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WRESTLE PRINCESS Ⅱ

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日時2021年10月9日
会場東京・大田区総合体育館
観衆914人
  • オープニング

  • らくが今日気になる電車は京急線!アプガプロレスは『負けたくない』と『アッパーキック!』の2曲を披露!

  • 難波小百合リングアナが観戦の諸注意やリニューアルしたWRESTLE UNIVERSEの告知をしたあと、アップアップガールズ(プロレス)を呼び込む。ステージ上で『負けたくない』を披露した三人は、歌い終えると自己紹介。そして今日気になる電車は京急線というらくが、「一生忘れられない一日にしましょーう!」と煽ってから『アッパーキック!』も披露。リング上に移動して大いに盛り上げると、未詩が「WRESTLE PRINCESS IIスタート!」とオープニングコール。オープニングVではプリプリ、タッグ、IPの三大タイトル戦を中心に紹介。
  • オープニングマッチ 20分一本勝負

  • 10分9秒

    片エビ固め

    ※ドクターイエロー
  • 首の負傷で欠場していた真弥はこれが復帰戦。そして暗黒プロレス組織のラム会長はこれが東京女子初参戦。セーラー服調の新コスチュームで登場した会長だが、自身の曲かららくの曲にチェンジすると、戸惑いを隠せない表情で入場。らくと真弥の先発で試合開始。ガブっていった真弥だが、足をすくって切り返したらく。続いてぽむと猫に。スネ蹴りを見舞ったぽむだが、猫も背後に回って引っ掻き攻撃。さらに正面からも引っ掻くとおにゃんぽをお見舞い。足を踏んづけたぽむはスネを蹴り飛ばしてから会長にタッチ。中指を突き立てる決めポーズで挑発していった会長は、ストンピングを見舞ってらくにタッチ。らくのMaxときからコーナー上にいたぽむがでんでん太鼓。さらにアームドラッグで投げていったが、猫もランニング・バックエルボーを返して鳥喰にタッチ。飛行機投げからロープに飛び乗り、捻りを加えたセントーンを投下した鳥喰だが、ぽむも正面飛びドロップキックを返すとらくにタッチ。すると会長とぽむが真弥と猫も寝かせ、三人でおやすみエクスプレス。会長もしっかり決めてみせたが、カウントは2。ぽむが鳥喰にでんでん太鼓を見舞っていくが、鳥喰もローリングソバットを返すと、カウンターのアームドラッグで投げてから真弥にタッチ。ドロップキックからカウンターエルボー、片品渓谷と一気呵成に攻めていった真弥だが、逆エビ固めを防御したぽむはラフォーレ原宿で投げていく。タッチを受けた会長はランニング・クロスボディーを連発。真弥がロープに振られるのを拒むと、会長はチョーク攻撃。真弥もエルボーを返すと、カウンターで河底撈魚。両者タッチして猫がらくにエルボー。らくも飛び付き式のフェースバスターを返すと、Smile Trainでカウント2まで追い込む。鳥喰がカットに入るが、会長がコードブレイカーを決めると、ぽむがぽむ・ど・じゃすてぃす。その間にらくが猫にダイビング・ブレーンチョップからハリケーンターンを狙うが、猫は逆さ押さえ込みで切り返すと、続けて猫缶ラニャ。カウント2で返したらくはかがやき。さらにドクターイエローを決めて勝利した。


    【試合後コメント】
    真弥 8月の後楽園大会を最後に首のケガでお休みをしていて今日大田区大会に出れたことを幸せに思いました。2ヵ月ぐらいブランクがあって思い通りにもっと体が動くようにやっていきたいと思いましたし、みんなと頑張れてたくさんの応援ありがとうございました。
    猫 入った時からお客さんがいっぱいいてくれてすごく嬉しかったし、真弥の復帰戦で勝ちたかったけど負けちゃってすごく悔しい。大きい大会でみんな来ているのが見えてすごく嬉しかった。またやりたいなと思いました。
    鳥喰 デビューしてからずっと試合だったので2週間空いてこの大きな大会でデビューの時ぐらい緊張したんですけど、真弥さんも復帰してどうにか勝利したかったんですけど、ぽむさんとずっと闘って相手が強かったです。もっともっと勝てるように強くなりたいです。こんなに大きい大会があるなら経験していきたいですね。


    ぽむ いえーい! 勝ったぞー! 最高だね。絶対に勝てると思ったんですよ。ラム会長が来てくれて最高!
    ラム 勝ってくれたのはラムちゃんだから。プヲタたちが喜ぶおやすみエクスプレスもやらされて、オマエら十分なんじゃない? お腹いっぱいでしょ? 私はご飯食べますけど(弁当を見せて)。お腹すいちゃった。
    らく 勝利のご飯。
    ラム うまいよね~。
    ぽむ 3個食べちゃおうかな。
    ラム なんだそれ。また東女出れたら嬉しいな。
    らく また出てください。
    ぽむ 甲田さん聞いた? みんなも聞いた? また来てもらおうね。
  • 第二試合 20分一本勝負

