前説
マリカが第一志望の大学合格を発表! 復帰は来春予定!
大会はいつものように難波小百合リングアナの前説から。諸注意、告知。続いて受験のため欠場中の小橋マリカがリングへ。「今日はみなさんにご報告があります。このたび、第一志望の大学に合格することができました。復帰は春頃を予定していまして、トレーニングに励みつつ高校生活を楽しもうと思ってます。また春ごろ応援に来てください」。アップアップガールズ(プロレス)のミニライブは「負けたくない」披露。ライブ告知では12月8のらく生誕祭にスペシャルゲストとして愛野ユキも出演するとの発表も。「ユキさん推しの人も絶対来てくださいね」(らく)。
オープニングマッチ 20分一本勝負
3WAYマッチ
※バックフリップ。もう1人は上福ゆき。
試合前から身長差をアピールする上福。ゴングが鳴ると「ゆきね、ネコちゃん大好きなの。触りたいな」と迫るが逃げるはるな。そこで「動物全般好きなの。なんお動物? かわいいねぇ」とのどかを触りまくって懐柔する上福。が、結果のどか、はるな両方に攻撃される。「チビどもが!」と悪態をつく上福にダブルでレッグロック。さらにのどか、はるなはしゃがみながら視界の外から攻撃。上福はドロップキックをかわされ、倒れたところにのどかがはるなをボディスラム。「ちっちゃいのに重い…」と上福。両者に串刺しドロップキックを叩き込むとのどかにヤッホー83cm。さらにのどかに「お手」を迫る上福だったがのどかは噛み付くとフォールアウェイスラム。猫は顔面引っ掻きからコードブレーカー。のどかにはランニングネックブリーカードロップ。回転エビ固めはカウント2。しかし追撃をキャッチしたのどかは抱え上げるとバックフリップを決めて3カウント。
第二試合 15分一本勝負
中島がグラウンドからドロップキックで先制。白川も切り返して「チャンス~!」からロメロスペシャル。フォールは2で中島が返す。リング中央でのネックロックは中島。ロープに逃れるが今度はスタンドでネックロック。さらにグラウンドで首4の字。中島はロープ越しのローリングネックブリーカーも。劣勢の白川はドロップキックを返すとフライングクロスチョップ、コルバタ。コーナーではブロンコバスター。コーナーからのダイビングテーズプレスも。グラウンドでの腕十字はヤスケビッチ式。これを逃れた中島は無人在来線固め。白川は立ち上がるとリバーススープレックス。裏拳もヒットする。しかしインプラントDDTは中島が回避しフランケンシュタイナー。白川はバックスライドから持ち上げてジャベへ。だがそれを切り返した中島は619。そこから新技・変形の卍固めを決めてギブアップ勝利。
第三試合 15分一本勝負
らくはリングインしようとする沙希様にドロップキックで奇襲。場外でも攻撃を加えていくとエプロンからのダイビングブレーンチョップ。しかしリングでの一発は沙希様が蹴りで迎撃。らくは首固めからさらにチョップ。沙希様はサッカーボールキックから反撃。ストンピング。踏みつけを見せる。らくはエルボー連打からまたもチョップ。おやすみエクスプレスは沙希様がかわして蹴り一閃。エルボーからニードロップも。怒りの顔面蹴り連打を見せる沙希様にらくは気合いの張り手。蹴りをかわしてXファクターも。ロープに振っての水平チョップから執念のおやすみエクスプレス、今回はローリング式。コーナへのMaxときもヒット。沙希様はカウンターでミドル。スタンドで脚を使って絞めると腕十字、三角絞め。これはらくがロープに足を伸ばす。ブーツをかわしたらくはロープの叩きつけるXファクター、ダイビングブレーンチョップ。そこからスリーパーへ。立ち上がった沙希様はコーナーに打ち付けたが再度絞めていくらく。なんとか振りほどいた沙希様は串刺しブーツ。らくの首固めはカウント2。沙希様は蹴り連打からダブルニー式JK。2で返すらく。沙希様はYSL。耐えに耐えたらくだがついにギブアップ。
第四試合 15分一本勝負
クリーンに握手から試合スタート。タックルの打ち合いはユキが走り込んでの一発で先制。ボディスラムは一発ずつ。未詩は腰へのエルボーから再空時間の長いボディスラム。のど輪を決めてからのバックブリーカーも見せる。エルボーの打ち合いも未詩が優勢。ユキはカウンターでタックル。ダイビングショルダーアタックはかわされたがセントーンはヒット。再度狙ったダイビングショルダーには成功。そこからフルネルソンへ。未詩はコーナーに打ち付けて脱出するとベアハッグからコーナースプラッシュ。ベアハッグからのバックブリーカーも。さらにジャイアントスイング10回転から逆エビ。リング中央に引き戻したがユキがロープへ。カナディアンバックブリーカーはユキが阻止してサイドスープレックス。未詩は走り込んでショルダーアタック。カナディアンで担ぐとティアドロップを狙う。これを回避したユキだったが未詩はレーザービーム直撃。しかしティアドロップはまたも脱出してユキがブルドッグ。最後はヴィーナスDDTを決めてユキが逆転のフォール勝ち。
爆れつシスターズがイッテンヨン後楽園でプリンセスタッグ挑戦へ!
