前説
9・23板橋の超低床リングの全3試合発表! アプガプロレス「負けたくない」コーナー!
試合開始前、難波小百合リングアナによる前説。ここで9月23日に板橋グリーンホールでおこなわれる1・4後楽園チケット先行販売イベントでの試合カードが発表に。以下の3カードとなる。
▼舞海魅星vs原宿ぽむ
▼鈴芽vsうなぎひまわり
▼上福ゆき&桐生真弥vs乃蒼ヒカリ&らく
続いてアップアップガールズ(プロレス)が「負けたくない」ミニライブ。観客にペンライト持参を呼びかけつつ、全員参加で「東京女子プロレス、スタート!」。
オープニングマッチ 15分一本勝負
憧れのリカとの対戦に緊張を隠せない鈴芽だったが対峙すると笑顔で握手。グラウンドの攻防で渡り合った鈴芽にリカは拍手。しかし二度目に組み合うとレッグロック、ヒザ固めで攻め込む。さらによっしゃいくぞエルボーもヒット。鈴芽は立ち上がるとエルボー。しっかり受け止めて返すリカ。鈴芽はエルボー連打からドロップキックもリカが回避。ニークラッシャーでまたも足にダメージ。リカは「もう一回」コールを煽るが、鈴芽はかわしてロープリバウントでバックエルボー。コーナーへのエルボーから最上段に登りダイビング・クロスボディ。しかしすぐに主導権を奪い返したリカがロープにヒザを固定してドロップキック、ドラゴンスクリュー。首固めを連発した鈴芽だがリカは2で返しヒップアタック。そこから足4の字へ。耐える鈴芽にリカは技を自らとき、ドラゴンスリーパーでフィニッシュ。試合後は両者、笑顔で握手。
【試合後のコメント】
リカ 鈴芽のことは練習生になる前から知っていて、個人的に思い入れのある子で。無事にデビューして、見守ってきました。デビューして間もない、生まれたての子なので、そんなに時間をかけて戦うのも違うなと思ったので、限られた時間の中で一発一発の技、私の技をなるべく多く出してあげるのもいいのかなと思って闘いました。足を攻めたので足4の字でギブアップするかなと思ったし、ギブアップ取ることもできたと思うんですけど。あえて私はドラゴンなのでドラゴンの技で終わりたいなと思って、ドラゴンスリーパーを決めました。そこは私からのメッセージじゃないですけど、受け取ってもらえたらなと。
――現時点での鈴芽選手の可能性は?
リカ 実際に闘ってみると当たりとかもガッツリくるものがあるし、細くてかよわく見えるかもしれないですけど、実際は粘り強くて気の強い子だと思うので。そういう意味では似たものを感じます。これかどんどん成長していくのが楽しみです。
鈴芽 デビュー3戦目で憧れていたリカ選手と対戦させていただいて「もう」という感じ、「早いな」というのが一番の気持ちだったんですけど。今まで見てきていただいた感動だったりとか衝撃だったり、ずっと持っていた憧れを全部、力にかえてぶつかろうと思って。試合が始まっても緊張はしていたけど、思いっきり闘えたと思います。
――対戦相手としてのリカ選手はいかがでしたか?
