻めていく。先輩の意地を見せたい真弥は串刺しのバックエルボーからボディースラム、エルボードロップで立て直し、スリーパーで絞っていく。これをロープに逃げた汐凛はランニングバックエルボーで逆転。しかし逆片エビは決められず、丸め込みもフォールは奪えない。真弥がエルボードロップをズバリと決めるとスパインバスターで畳みかけて勝利。

もはや“愛と平和を守るニューワイフ”としての存在価値を高めつつあるミサヲはブーケも「花嫁の一部」と主張して木曽レフェリーに認めさせてしまう。「私の幸せをほかの選手にも分け与えたい」と板橋よろしくスプレーが仕込んであるブーケをらくに仕掛けようとするも、らくは「じゃあこれ（ベール）も貸してください」とおねだり。らくがベールを装着したところでブーケ攻撃を狙ったミサヲだったが、らくは手刀でカット。らくはブーケを手にミサヲをぶん殴り、おやすみエクスプレスまで決めてしまう。怒りのミサヲはブーケで殴打し、さらにブーケでチョーク攻撃を決める始末。ヒーロー矯正システムはらくが粘る。らくはスーパービュー踊り子。ブレーンチョップからかがやきを放つとブーケを手にしてコーナー最上段からミサヲに殴りかかる。らくのカバーをミサヲはカバーを切り返し、ブーケを手にしてのランニングエルボースマッシュからブーケを手にしてのハイパミ・リターンズで勝利。

伊藤はさっそく角田に「出てこい」と挑発。両者の先発でスタートすると腕の取り合いから角田が「よく見るとかわいくないですね」。さらに「頭デッカチ！」とストレートな悪口を言うと伊藤は頭突きでお返し。替わったぽむがスネ蹴りで続く。角田はぽむを引き倒すと踏みつけて中島とタッチ。中島のドロップキックから角田がヘアーホイップで続く。ローンバトルを強いられたぽむは中島にスネ蹴りを決めてドロップキックを放つとようやく伊藤とタッチ。中島は伊藤にフランケン。さらにライダーキックを放つと角田が登場。顔面ウォッシュからぶら下がり三角絞め、トップロープを使ってのスタナーを決める角田。角田の蹴りを頭でやり返した伊藤は一本足頭突き。ぽむがスネ蹴りからラフォーレ原宿。ぽむ・ど・じゃすてぃすは角田が回避。中島の619のアシストから紫電改を決めて3カウント。

もかがロープに向かって走るも上福がエプロンサイドから足を引っ掛け、マリカはコーナーでマシンガンチョップ。ギャルコンビにいいように尻を蹴られて捕まってしまったもかだが、ボディースラムで叩きつけてようやくリカとタッチ。リカはヒップアタック連打。コーナーにギャルをまとめて串刺しヒップを見舞うなど大暴れ。マリカもドロップキックでやり返すと上福がビッグブーツで続く。リカもドラゴンスクリューで反撃に出て足4の字。これは上福がエスケープ。ブレーンバスターで引っこ抜いた上福だったが、リカはもかとスイッチ。もかの空手殺法に上福は逆水平で抵抗。上福のフェイマサー狙いをもかが突き飛ばすと、リカがヒップアタックでアシストし、もかが丸め込む。これはマリカがカット。リカにショルダーネックブリーカーを決めるマリカだったが、リカも返す刀でヒップアタック。もかが正拳突きも上福が串刺しドロップキックを決めると最後はフェイマサーで料理。

猫の尻尾に騙されない妹と、瑞希にすっかり騙される姉。瑞希の“猫爆弾”をショルダーで吹っ飛ばしたのどかはユキとともに猫を瑞希に投げ飛ばす暴挙に。爆れつに捕まってしまった猫だったが、ユキのセントーンを回避してネックブリーカードロップを放つと瑞希とタッチ。瑞希がドロップキックで続くとダイビング・ボディーアタックへ。フェースクラッシャーからフェースロックはユキがかわしてリバース・スプラッシュからファイアーマンキャリー。瑞希ものどかにセカンドロープからミサイルキックを放つと猫とスイッチ。猫へのWARスペシャルは瑞希がカット。ユキが瑞希をリング下に追いやり、のどかとの連係も再び瑞希がカット。その瑞希に爆れつでセントーンを浴びせて排除。孤立した猫が丸め込みで奮闘も、粘ったのどかがショルダーアタックで吹っ飛ばしてキルスイッチでフォールを奪った。

序盤こそ坂崎組が魅星を捕獲。山下は寝ている魅星にスクリューキックを放つもヒカリとだけ意思疎通が合わず。逆転を許してローンバトルを強いられたヒカリだが、未詩にドロップキックを決めてタッチは山下が奪い取る。山下がキックの雨あられ。未詩も返してジャイアントスイングでぶん回す。魅星も山下にボディースラムからドロップキックで攻め立てるが、山下はチキンウイング・アームロックを逃れるとハイキックをズバリと決め、ヒカリがミサイルキックで続く。さらに坂崎もミサイルキックを投下。魅星のピンチに鈴芽が急行してかく乱。魅星が両腕ラリアットでまとめて吹っ飛ばすとBeeStarの合体フェースクラッシャーが坂崎に決まる。カットに入った山下に未詩がナイスバッティング。鈴芽が坂崎にダイビング・ボディーアタックで飛ぶと丸め込み連発。フォールを許さなかった坂崎が変形ブレーンバスター。スライディングラリアットはカウント2。マジカルメリーゴーランド狙いは鈴芽が回避して魅星がショルダーアタック。坂崎は未詩のボディーアタックの誤爆を誘うと山下が未詩にリターンクラッシュ。ヒカリが魅星にブリザード。飛びつく鈴芽を坂崎がファイアーサンダー気味に落とすとエルボーからマジカルメリーゴーランドを決めて勝負あり。

試合後、坂崎がマイク。坂崎「大阪の皆さん、ありがとうございまーす！　ギリギリ大阪に来れることができてありがとうございます。これもひとえに皆さんが手洗い・うがいをきっちりやってくれて、予防してくれているおかげで東京女子と一緒に大阪遠征だったり、大阪で見守っていてくれたりできるわけで、皆さんでこの環境を守っていきましょう」山下「ヒカリ、何？　タッチしないみたいな。連係……木曽さんに止められたのは仕方ないけど」ヒカリ「反則ですよ、入ってくるの」山下「勝ったからいいけどさぁ！　覚えておけよ」坂崎「こわっ！　しゃくれてる……あ、聞こえてた？　（マイクの音が）入ってた？　ではまた大阪大会に来たいんですけど、年内は厳しいかなという状況ではありますので、また興行自体は抑えてあるので、それまで徹底して予防していただいて、その日が来れることを一緒に努めていきましょう」最後は「たこ焼き食べてハピハピー！」で締め。