旗揚げ9年目での両国“夢舞台”で中島翔子が涙のプリプリ王座奪還!「サイバーファイトフェスでタイトル戦がしたい」
旗揚げから9年目での初進出となった夢舞台のメインイベントで初期メンバーの中島翔子が、同じく団体創設時から支えてきたプリンセス・オブ・プリンセス王者の山下実優を破り、2年5ヵ月ぶりに同王座奪還を果たした。
2012年に創設された同団体はライブハウスでのマットプロレスから始動。2013年8月17日にはDDTプロレスの両国国技館でのダークマッチで練習生4選手がデビュー(山下&中島組vs木場千景&KANNA組)。同12月1日、東京・北沢タウンホールで旗揚げした。黎明期から団体を支えてきた山下も中島も「いつか東京女子単独で両国国技館大会を開催したい」との思いをもって戦ってきた。そして、9年に及ぶ悲願が実り、ようやく夢の舞台にたどり着いた。
序盤は山下に攻め込まれる場面が多かった中島だが、トペ2連発を敢行すると流れが変わった。中島は619、背中へのミサイルキック、バタフライロックで攻め立てた。山下も雪崩式アティテュード・アジャストメントを繰り出して反撃。15分過ぎ、中島がノーザン連発を見舞うもカウントは2。山下もハイキック、リターンクラッシュ、さらにジャーマンで投げるも、中島はクリア。山下はSkull Kickを後頭部にたたき込み、2発目を狙うも回避した中島は変型DDTからダイビング・セントーンを決めて3カウントを奪取した。
2019年11月3日、DDTの両国国技館大会で同王座から陥落して以来、2年5ヵ月ぶりにベルトを手にした中島は「山下、今までで今日が一番強かった。昔は山下のことを考え方が合わないとか、強いけど認めることができないとか思ってたけど。何年も一緒に戦ってきて、どんなにプレッシャーがかかる大きなところでも怖い顔一つ見せず、強くて勝ち続けて、みんなのことを引っ張ってる山下の姿は本当にかっこよくて。嫌いだと思ってた時期もあったけど、いつの間にかすごく尊敬してた。だから今日、勝って山下みたいになりたかった。今日の勝ちで超えられたかどうかは分からないけど、いつか追い越してみせる。だから、これからも一緒に東京女子で戦っていこう」と涙のマイク。
バックステージで中島は「東京女子にとって、特別な場所で一番勝ちたかった山下に勝って、ベルトを巻くことができました。山下は同じときに同じ場所でデビューした仲間なんですけど、いつもみんなの上に立って、真ん中にいて、どんなところでも勝ち続ける。気付いたらすごく遠いところにいて、そんな山下に追いつきたくて。まだ追いつけたどうかは分からないんですけど、これからどんどんベルトと一緒に勝って。山下みたいにみんなのことを引っ張れる存在になりたいと思いました」と歓喜のコメント。
今後については、「サイバーファイトフェス(6月12日)があるじゃないですか。去年、山下とユカっち(坂崎ユカ)が(タイトル戦をして)すごいかっこよかったんですよね。今度は私がみんなの代表でタイトル戦がしたいなって思いました」と思いを馳せた。
一方、敗れた山下は「悔しいですけど、東京女子のみんなと両国国技館大会を開催することができてうれしかったです。両国を超えたら、自分のなかで終わってしまうんじゃないかって。うれしい反面、さびしい気持ちもありました。だけど今日、両国をやって、東京女子にとってゴールじゃないし。ここでハッピーエンドじゃないんで。もっともっと大きい存在になって、もっと大きなところで応援してくれる皆さんを笑顔にできるようにやっていきたいなと思いました。中島と両国で試合ができてうれしかったです。勝つことができなかったのは、悔しいし心残りですけど、負けたら強くなればいいだけなので。また鍛え直します」と前を向いた。
なお、同団体では7月9日、東京・大田区総合体育館大会の開催が決定。10月9日にはTOKYO DOME CITY HALL大会が控えており、下半期はビッグマッチのラッシュとなる。
