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TOKYO JOSHI 2020 WINTER~wonderful harmony~

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日時2020年2月24日
開場東京・成城ホール
観衆176人
  • 前説

  • ハイパーミサヲvs万喜なつみの一戦はスーパーウルトラクイズマッチに!

  • 難波小百合リングアナの前説では本日のセミファイナルのハイパーミサヲvs万喜なつみの一戦がスーパーウルトラクイズマッチになったことがアナウンスされた(ルールについては試合前に発表)。その後のアップアップガールズ(プロレス)のコーナーでは『負けたくない』が披露され、「東京女子プロレス、スタート!」のオープニングコールで大会がスタートした。
  • オープニングマッチ 15分一本勝負

  • 8分51秒

    ノーザンライト・スープレックス・ホールド

  • 序盤中島がヘッドロックを中心に鈴芽を追い込んでいくが鈴芽も切り返していく。中島が変則的なロープワークを見せると、鈴芽も懸命に返していくが、中島のドロップキックがヒットするとここから鈴芽が捕まる展開に。中島がジャベで足と同時に首を固め、さらにフォールも狙っていく。中島は無人在来線固めを決めていく。中島の猛攻に防戦一方の鈴芽だが、カウンターのドロップキックで意地を見せる。中島はネックブリーカーから追撃を狙うが、鈴芽がフェイスクラッシャーからダイビング・ボディーアタック。しかしカウント2で返した中島がフェイスバスターからリバースフルネルソンで固めるが、何とか鈴芽はロープへ。中島の619をかわすと鈴芽は丸め込み。さらにドロップキックから抑え込みを連発するがすべてカウント2。鈴芽がスリーパーホールドで捕らえるが、中島はなんとかロープへ手を伸ばす。中島が619を成功させると、ノーザンライト・スープレックス・ホールドへと繋ぐと鈴芽も返せず3カウント
  • 第二試合 20分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    VS

    • WIN

      天満のどか

    VS

    6分47秒

    片エビ固め

    ※キルスイッチ。もう1人はまなせゆうな。
  • のどかと猫がまなせそっちのけでグラウンドを展開。2人の攻防をひたすら見守るまなせは「一緒に闘おうよ!」と言って手四つに加わると、そこから胸で2人を弾き飛ばす。のどかと猫が協力してまなせを攻め立てる展開。2人がかりのブレーンバスターを狙うも上がらず。のどかを踏み台にして猫が立ち上がり、身長差を打開しようとするも、まなせは冷静に猫を下ろし、打撃のラッシュ。まなせは見せつけるようにボディスラムで猫を投げると、のどかがカット。まなせとのどかがタックル合戦も、まなせの蹴りがのどかにヒット。のどかはフォールアウェイスラムでまなせを投げ切る。しかし誰がまなせをフォールするかでのどかと猫が揉め始める。割って入ったまなせが2人を胸に押し付けると、寝かしつけるようにカバーもカウント2。猫とのどかが協力してまなせを攻めようとすると、まなせは2人まとめてラリアット。まなせのかかと落としをのどかがブロックすると、まなせに猫がコードブレイカーからどかがダイビング・ブルドッキング・ヘッドロック。猫とのどかがダブルのブレーンバスターでまなせを投げることに成功すると、ハイタッチする猫の腕を掴んだのどかがそのままキルスイッチ。のどかが3カウントを奪い3WAYマッチを制した。
  • 第三試合 20分一本勝負

  • VS

    VS

    7分25秒

    片エビ固め

    ※フェイマサー
  • 汐凛と白川から試合はスタート。いきなり白川がロメロスペシャルを狙うが、瑞希がカットしトレイン攻撃。しかし改めて白川が「チャンスー!」からのロメロスペシャル。上福が後頭部にブートを合わせる連係攻撃。代わった上福は「初めましてー! 紫が似合ってますー! 顔がかわいいですー!」と言いながらコーナーで汐凛の顔を踏み付ける。白川に代わっても防戦一方の汐凛。なんとか逆転し瑞希に代わると、瑞希が相手2人を蹴散らしスワンダイブ式ボディアタック。白川もフライング・クロスチョップを返す。白川が腕十字を極めると瑞希はなんとかロープへ。白川から上福に代わると、瑞希が同士討ちを誘い、上福に汐凛とダブルの串刺し式のドロップキックを決める。上福と汐凛の打ち合いから、上福がビッグブーツを決める。フィニッシュを狙った上福を場外の瑞希が妨害し、汐凛が上福を逆片エビ固めに捕らえるところに瑞希がダイビングフットスタンプ。なんとか上福はロープへ。上福は立ち上がり汐凛に強烈なドロップキックを決めてカバーに入るが、瑞希がカット。白川がインプラントDDTで瑞希を排除すると、上福が汐凛にフェイマサー。これが決まると汐凛も返せず3カウント。
  • 第四試合 15分一本勝負