  • 3WAYマッチ

    VS

    • WIN

      天満のどか

    VS

    10分55秒

    片エビ固め

    ※キル・スイッチ。もう一人は辰巳リカ
  • 家庭の事情で欠場していたリカはこれが復帰戦。のどかは新コスチュームで登場。ハイパミは「おかえり!#好きです辰巳リカ」と手書きされたメッセージボードを掲げながら入場。例によってマイクを要求したハイパミは「今日、大田区ビッグマッチなのもさることながら、ワタシにとってビッグなことは辰巳リカが復帰したこと!」と言ったハイパミは、ハイパミvsリカのシングルマッチを希望。しかも「今すぐ!」と言うと、のどかがマイクを奪い取って「今日3WAYになったからさ。元々シングルだったんだからさ」と言うが、ハイパミは「リカさんが復帰するならキミに用はない! 去れ!」とヒドいことを言う。するとリカがハイパミに張り手を見舞って排除してから、のどかに「皆さん、ただいま! あー、よっしゃ行くぞー!」からエルボードロップを投下。エプロンのハイパミがのどかを捕まえると、「リカさん、シングルが嫌ならタッグマッチにしよう!」と提案するが、のどかが逃げるとリカはハイパミにエルボー。それでものどかの足をすくって倒したハイパミは、「二人でやろう」と言って合体攻撃を狙うが、リカはハイパミを突き飛ばしてのどかに当てると、ハイパミの右足をロープに巻き付けてからストンピング。さらに低空ドロップキック。そこにのどかが入ってくるが、ハイパミのクロスボディーをかわしてリカにヒットさせたのどかは、ショルダータックルでリカも吹っ飛ばす。さらにハイパミを首4の字固めで追い込んでいったのどかだが、ハイパミもハイパーゴッサムクラッシュを返すとアッパーカットエルボー。背後からリカが二人まとめて丸め込んでいくが、カウントは2。リカとハイパミがエルボーの打ち合いになると、ハイパミは「やっと二人きりだな!」。アッパーカット・エルボーからスクールボーイで丸め込んだハイパミだが、足はロープの上。これに松井レフェリーが気付き注意。ならばとハイパミは旋回式ハイパーゴッサムクラッシュから、コーナーに登ってメッセージボードでリカを殴打する。しかしリカもヒザへのドロップキックから雪崩式ドラゴンスクリューを返すと足4の字固めへ。ここにのどかが戻ってきてリカをカバーするが、カウントは2。怒ったリカはのどかとハイパミをまとめてスリーパーで絞め上げると、ドラゴンスリーパーにスイッチ。ハイパミだけ足の長さ分、先にロープエスケープ。リカはのどかにはなおもスリーパー。しかしドラゴンスリーパーにスイッチしようとしたところをヘッドシザースで切り返したのどかは、ヘッドロックの体勢からマットにリカの顔面を叩き付ける。しかしハイパミが割って入ってきてのどかにクロスボディー。さらにハイパミのアッパーカット・エルボーと、リカのヒップアタックのサンドイッチ攻撃。ようやく握手したリカとパミだが、リカはハイパミにヒップアアック。のどかがリカのバックを取ると、ハイパミがメッセージボードを持った状態でアイアムアヒーロー。のどかがかわしてリカだけにヒット。パミがカバーするが、その上からのどかがダイビング・ボディプレス。のどかはキル・スイッチを狙うが、ハイパミは丸め込みで切り返す。キックアウトしたのどかはバックフリップで叩き付けると、今度こそキル・スイッチを決めてハイパミから3カウントを奪った。

    【試合後コメント】
    リカ おーい! なんだよ! お帰りムードじゃないのかよ!
    ミサヲ 私の愛が伝わらなかったのかな?
    のどか 私が勝っ…。
    リカ(遮って)うるさいよー! 辰巳リカ復活祭りじゃないの? 忖度しろよ!
    ミサヲ 愛を受け入れてくれないからですよ!
    リカ 私に勝たせろ!
    ミサヲ 愛を受け入れてくれないから関係ない…。
    リカ 油断されても嫌だからー!
    のどか ……勝った人です。
    リカ オマエ、なんで勝ってんだよ!(のどかに暴行) なんで負けてんだよ!(ミサヲに暴行)もう! 嫌だ!(退出)
    ミサヲ 私の愛はいつ伝わるの?
    のどか ……私が勝ちました。
  • 第三試合 20分一本勝負

    • LOSE

      角田奈穂

    • 小橋マリカ

    VS

    VS

    10分30秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・フェイマサー
  • 上福が最高のパートナーとして、友人の朱崇花を招聘。東京女子初参戦となる朱崇花と「VENYU(ベニーユ)」というタッグチームを結成した。角田はミリタリー調の新コスチュームで登場。上福がステージに登場したあと朱崇花が現れると、ノリノリの曲がヒット。ステージ上でセクシーに踊ってみせた二人は、そのまま花道をランウェイ状態で入場。握手を求めた角田&マリカだが、VENYUは拒否。しかし先発を巡って小競り合い。「せっかく来たんだからやんなよ」と上福に言われ、渋々先発で出て朱崇花はマリカとロックアップ。ロープに押し込まれた朱崇花は「あ〜、強〜い」と明らかにやる気のない様子。怒ったマリカが張り手を見舞うと、ようやく顔色が変わった朱崇花は強烈な張り手を返して上福にタッチ。二人がかりでマリカを踏み付けると、朱崇花が高い位置からのボディスラム。肋骨の骨折で欠場していたマリカは苦悶の表情。さらに朱崇花は低空ドロップキックを叩き込んでから、上福と二人でダブルのビッグブーツ。しかし上福が羽交い締めしたところに朱崇花がビッグブーツを見舞うと、マリカがかわして上福に誤爆。すかさずタッチを受けた角田がベースボール・スライドからビッグブーツ。上福も逆水平チョップからビッグブーツを返すと朱崇花にタッチ。ミサイルキックで角田を吹っ飛ばすが、角田もエルボーで向かっていく。朱崇花もブーツで応戦すると、エルボーと見せかけての目突きからビッグブーツ。続くムーンサルトプレスをかわした角田はビッグブーツを返すと、コーナーに登ってぶら下がり式首4の字固め。さらにスタナーでロープに朱崇花を叩き付けると、リストクラッチ式コンプリート・ショット。タッチを受けたマリカはドロップキックを連打するが、朱崇花は跳ね起きする余裕を見せるとニールキック。エルボーで向かっていくマリカだが、逆に一発のエルボーでダウンさせた朱崇花。しかしマリカは余裕を見せていた朱崇花をフロントネックロックで捕獲。朱崇花はそのまま立ち上がると、ボディスラムで投げて脱出。ならばと飛行機投げからランニング・レッグドロップを落としたマリカは角田にタッチ。上福にビッグブーツを叩き込んだ角田だが、上福は張り手。角田も張り手で応戦すると、ブレーンバスターを狙った上福を強引にボディスラムで叩き付ける。しかしドロップキックを返した上福は、角田をコーナーの上に座らせると、朱崇花とダブルのビッグブーツを叩き込んで場外に落とす。すかさず朱崇花がコーナーからケブラーダを発射。リングに戻された角田をブレーンバスターで投げた上福だが、マリカがカットに入る。すかさず朱崇花がスピンキックでマリカを排除するが、上福のフェイマサーをかわした角田はビッグブーツ。しかし角田の紫電改を背後に逃れた上福は、背後からのフェイマサー。さらにドロップキックからダイビング・フェイマサーを決めて3カウントを奪った。初陣を勝利で飾ったVENYUは、肩を組み意気揚々と引き上げていった。


