東京女子ロゴ

スプリングツアー'19~READY SET, GO!~

この記事をシェアする

日時2019年3月30日
会場東京・新木場1stRING
観衆307人(超満員札止め)
  • 前説

  • アプガプロレスの「アッパーチョップ」コーナー!

  • 試合開始前、難波小百合リングアナによる前説。続いてアップアップガールズ(プロレス)がミニライブ。ぴぴぴぴぴなのは卒業、引退をファンの前で報告。「アッパーチョップ!」を披露すると、ファンに「写真を撮ってSNSに上げる方はMVのURLも」とお願い。そしていつものように「東京女子プロレス、スタート!」。
  • オープニングマッチ 20分一本勝負

  • VS

    VS

    11分19秒

    片エビ固め

    ※フェイマサー
  • ゴングが鳴ると先発の真弥に上福が年齢を聞く。26歳ということで「タメじゃん」と上福。大学は東洋大学。しかし上福のことは知らず「パリピとかは一番嫌いで…」、「残念な美女で有名」。ダウンした上福、なんとか2で返すが号泣してらくにタッチ。「ボッコボコにして!」と上福。うなぎに脳天チョップを決めたらくだが2発目はうなぎがキャッチ。レッグシザースはシンクロ式倒立で脱出。ポーズ中、らくは白川にタッチ。白川とうなぎが「ハイッ!」とポーズ合戦。上福はうなぎの胸を踏みつけ、足への攻撃を加えると「バカ!」と吐き捨てる。続けて3人でおやすみエクスプレス。カウント2で返したうなぎにらくはスリーパー。うなぎはエルボーを返してYUMIにタッチ。ショルダータックルを決めたYUMIはコーナーでバックエルボーも。らくはカウンターでチョップを返す。白川は「チャンス~!」からロメロスペシャル。「セカンドチャンス」で上福がキック、らくの脳天チョップでトリプルチャンス。白川はフライングクロスチョップから逆・逆エビ。トップコーナーからの攻撃はYUMIがかわしてドロップキック。真弥と上福はエルボーの打ち合い。そこから真弥が逆エビ固め。上福は串刺しドロップキック。白川はYUMIを抱えてバックブリーカー。らくはYUMIに河津落とし。リングに残った上福はフェイマサーをかわされ、そこに真弥がエルボー。だが上福は逆水平をヒットさせると、再度フェイマサー。これが決まって真弥から3カウント奪取。
  • 第二試合 15分一本勝負

  • 1vs2ハンディキャップマッチ

    8分40秒

    ドラゴンスリーパー

  • リカは握手を拒否すると「2人まとめて!」。そして2人を手四つで制してみせる。しかしすぐに反撃され、2人がかりでフォールされると「おかしいおかしい! レフェリー仕事してくださいよ!」。はるながコーナーに下がるとぽむがコーナーでスネ蹴り。「痛くない!」とリカ。3発目をキャッチすると「スネは痛いんだよ!」と逆に足攻め。リバース・インディアンデスロックへ。さらにコーナーで倒れたぽむにドロップキック。ロープに走ってのヒップアタック往復からよっしゃいくぞエルボーもヒット。ぽむはカウンターでスネ蹴りを決めるとラフォーレ原宿。はるなは爪ひっかきからランニングネックブリーカードロップ、スリーパー。リカはドラゴンスクリューから足4の字。カットに入ったぽむが裏返して逆転。ロープに逃げるリカ。ぽむはスネ蹴り連打。はるなはコードブレーカー。リカは「終わらす」と宣言しエアプレーンスピン。ぽむも抱えて回すが自分もフラフラに。それでも「今度こそ!」と再度はるなにエアプレーンスピン。目が回って転んだところに2人がかりのスクールボーイ。リカは逆回転して「復活!」。2人同時にスリーパーで絞めあげると、2人同時にドラゴンスリーパー。これでギブアップを奪い、蕨での1vs3マッチの雪辱をいったん果たした。
  • 第三試合 15分一本勝負