  • 4分37秒

    体固め

    ※アティテュード・アジャストメント
  • 試合前からぽむはすね蹴りを狙って行く。ゴングが鳴ってもぽむはすね蹴り狙い。ぽむは腕を固めてすね蹴りを狙うが、山下は避ける。ぽむのすね蹴り狙いに、山下は前蹴り狙い。ぽむがなんとかすね蹴りをファーストヒットさせると山下は悶絶。ぽむはすね蹴りを連発。ぽむのラフォーレ原宿狙いをロープに置いた山下はそのまま腹部にキック。ぽむは前転蹴り、キディランドを返していく。しかし関節技や打撃でぽむの苦しい時間が続く。ぽむが隙を突いてのすね蹴りから首固めもカウント2。追撃を狙うぽむに山下が右ハイキック。これで動きの止まったぽむに山下はアティテュード・アジャストメント。これが決まってはぽむも返せず3カウント。
  • 第五試合 20分一本勝負

  • 12分9秒

    片エビ固め

    ※フライング・ビッグヘッド
  • リカの握手要請に伊藤は中指。これに怒ったリカが向かって行き試合開始のゴング。ヒップアタックとヘッドバットを狙い合う両者は、尻と頭が交錯。感情的になる2人が揉みあう中、真弥がタッチ。伊藤もらくに代わる。真弥に伊藤とらくがおやすみエクスプレスを敢行。カウント2で返した真弥は、らくにボディスラム。真弥からリカに代わると、らくにアキレス腱固め。らくはロープへ。伊藤が木曽レフェリーに猛抗議する間に、リカと真弥はロープを使ってらくを追い込む。らくが捕まる時間が長くなるが、らくが真弥にドロップキックを決め逆転。伊藤にタッチすると、伊藤は相手2人まとめてDDT。世界一かわいいナックルを真弥に落とす。伊藤が倒れ込み式ヘッドバットを狙ったところにリカが割って入るが、そのリカに倒れ込み式ヘッドバットを投下。真弥がランニングエルボーで逆転し、リカにタッチ。リカがランニング式のヒップアタックを伊藤に連発。伊藤はカウント2で返す。リカのアキレス腱固め狙いを伊藤はロープへ。リカの足をキャッチした伊藤は近距離からのヘッドバット。らくに代わる。らくはブレーンチョップを連発しカバーもカウント2。スリーパーホールドでリカを捕らえると、伊藤も真弥にスリーパー。リカと真弥は抱え上げて、衝突させ脱出する。らくのドロップキックが伊藤に誤爆。リカがらくに串刺し式ヒップアタックからバックブリーカー。リカがダイビング・ヒップアタック狙いも、らくが避けてリカにフェイスバスター。伊藤にタッチ。リカも真弥にタッチ。真弥がタックルで伊藤を倒すが、伊藤もタックルを返す。真弥がボディスラムで伊藤を投げると、逆エビ固め。これはらくがカット。リカがらくを場外へ追放。真弥がドロップキックから、リカがダイビング・ヒップアタック。カウント2でらくがカット。伊藤とらくが真弥ダブルの河津掛け。らくがリカにかがやきを決め場外に排除。伊藤が真弥にフライング・ビッグヘッドを決めて3カウントを奪った。
  • セミファイナル 時間無制限三本勝負

