前説
年内最後の大阪大会は11・29アゼリア大正ホール!/アプガプロレスのミニLIVEは『瞬間・あいどるメモリアル』
第1試合 15分1本勝負
第2試合 15分1本勝負
第3試合 20分1本勝負
第4試合 15分1本勝負
第5試合 20分1本勝負
中島とOber Eatsは9・20大田区のプリンセスタッグ前哨戦。中島は汐珠を下がらせて上原と対峙してスタート。再三再四タッチを求める汐珠に気を取られて中島が逆転を許してしまう展開。カットに入っても上福のサミングで蹴散らされてしまう。中島がなんとかドロップキックを決めてようやくタッチをかわした汐珠だったが、上福のビッグブーツを皮切りにローンバトル。それでもブレーンバスターを着地してのドロップキックで汐珠が逆転。替わった中島が一気呵成の攻め。上福もコーナーの中島にドロップキックを放ち、替わった上原が側転エルボーも中島がかわして羽根折り固め。汐珠がドロップキックで続く。上原がバナナピローでやり返せば中島がカット。上福が中島を排除。コーナーに登る汐珠を上福がビッグブーツで止めて上原と連係を狙う。ここで中島がリングに急行。汐珠を使って上原をウラカンホイップで場外に出し、中島も上福をウラカンホイップで送り出すとまとめてトペ・スイシーダを浴びせる。上原をリングに戻して試合を汐珠に託す。汐珠もコアラクラッチで応戦したが、上原がそれを振り解いて新技の変形フェースバスターを決めて勝利。試合後はベルトを誇示する中島とOber Eatsがにらみ合った。
【試合後のコメント】
上福 今日なんか、すげえ最後…わかながよう分からん動きして勝ちましたけど、前哨戦。
上原 やっぱりね、ベルト挑戦決まって一戦目だったので、絶対1勝したいなってかんじで気合入ってました。
上福 貪欲にね、生きてるからね。ホント貪欲だよね。京都の町だよ、ここは。したたかに。
上原 はんなり…。
上福 はんなりやらなきゃいけないのに、ホントにそういうことやっちゃうんですけども。まぁよかったよ。名前とか決めてるんですか?
上原 えー、いまめっちゃ考えてるんです。じゃあ後日発表しようかな。
上福 じゃあ期待ですね。滑ってたら滑ってるよって言うから。
上原 やだー(笑)。
上福 それも含めて楽しんでもらえたらなと思いますけど。ナカショー(中島)も気合入ってるし。
上原 そうですね。
上福 ちょっと気まずいんだよね、私。先生みたいな目でみてるからヒヨる、普通に。顔見るとヒヨる。でもそういう時はタオミ…ミサヲさんのこと私、タオミって呼んでるんですけど、タオミの顔見て和らげてる。そういう人生です。
――前哨戦のなか、1人異質な選手が…。
上福 ガキ? たしかに。(上原に)あのガキと仲いいの?
上原 あー、はい。歴も近いので。今日すごかったですね。
上福 すごい、ガキの主張。でもやっぱり令和の時代って…あの子Z世代なのかな? 何歳だろう? まだ15、6? 若そうですけど、ガキなら開き直ってガキなりに主張しないとなって。うんともすんとも言わないやつが一番嫌いなの。あいさつもできないようなクソみたいなガキが一番嫌いなの、私は。だからハキハキね、おっきい声でしゃべらないと。山下さんも言ってたじゃない。リング上は対等だ、みたいな。リーダーが言ってたので、そのかんじのガキは嫌いじゃないなと思いました。あの大きさであいさつしてこいって感じです。
上原 でも平成何年生まれの時に「令和!」って言ってませんでした?
上福 アイツ令和に生まれたの? それはありえないか。iPhoneと一緒になっちゃうから。さよなら。
中島 お前、令和生まれか?
汐珠 平成17か19か20とか…。
中島 そうだよな。
汐珠 7かな?
