東京女子ロゴ

TJPW LIVE in Bangkok

この記事をシェアする

日時2025年12月13日
会場タイ・バンコク・ザ・サーカススタジオ
観衆327人(超満員札止め)
  • 前説

  • 初のバンコク大会が開幕! アプガプロレスのミニLIVEは『ラビュモット!』『アッパーキック!』

  • 初のバンコク大会でもオープニングはアップアップガールズ(プロレス)のミニライブから。英語とタイ語を混ぜた各々の挨拶から『ラビュモット!』『アッパーキック!』の2曲を披露し「東京女子プロレス、スタート!」とオープニングコール。
  • 第1試合 15分1本勝負

  • シングルマッチ

    7分57秒

    フェイマサー→片エビ固め

  • 場内「カミユ」コールと「ウタ」コールが交錯。身長差を活かして試合を進めようとする上福が串刺しビッグブーツ連発。さらにドロップキックからロープ際で踏みつけ式の体固め。苦しい汐珠だったがブレーンバスターを着地するとランニング・ドロップキックで逆転。場内の「ウタ」コールに押されてエルボー連打から串刺しエルボー、さらにドロップキックと攻勢もカウント2。反転式ミサイルキック狙いを上福はコーナー上の汐珠へのビッグブーツで阻止。直後の卍固めはロープに逃げられる。ヤッホー83cmはカウント2。汐珠のエルボーに逆水平、ダブルチョップで返す上福。汐珠はドロップキックで流れを変えて反転式ミサイルキックを決めたがカウント2止まり。上福がドロップキックでやり返すもカウント2。汐珠も丸め込みで抵抗し、振り子式ミサイルキック。そこからコアラクラッチで捕らえるも上福が抜け出してブレーンバスター。直後のフェイマサーは汐珠がかわして再度のコアラクラッチも上福が抜け出してフェイマサーを放って勝利。
  • 第2試合 20分1本勝負

  • タッグマッチ

    11分8秒

    リング・ア・ベル→片エビ固め

  • 荒井のボディースラムから志乃が鈴芽を捕まえると荒井も有栖を捕獲し「レッツゴー・バンコクツアー!」と観光案内。鈴芽は志乃を自陣コーナーに送って串刺しドロップキックから有栖も串刺しドロップキックで続いて鈴芽とダブルのバックエルボー。でじもんのタッチワークに捕まった志乃だが、有栖にドロップキックを決めてようやくピンチを脱出。荒井が一気呵成の攻め。荒井のフルネルソンバスターをかわした有栖が荒井の頭をセカンドロープの外に出してエプロンで鶴ヶ城。荒井も二段蹴りでやり返してサソリ固めに持ち込んだが、有栖がうまく丸め込むもカウント2。有栖が水車落としを決めて鈴芽とスイッチ。鈴芽がフェースクラッシャーからミカヅキ流星群もカウント2。リング・ア・ベル狙いは荒井がかわしてフルネルソンバスター。替わった志乃がドロップキック。しかしカウント2止まり。スリーパーは鈴芽がかわしてセカンドロープからのフェースクラッシャー。ハチノスエイトノットで絞るも荒井がカット。駆け上がり式フェースクラッシャーは志乃がかわしてランニング式スイングネックブリーカー。さらに荒井のビッグブーツのアシストから志乃がベリー・トゥ・ベリーを決めて再びスリーパーで絞る。これは有栖がカット。有栖は救出に入った荒井にスーパーキック。鈴芽は志乃にドロップキックを突き刺すと、鈴芽が志乃に駆け上がり式フェースクラッシャー。同時に有栖が荒井にダイビング鶴ヶ城。最後は鈴芽が孤立した志乃にリング・ア・ベルを決めてフォール勝ち。
  • 第3試合 30分1本勝負

  • MLW世界女子フェザー級選手権試合

    VS

    • LOSE

      <挑戦者>

      アレクシス・リー

    VS

    9分5秒

    ダイビング・セントーン→片エビ固め

    ※第5代王者が6度目の防衛に成功。
  • 入場した中島をアレクシスが急襲して開始のゴング。中島のテクニックで翻弄されるアレクシスだがトップロープにぶつけ、さらに肩車式フェースバスターでエプロンに叩きつけて流れを変える。セカンドロープに引っ掛けてのチョーク攻撃からランニング式ブーツ、さらにスライティング・ラリアットと攻勢に出るアレクシスだが、中島が投げ捨てのノーザンライト・スープレックスで反撃の狼煙。ライダーキックでアレクシスを場外に出すとトペ・スイシーダ。続くシルバーブレットはアレクシスがかわしてネックブリーカー。エルボーの打ち合いからアレクシスが逆水平。アレクシスの肩車は中島がかわしてウラカンホイップで飛ばすとトップロープでの619。続くノーザンライト・スープレックス狙いはアレクシスがエプロンに回避してレフェリーにぶつけようとする。これを寸前で止まった中島をアレクシスが丸め込むもカウント2。さらにライダーキックをうまくレフェリーに被弾させてアレクシスが噛みつきからシスターアビゲイル。しかしカバーはレフェリーがダウンして入らない。するとベルトを持ちだすアレクシス。これは中島がかわしてウラカンホイップから619。するとアレクシスがベルトで防御し、さらにベルトで殴打する。ノーリーウェイを決めてみせたが、レフェリーのダメージでカウントが遅れてしまった。ならばとシスターアビゲイルを狙ったアレクシスだが、これをかわした中島が619。ダブルアームDDTからダイビング・セントーンで決着。

