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フォールツアー'20~WOMM(レスリング・オブ・マイ・マインド)~

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日時2020年10月3日
開場東京・成増アクトホール
観衆未発表
  • 前説

  • アプガプロレスの新曲は『リングの上にも三年~All Along The Way~』になります!

  • 難波小百合リングアナが観戦上の諸注意をしたあと、アップアップガールズ(プロレス)を呼び込む。ペンライトを持っている観客の数を確認してから、『リングの上にも三年~All Along The Way~』を披露。歌い終えると、オープニングコール。
  • オープニングマッチ 15分一本勝負

  • VS

    • WIN

      舞海魅星

    VS

    6分34秒

    チキンウイング・アームロック

  • 腕の取り合いからバックの取り合いに。そこからステップオーバー・トーホールドの応酬に。ヘッドロックで捕まえた魅星はグイグイと絞め上げていく。どうにかロープに振って逃れたもかはカウンターエルボー。魅星もショルダータックルからボディスラムで叩き付ける。エルボーで向かっていったもかは、ボディスラムを狙った魅星を、逆にボディスラムで叩き付けると串刺しエルボー。さらに正拳突きから腰にエルボーを見舞うと、卍コブラに捉える。ロープに逃れた魅星にショルダータックルでぶつかっていくもかだが、倒れない魅星。どうにかカウンターエルボーで倒したもかは、ショルダーネックブリーカーを狙ったが、振り払った魅星は串刺し攻撃。2発目をかわしたもかはロープに飛ぶが、魅星はカウンターのドロップキックからチキンウイング・アームロック。後転してロープから遠ざけると、もかはギブアップ。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • 9分37秒

    片エビ固め

    ※ティアドロップ
  • 例によってマイクを要求したハイパミは「享楽共鳴レンジャーズだー! 今日はこの三人で頑張っていきたいんですけど、そっちの白昼夢の次期挑戦者をメインで決めるって聞いたんですけど……オイ、聞いてないぞ!」とイチャモンをつけ、享楽共鳴を次期挑戦者に“繰り上げ当選”させろとムチャクチャな要求をして奇襲攻撃。だが、ことごとくハイパミの攻撃はセナに誤爆。すかさず未詩がセナをボディスラムで叩き付けると、リカとらくが入ってきて三人でおやすみエクスプレス。しかし寝てしまったのは白昼夢のほう。慌ててらくが二人を起こすと、未詩が串刺しエルボー。続いてらくが水平チョップを狙ったが、かわしたセナはドロップキック。ようやくタッチを受けたハイパミはバックエルボーからチキンウイング・フェースロック。どうにか耐えたらくは河津落としを返してリカにタッチ。ドラゴンスクリュー3連発から足4の字を狙ったリカを丸め込んだハイパミだが、カウントは2。中島にタッチしてからハイパミがクロスボディーを見舞うと、続けて中島が前方回転ネックブリーカー。さらにエプロンからハイパミが風呂敷マントでチョーク攻撃を見舞ってからハイパーゴッサムクラッシュ。未詩が救出に入るが、中島とハイパミが場外に放り出す。しかしリカがヒップアタックで二人まとめて吹っ飛ばすと、未詩とセナが飛び込んでくる。未詩はコーナースプラッシュからショルダータックルでなぎ倒すと、ジャイアントスイングを狙う。セナが防御すると、中島が未詩にウラカンホイップ。その後も選手が次々に入ってくるが、未詩はセナにカナディアン・バックブリーカー。中島がカットに入ると、享楽共鳴は白昼夢に対して合体攻撃。その間にセナが未詩に駆け上がり式ブルドッキングヘッドロックからドロップキック。そこから逆片エビ固めに捉えるが、未詩はロープに逃れる。すると未詩はカウンターのレーザービームからティアドロップで叩き付けて3カウント。
  • 第三試合 15分一本勝負