鈴芽 リングの外で見ていた時より熱い試合をする人だなって感じました。
――試合前はかなり緊張していたようですが、握手をする時は笑顔でした。
鈴芽 鈴芽(選手)としての思いもあるんですけど、東京女子を見て、辰巳リカ選手を見てきた弾としての気持ちもあったので。切り替えというか、選手として対面するにあたっての切り替えの時間だったと思います。
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第二試合 20分一本勝負
先発のユキと真弥がタックルの打ち合い。YUMIには真弥がタックル。らくはYUMIのビッグブーツをかわしておやすみエクスプレス。相手コーナーのユキも思わずおやすみポーズ。真弥はコーナーへのバックエルボーからスリーパー。らくはYUMIの蹴り足にチョップを決めるもYUMIはカウンターでドロップキック。ユキはショルダータックルからセントーン。ダイビングショルダーはらくがかわす。真弥はユキに逆エビ、ボディスラムを狙うがいずれも阻止される。ユキはフルネルソンからショルダータックル。サイドスープレックスは真弥が耐えてスクールボーイ、そして逆エビ。YUMIにカットされたが、続けてエルボー。スパインバスターを回避したユキはブルドッギングヘッドロックからサイド・スープレックスでピン。
第三試合 20分一本勝負
3WAYマッチ
※バックフリップ。もう1人はうなぎひまわり。
ゴングが鳴ると、うなぎが「チキン南蛮、食べたいだけ作ります!」とのどかに共闘を呼びかける。ぽむは「スイパラおごります!」。とにかく食べ物で釣ろうとするうなぎ、ぽむ。決めかねるのどかにうなぎとぽむがダブル攻撃。しかし結局は仲間割れしてラフォーレ原宿。うなぎはバレエ式バックスピンキック、さらに上から山脈。そこへ背後からのどかが「千年殺し」。ざわつく客席をよそにのどかがぽむにクロスボディ。セカンドロープからのスプラッシュはカウント2。リングに戻ったうなぎはボディスラム、スリーパー。ぽむが2人をまとめて抑え込むも2カウント。大ふへん固めをかわしたのどかはWARスペシャル。ぽむはロープを駆け上ってアームホイップ。うなぎは大ふへん固めをぽむに。のどかはうなぎにアトミックドロップでさらなるダメージ。丸め込み連発はぽむ。スネ蹴りを食らったのどかだが、ロープに走ったぽむをキャッチすると、そのままバックフリップを決めてフォール勝ち。
第四試合 15分一本勝負
グラウンドの展開で魅星がハンマーロック。パスガードを試みる魅星だが山下は下からコントロールしてフロントネックロックへ。さらに両足で首をガッチリ固める。二度目のグラウンドは山下が上に。魅星はアームロックを狙うが決めさせない山下。三たびスタンドからスタートすると山下がバックを奪う。後方に倒したところで5分経過。山下は股をくぐってバック、横三角絞めへ。ロープに逃れる魅星。ドロップキックは山下がかわしサッカーボールキック。バックエルボーからラリアット。魅星もラリアットを返すとドロップキック。バックドロップは決まらなかったが続けざまでラリアットも。コーナーへの串刺しでもラリアットが決まる。しかし山下はカウンターでヒザ、さらに顔面にバックキック。完璧に決まって大の字になった魅星を山下がフォール。
第五試合 15分一本勝負
試合前「今日かわいいね、コスチューム変えたの?」と上福。ロックアップの攻防から沙希様が張り手。上福も返す。沙希様はマウントから殴り、腕十字。サミングを入れた上福は場外へ。リングを降りた沙希様の背後から紙テープの山を持って襲いかかる上福。主導権を奪ってリング内へ。しかし連続での攻撃は沙希様が許さず。ヒザからサッカーボールキックでカウント2。沙希様はレフェリーのブラインドをつき薔薇で一撃。さらにカニ挟みから変形横三角。これは上福がロープに。沙希様はロープに走ってブーツ。倒れたところにヒザを落とす。上福はエルボーを連打。逆水平は沙希様が蹴りで潰すがサミングからドロップキックは決まる。ヤッホー83cmも決まったがカウント2。ビッグブーツは相打ちとなったが、そこから攻撃していったのは沙希様。コーナーでのブーツ、ブレーンバスター。2で返した上福に、沙希様は打撃連打。最後の一発をかわした上福だが、沙希様はフラップジャック。上福は丸め込みから背中にチョップ、ドロップキック。フェイマサーは沙希様がかわしてスリーパー。逃げようとしたところへ十字、そしてベルサイユ式フットチョーク。ロープへ逃さず何度も固めなおして沙希様がギブアップを奪った。