マジラビが“最強の挑戦者”白昼夢を退けプリンセスタッグ王座V2!「両国国技館で取ったのはデカい。今はもう最高です」
セミファイナルではプリンセスタッグ王者のマジカルシュガーラビッツ(マジラビ=坂崎ユカ、瑞希)が“最強の挑戦者”白昼夢(辰巳リカ、渡辺未詩)を退け、2度目の防衛に成功した。
先に行われた「“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」で、マジラビは享楽共鳴(中島翔子&ハイパーミサヲ)に敗れて、よもやの1回戦敗退。白昼夢は同トーナメントを制して、タッグ王座への挑戦権を力でもぎ取った。
東京女子きっての実力者チーム同士とあって、試合は一進一退の白熱の攻防となった。マジラビの合体技が次々にさく裂すれば、負けじと白昼夢の連係技が決まり、両軍とも一歩も引かず。パワー自慢の渡辺はマジラビの2人をまとめてボディスラムで投げ、2人まとめてジャイアント・スイングでぶん回す荒技も披露。15分過ぎ、瑞希はここ一番にしか出さない“秘技”渦飴を繰り出して渡辺を場外に排除。ここで坂崎がTea timeを辰巳に決めると、瑞希がダイビング・フットスタンプを投下。続けて、坂崎が魔法少女にわとり野郎を見舞って辰巳から3カウントを奪った。
ベルトを守った坂崎は「両国国技館で取ったのはデカい。これはたぶん作戦勝ち。全然余裕の勝利じゃなかったけど、あんなに一進一退の、本当に紙一重で勝てた。今はもう最高です」、瑞希は「トーナメントで負けて悔しい思いをして、優勝したチームに勝てて。今回はいっぱい攻めて攻めてできたから」と笑み。
2020年11月以来、1年5ヵ月ぶりのタッグ王座返り咲きがならなかったリカは「ダメだったけど、やることはやったんで。夢の舞台で。マジラビと戦えて、現実だったから。またこういう夢の舞台の現実を積み重ねてスタートしよう。また新しい夢を見つけていけたらいい」と敗戦ショックを垣間見せながらも、気持ちを切り替えていた。
荒井優希、初のタイトル挑戦も王者・伊藤麻希に惜敗!「少しずつ差を縮めて、次は絶対に勝ちたい」
初のタイトル戦に臨んだSKE48の荒井優希は、伊藤麻希が保持するインターナショナル・プリンセス王座に挑むも惜しくも敗れた。
序盤、伊藤の場外での洗礼を受けた荒井だが、リングに戻ると、ビッグブーツ連打、ドロップキック、サソリ固めなどで猛攻。10分過ぎには必殺のFinally(カカト落とし)をたたき込んだが、伊藤はカウント2でクリア。その後、反撃に転じた伊藤はフライング・ビッグヘッドを投下し、伊藤パニッシュで攻め込むも荒井はエスケープ。伊藤がコーナーに上ると、荒井は駆け上がって2発目のFinallyを見舞い、コーナーでエルボー合戦。伊藤は強烈なヘッドバットをたたき込むと、雪崩式DDTから伊藤デラックスで絞め上げてギブアップを奪った。試合後、伊藤が握手を求めると、荒井は悔しさをにじませながら応じた。
荒井は「今日は負けました。でも絶対にいつかは伊藤さんに勝つので。これからも続けていく理由ができたし、少しずつ伊藤さんとの差を縮めて、次は絶対に勝ちたいと思います」と悔しさを露わにした。握手に応じたことについては、「悔しかったんですけど、今の自分を思い知らせてくれたというか。やっぱり大切な存在に変わりはないので、次は私が勝って、私から握手を求めたいと思います」と話した。
防衛に成功した伊藤は「何度やり合ったって伊藤麻希が勝つぞ! 荒井優希は強いよ。アイツはアイツが思ってる以上にメチャメチャ強い。パワー、スタミナ、根性もある。一つだけ足りないものがある。素材としてはいいけど、料理人としてはまだまだ。荒井優希、もっともがけ、もっと苦しめ! それでも伊藤麻希を潰しに来い!」と荒井を認めながらも、余裕の表情だった。