中島 赤ちゃんじゃないぞ。
汐珠 令和の発表の時に生きてました(笑)。
中島 生きてたらしいぞ! こいつは平成生まれだから、あんまり舐めない方がいいぞ。分かったか! 今日は前哨戦だ。負けたが、ちょっとコイツを最終兵器に仕立て上げることで気を晴らそうと思うから、期待しといてくれ。
汐珠 頑張ります!
――汐珠が最終兵器?
中島 最終兵器です、東京女子の。知らないけど(笑)。
汐珠 頑張ります!
セミファイナル 20分1本勝負
タッグマッチ
12分53秒
アティテュード・アジャストメント→片エビ固め
地元凱旋の荒井と芦田。先輩の荒井は山下のローキックから鳥喰の足攻めで捕まるがカウンターのボディースラムで逆転。タッチを受けた芦田が荒井とダブルのビッグブーツ。ギロチンドロップからのハイキックは鳥喰がソバットで阻止。山下が出てくると背中にローキックを放つ。ここから芦田がローンバトル。鳥喰の水面蹴りから山下がPK、鳥喰がカバーもカウント2。二段蹴り狙いをブロックした芦田がブーツを放って荒井とタッチ。鳥喰は荒井にシャイニング延髄斬り。替わった山下が荒井に鋭いローキック。荒井もエルボーで応戦して新人賞。芦田が出てきてジャンピングブーツ。鎌固めは山下がアイアンクローで阻止。芦田もハイキックからジャーマンを狙うが踏ん張った山下がリターンクラッシュから変形コブラクラッチ。これは荒井がブーツでカット。ダブルのブーツの連係から芦田のカバーは鳥喰がバック宙キックでカット。救出に入った荒井が鳥喰のセカンドロープ・ローリングセントーンで排除されると孤立した芦田が山下のアティテュード・アジャストメントでフォール負け。
【試合後のコメント】
芦田 負けちゃいました…悔しい。
荒井 去年は京都大会開催してなくて、2年ぶりだったんですよー。で、2年ぶりに開催したら、芦田さんっていう京都出身の仲間が増えて、今日は一緒に闘えたんですよ。(タッグを組むのは)2回目とか?
芦田 そうです、そうです。
荒井 2回目のタッグだったんですけど、今日はちょっと凱旋なのに勝てなかったということで…。
芦田 いやぁ、そうですね。(自分の)力不足だと思いながら…。
荒井 いやそんなことない。助けにいけなかったので。ちょっとまだまだ力不足だったなって感じたんですけど、次また帰ってきた時にまた組んで。
芦田 強くなって、また凱旋したいなと強く思います。
荒井 はい! そうしましょう。また帰ってきます!
メインイベント 20分1本勝負
9・20大田区のプリプリ前哨戦となった瑞希と未詩。ファーストコンタクトは7分過ぎ。未詩がショルダーアタックで吹っ飛ばしジャイアントスイングを狙うも瑞希が抵抗してカサドーラで丸め込む。すると未詩がそれを切り返してリバースのジャイアントスイング。このカバーをカットに入った凍雅もまとめて未詩はボディースラムで叩きつける。未詩は瑞希にカナディアン・バックブリーカー。着地した瑞希が未詩をコーナー2段目にセットしてダイビング・フットスタンプ。10分経過、さらにダイビング・フットスタンプを放つも未詩がかわしてバッティングハンマー。未詩が志乃にスイッチしたため互いに権利を持ってのぶつかりあいはこの一度きり。終盤には瑞希が志乃にキューティースペシャルを狙うと未詩が助けに入るが、瑞希は志乃を投げて未詩にぶつけてダメージを与え、すかさず志乃にキューティースペシャル。凍雅に押さえつけられていた未詩のカットがギリギリ間に合わず、3カウントが数えられた。
エンディング
瑞希が未詩の眼前で勝利!「屈辱ですわ」(未詩)