    【試合後のコメント】
    中島 アレクシス、防衛したぞ、これ! オマエに勝ったということは私はシンガポールに行く権利があるというだな。次はオマエの国で勝負だ! コップンカー。

    アレクシス 今日は日本以外の東南アジア初の女子プロレス興行という歴史的な一日に参加できて嬉しいです!ナカジマサンとMLWのタイトルマッチができたことも嬉しいです。今日は一歩及ばなかったけど、だからこそもっと努力することができます。ショーコサン、諦めてないのでまたチャレンジします!
  • セミファイナル 30分1本勝負

  • IWA JAPAN SETUP世界タッグ選手権試合

    14分27秒

    Skull kick→片エビ固め

    ※第15代王者組が初防衛に成功。
  • 開始前に枕を置いて寝るらく。レフェリーが開始のゴングを鳴らすと、らくを覗き込んだ山下&鳥喰をぽむがまとめて丸め込む。さらにらくぽむはおやすみエクスプレスもカウント2。チャンピオンチームを場外に出したらくぽむ。らくは鳥喰を枕で窒息させ、ぽむはモンコンを頭に付け、手にはグローブを装着して山下にパンチ連打。らくぽむがエプロンで中央の鳥喰と山下にサンドイッチ攻撃を狙うがかわされて同士討ちに。ぽむは山下のエプロンPKの餌食となり、リング内ではらくが鳥喰のボディースラムからしばらくローンバトル。それでもらくは鳥喰のバック宙キックをかわしてフェースバスターを決めてピンチを脱出。ぽむが鳥喰にスネ蹴り。さらにラフォーレ原宿で投げ飛ばす。ニーロックは鳥喰がロープに逃げる。鳥喰も二段蹴りからバック宙キックで返して山下とタッチ。山下はミドルキック連打。さらにランニング・ラリアットはカウント2。続く変形コブラクラッチはぽむが丸め込みでかわす。すかさずスネ蹴りから走り込むも山下が止めて背中にエルボーから抱えてアティテュード・アジャストメント狙い。ぽむが足をバタつかせて抵抗して丸め込む。これを山下がロープで掴んで阻止も、らくのぽっぽーチョップのアシストからぽむが丸め込む。さらにかわったらくがぽっぽーチョップ。らくのミサイルキックのアシストからカバーするもカウント2。らくがドロップキックもカウント2。スーパービュー踊り子は山下が踏ん張って、さらにコーナーに追い込むとリターンクラッシュ。Skull kickはらくがかわしてハリケーンターンもカウント2。らくがコーナーに登るも鳥喰が阻止。山下がコーナーのらくを抱えてアティテュード・アジャストメント狙い。らくが着地して山下をロープに飛ばすと、寝転がっていたぽむに山下が躓く。ぽむがすかさずエプロンでのぽむ・ど・じゃすてぃす。さらにらくがリング下の山下にエプロンからぽっぽーチョップを発射。リングに戻してカバーもカウント2。らくが走り込むも鳥喰がソバットで止めてハイキック。山下がアティテュード・アジャストメント。鳥喰がセカンドロープ・ローリングセントーンを浴びせて、山下のカバーはぽむがカット。鳥喰がぽむのPアタックをかわしてシャイニング延髄斬りで排除。山下がコーナーのらくにハイキックからSkull kickにつないで勝利した。

    【試合後のコメント】
    山下 勝ったぞ!
    鳥喰 勝ちました! 私は初の防衛です! 嬉しい!
    山下 タイでしかも初戦で相手がらくとぽむというのは正直不安要素がありました。あの2人は何を考えているのかわかんないし。
    鳥喰 わからなかった。
    山下 絶対メチャクチャにされると思ったし、しかも場所がタイだし。あの2人はずっとタイでやってきてたわけで、どうなるかと思ったけど、どうにか勝ちました。
    鳥喰 振り回されたけど勝てました!
    山下 あの2人メッチャ強かったし、もう二度としたくないと思う部分もあるけど、日本に戻っても、もう一回やりたいなと思います。
    鳥喰 複雑(笑)。
    山下 でも勝ったんですから、これからも防衛していきましょう。私強いですから!
    鳥喰 私も一緒に強くなります!