    【試合後コメント】
    マリカ 1ヵ月ぶりの試合で肋骨にヒビが入ってお休みをしていたんですけど、自分的にはバイブス満タンで1ヵ月ぶんを爆発させようと思ったら舐めてかかってくるし、いつもと違う感じですごく調子を狂わされた。でも新鮮で刺激になったので次闘う時はバイブスも力も磨きあげて勝ちたいなと思える熱い試合でした。
    角田 なんかスタート前にこんな意気込んでいる試合じゃなかったんですけど、悔しかったです。メッチャ悔しかった(涙)。六本木のパリピ2人で正直得な人たちじゃないし、プライベートで絶対に仲良くなるタイプじゃないし、隣は渋谷のギャルだし。
    マリカ 六本木のと渋谷は全然違います。空気が違う。
    角田 存在感だけは自分は絶対に残してやろうと思ったんですよ。タイトルでかみーゆに負けてて、この間の名古屋であのメンバーの中でかみーゆに直接勝てたことが自信になっていたので、横に朱崇花さんがいるとか関係なく、絶対に勝ってやろうと思っていたので。終わっていたら(自分が)泣いているので訳わかんないですけど、そんだけ自分の中で大事な試合だったんだなと。こういうところで勝てないところが足りないと思うんですけど、頑張るしかないからまたリベンジします。
    マリカ 一緒にバイブス磨きましょう!
    角田 渋谷は大丈夫です。


    上福 とりあえずいえーい。私はプロレスラーの朱崇花たんの姿を初めて見て想像通りに相手側にいなくてよかったなって。さすがだね。

    朱崇花 東京女子の選手もファンの皆さんもどう感じてくれたのかなと。とりあえず私的にはメイクとかいろいろ早く終わってよかったなと思います。対戦相手の選手の方々、小橋選手と角田選手。バイブスは感じたのでまた機会があれば。今度は対角でも。
    上福 それはいいよ。私は角田奈穂が煽ってもこない、やる気も見せてこない、ちょっと試合後にメソメソしている感じで何に対してメソメソしてんのって。メソメソするぐらいの気持ちもなかったくせに泣いちゃって。インターナショナルの試合をした時から先輩だしライバル関係にあるなって思っていたんですけど、今日消滅して。衣装は変わったけど、それ以外に変えないといけないところがあるんじゃないかなって思いました。子供は朱崇花たんに歯向かっていった分、すげえなと思いました。私ならお金を置いて帰ります。
    朱崇花 ちょっとギャル楽しかった。
    ――朱崇花選手は割とパートナーを選ぶタイプですけど実際試合をしてみて。
    朱崇花 すごい噛み合わなかったとかを感じなかったから。
    上福 邪魔にならないように考えてたの。
    朱崇花 入場はこんな感じかなってあわせてメッチャ楽しかった。試合はどうなるかなって思ったけど、案外よかったので。ちょっと今日限りのVENYUじゃなくて。
    上福 私もああいう高いところから飛べるように頑張って練習しておく。
  • 東京女子2022年の後楽園ホール大会のスケジュール発表! 『WRESTLE PRINCESS Ⅲ』を10・9TDCホールで開催!

  • スクリーンで2022年も“イッテンヨン”1月4日後楽園ホール大会をはじめ、2月11日、4月9日、5月3日、6月19日の後楽園ホール大会が発表された。さらに東京プリンセスカップ天王山は来年も8月13日と14日の後楽園2連戦で行われ、“東京女子プロレスの祭典”となる『WRESTLE PRINCESS Ⅲ』が、今年と同じ“ジュッテンキュー”2022年10月9日にTOKYO DOME CITY HALLで開催されることが発表された。
  • 第四試合 20分一本勝負

  • 14分52秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・セントーン
  • AEWを主戦場にしている里歩が2年ぶりに東京女子に参戦。中島は新コスチュームで登場。有栖と腕の取り合いを展開した里歩は、側転のフェイントからドロップキック。続いて中島が首4の字で捕まえる。ロープに逃れた有栖はカウンターのドロップキックを返すと、鈴芽にタッチ。鈴芽は有栖とダブルのカウンターエルボーを叩き込むと、ヘッドシザースで投げていく。しかし中島はコーナーに追い詰めてストンピングを見舞うと、シーソーホイップでボトムロープに投げつける。続いて里歩がデスロックで追い込んでいくと、中島はコーナーを蹴ってのバック転からエルボー。しかし鈴芽もバックエルボーを返すと有栖にタッチ。ドロップキックからキャメルクラッチに捉えた有栖だが、中島はロープに逃れる。コーナー二段目からの鶴ヶ城を払いのけた中島は里歩とサイレントタッチ。気付かず中島に攻撃する有栖だが、その背中に里歩がダイビング・フットスタンプ。さらにブレーンバスターで投げたままホールドした里歩だが、カウントは2。中島がヘッドロックで有栖を捕まえると、そのままコーナーに叩き付ける。ダイビング・ライダーキックを叩き込んだ中島だが、有栖も必死にエルボーで向かっていくと、中島の突進を蹴りで止めてからミサイルキック。ここで両者タッチすると、鈴芽が里歩にドロップキックからトゥインクル。キックアウトされてもドロップキックを叩き込んだ鈴芽だが、里歩はスクールボーイから逆片エビ固めへ。有栖がカットするが、中島が場外に出すと、里歩はダイビング・フットスタンプ。かわした鈴芽はドロップキック。里歩もドロップキックを返すと、鈴芽とエルボーの打ち合いに。劣勢だった鈴芽だが、ロープに飛び乗ってのフェースバスターを決めるとコーナーへ。しかし追いかけていった里歩がリング内に投げ落とすと、中島が619。かわした鈴芽だが、中島はティヘラで投げて今度こそ619。さらにバタフライロックから無人在来線固め。有栖が里歩に捕まっていたため、自力でロープに逃れた鈴芽。そこに有栖が戻ってくると、鈴芽とダブルのドロップキック。さらに鶴ヶ城を決めると、鈴芽がダイビング・ボディーアタック。カウント2で返した中島にリングアベルを狙った鈴芽だが、中島が防御すると里歩が飛び込んできてジャンピングニー。さらに中島と里歩で合体式ノーザンライト・スープレックスで投げるが、有栖がカット。その有栖を里歩が蒼魔刀で排除すると、中島が鈴芽にダブルアームDDTで叩き付けてからダイビング・セントーンを投下して3カウントを奪った。