  • スーパーウルトラクイズマッチ

    • WIN

      万喜なつみ

    VS

    VS

    2-1

    ①●ミサヲ(0分55秒 正解)万喜○
    ②○ミサヲ(2分23秒 正解)万喜●
    ③●ミサヲ(4分27秒 正解)万喜○
  • 試合前難波リングアナより試合のルールが説明された。2カウントかギブアップを奪った選手がクイズへの回答権を得られ、先にクイズに2問正解した選手が勝利となるとのこと。不正解の場合試合は続行され、相手選手が2カウントorギブアップを奪った場合同じ問題が出題される。両者不正解、同じ選手が回答権を得た場合、別の問題が出題されるとのこと。入場したミサヲが試合前にマイクを要求。ミサヲは「最近山下実優に立ち向かっているそうじゃないか。でも2回闘って、2回負けていると聞いている。そして3月1日、もう一回やるんだよね? このままじゃ多分ぽいちゃん負けちゃうと思うんだな~。なんでぽいちゃんが勝てないかわかる? それは頭脳が足りないからだ! The NIGHTの知識テストで山下実優がいるにもかかわらず、最下位を取りましたね。その最下位の称号、なんでしたっけ、MVQ? 教えてください」万喜「無差別級、バカ、クイーンです!」ミサヲ「無差別級バカクイーン! 拍手!(会場拍手)なるほどな! 山下実優はあなたより賢いということだ。このまま猪突猛進に向かって行っても、君は勝てない! 私が太古の昔、紀元前前にですね、山下実優にシングルマッチで勝ってますので。私の言うことは間違いないでしょう。MVQの君が、今日このルールで私に勝つ可能性は、1%くらいかな……ってくらいなんですけど、でも99%私が勝つかもしれない! けど! プロレスラーというものは、1%から99%の間を模索する、そういう職業なんじゃないかと思うんで。なぜこのルールに私がしたかわかるか? 君に、山下さんに勝って欲しいからなんだよ! わかる? 1%の可能性を信じて。私が勝つんですけど。向かってきたら、きっと山下実優への勝機を掴めるかもしれない。だから、私なりの君へのエールだ。正々堂々今日は闘おうじゃないか!」両者ガッチリと握手をして試合開始。両者速攻を仕掛けカバーを狙い合う。万喜が回転エビ固めで2カウントを奪取。「3×4は?」の問題が出題され、会場がざわめく。万喜が「12!」と正解し、一本先取。2本目がスタート。両者じっくりと腕の取り合いからスタート。ミサヲが握手すると見せかけてガットショット。スリーパーで万喜を捕らえるもロープブレイク。万喜はカウンターのドロップキックで2カウントを奪取。「金曜日が木曜日より先に来るのはどこでしょう?」という問題が出題される。万喜は「金木星?」と回答するも不正解で試合続行。ミサヲが背後から横入り式エビ固めで丸め込み、カウント2奪取。同じ問題が出題される。ミサヲは「宇宙!」と回答するも不正解で試合続行。万喜が串刺しドロップキックからバッドボーイを決め、カウント2奪取。「ことわざです。時は○○なり、○○に入るのは?」の問題に、万喜は「時は早いなり!」と回答し不正解で試合続行。ミサヲの横入り式エビ固めはカウント1でミサヲが返す。万喜が回転足折り固めで2カウント奪取。「8×6は?」の問題に、万喜は「42?」と答え不正解。試合再開し、万喜がヘアホイップを狙うと、マスクが脱げてしまう。動揺する万喜にミサヲがレフェリーに見えないようロープを使って横入り式エビ固めを決め2カウント奪取。同じ「8×6は?」の問題が出題され、ミサヲが「48!」と回答しミサヲも1本を獲得。最後の3本目へ。両者エルボーの打ち合いから、ミサヲがクロスボディアタックからコーナーに上りアイアムアヒーローで2カウントを奪取。「四国四県の名前を答えよ」の問題が出題されるが、時間内にミサヲは答えられず。試合再開ミサヲがチキンウィング・フェイスロック。万喜が抑え込みにいくがカウント1で返す。丸め込み合戦になるも両者カウント1で返す。万喜がロープを踏み台にしてバックを取ると、耐えるミサヲに万喜が走り込んでバックラッシュ。カウント2を奪取し同じ四国の問題が出題される。万喜が何とか「愛媛、香川、高知……徳島!」と回答し正解。2本先取し、万喜が勝利を収めた。
  • メインイベント 20分一本勝負

  • プロスペクト2020スペシャルタッグマッチ

    VS

    VS

    10分43秒

    体固め

    ※ヴィーナスDDT
  • ヒカリとユキが奇襲を仕掛けゴング。しかし魅星が2人まとめてコーナーで圧殺し逆転。しかしユキがアームホイップを魅星に返しヒカリにタッチ。ヒカリがドロップキックからユキがランニング・セントーン。魅星はカウント2で返す。ヒカリが魅星に腕を固めての逆片エビ固め。魅星はヒカリをキャッチするとボディスラムで叩き付け逆転。未詩に繋ぐと、未詩がタックルで2人を蹴散らす。串刺し式のボディアタックから、ユキとヒカリ2人まとめてボディスラムで投げていく。未詩がカナディアン・バックブリーカーを狙うと、ヒカリはコブラツイストに切り返す。ヒカリはグラウンド・コブラに移行し何度もフォールを狙っていく。ヒカリがランニング・ネックブリーカーを決めユキにタッチ。ユキはボディスラムからロープを使ってのリバース・スプラッシュ。これはカウント2。ユキが未詩にフルネルソン・ホールドも未詩は何とかロープへ逃げる。向かって来るユキをキャッチした未詩はバックブリーカー。ジャイアントスイングでユキを10回転させる。未詩がパワーボム狙いもユキが耐えると、タックル合戦に。ユキがコーナーからダイブすると、未詩はかわしてレーザービーム。魅星に代わる。魅星は串刺しラリアットからタックル。チンロックでユキを捕らえる。ヒカリがカットに入る。未詩のバックブリーカーに魅星がラリアット。カウント2でユキが返す。魅星のバックドロップ狙いをユキは耐えると、グラウンドでのフルネルソン・ホールド。未詩がカットに入ろうとすると、ヒカリがコブラツイストで阻止。未詩がヒカリを投げて脱出しカットする。ヒカリが未詩にドロップキック。魅星がタックルでヒカリを倒すと、ユキとヒカリにダブルのラリアット。カウント2。魅星がバックドロップ狙いもユキがサイドスープレックスで返す。ユキがランニング・ブルドック。続けてヴィーナスDDTを決めると魅星も返せず3カウント。
  • エンディング