    ぽむ 負けたね。
    らく 負けちゃった。
    ぽむ 頑張ったよね。ぽむは絶対勝ったらベルトは絶対黒って決めていたのに。らくさんは赤ね。
    らく でもうちらの大切な国のタイでタイトルマッチ。
    ぽむ タイトルマッチをらくぽむで初めてできたもんね。メッチャ嬉しかった。
    らく どんどん強くなっている気がするからもう負けない!
    ぽむ またちょっと諦めない気持ちが出てきたので、絶対黒! ぽむ、絶対黒獲りまーす!
    らく 挑戦したい!
  • メインイベント 30分1本勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    VS

    • LOSE

      <挑戦者>

      マッチャ

    VS

    17分47秒

    旋回式ティアドロップ→体固め

    ※第16代王者が3度目の防衛に成功。

  • 地元のマッチャへの声援が多く飛ぶ。未詩の握手をマッチャが拒否して試合スタート。未詩がヘッドロック、マッチャもそれを抱えんとしてからの丸め込み。ショルダーアタックの打ちあいはマッチャが制してみせると串刺し攻撃。かわした未詩がショルダーアタックから腰にエルボー連打。そこからバックブリーカーにつなげる。場内「マッチャ」コール。未詩のボディースラム狙いはマッチャが丸め込みでかわすとバックを取り、ロープを掴んで阻止せんとする未詩の髪を掴んで今度は場外戦。マッチャがイスに投げつけていく。未詩もマッチャを鉄柱に投げてやり返すとエプロンに背中を叩きつける。マッチャもエプロンから未詩にクロスボディーを発射。未詩をリングに戻すとマッチャはヘアーホイップ連発。ハーフダウンの未詩へのクロスボディーはカウント2。サイトースープレックスを仕掛けるが未詩が踏ん張ってボディースラムで逆転。そこからショルダーアタックで吹っ飛ばしてランサルセで叩きつけるとコーナースプラッシュからショルダーアタックと猛攻。ジャイアントスイング狙いはマッチャが足を掴んで丸め込むもカウント2。マッチャはコーナースプラッシュ連発からベリー・トゥ・ベリーで投げるもカウント2。マッチャはここで逆エビ固め。これは未詩がロープに逃げる。マッチャがサイトースープレックス狙いも未詩が踏ん張る。未詩はマッチャのクロスボディーをキャッチしてバックブリーカー。そこからなんと高速ジャイアントスイングでぶん回して大歓声から「ミウ」コール。未詩のカバーはカウント2。未詩のバッティングハンマーはマッチャがかわしてクロスローズ。両者ダウンから起き上がってのエルボーのラリーからマッチャが逆水平連発。今度は未詩はバッティングハンマー連打。マッチャはそれを突き破ってラリアット。それでもサイトースープレックスは投げさせない未詩がアバランシュホールド。マッチャもようやくサイトースープレックスに成功したが、カバーに遅れてしまってカウント2。未詩がレーザービームからティアドロップを狙う。マッチャが抵抗してこれを丸め込むもカウント2。今度こそのサイトースープレックスはカウント2。マッチャに抱え込まれんとしたがそれを防いでレーザービームから旋回式ティアドロップで熱戦に終止符を打った。
  • エンディング

  • 「みんなTJPWのこと、SETUPのこと好きかー?」「ชอบ!」で大団円!

  • 試合後、未詩がマイクを取る。「こうやってマッチャが大切に思っているタイでお互いのラブをぶつけあえて本当によかったです! ありがとう、マッチャ! こうやってタイ・バンコク、初めてのTJPWの大会、たくさんみんなが来てくれて、配信でも見てくれてとっても嬉しいです! コップンカー! こうやってたくさんたくさん来てくれて、いつも通りのTJPW、スペシャルなマッチャとかみんなと作り上げられて、幸せでした!」未詩は今日の全選手をリングにあげるとマッチャには「一緒に大会エンドしよう」と呼びかける。最後は「みんなTJPWのこと、SETUPのこと好きかー?」「ชอบ!(チョープ!)」のコール&レスポンスで締めとなった。

    【試合後のコメント】
    未詩 タイ・バンコクTJPW大会、3回目の防衛に成功しました。こうやって世界各地でこのベルトをもっともっと輝かせて、キラキラにして、強くなっていきたいと思っていたから、こうやってマッチャという素晴らしい相手と闘えたことはすごく嬉しかったです。マッチャが「プロレスが大好きな気持ちは負けてない」と調印式で言ってたみたいなんです。未詩は聞き取れなかったんですけど。その気持ちはじゅうぶん伝わったし、未詩の大好きな気持ちも伝わったと思うので、ここからもっともっと輝かせていきたいし、これで正式に鈴芽とイッテンヨンで闘うことが決定したので、日本のみんな、ジャパン・エブリワン、待っててね! イッテンヨン、来年! ということでタイ、ありがとうございました。コップンカー。「大好きだー!」は「「チョープ!(ชอบ!)」。

    マッチャ ごめんなさい、タイトルマッチで負けてしまいました。だけど今日はタイのプロレス業界にとって、とても大きな勝利です。日本以外の東南アジア、タイで初めて女子だけのプロレス興行を実現できたのだから。また渡辺未詩と試合をしたいです。いつか彼女に勝利して、プリンセス・オブ・プリンセスになりたいです。でも今日はハードだった…オーマイゴッド!

この記事をシェアする