試合後、マイクで「サキリン待って」と上福。「私のこと、最近どう思ってますか? 私も強く楽しく美しく頑張ってるつもりなの。ずっとサキリンのこと意識してるから、目を離さないでくださいね」。沙希様はリングに戻ってマイクを掴み「楽しみにしてるわ」。
第六試合 15分一本勝負
グラウンドの攻防からヒカリがドロップキック。コーナーへ串刺しでも決めると顔面を踏みつけていく。さらにコーナーに倒れた未詩にドロップキック。グラウンドでは未詩の両腕、さらに左足を固めていく。レッグロックは未詩がロープへ。座った状態の未詩にドロップキックを前後2発。未詩はカウンターでショルダータックル、さらに2連発してロープに振りもう一発。コーナースプラッシュからもう一度ショルダータックル。エルボーの打ち合いでは鈍い音が響く。お互い連打すると未詩がベアハッグからバックブリーカー。しかしジャイアントスイング狙いはヒカリが未然にロープへ。ドロップキックを決めたヒカリはコブラツイスト。グラウンドコブラはカウント2。そこからローリングクレイドル。2で返されるとブルーレーサーへ。未詩はなんとかロープへ逃れる。すぐにもう一度決めたヒカリはスライディング式でドロップキック。ミサイルキックは未詩がかわしてジャイアントスイング10回転。さらに強引に持ち上げカナディアンバックブリーカー。ヒカリは切り返して回転足折り固め、首固め2連発。3発目をぶっこぬいた未詩だがヒカリは着地し変形のコブラツイスト。そこからラリアットを狙ったヒカリに未詩がレーザービーム。ティアドロップを狙った未詩だが切り返したヒカリが裏投げ。これで3カウント。勝ったヒカリは涙。
セミファイナル 20分一本勝負
まなせチームはまなせの新曲で入場。白川は9月1日に戴冠したBBJ女子ベルトを巻いてリングへ。先発は万喜とまなせ。お互いの攻撃をかわしあうと、まなせがミドルキックをヒット。伊藤にタッチすると、嫌がりながら坂崎がリングイン。伊藤が立てた中指に噛み付く坂崎。伊藤は「ワッ!」と大声攻撃。連続で決まるがドロップキックはかわされる。瑞希は伊藤に大声からドロップキック。万喜とダブルで串刺しドロップキックも。さらに3人同時に場外ダイブを敢行。リングに戻ると瑞希が伊藤にキャメルクラッチ。伊藤はそのまま持ち上げてコーナーに叩きつける。白川は滞空時間の長いボディスラムからロメロチャンス。これは逃げられたがまなせの蹴り、伊藤の倒れこみ頭突きから再びロメロ。今度は成功。まなせはヘアーホイップで瑞希を投げ捨てる。伊藤は世界一可愛いナックル。瑞希のカサドーラは潰してエビ固め。万喜はドロップキックからローリングネックブリーカー。伊藤の頭突きをブロックし万喜が頭突き。しかし自分がダメージ。まなせがタッチを要求し顔面蹴り、サッカーボールキック。ボディスラムは万喜が側転で着地してトラースキック、ダイビングクロスボディ。エルボー打ち合いからまなせのビッグブーツと万喜のクロスボディが相打ちに。白川は坂崎にフライングクロスチョップ3連発。コルバタは坂崎が潰し、押さえ込んでからアンクルホールド。白川は回転して脱出し、坂崎をコーナーに打ち付ける。コーナーに登った白川に坂崎が雪崩式ブレーンバスター。スライディングラリアットは2で伊藤がカット。まなせのラリアットは伊藤に誤爆。リングに残った坂崎に白川がテーズプレス。インプラントDDTは坂崎がコンプリートショットで切り返す。瑞希がダイビングクロスボディでアシストし、最後は坂崎がマジカルメリーゴーラウンドで白川をフォール。場外では万喜とまなせがにらみ合い。
【試合後のコメント】
万喜 ちょっと腰を傷めた感があって。でも明日は問題ないと思うので、自分の実力を精一杯出したいと思うし。今日ゆうなさんと闘って、向こうの気合もすごく感じたので。明日がより楽しみです。
――タイトル戦が決まっての対戦は向こうも違った?
万喜 大阪の時より蹴りの強さも全然違ったと思いました。ただのベルト戦じゃないっていうのを凄く感じてるので。2人ならではの関係性があったりするし、2人にしかできない試合が絶対にあるので。ゆうなさんの最近のブログを読むと思い出に浸ってるなって感じがするので。今の自分を見せつけたいなと思います。
――今で勝負すると。
万喜 はい、もちろんです。
まなせ どうでした?