  • 6分52秒

    フェースロック

  • 握手も求めたはるなに対し、うさぎポーズをして握手には応じない瑞希。バックの取り合いから、はるなは引っ掻き攻撃。さらにバックエルボーから股下をくぐってバックに回ろうとしたが、尻尾を掴んで阻止した瑞希はストンピング。さらに串刺しドロップキック2連発からキャメルクラッチ。ロープを掴んだはるなの手を踏み付けた瑞希に対し、怒りのランニング・ネックブリーカーを返したはるなはボディスラムで叩き付ける。さらにココナッツクラッシュから前転してのコードブレイカーを狙ったが、ドロップキックで迎撃した瑞希はセカンドロープにはるなを叩き付けると、背後から低空ドロップキック。コーナーに登った瑞希だが、エルボーでエプロンに出したはるなは、ロープ越しのココナッツクラッシュから前転式コードブレイカー。エルボーの打ち合いでは瑞希が一発の強さを見せたが、はるなもコーナー二段目から飛び付いて回転エビ固め。さらに瑞希の回転足折り固めを切り返して丸め込むと、回転エビ固めを連発。どうにかキックアウトした瑞希は、カウンターのドロップキックからミサイルキック。そこからフェースロックに捉えると、一気に反り上げてギブアップを奪った。
  • 第四試合 15分一本勝負

  • VS

    • WIN

      坂崎ユカ

    VS

    9分28秒

    体固め

    ※マジカルメリーゴーランド
  • まずはヘッドロックに捉えた坂崎だが、鈴芽はハンマーロックで切り返す。足をすくって倒した坂崎はステップオーバー・トーホールド。後転して切り返した鈴芽だが、坂崎は余裕の表情でヒザ十字固めへ。さらにヘッドロックにスイッチするが、鈴芽もヘッドロックで切り返すと、坂崎はヘッドシザースで脱出。そこから丸め込みを連発した鈴芽だが、逆さ押さえ込みをキックアウトした坂崎は変形ブレーンバスター。場外にエスケープした鈴芽だが、追いかけていった坂崎は鈴芽をリングに戻すと、ヨーロピアンサイドヘッドロック。さらに首筋にヒザを落としてからボトムロープに首を押し当てると、エプロンからレッグドロップ、ロープ越しのストンピングを落とす。防戦一方の鈴芽をぶら下がり式首4の字でさらに追い込んだ坂崎は、一気にミサイルキックで吹っ飛ばす。それでも鈴芽はカウンターエルボーを返すと、バックエルボーからフェースクラッシャー。さらにロープに振ってカウンターの首固め。キックアウトした坂崎だが、鈴芽は間髪入れずドロップキックからダイビング・ボディアタック。スリーパーで絞め上げは鈴芽は、そのまま立ち上がった坂崎をスクールボーイで丸め込む。続けてリングアベルを狙った鈴芽だが、防御した坂崎はカウンターのビクトル投げからSTFへ。どうにかロープに逃れた鈴芽だが、明らかにダメージが大きい。それでも必死にエルボーで向かっていくが、一発のエルボーで倒した坂崎は変形ブレーンバスターからスライディング・ラリアットを狙う。かわした鈴芽は丸め込みからもう一度リングアベルを狙ったが、これも防御した坂崎はローリングエルボーからマジカルメリーゴーランドで叩き付けて3カウント。
  • セミファイナル 20分一本勝負