    • LOSE

      ぴぴぴぴぴなの

    VS

    VS

    9分19秒

    無人在来線固め

  • 試合前、握手と同時に謎のドリンクを噴射したぴなの。しかしすぐに反撃をくらい、首4の字から顔面をマットに打ち付けられる。ぴなのは首4の字をかけられたまま号泣。「中島さんのこと好きなのに…」。思わず技を解いた中島だったが当然嘘泣き。中島は「やめちまえ!」と逆襲。場外でのボディスラムも。「やめるよ!」とぴなの。中島はタランチュラ式ゆりかかもめ、ネックブリーカーと攻勢。ロープを使ったぴなの得意ムーブも許さず。エプロンでのエルボー打ち合いからボディスラムを狙う中島、しかしぴなのがディフェンスして投げ返す。そこからぴなのは拝み渡り、アームホイップ。中島はコーナーへのブルドッグ、コーナートップからライダーキック。カウント2で返すぴなの。ネックロックは長時間決まるがぴなのがロープへ。619をかわすとスクールボーイ、串刺しバックエルボー。ダイビングカンフーキックもヒット。中島は二段式619を決めるが、これもぴなのがキックアウト。リバーススープレックスは中島が回転エビ固め。カウンターで一本背負いを決めたぴなのは丸め込みからバックスライド。中島はハーフハッチで投げると無人在来線固めで粘るぴなのをギブアップさせた。
  • 第四試合 20分一本勝負

    • WIN

      万喜なつみ

    • 乃蒼ヒカリ

    VS

    VS

    9分7秒

    バックラッシュ

  • ヒカリとは握手した伊藤だが万喜とは笑顔で拒否。先発も瑞希に譲る。瑞希はクロスボディ、万喜はドロップキック。伊藤を意識する万喜に瑞希が後ろからドロップキック。伊藤の踏みつけから瑞希がヘアポイップ。世界一可愛いナックルは万喜がかわしてヒカリんタッチ、串刺しドロップキック2段階も伊藤は頭突き。瑞希は万喜を挑発しつつコーナーでヒカリを踏みつけ。さらに弓矢固め。伊藤はボディスラム3連発。エルボー連打からの世界一可愛いナックル、今度は成功。倒れこみ頭突きもヒット。ヒカリは瑞希に串刺しドロップキックを決め万喜にタッチ。万喜はドロップキック4連打、コーナーから回転エビ固め。瑞希はバッククラッカー。連携から瑞希がドロップキック、トップコーナーからクロスボディ、そこへ伊藤が倒れこみ頭突き。さらに逆エビに捕らえる伊藤。万喜はロープに手を伸ばすも伊藤がリング中央へ。切り返した万喜だが伊藤はボディスラムから伊藤スペシャル。これはヒカリがカット。万喜はバックキックを決めるとローリングネックブリーカー。カウンターのトラースキックはカウント2で瑞希がカット。しかし万喜とヒカリは合体技で瑞希を投げ捨てる。伊藤は万喜に頭突きからDDT。コーナートップからダイビングヘッドを狙うが自爆。そこに万喜のバックラッシュが決まり、リベンジとなる3カウント。
  • 万喜&ヒカリがプリンセスタッグ王座に挑戦表明!

  • 試合後、マイクを握ったのは万喜。「はっはー! 伊藤ちゃん、こないだといい、今日の腰攻めといい、まあまあまあ、いいんじゃない? 負け同士、年齢も一緒だし誕生日も近いし…お友達になりましょう!」とアピール。これに対し伊藤は「ミドルフィンガー!」と言い放って退場。それでも万喜は「瑞希さん! 瑞希さん! 瑞希さん! 瑞希さんにお話があります。単刀直球に言います」。「直入な」と伊藤がツッコミ。万喜はめげずに「そのピンクの星、巻きたい。前に挑戦(アピール)した時は何もわからなくて、個々の闘いだった。でも今は違う。少しかもしれないけど変わった。今日も私が勝ったんじゃなく、ヒカリと勝った。だから今度、そのベルトがほしい。考えておいてください」と再度のベルト挑戦要求。「前は個々で闘ってたけど、今は成長した。考えといてください」。瑞希は「考えとく英語じゃなくて漢字勉強してね」。崩れ落ちた万喜だが「大丈夫だよね。今の2人なら絶対大丈夫、獲りにいこう。みなさん応援よろしくお願いします!」。

    【試合後のコメント】
    ――再度、タッグ王座挑戦を表明しました。
    万喜 今日、勝ちましたけどマジラビは全然違うというのは覚悟してるので。でも今の2人なら大丈夫だと思うから。絶対、獲りにいきます。
    ヒカリ 前回(挑戦者)決定戦では負けてしまったんですけど、なつぽいとは両国だったりいろいろ経験して。瑞希さん、ユカさんも出会うべくして出会ったタッグパートナーだと思うんですけど、私もなつぽいと組むようになってからそういうのを感じていて。今の私たちなら不可能じゃないんじゃないかと思って、今回、相談して、もう一度チャンスをということになりました。
    ――前回と比べて、タッグとして成長を感じる部分は?
    万喜 もともと助け合おうという気持ちはあったんですけど、形として連携技を考えたり、心のつながり方が東京女子に入りたての頃とは全然違うと思います。
    ヒカリ 東京女子の先輩たちも優しくて仲良くしてくれるんですけど、なつぽいに出会って試合への向き合い方も変わって。私の新しいきっかけとなるパートナーなのかなって思いました。