試合後、瑞希がマイクを持つ。瑞希「あー、きつー! 今日来てくれたみなさん、ありがとうございます!(2人に)ちょっと…お願いします」ハル「私は初めて京都に来たので。一昨年の試合も体調不良で欠場してしまって、修学旅行も来ておらず。京都めっちゃ初めてで、やっと来れて、すごい嬉しいです!」凍雅「私も実は京都、初めて試合をする会場なんですけど、(ハルと)同じ日に私もお休みしまして(苦笑)。でもこの会場、試合とかで見に来たことはあるので、いつかここで闘ってみたいなってずっと思ってて。今日闘えたのも嬉しいし、そこで勝てたのはめちゃめちゃ嬉しいです!」瑞希「今日もひとりでは勝てなかったら、ホントに2人にありがとうだし。大田区も決まったんですけど、なんかこうやって色んな所で試合をして、色んなところに見に来てみなさんがいて、いつも追いかけてくださるみなさんもいて。だからこうやってたくさん試合ができてるんだなって、あらためてすごい感謝だし。なんなら…東京女子、これからもみんなに心がひらっとするような、明日が楽しみになるプロレスを届けていくので、これからもずっとずっとついてきてください! これからの東京女子にも期待しててください。今日もありがとうございました!」
【試合後のコメント】
瑞希 初めての京都、どうだった?
凍雅 ステンドグラスめっちゃキレイで、すごーいってなりながら…だけど試合に集中しないといけないのでその余裕はなく(笑)。でも勝った後に見たステンドグラスがめっちゃキレイでした。
ハル 今日はとっても瑞希さんがプリンセスで。なんか…あ、姫なんだなあってあらためて思いました。
瑞希 嬉しい。
凍雅 キラキラ輝いてて。
瑞希 でもほんまに今日、けっこうあらためて未詩のプリンセスさに…まぁバケモノと取るかは任せるけど。
2人 いやいやいやいや…(苦笑)。
瑞希 プリンセスさに優勝した勢いもさらに乗っかってるなって。実力は元々乗っかってるけど、勢いも乗っかってるなって思ってけっこう苦しかったけど…最後、引き止めてくれたりとか、アシストしてくれたりとか。なんか、今日ここでひとつ勝てたのは私のなかですごい大きかったから、ホントにありがとうだし。こうやって京都に来れたり、色んなところに行けるのもみんなで頑張ってるからやし、来てくれるお客さんのおかげでもあるから、もっともっと一緒に頑張って私は行きたいんですけど…どうですか?
凍雅 はい、一緒に頑張りたいです。
ハル 頑張りまーす!
瑞希 ありがとうございましたー!
未詩 トーナメント後、前哨戦は初だったんですけど。結果としては負けてしまったんですけど、でも私のこの夏イチのプリンセスな姿は見せれたかなと思っています。どうだった?
志乃 プリンセスの隣でごめんなさい。
未詩 違うの。私、女の子は誰だってプリンセスだと思うの。
HIMAWARI おお!
未詩 女の子は誰だってプリンセスなんです!
志乃 そのなかの、もっとプリンセスってことですか…?
未詩 そう。そのなかで未詩が一番、この夏一番のプリンセス。思わない?
志乃 思います。
未詩 そうだよね?
HIMAWARI はい!
未詩 素敵よ、ヒマンツェルも素敵だし、シノララ姫も素敵です。この調子で一番のプリンセスを目指して頑張りたいと思います。
――王者・瑞希と当たってどうだった?
未詩 やっぱり1月4日にシングルした時よりも、このベルトで引っ張ってきているっていうのを感じますし。やっぱ強さっていうのをちょっと当たっただけでも感じました。目が合うだけで瑞希さんの真の強さをめちゃくちゃ感じるものがあるので、負けないように頑張ろうと思いました。
――最後は目の前で3カウントを取られました。
未詩 屈辱ですわ。え、どうですか? やっぱ週プロさん的に私ってプリンセスですか?
――…はい。
未詩 ありがとうございます。だそうです。