  • 小橋マリカ復帰戦

    • 乃蒼ヒカリ

    • LOSE

      小橋マリカ

    VS

    VS

    11分7秒

    片エビ固め

    ※Skull Kick
  • 大学受験のため欠場していた小橋マリカが1年5ヵ月ぶりに復帰。JKレスラーだったマリカだが、金髪に黒とオレンジの豹柄コスチュームと、“ギャルレスラー”となって登場。山下は握手に応じるが、伊藤は応じない。マリカと伊藤の先発で試合開始。腕を取った伊藤だが、マリカは自軍のコーナーに押し込むと、ヒカリとトレイン攻撃を連続で見舞っていく。さらに逆水平チョップの連打からレッグドロップ。しかし「クソガキがよ! 舐めやがって」と詰め寄った伊藤だが、マリカは逆水平チョップから腰に低空ドロップキック。マリカのエルボーをキャッチした伊藤は一本足頭突き。スリーパーで捕まえた状態で山下にタッチすると、山下はサッカーボールキック。さらに山下が伊藤を肩車してから、組み体操のサボテンの体勢になると、そこから伊藤がヘッドバットを投下。ニーオンザベリー式フェースロックで追い込んでいた伊藤だが、マリカはロープに脱出。しかし山下がストマックバスターから串刺し攻撃を狙う。かわしたマリカは飛び付いてのエビ固め。さらにジャンピング・ネックブリーカーを決めてヒカリにタッチ。ドロップキックの連打からローリングクレイドルで回していったヒカリだが、カウントは2。ニーリフトからミドルキックを返した山下は伊藤にタッチ。コーナー二段目からのダイビング・ヘッドバットを投下した伊藤はヘッドバット。ブリッジでかわしたヒカリだが、伊藤はそのブリッジするヒカリに倒れ込み式ヘッドバット。そこから逆エビ固めに捉えると、伊藤スペシャルにスイッチしようとしたが、切り返したヒカリはトラースキック。伊藤もリストクラッチ式DDTを返すが、ヒカリは返す刀でネックブリーカー。両者タッチし、マリカがドロップキック2連発。飛行機投げからレッグドロップを落とすが、山下もミドルキックから前蹴りで吹っ飛ばす。さらにコブラクラッチに捉えると、そのまま払い腰で投げて絞り上げる。伊藤を振り切ったヒカリがカット。だが、伊藤がヘッドバットから飛び付きDDTでヒカリを排除。その間に山下がハイキックからアティテュード・アジャストメントを狙うが、マリカはフロントネックロックで切り返す。だが、そこからもう一度抱え上げた山下。背後に逃れたマリカは逆水平チョップ。しかしマリカの突進を蹴りで止めた山下は、Scull Kickをブチ込んで3カウント。勝った山下は、引き上げていくマリカに拍手を送った。

    【試合後のコメント】
    ーー1年5ヵ月ぶりの復帰戦でしたが。
    マリカ 最後のJKラストの試合の時も、山下さんと闘ったんです。で、今回の試合ももちろん勝つつもりでいたんですけど、強烈な蹴りをもらって。あの時の記憶とかいろいろよみがえって、また帰ってきて新しい目標が出来たと思います。
    ーー今後の目標は?
    マリカ 明確なことはあんまり言わないでおこうかなって感じなんですけど、自分の中ではちゃんと目標というものはあります。
    ーー久々のリングの感触は?
    マリカ 感触はいいほうでした。3月から練習も復帰してて、コロナとかでなかなか戻ってこれなかったんですけど……自分の中では試合を楽しむことはしっかり出来たかなと。
  • メインイベント 30分一本勝負

  • プリンセスタッグ王座次期挑戦者決定戦

    14分42秒

    体固め

    ※キル・スイッチ
  • 白昼夢の持つプリンセスタッグへの挑戦権を懸けた一戦だが、当初真弥とタッグを組む予定だった上福ゆきが負傷欠場となったため、真弥のパートナーが急遽原宿ぽむに変更となった。ゴングと同時にランニングエルボーで向かっていった真弥は、のどかをボディスラムで叩き付けると、ぽむとダブルのカウンターエルボー。しかしのどかはショルダータックルで二人まとめてなぎ倒すと、真弥をヘッドロックに捉える。タッチを受けたユキは串刺しエルボーからキャメルクラッチ。セコンドの上福の激に応えるように、ロープに逃れた真弥はカウンターエルボーを返してぽむにタッチ。スネ蹴りからうまくユキを場外に出したぽむは、飛び込んできたのどかをラフォーレ原宿で場外に出すと、エプロンから爆シスに向かってダイブ。しかしキャッチした爆シスはぽむをリングに戻す。のどかはぽむのスネ蹴りをかわしてショルダータックルでなぎ倒すと首4の字固めへ。辛くもロープに逃れたぽむだが、ユキがショルダータックルからセントーン。しかしリバーススプラッシュをかわしたぽむは、ユキの腕を取ってコーナーを駆け上がってのアームドラッグ。続いてエルボーーからドロップキック、エルボードロップと一気呵成に攻撃していく真弥だが、串刺し攻撃をエルボーで止めたユキはダイビングショルダー。続いてのどかが飛び込むが、真弥はランニングエルボーから逆エビ固め。かなりガッチリ決まったが、のどかはロープに逃れる。のどかはショルダータックルからWARスペシャルに捉えるが、ユキを振り切ったぽむがカット。しかしユキがショルダータックルでぽむを吹っ飛ばすと、爆シスは真弥に対し、のどかを踏み台にしたユキが串刺しエルボー。さらにランニング・ボディプレスを同時投下。のどかと真弥はエルボーの打ち合いになるが、威力でのどかが上回る。ペンデュラム・バックブリーカーからダイビング・ボディプレスを投下したのどかだが、カウント2でぽむがカット。すると爆シスは今度はのどかがユキを踏み台にしてボディアタック。これをかわしたぽむはユキをドロップキックで排除すると、のどかにスネ蹴り。さらに真弥がのどかの足にしがみつくと、ぽむがスネ蹴りからぽむ・ど・じゃすてぃす。真弥がスパインバスターで叩き付けるが、カウント2でユキがカット。ユキは真弥をサイドスープレックスで投げると、ぽむにブルドッキングヘッドロックを狙ったが、振り解いたぽむはドロップキックからミサイルキック。のどかがユキの手を引っ張って自爆させると、爆シスはダブルのセントーンを投下。さらに爆れつブルドッグを決めてぽむを排除。真弥は顔をクシャクシャにしながらエルボーで向かっていくと、上福ばりのサミングから渾身のランニングエルボー。しかしキックアウトしたのどかは、フォールアウェイスラムからキル・スイッチで3カウントを奪った。
  • 白昼夢vs爆れつシスターズのタッグタイトルマッチは、11・7TDCホール大会で!