勝利したユキはマイクを取り「未詩に言いたいことがある。私は未詩と一番闘いたかった。最初はアプガが入ってきたとき、お客さんみたいな気持ちでいた。そんなにプロレスに必死にも見えなかったし。だけど未詩は東京女子が最高と知って、プロレスが楽しいと知ってどんどん強くなって、ついにはタッグベルトまで巻いた。私とお姉ちゃんの手が届かなかったベルト。でも私は今日、未詩に勝った! まだそのベルト、次の挑戦者は決まってないよね。またお前らかって思われるかもしれない。でも今日勝ったしわがまま言わせてください。おねえちゃんとタッグベルトに挑戦させてください」。未詩は「私たちアプガはユキさんとほぼ同期くらいの時期にデビューして。ユキさんはメンバー以外でも同じパワー系でライバルとして意識してたので。ここで負けて本当に悔しいです。でも今、ベルトを持っているのは私です。今日負けた分の勝ちをイッテンヨン後楽園で取りに行きたいと思います」。ユキは「絶対負けないから」。未詩は「リカさんとベルト持って待ってます」。未詩が去るとのどかがリングへ。「ちょっとタイミング逃したよ…。でも今日、ユキしだいで同じこと言おうと思ってた。姉妹だからね」。「またお前らかって言ったら笑いがおきたということは、そう思ってる人が多いと思う。でも私は自分とパートナーを信じるしかないから。死に物狂いで取りに行きます」。「爆れつ2020にしちゃうよ」とのどか。
【試合後のコメント】
ユキ 未詩に勝って、挑戦します。未詩は受けてくれた。リカさんは知らんけど誰が来てもうけてくれる。
のどか リカさんはそういう女よ。「いいよ~」って。
ユキ そんな軽いかは知らんけど。でもあの二人がメチャクチャな決意と気持ちと覚悟と…全部気持ちやけど、それをもってあのベルトを巻いてるってことは私たちもよくわかってるつもりです。でも私たちがあのベルトを欲しい気持ちだってめちゃくちゃある。今度こそ、今度こそイッテンヨン後楽園で私たちがあのベルトを巻きます。
のどか 3度目の正直だよ! イッテンヨン、2020年でしょ。私の人生の中でもオリンピックイヤーはおめでたいことがしたい。ベルト戴冠っていう行事がほしいんだよなぁ。
ユキ ベルト巻いて、2020を頑張りたいと思います。
――前回の挑戦から地元興行などもありましたが、タッグとして強化、成長を感じる部分は?
ユキ それぞれが培った力がタッグになると絶対に役に立つのは感じてます。DDT両国でもタッグで出させてもらって、一回勝って。一回負けたけど爪痕は残せたと思うので。それを(タイトル戦に)込めます。
のどか 真面目なことはだいたいユキが言ってくれたので大丈夫です。そういうことです!