――明日が楽しみになる試合だったかと。
まなせ 私も同じなんですよ。明日が楽しみになった。タイトルマッチっていうのは気持ち的にいろいろなるじゃないですか。今日組んでた人たちもよかったので、なんか厳しくいかなきゃいけないのがリングだけど楽しいところも再確認できた前哨戦でした。でも明日は楽しいだけじゃダメなので。しっかり私が勝ってベルトを巻いて、またみなさんにインタビューしてもらいたいと思いますので。明日も来てください。
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メインイベント 30分一本勝負
プリンセス・オブ・プリンセス選手権試合
※ダイビング・セントーン。第6代王者が3度目の防衛に成功。
試合前の握手は操が拒否。序盤のグラウンドは互角の展開。スタンドに戻るとエルボーの打ち合い。中島はドロップキック。ロープ際での攻撃をかわした操がロープを使って腕殺し。リング中央でのショルダーアームブリーカーも。腕の取り合いから中島はドロップキックも、かわして腕を攻め続ける操。中島のヨーロピアンクラッチも2で返すとまたも腕攻め。さらにロープで腕を固定。アームロックの体勢で自分がコーナーに登り中島を宙づりにする場面も。場外では操が薔薇の儀仗で攻撃。レフェリーが取り上げようとすると中島が背後から操を攻撃。操は首を絞め、さらに鉄柱攻撃。鉄柱に腕を打ち付けるとイス攻撃、客席に投げ捨て、ここでようやくリングへ。気合いとともにカバーを返した中島は操を場外に落とすとトペ。リングに戻して無人在来線固めへ。操が立ち上がると中島はコーナーへのブルドッグ。しかしライダーキックはかわされる。操はコーナーの中島にニー。もう一発は中島がかわしてタランチュラ式の無人在来線固め。619は操がキャッチしヤシの実割。ニーアッパーも決まる。ヴァニタスは中島が着地しライダーキック、619。操はキングスレイヤー。2発目は中島がフランケンシュタイナーで切り返す。今度は操がリベラ・メ。ロープに逃れようとする中島を回転して戻す操。それでも中島はロープへ。ここで15分経過。中島はディエス・イレを切り返しネックブリーカー。コーナーに登りダイビングセントーンが決まり3カウント。
中島が11・3両国でのプリプリ防衛戦の相手に坂崎を指名!「今の東京女子の最高のものを私とユカっちなら見せられる」(中島)「東京女子の最高峰の試合を両国国技館で見せます」(坂崎)
3度目の防衛に成功した中島がマイク。リングを降りようとする操に「ちょっと待って。強かった! 私は今日めちゃくちゃ楽しかったんだけど、操もそういう気持ちだと嬉しいなぁ、ね」。無言で引き上げる操を入場ゲートで出迎える沙希様。中島は続けて「これで防衛3回目。11月3日のDDT両国でタイトルマッチできると聞いてるんですけど。というわけで自分の中では次は両国かなと思ってます。こんなでかいところでできる機会なんて、このタイミングを逃したらいつになるか。相手はもう決まってます。その名も! その名も坂崎ユカ!」。坂崎がリングへ。「もちろんやってくれるでしょう?」という中島に坂崎は「シンキング中」としながら、マイクを持って「両国国技館でタイトルマッチ? ワシとあなた? ほぉ~…断る!」。「国技館よ! 軽い気持ちで言ってないんだ私も。今しかないの!」と訴える中島。「今日も台湾から帰ってきたばっかりで、世界中飛び回って、東京女子もどんどん大きくなって。今やらなきゃダメな気がするんだ私は。団体が大きくなって、自分が一番強いこのタイミングでやりたい」という中島に「確かに確かに」と坂崎。結局「いいとも!」と快諾。「しのごの言ったけど本当はやる気だったんだ。しょこたからそのベルトをはがすのはワシがいいんじゃ」(坂崎)。お互い「まあ負けないけども」。「旗揚げからずっと東京女子という団体と一緒に歩んできて。今しかできないの。今やりたいの。今の東京女子の最高のものを私とユカっちなら見せられる」(中島)。「ワシも全力を出せるのは中島翔子だと思ってるよ」(坂崎)。「今日の倍の倍の倍の倍の人が見てる」と中島。「しかもおまけじゃない、提供試合じゃない」と坂崎。「私たちの東京女子を見せてやろうぜ!」(中島)「見せてやろう!」(坂崎)。さらに坂崎は「私たちは東京女子のプロレスにとても誇りを持っています。なので東京女子の最高峰の試合を両国国技館で見せます」。「東京女子プロレスは最高だ!」(中島)。「東京女子プロレスはいい団体だ!」(坂崎)。そして中島のアピールで「今日で最後にするからアレやりたい」。「あ~、最後はちょっとなんか」(坂崎)「いや一旦」ということで「みらクリ~あんずだー!」で締め。