    【試合後コメント】
    鈴芽 コテンパンでした。私たち2人で100%以上出せたと思うんですけど、100%、200%でぶつかってもメチャクチャ壁が高くて。悔しいとかよりワクワクしちゃいました。こんな存在と闘えたことに感謝だし。2年前より成長した姿を見せられたんじゃないかなと思うので、この先また対戦して、その時はもっともっと成長した力をぶつけたいと思います。
    遠藤 ボロボロでした(涙)。でも……わかんない。何が起こったのかわかんないです。
    鈴芽 助けてくれて心強くて。
    遠藤 勝てなかったです。ごめんなさい。
    鈴芽 ううん。そんなことない。


    中島 やったー! 勝ちましたー! 久々ですけど安心感があって完勝という感じで。でも2人の頑張りも見れたから満足です!
    里歩 私もフレッシュな2人と対戦できて刺激になるものもたくさんあったし、2人も同い年ぐらいなので刺激を受けてもらえたんじゃないかなと思います。
    ――久々の東京女子の参戦で楽しめた?
    里歩 雰囲気が楽しくて私自身も楽しく試合をさせていただきました。
    ――鈴芽選手の成長は?
    里歩 かなり感じましたね。力強くもなっていたし、飛べるようになっていたし、細かな動きで翻弄された部分もあったのですごく面白かったです。
  • 第五試合 20分一本勝負

  • スペシャルタッグマッチ

    16分3秒

    片エビ固め

    ※ダイビング・エルボードロップ
  • ヒザの手術のためプロレスラー生活初の長期欠場に入ることを発表したアジャ。荒井にとってはただでさえ貴重な対戦だが、何が何でも爪痕を残したい一戦となった。もかは握手に応じたが、アジャは拒否し、パートナーのもかとは握手。まずは未詩ともかが腕の取り合いを展開。そこからリープフロッグでお互いに相手の突進をかわすが、未詩がショルダータックルでもかをなぎ倒すと荒井にタッチ。するともかもアジャにタッチ。ロックアップではビクともしないアジャに対し、荒井はバックに回すが、アジャは簡単に投げ捨てる。ロープに押し込んだアジャだが、体勢を入れ替えた荒井はエルボー。だが、アジャは「はじめまして」「俺がアジャコングだ!」と自己紹介しながらの逆水平チョップ。さらにサッカーボールキックを叩き込む。キッとアジャを睨み付けた荒井だが、もかがカウンターエルボー。さらにアジャと二人で太鼓の乱れ打ち。荒井は必死にエルボーで向かっていくが、アジャはすべて受け止めた上でエルボー一発でダウンさせると逆片エビ固めへ。未詩が辛くもカットしたが、アジャはなおも荒井の足を蹴り飛ばす。もかがエルボーからくし刺しバックエルボーで追い込むが、荒井も何とかボディスラムを返すと未詩にタッチ。ショルダータックルでなぎ倒した未詩はカナディアンバックブリーカーからヒザに叩き付ける。もかもボディスラムを返してタッチ。未詩のエルボーもショルダータックルも受け止めてみせたアジャは咆哮して挑発。ならばとバッティングハンマーの連打からコーナースプラッシュを見舞った未詩はボディスラムを狙う。だが、逆に叩き付けたアジャはエルボードロップ。かわした未詩はポニーテールを縛り直すと、ジャイアントスイングの体勢に。だが、アジャは持ち上がらない。腰を押さえて諦めた未詩だが、バッティングハンマーを連打。アジャはボディスラムを狙うが、逆に低空ながらボディスラムで叩き付けた未詩はもう一度回そうとする。しかし下から蹴り上げたアジャはもかにタッチ。未詩からタッチを受けた荒井はスリーパーで捕まえると、胴絞め式にスイッチ。ロープに逃れたもかは正拳突き。荒井もカウンターエルボーを返すとエルボーの打ち合いに。アジャの激を受けたもかはボディスラムで叩き付けると、羅生門に捉える。押さえ込みで切り返した荒井だが、キックアウトしたもかはボディスラムを狙う。踏ん張った荒井はビッグブーツを顔面に叩き込むと、フルネルソンバスターからFinallyを狙う。しかしブロックしたもかはゼロ戦キックを叩き込んでアジャにタッチ。ブレーンバスターを狙ったアジャだが、背後に回った荒井は飛び付いてスリーパー。背後のコーナーに叩き付けて逃れたアジャだが、荒井はビッグブーツ。荒井はロープに飛ぶが、アジャはカウンターのラリアットでなぎ倒すと一斗缶で殴打。未詩がカウント2でカットしレーザービームを叩き込む。さらにもかを開花式ジャイアントスイングでブン回すと、バッティングハンマーと荒井のビッグビーツを、アジャにダブルで叩き込む。シットダウンしたアジャに荒井がFinallyを叩き込むと、未詩がレーザービーム。さらに荒井と未詩はダブルのブレーンバスターを狙ったが、逆に二人まとめて投げたアジャ。それでも荒井は向かっていくが、張り手一発でなぎ倒したアジャは捻りを加えたバックドロップ。完全に決まったが、荒井はカウント2で返す。ならばとコーナーに登ったアジャは背面式ダイビング・エルボードロップを投下して荒井から3カウントを奪った。荒井を見下ろしながら腕をあげて勝利をアピールしたアジャ。そのアジャにしがみつきながら立ち上がった荒井は、悔しさを滲ませながらも鋭い眼光でアジャを睨み付ける。そんな荒井を突き飛ばしたアジャだが、NEXTはあるか?