  • プリンセスタッグへの挑戦権を獲得した爆シス。マイクを持ったユキが「私たちこれがタイトルマッチだと思って闘った。勝ててめっちゃ嬉しいよ。またやろうね!」と、敗れた真弥&ぽむに声をかけると健闘を称えた。続いてのどかが「ありがとう! ぽむは急遽だったけどありがとう。痛くて嬉しいけど、楽しいですね! 勝ったのは爆れつシスターズです! 白昼夢!」と王者組を呼び込む。リングに上がった白昼夢に対し、「勝ちました。ベルトに挑戦させてくれますか?」と聞くと、リカが「はい。2組の熱い闘い、ものすごく心に響いてきました。結果、私たち白昼夢と爆れつシスターズ、正式にタイトルマッチ決定でやりましょう!」と返答。さらにリカは背後の『WRESTLE PRINCESS』の横断幕を指差し、11・7TDCホール大会でタイトルマッチをやろうと決めてリングを降りた。最後にのどかが「今日あの二人に勝って、上福がちょっと悔しい思いをして。でも私たちはその二人の思いを背負うとか、そういういい感じなことが出来ないので、自分たちの……自分のためにベルトに挑戦したいと思います!」と言うと、ユキは「私たちは今年の1月に白昼夢に挑戦して負けました! でも頑張ってたらもう1回チャンスをつかみ取れた! 最近一人で闘うことが多かったけど、お姉ちゃんと一緒に闘えて、やっぱお姉ちゃんメッチャかっけーなって思ったので。また姉妹でタッグベルトに挑みたいと思います!」と言ってから「せーの、爆・れつ!」で締めた。


    【試合後のコメント】
    ーー次期挑戦者が爆れつシスターズに決まりました。
    リカ 今日は急激なカード変更があって、ぽむと真弥になったわけですけど、正直その二人には期待というか、今まであまり熱さを感じたことがなかったので。この二人が挑んできたけど大丈夫かなっていうのがあって。でも今日はもう序盤から二人の熱い気持ちがヒシヒシと感じられて。それに負けない爆れつシスターズもいて、私も胸が高まってました。結果、爆れつシスターズになったわけですけど、爆れつとは今年のイッテンヨンにタイトルマッチ一度やっていて、それから二人もパワーアップしているだろうし。ただこっちの白昼夢だってパワーアップしているので、もうタッグの頂上決戦に相応しい闘いをする……頂上決戦に相応しい闘いをします!
    未詩 私も今日の試合を見て、正直真弥とぽむが来るってところが、後輩というのもあるけど……そこを含めず、正直大丈夫かなっていう舐めていた感情があったんですけど。でも今日はすごい、ちょっと信じられないくらい熱い思いに感動したくらいの熱い闘いをしていて。それに勝った爆れつのお二人とTDCホールっていう大きい舞台で闘うってことで、この期間……ユキさんとはほぼ同期なんですけど、後楽園のメインでシングル(王座挑戦)をやっていたり、目に見えていろいろ結果を残されているので。そこで刺激をもらったので、私たちも負けないように頑張りたいなって思います。
    ーー同じタッグから2回挑戦を受ける感覚は?
    リカ 1回目の防衛戦で当たって、その時は勝って。向こうもパワーアップしてきて。個人的にはシングルのトーナメントで、ユキには直接やられたりもしているので、その恩返し?
    未詩 恩返し? やり返し? あ、リベンジ!
    リカ そのリベンジもかかっているので、個人的には! リベンジします。リベンジも兼ねていますか。リベンジも兼ねて防衛します。
    未詩 同じタッグチームだってところで……同じって思いつつ、期間が空いて何か新しい新鮮な気持ちが強いので、目の前で闘って新鮮な気持ちで防衛したいなと思います。
    リカ 何度来てもやり返します! 跳ね返そうと思います!
    ーー初進出のTDCホールでタイトルマッチというのは?
    未詩 楽しみ。
    リカ 浮かれ気分というのがあるんですけど(笑)。
    未詩 今はまだ楽しみっていうのが……大きい会場は。
    リカ その大舞台で勝ち上がってきた爆れつ姉妹と、取って置きの試合が出来ることに喜びを感じています。
    ーー未詩選手は思い入れのある会場?
    未詩 そうですね。私はアイドルが好きなので、個人的になるんですけど、そこ(TDCホール)で指原莉乃さんが卒業発表をされた会場なので。
    リカ そうなんだ。
    未詩 はい。その気持ちを胸に防衛したいと思います。
    ーーどの気持ちを胸に?
    未詩 え、あの……大切な会場です(苦笑)。ハイ!