    ――まずは今日の試合について、お願いします。
    瑞希 リスペクト軍だったので勝つのは絶対で、タッグとして上回らなきゃいけなかったので、本当は凄く悔しい。
    伊藤 まあ、猿も木から落ちるって言いますしね。メッシもPKを外すんですよ。そういうことです。
    ――メッシもPKを外すし伊藤麻希が負けることもあると。
    伊藤 まあまあまあ、そうですね。
    ――万喜選手はかなり意識しているようですが。
    伊藤 いや嬉しいですね、最高。嫉妬大好物なんで。どんどん嫉妬してほしいですね。やっぱ悔しかったんでしょうね、新宿FACEでの負けが。(そこから)ちゃんと鍛えたんだろうなぁっていう。伊藤の技も対策練ってきたんだろうなって。そういう努力が見えて、なんていうんだろうなぁ、下が育っていく感覚じゃないですけど。ひしひしと伝わってきましたね、一発一発の技から。伸びますよ、あいつは。今後に期待っす。
    ――瑞希選手にはタッグ王座挑戦の話もありました。
    瑞希 いいんじゃないですか。でも誰がこようとベルトはマジラビのものなので。ちゃんと潰す時は潰します。
    ――挑戦に異論はない?
    瑞希 異論はないです、今日負けたし。
    ――ありがとうございました。
    伊藤 あと、万喜なつみに一言いいですか。言いたいことはこれだけ…ミドルフィンガー!
  • セミファイナル 20分一本勝負

  • VS

    • WIN

      沙希様

    VS

    13分20秒

    ベルサイユ式フットチョーク

  • 先発はまなせと操。「パミちゃん久しぶり!」というまなせに「はじめまして」と操。そこでまなせはUSA帽子を持ち出し、「USA」に合わせて踊り狂う。狼狽する操に、沙希様が慌ててカット。「申し訳ございません!」と操。今度は沙希様の帽子もかぶるまなせ。ダブルでショルダータックルを操に決めると、未詩がバッティングチョップ3安打。操は背中への踏みつけからロープを使って腕攻め。沙希様はレフェリーのブラインドをついて薔薇で一撃。さらにサッカーボールキック。結び目固めから未詩の上に座ると、さらに蹴りを一閃。コーナーでの攻撃に「沙希!」と注意する石黒レフェリーに、沙希様は「様をつけなさい」とクレーム。操は未詩を捕まえグラウンドでリストロック。「お絞りなさい」と沙希様。エルボーを打ってきた未詩には張り手、さらにチキンウィング・フェースロック。これを切り返して未詩がボディスラム。まなせはサッカーボールキック。カウンターでヒザを返した操だがまなせもテーズプレス。沙希様はジャンピングミドル。まなせと沙希様がブーツ合戦で顔面を蹴り合う。まなせは蹴り足をキャッチし胸で顔面を固めていく。蹴りを食らってもボディスラムを返すまなせ。未詩のレーザービームは沙希様が蹴りでブロック。しかし再トライでヒット。まなせは操がヒザで排除。沙希様は未詩にエルボーからミドル。走り込んでのブーツからブレーンバスター。カウント2で返した未詩だが、三角絞めからのフットチョークでギブアップ。

    試合後は美軍がマイク。沙希様「なあに、あなたその悔しそうな目。いいこと、あなたはそんな悔しいなんて感情を持つ必要ないわけ。悔しいっていうのはね、少しでも希望がある方が持つものなの。あなた、悔しいなんて感情持つのは百万年早いわよ。そうよね、操さん」操「さすがです沙希様。しょせん雑草は雑草。ただ枯れてゆくのみの運命のあなたが、沙希様のお美しい脚に踏まれて散ったことを感謝してほしいですね」沙希様「そういうことよ。この方(未詩)の出身はどちらだったかしら? そう、埼玉…いえ、おダサいたまにお帰りなさい! いいこと? こんなのと絡んでたらおダサいたまがうつっちゃうわけ。みなさんは次のお試愛で私たちの美しさに触れてくださいませ。それではみなさま、ごめんあそばせ」まなせ&未詩は無言で退場。
  • メインイベント 20分一本勝負