    【試合後のコメント】
    もか 今日は未詩さんと荒井さんと闘わせてもらって、何回か闘っているんですけど、アジャさんというすごいレジェンドのレスラーと組ませていただいて、すごいなと思うところがたくさんありました。自分の爪痕が残せたかわからないんですけど、全力でやったので楽しくできました。ありがとうございました。
    アジャ ありがとうございました。いろいろと見どころ話題の多い試合の中でどうしてももか選手がそこにということで。自分の存在意義を残せたどうかと言ってましたけど、タッグマッチですから私一人でやっているわけではない。彼女がうまいふうに繋いでくれたり凌いでくれなかったら最後勝てないので。良い風に繋いでもらったなと思います。そういう部分では最後にアジャコングがおいしい部分を持っていけたなと思いますけど、次はすごく優しいし控え目な性格だと思うんですけど、私しばらく消えますけど、次戻ってきて会うことがあればもっともっと欲深いレスラーになってくれたら嬉しいなと。彼女(もか)とは初めてだったんですけど、いろんなことができる選手で見てても楽しいのでもっともっと欲深くなって欲しい。あとは皆さんが期待していたジャイアントスイングは体重の問題じゃないんでしょうね。回せない何かがあるんですよ、アジャコングには。ライオネス飛鳥も井上京子も回せなくて彼女もすごく頑張ったんですけど、あそこからプッという感じがないのは…しょうがないんだろうなと。いずれ誰かいつか回して…でも今日はあそこまでいってたんで、回されたいわけじゃないんですけど、しばらくお休みするんでその間に彼女がより一層パワーアップして、次彼女とも会うんだったら、いかれそうかなという気はした、今日ちょっと。でも彼女もパワーアップするけど、私も休んでただ帰ってくるわけではないんで。より一層パワーアップして帰ってくるんで、パワーアップ対決ということで。なんだ、あの野球みたいなあれ(チョップ)は。痛いね。骨身に染みるんだよね。あれ嫌だわ。形崩れたけどボディースラムで投げられたりすると、やっぱパワーは持っているんだなとすごくわかったので。また次楽しみな選手が増えたなと思いますし、皆さんが聞きたかったところの荒井選手。最初に言った通り、私は普通にプロレスをしました。リングに上がって初めましてだから自己紹介はしましたけど、普段みんなにやっていることと変わりませんし。彼女だからって特別なことをしたわけじゃないし。普段通りのアジャコング、普段着のままのアジャコングでいきましたし。普段当たっている人よりは体重もあったりパワーもあったりキャリアもあったりするので、プロレス嫌って思ったらそれまでなんですけど、最後、バックドロップを返されると思わなかったし、エルボードロップしたあとも殺してやるぜみたいな顔で立ち上がってきたからね。アイドルやるって並大抵の根性じゃないですよ。プロレスラーやるよりもよっぽど並大抵じゃない根性を持っていると思うので、こっち(心臓)はすごいと思うので、あとは体がどんだけついていけるかによって大化けするだろうし、そのいい例がこの東京女子にはたくさんいるわけだし。彼女が二束の草鞋って言われるけど、アップアップガールズ(プロレス)だって二束の草鞋だし、言っちゃえば、認めたくないけど伊藤麻希だってもともとアイドルやっていたわけですから。それが今や東京女子で大田区体育館という大一番のメインを張るまでになっているわけですから。彼女にだってその可能性がまったくないわけではない。ここで活躍すれば世界に出ていけることもほかの選手が証明しているわけですからね。どんどん世界に出て行って欲しいなと思うし、もかちゃんもだよ! 世界に羽ばたきましょう。世界に女子プロレスを、東京女子を広めましょう。広められる力持っているんだからさ。そういう可能性、面白さがなければ、ただ面白いだけじゃ、上から言って申し訳ないけど出させてはいただかないです。ただちょっと来てよっていうだけじゃ出ませんし。ここにはいろんな可能性があって、いろいろ面白い。面白い人がゴロゴロいるから、だから私ももういっぺんリセットし直して面白いことをやりたい。パワーアップしたおやすみエクスプレスも見せなきゃいけないですから。必ずパワーアップして帰ってきます。帰ってくる理由が増えました。荒井選手がどう変化するか、渡辺選手がパワーアップしているか、もかちゃんがどんだけ欲深くなっているか。楽しみにしておきます。
    もか これからもどんどん成長して努力するので、成長を見守ってください!


    未詩 私は今日、アジャさんを回したいって思いでここに来たんですけど。正直…最初、無謀な挑戦って思った方もいたと思うんですけど、2人回すことにも成功して。で、(アジャは)3人だよって言ってたんですけど。今日試合で持ってみたかんじ、自分の中でものすごく回したいって気持ちが大きかったからなのかもしれないんですけど、次闘った問いには回せるんじゃないかなという気持ちになったので。またアジャさんとリングで出会えることができたら、また無謀になるかもしれないけど、いつか絶対に回すことを人生の1つの目標として掲げていきたいなと思いました。そして、この試合がいろんな人に見てもらえるきっかけにしたいってずっと言ってたんですけど、そうなっていたらいいなという気持ちと。やっぱり、ここで見るのを今日でやめるんじゃなくて、また次につながるように。きっかけがさらにつながっていくような闘いをしていきたいなって、今日アジャさんと試合して思いました。
    荒井 私は初めて東京女子の先輩以外の人と試合をしました。やっぱりプロレスラーとしてやるって言ってくださっていたので、覚悟はしていたんですけど…そうぞの何倍も力強いし、技のレパートリーも多くて。やっぱり自分との差がホントにすごくて。でも、そのなかで自分のできること…ファイナリーはどうしても決めたかったので。未詩さんのサポートもあって、今回アジャさんに出すことができて。それは1個よかったところかなと思います。でもまだまだ強くなりたいって気持ちが今回の試合を含めて毎試合なんですけど、すごく感じます。ホントは私は年内の参戦っていう予定ではあったんですけど、自分は中途半端なことは大っ嫌いで。今日もアジャさんにコテンパンにやられて。こんな状態では辞められないなって気持ちが湧いてきました。なので2022年も東京女子プロレスに参戦させていただけたらすごく嬉しいと思いますし、自分の満足のいくまで、やり切るまでプロレスをできたらなとあらためて思いました。なので、これからももっと成長が見せられるように。アジャさんともまた当たった時に変わったなって思ってもらえるように頑張りたいので。これからも見ていてくださると嬉しいです。
    ――一斗缶を食らったが?
    荒井 未詩さんが助けてくれなかったら3カウント取られてたかなっていうくらい、もう記憶がないくらい初めてのことで(笑)。気付いたら倒れてました。
    ――アジャへのリベンジも?
    荒井 リベンジもだし、強くなったとか変わったとか思ってもらえたら嬉しいです。
    ――試合後にアジャに声を掛けられていたが?
    荒井 「ようこそ」って言っていただけました。プロレスラーとして認めてもらえた気がして。負けちゃったんですけど、めっちゃ嬉しかったです。
  • 第六試合 30分一本勝負