    真弥 熱い闘いを出来たかなと思います。今回は急遽ぽむに一緒に闘ってもらうことになって……ありがとう(ぽむと握手)。
    ぽむ ぽむは「(上福の)代わりになって」って言われた時、「えー、ぽむでいいのかな?」って思ったけど……でも今、頑張りたい時だったし。指名してくれてすごいよかったなって思います。悔しかったね。
    真弥 上福さんと一緒に闘うことが出来ないってなった時に、誰が一緒に闘ってくれるのかなって。私にとってすごい特別で、一緒に熱く闘いたいって人はぽむかなって思って。
    ぽむ 嬉しいじゃーん!
    真弥 私たち同期で。これからも上に、ね。
    ぽむ もっともっといかないと。下の子もいっぱいいるし。下とかないけどね。頑張ろう!
    真弥 だから、ぽむと今日はワーっていきました! 結果負けちゃったけど。悔しいけど。
    ぽむ うちらなら出来るよ! また挑戦しよう!
    真弥 絶対に次も挑戦する。今回は勇気出してよかったって、ホントに思ってるから、またやる!
    ーータイトルに絡む試合を初めて経験したわけですが。
    真弥 かなり……雰囲気は今までの試合と違うなっていうのを体感しましたね。ほかの試合ももちろん、今まで気持ちを出してやってきたつもりあったけど、より一層……何ていうか、重く、いろんな気持ちを背負ってやるっていうのが。かなり私的には最初押し潰されそうになりました。でも、隣にぽむがいてくれるし、セコンドには上福さんがついていてくれたのが嬉しくて。上福さんは謝ってきてくれたんですけど、そんな謝る必要はないっていうか。これからだってあるし、(一緒に)やっていきたいと思ったから。だからいいんです。早く治してください、上福さん! これからもこういう経験をどんどんしていきたいと私は思ってます。
    ぽむ かみーゆさんが本当は出るはずだったし、チャンスだけどチャンスじゃなくて……。(真弥は)元々かみーゆさんと挑戦したかったじゃん? ぽむはパートナーがいないから。同期の真弥と組んで頑張ろうって思ったけど、うちも今度はパートナーを見つけて、またメインとかタイトルに自分から入っていけたらいいなと思いました。
    ーー普段反則はしない真弥選手ですが、試合終盤ではサミングを出しましたが。
    真弥 しましたっけ? って感じですね(苦笑)。それは反則なので、ダメですよ。……してないです。してないよね?
    ぽむ …う、うん。
    真弥 私はしてないかなって思いますけど。でもやっぱりあれだけダメージ食らって朦朧とした中で、たまに出ちゃうこともあるんじゃないかなって(苦笑)。
    ーー挑戦者決定戦を制して、白昼夢の持つタッグタイトル挑戦が決まりました。
    二人 やったー!
    のどか 疲れたね。すごい汗かいた。
    ユキ いつものことだけど。
    のどか そうですね。今日一緒に試合をしたのが、ぽむと真弥で。事前に……事前にじゃないけど、ぽむと真弥になったからって相手は変わらないっていうか、舐めていたわけじゃないし。もう二人が練習生の頃からずっと見ていて、力を分かっているじゃないですけど、いつか強い力を見せてくるんだろうなっていうのは、それは一番上にいれば分かるし。なので、舐めているわけじゃなくて、二人が今まで闘ってきた試合以上のものを見せることが、この瞬間にあると思ったら私たちは油断なんかする間もなかったし。なので、本当に全力で二人とぶつかり合えて……で、私たちのほうが強かったけどね! 強かったけど、思っていた以上にっていう感覚ではないです、向こうの二人が。