  • VS

    VS

    15分32秒

    片エビ固め

    ※マジカル魔法少女スプラッシュ
  • 坂崎は山下との握手は拒否。しかし先発で山下とのマッチアップに。坂崎は蹴りの間合いを外したところからタックルでテイクダウン。立ち上がった山下は足をさばいてパスガードを狙う。坂崎は下から足を取りにいく。ユキはマリカにショルダータックル。才木とのどかは手四つの攻防。そこから才木がヘッドロックへ。のどかもヘッドロックを返すとしつこく絞め上げる。のどかはショルダーアタックを決めると坂崎がトップロープからストンピング。才木はサッカーボールキック。山下も坂崎にサッカーボールキック。キッチンシンクからスライディングキックもヒット。マリカはボディスラムからマシンガンチョップ。さらにバカチンガーエルボー。続けて才木はキャメルクラッチ。坂崎のローンバトルが続く。リープフロッグからのドロップキックも決めた才木。坂崎もドロップキックを返してユキにタッチ。ブルドッギングヘッドロック、セントーンを決めたユキはカウンターでボディスラムも。のどかとの連携は才木がカット。まとめてブレーンバスター、ラリアットを決める。山下は蹴りから手刀、バックブリーカー。のどかはファラウェイスラム。ここで坂崎が入りラナを決めるも山下はラリアット、強烈なミドル。アティテュード・アジャストメントは坂崎が阻止してオモプラッタそこから固めてフォールへ。エルボー左右連打に山下はバックスピンキック。マリカはドロップキックからチョップ、エルボーん連打、串刺しドロップキックも。坂崎はぶら下がり首4の字からミサイルキック。爆シスがショルダーアタックからボディプレスで山下、才木を排除。マリカは坂崎に首固め。山下、才木のアシストからレッグドロップ、駆け上がり式ブルドッグ。ネックブリーカーからのフロントチョークは坂崎が持ち上げブレーンバスター。スライディングラリアットから、最後はマジカル魔法少女スプラッシュで坂崎がタイトルマッチ前日の前哨戦に勝利。
  • 坂崎「このままアガった状態であいつを仕留めたい」山下「ユカちゃんに勝てば自信とベルトを持ってアメリカに行ける」

  • 試合後、坂崎とにらみ合った山下はベルトを見せつけて退場。坂崎はマイクを渡されると「勝ったー! 今日は前哨戦だけど、明日が福岡だから。2人に任せようと思ったんだけど」。「山下さん、最初から狙ってたから」というのどかに「腹立つわーあいつ」と坂崎。「でも調子よくなってるし、明日は(移動が)バスじゃなく飛行機だから酔わないし。万全でキレッキレで試合できる。みなさんも福岡来るよね? まだ間に合うんで。福岡はタイトルマッチも楽しみなんだけど、もつ鍋やらラーメンやらあるね」。「夜のあの通りね」(のどか)。話が終わらなくなってきたということで、坂崎が「みなさんも明日の試合の結果、楽しみにしといてください」。最後は「せーの、エンジョイ!」で締め。

    【試合後のコメント】
    坂崎 今日は爆れつという力強い味方もいたので。明日のタイトルマッチ、より一層コンディションよく取り組むことができるみたいで、よかったです。
    ――山下選手の攻撃も、かなり明日を意識していたようです。
    坂崎 日頃からよく見てる分、極力、明日にダメージが残らないようにと考えてたんですけど、やっぱりあっちも私も、向き合うと「ここで逃げたら負けだ」って気もしてたんで。今日も全然抜かずにがっちりとあたりにいきました。
    ――あらためて明日に向けては。
    坂崎 完全に敵陣に乗り込む勢いなんですけど、今日の勝ちでモチベーションも上がりましたし。蹴りもいつもよりカタめにくるので、信用してぶつかっていけるので。このままアガった状態であいつを仕留めたいと思います。

    山下 もう明日なんで。気持ちはできてたし、強さは分かった上で指名してますから。間違いじゃなかったと確認できました。今日は負けたので、しっかり明日返したいなと。地元凱旋っていうのはいったん置いといて、一人のレスラーとして坂崎ユカというレスラーに向き合って、受け切った上で勝ちたいなと思います。
    ――今日、明日で前哨戦とタイトルマッチ。精神的には?
    山下 きついですよ、精神的に(苦笑)。でもそのきつさが楽しさになるので。こういう連戦があるのも、昔からすると団体自体が大きくなってるんだっていう。そういう部分で感動しますし。楽ではないですけど楽しいので。明日に向けてコンディションも整ってるので。
    ――そこからすぐアメリカ遠征です。
    山下 そうですね、はい。ありがたいことにハードなスケジュールで。それも楽しみなので、ユカちゃんに勝てば自信とベルトを持ってアメリカに行けるので。このタイミングでユカちゃんと闘えるのは大きい。しっかり勝ちたいと思います。

この記事をシェアする