  • インターナショナル・プリンセス選手権試合

    VS

    • WIN

      乃蒼ヒカリ

    VS

    11分27秒

    ブリザード・スープレックス・ホールド

    ※第6代王者が3度目の防衛に成功。
  • プリプリ王者の山下からフォール勝ちし、初の一騎打ちを実現させたことで自信を深めたユキが、ヒカリの持つIP王座に挑戦。姉ののどか、大好きならくをセコンドにつけたユキは、王者ヒカリとガッチリと握手を交わしてから試合開始。腕の取り合いからユキがサイドヘッドロックでグラウンドに持ち込むとカンガルークラッチのような形に捉える。ロープに逃れたヒカリはドロップキックを返すと、一気に連打。さらにユキをコーナーに押し込んで踏み付けてからくし刺しドロップキック。ローリングクレイドルで回したヒカリは、ユキのジャンピングショルダーをかわすと変形バックブリーカー。しかし耐えたユキはカウンターのジャンピングショルダーからショルダータックル。ランニング・セントーンからのリバーススプラッシュを投下するが、カウントは2。バックに回ったヒカリをうまく転がしたユキはセントーンを落とすと愛と炎のフルネルソン。何とかロープに逃れたヒカリは、ユキの蹴り脚をキャッチしてエルボー。ユキもエルボーで応戦すると、ファイアーマンキャリーで抱え上げてからそのままマットに投げ落とす。ダイビングショルダーをかわしたヒカリはブリザードスープレックスで投げる。あまりの急角度で自身の腰にもダメージを負ったヒカリだが、エルボーを連打。さらに両足でユキの両腕をロックした状態でのチンロックで追い込んだヒカリは、ジャンピング・ネックブリーカーから最後の晩餐。カウント2で辛くも返したユキだが、ヒカリは裏投げを狙う。腰を落として耐えたユキはサイドスープレックスで投げるが、ヒカリはトラースキック。だが、2発目をブロックしたユキはヴィーナスDDT。一気にUBV(無限の愛と炎)を狙ったが、踏ん張ったヒカリはトラースキック2連発を叩き込むと、ブリザーススープレックスで投げて3カウント。IP3度目の防衛に成功した。

    【試合後コメント】
    ヒカリ 大田区でのタイトルマッチ、緊張よりもワクワクが止まらなくて、すごくすごく今日が来るのを楽しみにしてたんですけど、序盤から入場の位置を間違えてチャンピオンとしてはよくないことをしたって(苦笑)。でも、逆に入場を間違えたことで緊張がほぐれたなっていうのもあって。ユキさんは握手したときからいい顔をしてて、ワクワクが増しましたね。やっぱ熱い人の目ってすごく私はゾクゾクするし、この人のプロレス人生を狂わせてやりたいなって思いますね。ユキさんとこの大田区でタイトルマッチをさせていただけて、本当に嬉しかったし、どっちが勝つかわからなかったんじゃないですか? 私もちょっと危ういなってところがたくさんあって、自分自身でもドキドキしたんですけど。大田区が決まって、さっきTDCホールが決まって、東京女子が東京ドームとかでやる日も近いんじゃないですか? そのときまでには乃蒼ヒカリ、東京女子の全員とこのベルト、タイトルマッチをして、防衛して、東京ドームでまたユキさんとタイトルマッチができたらいいなと思いました。


    ユキ インターナショナルのベルト、初挑戦で負けてしまいました。負けちゃった。ちょっと直後過ぎて言葉が出てこないんですけど、ただ予想してた通りやっぱりヒカリは私にないプロレスの脳ミソ、脳ミソの思考回路が私とはちょっと違うなと感じられて。いちいちそこに動揺するようじゃ、私はまだまだダメだなって。そういうのに動じずに全部ねじ伏せれるような選手になりたいなと思います。ただ、入場したときすごい思ったんですけど、東京女子でこの大きなところで試合ができること、そしてここでベルトを懸けて闘えたこと、すごい嬉しかったです。お客さんもたくさんいて、みんなこの場を楽しんでくれているという感じが本当に嬉しかったです。勝ちたかったけど、でも楽しかったです。また頑張ります。ありがとうございました。
  • セミファイナル 30分一本勝負

  • プリンセスタッグ選手権試合

    VS

    • 沙希様

    • LOSE

      メイ・サン=ミッシェル

    VS

    18分33秒

    キューティースペシャル

    ※第8代王者組が3度目の防衛に失敗、マジラビが第9代王者組となる。
  • 瑞希を勧誘した美軍だが、瑞希は拒否。逆にタッグベルトに興味を示すと、これまでみらクりあんずでもマジラビでも美軍にタッグベルトを奪われている坂崎は今度こそマジラビで逆襲をするつもりだ。その結束力を示すかのように手を繋いで入場してきたマジラビに対し、沙希様は薔薇があしらわれた女王の椅子に座って登場。さらに先導するメイ・サンが薔薇の花びらを撒きながら入場。瑞希は白と水色の新コスチューム。マジラビから奇襲攻撃を仕掛けていくが、あっさり返り討ちにした美軍は優雅なポーズ。しかしメイ・サンのクスボディーをキャッチしたマジラビはそのままマットに叩き落とす。坂崎は瑞希をファイアーマンキャリーで抱えてブン回していくが、かわしていく沙希様。だが、坂崎が落としたおぼんの上に偶然乗ってしまう。メイ・サンが助けようとしたが、うまくマジラビが沙希様の背中に背負うように仕向けると、そのままおぼんごと回転。さらに坂崎が持ち上げた瑞希をロケットのように飛ばしてクロスボディーを食らわせる。怒った沙希様は薔薇で瑞希を殴打。さらにレフェリーに坂崎を注意するように仕向けておいて、瑞希をおぼんの上に乗せて転倒させる。防戦一方の瑞希に起き上がりこぼし式ミドルキックを叩き込んだ沙希様は、サッカーボールキック。ブリッジでカバーを逃れた瑞希はタッチしようとするが、メイ・サンが坂崎は場外に引きずり落としてタッチを阻止。沙希様アシストを受けてフットスタンプを狙ったメイ・サンだが、かわした瑞希は沙希様にドロップキック。坂崎がメイ・サンにミサイルキックからダイビングバックエルボー。坂崎の阿吽をかわしたメイ・サンはカニ挟みクラッチからフットスタンプ。タッチを受けた沙希様はミドルキックの連打からニードロップを投下。反撃しようとした坂崎だが、沙希様はカウンターの水面蹴り。だが、坂崎もスライディング・ラリアットを返すと魔法少女スプラッシュを狙う。だが、飛ぶ前にメイ・サンがカット。坂崎を場外に落とすと、沙希様がエプロンからランニングロー。かわした坂崎におぼんで殴りかかるメイ・サンだが、坂崎はキャッチ。その背後から沙希様がランニングロー。しかし坂崎がかわしてメイ・サンに誤爆。すかさずおぼんを奪い取った坂崎が、沙希様におぼん攻撃。さらに瑞希はメイ・サンに宇宙人プランチャ、坂崎は沙希様に魔法少女スプラッシュを同時発射。坂崎はマジカルメリーゴーランドでトドメを刺そうとするが、沙希様は三角絞めで切り返す。ロープに逃れた坂崎だが、沙希様がランニングミドル。坂崎もTea timeを返すと、エルボーの打ち合いを挑んでいく。コンプリート・ショットで叩き付けた坂崎は魔法少女にわとり野郎を投下。かわした沙希様だが、それでも坂崎はローリングエルボー。続いて瑞希がメイ・サンにカニ挟みクラッチを仕掛けていくと、メイ・サンも同じ技で対抗。エルボーの打ち合いからメイ・サンを転がした瑞希はフットスタンプ。ボトムロープにもたれ掛かるメイ・サンにフットスタンプ気味のドロップキックを落とした瑞希は、ダイビング・フットスタンプ。かわしたメイ・サンはおぼんで殴りかかるが、木曽レフェリーが気付いて取り上げる。しかし瑞希のドロップキックを食らったメイ・サンが木曽レフェリーに激突。瑞希はフェースロックで絞め上げるが、レフェリー不在。その間にメイ・サンはモップで瑞希を殴打。坂崎が取り上げようとするが、顔面にモップを押し付けたメイ・サン。そこに沙希様がビッグブーツを叩き込むと、ホウキに乗ったメイ・サンがコーナーから魔女の宅急便式ダイビング・ダブルニードロップを投下。カウント2で返した瑞希は、辛くもタルト・タタンはかわしたが、美軍はなおもラ・レボルシオン。坂崎が辛くもカットすると、瑞希は一人で美軍二人に向かっていく。だが、美軍は合体のカッターから今度こそタルト・タタンを決める。だが、これもカウントは2。メイ・サンはサン=ミッシェルに捉えるが、坂崎がエプロンから瑞希の腕を掴んで引っ張り、ロープエスケープさせる。沙希様が坂崎を蹴り飛ばすが、瑞希はコーナーに登ったメイ・サンを追いかける。雪崩式キューティースペシャルで投げた瑞希は、カニ挟みで倒すとレッグクラッチホールドを狙ったが、かわしたメイ・サンはブリッジしている瑞希にダブルニーを投下。ニュートンクラッシュを狙ったメイ・サンだが、振り払った瑞希はキューティースペシャルで投げ捨てると、メイ・サンを抱え上げてから一度制止し、そこから一気に投げるキューティースペシャル。そのままガッチリとホールドして3カウントを奪った。マジラビがついに美軍からプリンセスタッグベルトを奪ってみせた。