    ユキ 挑戦にかける気持ち、覚悟みたいなものは、私たちも何度も挑戦してきて、それによって出るパワーっていうのはスゴイていうのをよく分かっているから。そのパワーがあの二人にもかかると思ったら、絶対に隙も見せられないし。そう思っていたんですけど、そもそもあの二人で組んで、メインで闘うことすらないわけじゃないですか。
    のどか 普段だとね。今までもなかったね。
    ユキ そう。だったから、本当にスゲーなって思って。
    のどか 逆に私たちも二人によって力を出させられたようなこともあるかもしれない。
    ユキ うんうんうんうん。
    のどか 面白いですね。楽しいですね。
    ユキ ただその二人に負けるわけにはいかないので。私たちはもう一度白鳥無に挑戦したいので。私たちは1回負けてますけどね。二人がタッグベルトを巻いて防衛していく、輝いていく姿っていうのを、ずっと近くで見てきて。ずっとジェラシーというか、憧れというか、そういうものをよりドンドン強く感じて、その気持ちというか欲を溜めてきたので。
    のどか 欲を溜めてきたね! 欲を溜めてきたね!
    ユキ だから今度こそ! 今度こそ私たちがベルトを巻きます!
    のどか 私たちがもっともっと! もっともっと輝いて、東京女子ももっともっとみんなで輝いて、そして我々はベルトをゲットしたら岡山にも行く! やったー!
    ユキ 岡山に行って、ベルト姿を親にも見せる!
    のどか それだー! ありがとうございました。
    ユキ そのためにも頑張ります! ありがとうございました。
    ーー白昼夢には一度敗れていますし、爆れつシスターズとしてタッグベルトには何度か挑戦していますが、今まで奪取出来ていません。TDCホールという大きな会場である意味、背水の陣での挑戦になるかと思いますが、プレッシャーみたいなものはありますか?
    ユキ TDCホールって未知なので。私たちは行ったこともないし。もちろん東京女子で初めてだし。だからそれに関しては正直ちょっと分からないですけど、そのベルトに挑むことによるプレッシャーというのは……ヤバイ、どうしようっていうのは……。
    のどか 焦りはないです。
    ユキ そういう焦りはないです。
    のどか 焦りはないし、相手もよく知っている二人だから、逆にホームにしてやるつもりで、TDCは迎えたいと思います。
    ユキ 私たちもしっかり、しっかり力を蓄えてきたので……勝つ!
    ーー前回と比べて自分たちのここが違う、ここが変わったと思う部分は?
    のどか 前回と比べて……えっと、我慢をしました。
    ユキ そうだね。
    のどか 我慢をたくさんしてきた気がします。
    ユキ 自粛とかでってことでしょ?
    のどか うん……まぁ比喩だね。
    ユキ そういう察してみたいな、含ませることは文面では伝わらないから! 出来るだけちゃんとした言葉にして!
    のどか 分かるよ、伝わるよ!
    ユキ 私たちね、それぞれで闘うことも多かったですけど、その間もずっとずっと励まし合ってというか、傍にお姉ちゃんいたし。
    のどか はい。ユキも見てきました。
    ユキ その間に培った、さらなる絆というものはデカいんじゃないでしょうか。
    のどか (ユキの両耳を手で塞ぎながら)あまり聞いてほしくないんですけど、ユキが憧れる姉ちゃんでいなきゃっていう気持ちが子供の頃からずっとあるから、もっともっと強いところを……背中を追いかけてもらわないとなって感じです!
    ユキ 何も聞こえんかった。
    のどか です!
    ユキ です!

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