  • 勝者2人がマイクを持つと、ヒカリ「ユキさんが今日は勝ってくれました! 今日はいつも通りいっぱいのお客さんが来てくれて、嬉しいです! 色々今流行ってるんで、気を付けて……みんな結構マスクしてくれてる。偉い! はい、そんな感じです(笑)大丈夫?」ユキ「今日はいつもメインで私たち出させてもらうことはあっても、絶対頼れる先輩がいたんですよ。だけど今日は私たちだけ、ということでめちゃくちゃ緊張したね。ネクストジェネレーションとか言われて、なんかライダーっぽくてかっこいいなと思って(笑)だけど、緊張めちゃくちゃしたけど、それよりもすごいワクワクしました。その中で私勝ててめっちゃ嬉しい~!(会場拍手)ありがとうございます! 今日はこの4人でこの試合だったけど、まだまだ他にもギラギラした人たち沢山いるので、これからも東京女子を盛り上げていきたいと思います! 今日はありがとうございました!」と大会を締めた。

    【試合後のコメント】
    ユキ 勝ちました~!
    ヒカリ イェーイ!もうヘトヘト……。めっちゃ強かったですね。
    ユキ それはわかってるんだけども、何度も闘ってきて。でも今日は私は個人的に絶対に負けられないなと思ってたんですよ。やっぱり私、対戦相手の未詩には1月4日にタッグベルトを懸けて闘って負けたばっかりだったし。ヒカリもその日ベルトを懸けて、別の相手だけど闘って負けて。ベルトを持ってない、届かなかった者同士なんだけど、その中でこんなせっかくの舞台というか、メインイベントにさせてもらって、闘わせてもらえるんだったらここで勝っていかないと、次に繋げれないなと思っていたので。何としてもまたベルトに挑戦するためにも、ここは絶対に勝ちたいなと思っていました。山下、中島、坂崎に続く次の世代、みたいな感じで煽られてたんですけど、その次に私なんかがって思う気持ちもあるけど、どんどん続くんだっていう、食ってやるんだ、くらいの気持ちでやっていかないと、あの偉大な先輩たちに突き放されないように、強くなっていかないと、これからの東京女子を盛り上げていくのは自分たちだと思って、闘いました。
    ヒカリ 私は私が勝ちたい気持ちで、私が今日はネクストジェネレーションだって言いたかったんですけど、今日はタッグの勝ちとはいえ、今日はユキさんが勝って……
    ユキ いいな、私がネクストジェネレーションだって言いたかったな。
    ヒカリ (笑)このあと言ってください(笑)ユキさんが取ったので、正直悔しいのは悔しいんですけど、ユキさんとは私はユキさんのデビュー戦、自分もまだデビューして何ヶ月かの時にユキさんと闘わせていただいたり、デスヴィーナスマニアっていうタッグ名が出来た、1DAYタッグトーナメントがあったり、初めて大きい会場でシングルを闘わせていただいたのもユキさんで。レスラーとして大きくならなきゃならない時に、いつもユキさんがいるなって思って。まだまだ東京女子は大きくなるので、私はいつかユキさんと、後楽園……じゃなくて、両国国技館でベルトを懸けてシングルマッチがしたいなって思ってます。今日はユキさんが勝って悔しいので。その時は私が勝つんで。
    ユキ なんだか嬉し恥ずかし……エモいこというじゃん! 私が今日はネクストジェネレーションだ!
    ヒカリ ありがとうございました(笑)デスヴィーナスマニアで勝ちました! 最初の1DAYタッグトーナメントからこんなことになるなんて思ってないですよね?
    ユキ 全然へっぽこだったよね。またこうしてタッグを組めるのが嬉しくて。
    ヒカリ 色々また挑戦していきたいなと思います。
    ユキ 楽しかったです! 純粋に。
    ――ヒカリ選手は後輩たち、新しい世代っていうのはどういう風に捉えてますか?
    ヒカリ やっぱり1番ベルトを持っている人だったり、ユカさん、中島さん、山下さんに続く、大きく一歩出る子がいないっていう現状は感じていて。正直今日の試合とか他のこの試合とか見て全然不安はないんじゃないかなって。もっともっとみんなが食いついて、先輩だからとかそういうのはなく、もっともっと上に一緒に行けたらなと、思います。
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