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第五試合 20分一本勝負
試合前の握手は伊藤が拒否。ぽむもなんとなく拒否。ポムが先発しようとするとヒカリは「伊藤麻希、お前だ!」と指名。伊藤はヘッドロックから世界一可愛いナックルを狙うがヒカリが回避。タッチした真弥にはエルボー連打の伊藤。ぽむは胸にパンチ連打。伊藤も同じ技をやってみる。ボディスラムからカバーは2。ぽむもボディスラム、クイックタッチで伊藤、ぽむと連続で投げる。真弥はショルダータックルを返してヒカリにタッチ。ヒカリはドロップキック3連打から「いくぞー!」とローリングクレイドル。ラフォーレ原宿を阻止したヒカリだったが裏投げはぽむが噛み付いて阻止。伊藤はエルボー連打から人間魚雷、世界一可愛いナックル。走り込んでの倒れこみ頭突きは自爆。ヒカリはコブラツイスト。グラウンドコブラからマウントポジションからのエルボーを叩き込むヒカリ。伊藤はノーモーションの頭突き。もう一発はブリッジして逃れるヒカリ。しかしそこへ倒れこみ頭突き。伊藤は逆エビ。雄叫びをあげる伊藤はリング中央に戻してハーフボストン。中指を立てるヒカリに伊藤が怒りの蹴り。張り手も食らわせ「なんで指立てた!」と指を掴んで顔面踏みつけ。立ち上がったヒカリはエルボー。伊藤は頭突き、ヒカリはドロップキック。真弥には伊藤がDDT。ヒカリと伊藤がエルボー打ち合い。隙をついて真弥がスクールボーイ。ヒカリはミサイルキック。ぽむはヒカリが排除。真弥は頭突きを阻止するも伊藤んpDDTが決まり、そこから伊藤スペシャル。完璧に決まってギブアップ。前哨戦はまず伊藤が勝利。引き上げていくヒカリに伊藤はベルトを誇示。
セミファイナル 時間無制限一本勝負
この試合はエニウェアフォールマッチとして実施。会場内のあらゆる場所でフォール、ギブアップが認められる。リカはパイパーミサヲのマスクを持ってリングへ。マイクを持つと「会場にお集まりの大きいちびっこたち、こんにちは~!」。そしてハイパミvs葛西純戦でも使われたチョコシューを一袋食べきったらフォールできるルールを提案。「パク…いやオマージュしたいと思います」。操はチョコシューの袋を叩きつけるが、逆にリカは袋で殴打。無理やりチョコシューを食べさせるとヒーロー矯正システム。「ヒーローに戻れ!」とリカ。操は場外にエスケープするがリカは場外でヒップアタック、よっしゃいくぞエルボー。カウントは2。「ジャスコいくぞ!」とロビーに出るとそこでもバトル。リカはドラゴンスクリューを決めるも足4の字は操は阻止。会場内に戻るとリカはハイパミの自転車を持ち込んで攻撃。操を自転車に乗せて縛り付け二人乗りを試みるも操は脱出。再度、自転車アタックのリカだが鉄柱に自爆。操はイス連打からイス上へのボディスラム。さらにイスを大量にリング内に持ち込む。そしてリカをリングに戻すとイス盛りの上にディエス・イレ。2で返したリカはドラゴンバックブリーカー。コーナーに登ると「アイアムアヒーロー!」。これを操が阻止してコーナー上でエルボー合戦。操はイス盛りの上に落下。そしてリカがアイアムアヒーロー投下。狂乱の操は「ざけんな!」と張り手連打。リカはドラゴンスリーパー。グラウンドで絞めていくが操が押さえ込み。操はクロスボディ。スクールボーイはロープに足をかけながらとパミの得意技も。キングスレイヤーも決めたがイス盛り上での攻防に勝ったのはリカ。ドラゴン式ツイスト・オブ・フェイト、そしてハイパミのマスクを持ってのミサイルヒップでフォール勝ち。
操、リカとの抗争を経てヒーローマスクに手を伸ばすも沙希様ストップ「次のお試愛で厳しさを叩き込んであげるわ」
倒れた操にグータッチを求めるリカ。操も応えて拳を合わせる。マイクを握るとリカが「生きてます! 操、さんざんハイパーミサヲに戻れ戻れって言ってきたけど、ここからは自分自身が戻るかこのままか決めなよ。どういう道を選んでも、後悔のない道を選ぶなら応援するから。自分で決めな。ヒーローマスクも持ってきたから」。マスクに手を伸ばす操。そこへ沙希様が登場。「操さん、あなたいったい何をしようとしていたわけ? なにこの汚いマスク。こんなものいらないんじゃなくって?」。操は「沙希様ごめんなさい…。今日この試合で、私が大切にしてきたもの、守りたかったものがなんだったか思い出しました。気づいちゃいました。沙希様の強さ、美しさは本物だと思います。私の覚悟も本物でした。一緒に歩んできた道も本物でした。でも今日の試合で感じたものも本物。過去の私も今の私も否定しない道を選ぼうと思います。身勝手な私をお許しください」。「都合よく入って都合よく抜けるわけ? そんなこと許されるわけがないのよ。次のお試愛で厳しさを叩き込んであげるわ。白こけしに応援でもしてもらいなさい」と退場。「やってやんれ!」とリカは闘魂注入のビンタ。「自分の道はこれから自分で決めたいと思う。見ててよね」と操。両者は再びグータッチ。
【試合後のコメント】
リカ 構想1週間、制作2時間、昨日夜なべしてハイパミ号のこの部分、作ったんですけど壊れました(笑)。でも活躍してくれたのでよかった。操も私の気持ちに応えてくれつつあると思うので。沙希様との決戦、見守りたいと思います。
――試合中も、技など操選手の変化を感じた?