【試合後のコメント】
中島 なんとか3度目の防衛戦に勝つことができました。操は強くなってましたね。私は凄く楽しかったですけど。プロレスは楽しいのが一番だと思うので。楽しかったらいいなと思います。今日だけじゃなくて、今の操が今の操を楽しめていたら、それでOKだと思うので。このままお互い頑張っていこうかなと。そういう気持ちです。で、次の話ですかね。11月3日のDDTで東京女子のタイトルマッチができるのを知った瞬間から、私とユカっちでやりたいなというのが頭にあって。大きい舞台で2人で試合をするっていうのは、なんだろ…一番認めてる相手なんですけど、そう思い始めた時から、いつか大きい舞台でやりたいと思ってたんですよ。11月3日、両国国技館。今しかないなと思って。私も今一番動けてる気がするんです。今が一番強い。で、坂崎はいろんなところに行って活躍してるじゃないですか。ひょっとしたら来年はできないかもしれない、同じ状況でも。今しかできないんですよ。受けてもらって嬉しいし、決まって嬉しいし、私が勝つつもりですが、最高峰のものを見せられたらいいなと思ってます。
――海外での経験を経て、今までとは違う試合になる?
中島 もちろんそうですね。たぶんビックリすると思いますよ、お客さんは。さらに気合いを入れて。準備する期間も一ヶ月ちょっとあるので。ブラッシュアップ、磨きをかけていきたいと思います。
――トーナメントの時点で、優勝して指名したい相手がいると言っていましたが。結果としてどう感じますか。
中島 指名したい相手っていうのはあの子なんですけど。めぐりめぐって11月3日っていう日程が決まって。たぶん神様もそこでやれって言ってるんじゃないですかね。運命的なものを感じました。プロレスの神様が坂崎ユカと両国国技館でやれって言ってるような気がします。
――東京女子のファン以外に見せたいカード?
中島 世界に向けてやれるものだと思ってますし。東京女子プロレスはどこでやっても満足してもらえるというか、恥ずかしくないというか、誇れる団体だと思ってるので。
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――チャンピオンから指名がありました
坂崎 しのごの言いましたけど、私もやりたいと思ってたので。しかも東京女子の両国はいつもおまけ、提供試合だったので、自分の団体で(タイトルマッチ)は心にグッとくるものがありますね。
――この2人なら最高の試合をする自信がある?
坂崎 東京女子は鎖国とされてましたけど、2人とも最近はいろんなお外、海外に出させてもらえるようになって、いろんな刺激を蓄えた状態で、さらにいつものベース、東京女子のスタイルがよりよくなっている状態なので。最高の試合ができますね。
――対戦相手として見た中島選手は?
坂崎 実はシングルで一回も勝ったことがない選手なので。若干の苦手意識はあるんですよ。タッグで組むといいんですけど、シングルで当たると苦手意識があって。今回それがどう出るかですよね。払拭できるのか。今もっている技術がどこまで中島少女と噛み合って、それを超えて強さが出るのか。両国国技館という舞台がそうさせてくれるのかなぁと思ってますけど。
――ちなみに、対戦要求をいったん断ることが多いですが。
坂崎 あまのじゃくなんで。呼ばれると引っ込んじゃうんですかねぇ。
――本心ではやる気満々だと。
坂崎 はい。
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無言の操のもとへ沙希様が現れ薔薇を一輪手渡す。そして二人でコメントブースから立ち去った。