空手世界王者・長野じゅりあ、デビュー戦で無念の黒星も継続参戦を熱望!「負けたままだと終わりたくないし、もっと強くなりたい」
伝統派空手の元世界王者で女優、看護師、TikTokerとして活動する長野じゅりあがプロレスデビュー戦に臨み、勝負に敗れたが継続参戦を熱望した。
長野は宮本もかとの空手コンビで、鈴芽、遠藤有栖組と対戦。長野はグラウンドではやや苦戦したものの、得意の突き、蹴りで攻め立て、宮本との連係も披露。鈴芽には強烈なブラジリアンキックをさく裂させたが、カウントは2。遠藤がミサイルキックで長野を排除すると、鈴芽が宮本にリングアベルに決めて3カウントを奪い、長野はデビュー戦を勝利で飾ることはできなかった。
バックステージで長野は「中盤までは打撃とかで結構攻められたんですが、グラウンドになると全然うまくいかないと。18歳で空手を引退して、最後の試合も負けて引退したんですけど。こうやってプロレスデビューして初戦で負けて、こんなに悔しいとは思わなかった。でも、こんなに素敵な東京女子っていう団体で、しかも両国国技館という大きい舞台で戦えて楽しかった」と涙。そして、「デビュー以降のプロレスの予定は一切決まってなかったんですけど、負けたままだと終わりたくないし、もっと強くなりたいなって思いました」と継続参戦を口にした。
“AEWスーパースター”志田光が2年5ヵ月ぶりの凱旋試合で乃蒼ヒカリに勝利!「もう一回試合するときは今度こそハードコアルールでやりましょう」
元AEW世界女子王者の志田光が2年5ヵ月ぶりの凱旋試合で、乃蒼ヒカリを破り貫禄を示した。2019年秋に渡米して、米国のメジャー団体AEW女子の頂点の座にも就いた志田は満を持して東京女子への初参戦となった。
序盤、場外戦に発展し、ヒカリがイス攻撃を見舞えば、志田は竹刀でブッ叩くなどハードコア流ファイトも見られた。戦場がリングに戻ると、ヒカリはミサイルキック、グラウンドでのコブラツイストで攻め込んだ。志田はカナディアン・バックブリーカー、ブレーンバスターで応戦。ヒカリは必殺のブリザード・スープレックスを決めるも、カウントは2。志田はヒザ蹴りから、カナディアン・バックブリーカーの体勢から投げ飛ばす荒技を敢行。最後はファルコンアローをさく裂させて3カウントを奪取して、凱旋試合を白星で飾った。
志田は「私、AEWのベル獲ったときノーDQ戦だったんですよ。そんな私に『ハードコアやりたい?』。いやあ、危険な発言なんじゃないのかなって最初は思ったんですけどね。ただ今日試合してみてその心意気、いいじゃないですか。乃蒼ヒカリ、カッケーじゃないですか。今日日本で久々に試合させていただいて、この両国っていう大きな舞台で日本復帰させていただいたこと本当に感謝してます。これから志田光は、世界中で活躍していきます。米国、日本、どこでも飛んでいきますよ。いつか乃蒼ヒカリが私を捕まえて、またもう一回試合するときは今度こそハードコアルールでやりましょう」と余裕を見せた。
ヒカリは「何も出せなかったなっていうのが一番ですかね。決まってから対策はしてきたんですけど。自分が想像してた距離よりホントに遠いくらい強くて。ただただ悔しいなっていうのが大きいです。もっとかっこいい選手がいるってことを知ってもらいたかったです」と涙ながらに肩を落とした。ハードコアでの再戦については、「最初に握手を求めたときから、全然相手にされてないなっていうのを感じてて。だからこそ自分の得意分野というか、好きなものでアピールしたいなっていうのはあったんですけど。志田さんがハードコアな試合をしてくれたのはうれしくて。1回闘ったからこそ、もっともっと志田さんを研究して、(次は)ハードコアしてほしいです」と語った。
☆** **全試合の詳細は** **WRESTLE UNIVERSE** **をご覧ください!
https://www.wrestle-universe.com/lives/wUG8hP5iApC63jbtQzhVVx