リカ そうなんですよ。私も掟破りっていうんですかね、ヒーロー技を繰り出して、それが響いたのか。それとエニウェアフォールという過激な試合形式も響いたのか。今の姿になってから使ってなかった技を使ってきたので。響いたんじゃないかなって。
――これからはどんな形でも応援していく?
リカ 私にあれこれ言われても、人に言われて決めた道なんて嫌じゃないですか。自分で決めてもらいたいなって思って「自分で決めろ!」って言いました。
沙希様 操さんの言動、理解しがたいわ。操さんがワタクシのもとで美と強さを学びたいとおっしゃって、やっとものになってきたと思ったら都合よく抜けようなんて、ワタクシをナメないでほしいわ。NEO美威獅鬼軍の強さと美しさ、そして恐ろしさを体に教えてさしあげるわ。
――沙希様としては操選手を取り戻したい? それとも制裁を?
沙希様 ワタクシが感じたのは世間をナメてるってことね。世間というのはワタクシがすべて。あの子に選択肢はないってことよ。
――シングルマッチを要求?
沙希様 何かを求めるというより、そうね、やはり制裁ね。ケジメをつけていただきたいわ。
操 うまく言葉にできないですが、今日の試合で自分に新たな感情が芽生えたのは確かです。ただ沙希様の美しさ、強さもまぎれもない本物。私があの日に決断した強さへの覚悟も嘘じゃなかったと思います。私の過去の道、ハイパーミサヲの時も操を選んだ時も、すべてが間違ってなかったと、今日の試合で、どうしてかわからないですけど辰巳リカによって、私は頭でっかちになりすぎていたんじゃないかと気付かされて。ただ沙希様の気高さ強さ美しさも本物であるし。矛盾してるかもしれないけど、私は過去の自分も今の自分も否定しない、肯定して生きたいと思ってます。これから沙希様の美学より自分の美学、自分の道を選んでいきたいと思って、沙希様にはあんなふうに言ってしまいました。
――これからは沙希様との試合で見えてくる?
操 自分では道はなんとなく見えているんですが、それを沙希様に100%伝えられるような試合をしたいと思います。
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メインイベント 20分一本勝負
試合前の握手は坂崎のみ拒否。まなせが鈴芽にタックルも鈴芽は身軽な動きからアームホイップ。しかしまなせも強烈なボディスラム。魅星もボディスラム。鈴芽はドロップキックを返して瑞希にタッチ。魅星のエルボーをかわして瑞希がエルボー。クロスボディはキャッチして魅星がコーナーに叩きつける。まなせのマウントポジションに瑞希は「重い…」。「重くないよ!」と言いながらまなせが投げ捨てる。山下はキック、エルボー。トレイン攻撃から魅星がラリアット。倒れた瑞希をぶっこぬくが、瑞希は丸め込み、クロスボディ。坂崎にタッチ。ミサイルキックを魅星に決めるが山下が入りミドル連打。坂崎はカウンターでブレーンバスター。魅星は坂崎にエルボー連打、ドロップキック。ラリアットも決まる。まなせに変わってショルダーアタック。坂崎と瑞希の連携から瑞希が丸め込み。これは2。今度は二人で投げようとするが決まらず。まなせはまとめてラリアットでなぎ倒す。山下は瑞希にサッカーボールキック。カサドーラを持ち上げて顔面をマットにうちつける。互いの攻撃を切り返して瑞希がバッククラッカーからフットスタンプ。鈴芽には山下が変形コブラクラッチ。蹴り連打を食らった鈴芽だが最後の一発はかわしてドロップキック。丸め込みはカウント2。マジラビのアシストを受けての回転エビ固めも。さらに鈴芽はダイビング・クロスボディ。バックスライドは山下が阻止して右ハイキック。最後はアティテュード・アジャストメントを坂崎の目の前で決めて山下が勝利。
山下、坂崎の要求通りどら焼きの菓子折り持参も「認めん! わしゃこしあんがいいんじゃ!」(坂崎)
試合後、山下が呼び止めるも帰ろうとする坂崎に「あなたが求める菓子折り、もってきました。浅草のどら焼き、買ってきました。これで挑戦させてください!」。坂崎は「どら焼きは菓子折りだけど…こしあんか?」。「どら焼きといえばつぶあんでしょうが! でしょ?」と山下。「認めん! わしゃこしあんがいいんじゃ!」と坂崎は退場。結果、瑞希がもらって帰る。山下は「もういいよ、(試合は)決まってんだから。誠意見せたよね? もういい、切り替えます」ということで締めの挨拶。「久しぶりのラジアント。これからもやりたいですね。イッテンヨンも一ヶ月切って…ないか。近づいてきました! 久しぶりの横浜ラジアント、いかがだったでしょうか! 年内残りわずかですが、応援よろしくお願いします!」とやや強引に締め。