    【試合後コメント】
    沙希様 メイ・サン…(メイ・サンがパタリと机に突っ伏す)あら、カワイそうなメイ・サン。心まで痩せちゃったみたいよ、かわいそうに。美威獅鬼Babyちゃんたちに謝ってらっしゃるの。でも大丈夫よ。沙希様はそんなに怒ってないから大丈夫。メイ・サン、座りなさい。メイ・サンはこうやって落ち込んでらっしゃるみたいだけど、この間一人前のメイドになったばかりなわけ。だから今日のご入場もワタクシたちがダンスを始めるパートで転んじゃって、おぼんを落っことしちゃったの。ワタクシ、わかったの。メイ・サンには占い、いや、預言者としての才能もあるとあのとき確信したわ。でも大丈夫よ、メイ・サン。ワタクシたちの美への修業の日々を思い出しなさい。そう、雨の日もやったわね。風の日もやったわ。崖の上で綱渡りもしたわね。暑い日も修行したわね。これは鉄の中に手を突っ込んでるわけ。見たらわかるでしょ? それから寒い日も修行したわ。滝行なわけ。メイ・サンはこんなにも頑張ってらっしゃるの。メイ・サンを攻めないで頂戴。ワタクシたちの入場を見れただけでも感謝しなさい。さあ、メイさん行くわよ。
    メイ・サン 沙希様~!


    瑞希&坂崎 取った~!
    坂崎 やっぱり川に放牧(?)したら海に帰ってくるんですよ。
    瑞希 戻り戻って旅をして。
    坂崎 また私たちのもとに大きくなって帰ってきました。
    瑞希 絶対手放さんとこうな。
    坂崎 これどこに隠す?
    瑞希 次? あそこに隠そう
    坂崎 あの木の下の…ヒミツ!
    瑞希 あ~言わないよ! 
    坂崎 取りました!
    瑞希 2人で取りました!
    坂崎 瑞希が取りました!
    瑞希 2人だYO!
    坂崎 瑞希がメッチャ粘って!
    瑞希 瑞希も心折れかけた点いっぱいあったけど…。
    坂崎 最初に持ってた頃よりウチらすごい強くなってるね!
    瑞希 マジラビが一番、大好き!
    坂崎 大好き! みんなは?
    瑞希 大好き!
  • メインイベント 30分一本勝負

  • プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合

    • LOSE

      伊藤麻希

    VS

    VS

    17分23秒

    片エビ固め

    ※クラッシュラビットヒート。第9代王者が3度目の防衛に成功。
  • 今年の第8回プリンセスカップで優勝してハッピーエンドがあるってことを証明した伊藤が、121000000としてタッグを組んでいる山下が持つプリプリ王座に満を持して挑戦。山下がベルトを掲げる姿を不敵な笑みを浮かべながら見つめていた伊藤。山下から握手を求めると、伊藤は山下の目をしっかりと見ながら応じる。そして試合開始のゴングが鳴ると、伊藤は観客の手拍子を煽る。まずはロックアップからバックの取り合いに。ヘッドロックに捉えた山下だが、伊藤はヘッドシザースで切り返して脱出。伊藤がエルボーを打っていくと、山下はニーリフトからサッカーボールキック。さらにミドルキックからケブラドーラ・コンヒーロ。一旦場外にエスケープした伊藤は、追いかけてきた山下をエプロンや鉄柱に叩き付ける。さらにボディスラムの体勢から山下の腰を鉄柱にぶつけた伊藤は、そのまま床に投げつける。リングに戻った伊藤は変形の逆片エビ固めで、山下の腰をなおも攻撃。しかし時間差フェースクラッシャーを防御した山下は、水面蹴りで伊藤を倒すとスクリューキック。伊藤をシットダウンさせて胸を蹴り飛ばした山下は、フェースロックに捉える。ロープに逃れた伊藤だが、山下は背後からランニングニー。ソバットからくし刺し攻撃を狙った山下だが、かわした伊藤はフェースクラッシャー。トップロープを下げて山下をエプロンに出した伊藤は自らもエプロンに出るが、山下がファイアーマンキャリーで担ぎ上げる。どうにかエプロンに着地した伊藤は、山下の両足をターンバックルに乗せると断崖式DDT。さらにエプロンから場外の山下に飛び付いてのスイングDDTを決める。山下をリングに戻した伊藤はコーナーに登っていくが、追いかけていった山下はエルボー。ヘッドバットで落とした伊藤だが、すぐに立ち上がった山下はハイキックで下から蹴り上げる。再びコーナー上まで追いかけた山下は、何と雪崩式アティテュード・アジャストメント。完璧に決まったが、カウント2で伊藤は返す。ならばと正調アティテュード・アジャストメントを狙う山下だが、振り解いた伊藤はエルボーの打ち合いへ。お互いに一歩も退かず打ち合うと、もつれるように両者倒れ込む。絶叫しながら立ち上がった伊藤は、山下のミドルキックを食らっても倒れない。ならばとローを蹴っていくが、それでも伊藤は倒れない。蹴り脚をキャッチして足にヘッドバットを落とした伊藤はノータッチヘッドバットでカチ上げるが、山下も返す刀でハイキック。伊藤はついにダウンするが、カウント9で立ち上がったところに、山下はリターンクラッシュ。さらにクラッシュラビットヒートを狙うが、伊藤はキャッチして背後にロールスルーしての逆片エビ固めへ。さらに山下の腰にフライング・ビッグヘッドを投下してから伊藤パニッシュへ。そこから伊藤デラックスにスイッチしようとしたが、山下は下からヘッドバット。伊藤もヘッドバットを返して飛び付きDDTを狙ったが、キャッチした山下はジャーマンで投げる。15分が経過し、山下はSkull Kickを狙ったが、回転しながらキャッチした伊藤はそのまま伊藤デラックスを狙う。だが、前哨戦でこれを一度やられている山下は、うまく逃れると伊藤の背後からクラッシュラビットヒート。伊藤はそれでも山下に中指を突き立てるが、そこに拳を押し付けた山下。伊藤はその腕を掴んでヘッドバット。山下も伊藤の腕を掴んでニーリフトを叩き込むと、渾身のSkull Kickをブチ込む。大の字に倒れた伊藤が立ち上がるのを待った山下はバズソーキック。かわした伊藤だが、山下は間髪入れず伊藤の顔面にソバットをブチ込むと、必殺のクラッシュラビットヒートを叩き込んで3カウントを奪った。
  • エンディング

  • 山下と伊藤が涙で抱き合う! そして2022年3月19日に東京女子単独では初となる両国国技館大会『GRAND PRINCESS '22』の開催が決定!

  • 受け取ったベルトに額をくっつけて勝利を噛みしめた山下。敗れた伊藤もロープを掴んで自力で上体を起こす。マイクを持った山下は「伊藤、ありがとう!」と言うと「オマエは本当に……強くなった。存在もめちゃくちゃ大きくなって、そういうオマエだからこそワタシはこのベルトを懸けて、この場所で闘いたいと思ったし、今日こうして強くなれたのもオマエという存在があったから。でもワタシと伊藤の闘いはまだ終わってない。終わってないし、ワタシとオマエの121000000も終わってないよね? 終わってないよね?」と不安な様子で確認すると、伊藤は山下が差し出した手をしっかりと握り返した。二人とも泣きながら抱き合うと、伊藤は笑顔で中指を突き立て、山下はそこに拳を合わせた。伊藤がリングから下りると、山下はその背中を見送ってから「伊藤は本当に強かった。だけどこうしてワタシが勝ちました! そしてこのベルトはワタシにとって、ワタシの人生の中で一番の宝物です。これからも東京女子のみんなと、そしてここに来て下さっている応援してくださっている皆さん、そしてUNIVERSEでも見てくれている皆さんに出会えて本当によかったです。ワタシはこれからもみんなと一緒にいろんな景色が見たいです! だからワタシはこのベルトを守り続けて、東京女子のチャンピオンとして、もっともっと東京女子プロレスを大きくしていきます! 最後にこの言葉で締めます。限界? 自分で決めるなよ!」と言って締めると、シャボン玉が舞う中、ステージ上で選手たちが山下を迎える。山下が涙ながらに「ワタシたちから皆さんに見てほしいものがあります!」と言ってスクリーンを指差すと、“重大発表”として2022年3月19日に、東京女子単独では初となる両国国技館大会『GRAND PRINCESS '22』の開催決定が発表された。観客から大きなどよめきと万雷の拍手が起こる中、東京女子単独での両国大会開催が悲願だった山下が「両国が決まりました! ワタシたちはみんなでこれからももっともっとたくさんの景色をお見せ出来るように頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!」と感極まった表情で言うと、選手全員で「ありがとうございました!」と叫んで大田区大会を締めくくった。

    【試合後コメント】
    山下 勝ちました。正直、けっこう、ホントにいろんな意味で一番強い相手でした。だって空気が伊藤の空気だったから。けど、私はそれを感じてたからこそ、絶対にまだまだ負けられないなって思ったし。私の人生で一番大切な宝物を絶対に守りたいという一心で闘いました。けど、やっぱり伊藤は強かったし。今日ね、勝ったけどまだまだ私と伊藤の闘いは終わってないし。最後握手もしてくれたので。121000000としても終わってない…よね? 私と伊藤はまだまだこれからもそれぞれの闘い方で東京女子プロレスを盛り上げて、プロレスを盛り上げて。私は盛り上げるし、伊藤もそうしてくれると信じてます。今日はホントにすごい楽しい試合でした。よかった、守れて。
    ――両国国技館大会が決定した。
    山下 両国ですよ、両国。私は8年前からずっと…(涙)闘ってきて。DDTの両国でデビューした日から、いつか東京女子プロレスで、単独で両国がやりたいって気持ちを持ち続けてきて。8年…やっと、この今の仲間で両国にいけるのは、ホントにすごく嬉しいです。なので私はあらためて決意しました。両国も必ず私がチャンピオンとしてメインに立ちますよ。すごく楽しみです。


    伊藤(机に突っ伏して)もう何もしたくない…山下のことは尊敬してるの。強いってこともわかってるの。(涙)でも、負けたくなかったんだよ! どうしても。負けたくなかった。…これからもタッグは続けていきたいし、山下のことはホントに大好きなんだけど…負けたくなかった! だから、強くなるしかない。伊藤麻希は、もっと強くなります。

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