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日時2021年9月11日
開場東京・両国KFCホール
観衆202人(超満員札止め)
  • オープニング

  • ヒカリがソロプロジェクトのクラファン達成率200%を目指してPR!らくが今日気になる電車は京王井の頭線!アプガプロレスが今日歌ったのは『負けたくない』

  • オープニングマッチ 15分一本勝負

  • VS

    • WIN

      坂崎ユカ

    VS

    3分46秒

    オモプラッタ

  • 第二試合 20分一本勝負

  • 9分50秒

    片エビ固め

    ※フェイマサー
  • 第三試合 20分一本勝負

  • 10分20秒

    片エビ固め

    ※ティアドロップ
  • 約1ヵ月ぶりの試合となる荒井は未詩と“アイドルタッグ”を結成。未詩と有栖の先発で試合開始。ショルダータックルで未詩がなぎ倒すと、荒井と中島がリングイン。腕の取り合いからヘッドロックに捉えた中島だが、ロープに振った荒井。しかし中島がドロップキックを叩き込むと、今度は有栖がくし刺しエルボー。さらに中島が首4の字で追い込んでいくと、有栖がくし刺しドロップキック。荒井もどうにかボディスラムを返して未詩にタッチ。ショルダータックルでなぎ倒していった未詩だが、ジャイアントスイングを防御した有栖はドロップキックを返してタッチ。ブルドッキングヘッドロックで未詩をコーナーに叩き付けた中島は、ミサイルキックからティヘラで投げる。619をかわしてベアハッグに捉えた未詩は、バックブリーカーで叩き付けると、ロープを掴む中島をパワーで引き剥がしてジャイアントスイング。中島は何とかウラカンホイップで投げて有栖にタッチ。荒井にドロップキックからの鶴ヶ城を狙うが、かわした荒井はエルボー。有栖もドロップキックを返すとエルボー。エルボーの打ち合いになると、荒井はフルネルソンバスターを狙う。しかし股下をくぐって倒した有栖はキャメルクラッチへ。どうにかロープに逃れた荒井は、有栖の雪崩式鶴ヶ城をかわしてビッグブーツ。タッチを受けた未詩はカナディアンバックブリーカーで担ぎ上げるが、背後に逃れた有栖はドロップキック。そこに中島が飛び込んできて619。そのまま有栖がキャメルクラッチに捉えるが、未詩はロープに脱出。再び中島が入ってきてトレイン攻撃を狙ったが、荒井が阻止。そのまま荒井は中島にフルネルソンバスター。未詩は有栖にレーザービームからティアドロップを決めて3カウントを奪った。

    【試合後のコメント】
    未詩 今日は荒井さんが1ヵ月ぶりの試合ということで、久しぶりに組めて嬉しかったです。どうでしたか?
    荒井 本当に1ヵ月ぐらい出られない時間があったので、すごい体力とも心配だったんですけど、未詩さんの安定感というか。何度か組ませていただいているので、未詩さんといるとやっぱり安心するし、未詩さんのお陰で勝てたのでこれからも一緒に二人で頑張れたらなって思います。
    未詩 嬉しい! 今日は勝てたし、また組んで闘っていきたいなって思いました。
    ーー荒井選手、欠場中に東京女子の試合をUNIVERSEとかで見たと思いますが、どういう思いで見ていましたか。
    荒井 やっぱり先月の後楽園が2日とも出られなくて、配信で見させてもらったんですけど、やっぱりすごい……今までも全部の試合に出られたわけじゃないけど、出られたはずのものに出られなかったので、すごい悔しかったですし、今日も復帰一発目ではあったんですけど、そういうのを感じさせないぐらい頑張りたいなって。この休んでいる期間に、また改めてプロレスへの熱を自分で感じました。
  • 第四試合 20分一本勝負

  • VS

    VS

    8分32秒

    体固め

    ※ブリザード・スープレックス
  • 第五試合 15分一本勝負

    • LOSE

      天満のどか

    VS

    VS

    10分44秒

    伊藤デラックス

  • 当初は小橋マリカとシングルマッチの予定だった伊藤だが、マリカの負傷欠場により対戦相手がのどかに変更。のどかとしてはここで勝って、メインで山下とシングルマッチを行う妹ユキにいいバトンを渡したいところ。のどかから握手を求めると、伊藤も応じてから試合開始。のどかのリストロックを振り解いた伊藤は、伏せかわしを狙ったのどかに倒れ込み式ヘッドバット。のどかはストンピングからジャンピング・ボディプレスを返すと、フットチョークで追い込む。伊藤もくし刺しエルボーを返すと、時間差フェースクラッシャーを狙ったが、スカしてみせたのどかはショルダータックル。伊藤ものどかのランニング・クロスボディーをかわしてDDTで叩き付けると、スイングDDT。飛び付きDDTを狙った伊藤をエプロンに出したのどかは、伊藤を場外に叩き落とすとコーナーへ。しかしエプロンに戻った伊藤は、断崖式エレベイテッドDDT。リングに戻った伊藤は抱え込み式エビ固め。そこから逆エビ固めにスイッチしてのどかの動きを止めるとコーナーへ。だが、起き上がったのどかは伊藤をファイアーマンキャリーで抱えるとバックフリップ。伊藤も必死にエルボーを打っていくが、のどかがエルボーでねじ伏せる。しかしのどかのエルボーにヘッドバットをカウンターで合わせた伊藤は、ヘッドバットからDDT。さらにフライング・ビッグヘッド。これをかわしたのどかはフォールアウェイスラムでブン投げてから、コーナー二段目からのダイビング・ボディプレスを投下。カウント2で返した伊藤だが、のどかはWARスペシャル。しかし、そのまま強引に立ち上がった伊藤はヘッドバットでカチ上げて脱出。だが、伊藤のくし刺し攻撃を止めたのどかは、ダイビング・ブルドッキングを決めるとキル・スイッチを狙う。これを逆さ押さえ込みで切り返した伊藤は、そのまま伊藤パニッシュに移行。耐えるのどかだが、伊藤は伊藤デラックスにスイッチ。粘りに粘ったのどかだが、ここでギブアップ。大田区を前に伊藤がまさしく“勝ちへの執念”でのどかを上回ってみせた。
  • セミファイナル 20分一本勝負

  • VS

    • 沙希様

    • WIN

      メイ・サン=ミッシェル

    VS

    9分51秒

    ラ・レボルシオン

  • 猫が握手を求めると、若干握手したそうなメイ・サン。その二人が先発で試合が始まると、メイ・サンは嬉しそうに猫の尻尾を掴んで捕まえる。ヘッドロックで切り返した猫だが、メイ・サンはヘッドシザースで脱出。顔面を引っ掻いた猫はおにゃんぽ。しかし沙希様がエプロンからガンを飛ばすと、ロープを蹴り上げて猫を落とす。ここでメイ・サンがキャットウォークをお返し。角田がカットしようとするが、沙希様が阻止。しかし思わず沙希様がロープに飛んでしまい、結果的にメイ・サンがロープから転落。すかさず二人がかりで攻撃しようとした角田と猫だが、メイ・サンはクロスボディーで二人まとめて倒して沙希様にタッチ。サッカーボールキックを叩き込んだ沙希様は、カニ挟みから首4の字ヘッドシザース。続いてメイ・サンがダイヤル固め。美軍は優雅な合体攻撃から優雅にカバーするが、カウント2。しかし猫も二人の顔面を引っ掻くと、ジャンピング・ネッコブリーカーを二人に決める。角田が沙希様にベースボール・スライドから、ぶら下がり式首4の字。しかしメイ・サンがおぼんで殴って沙希様を救出。角田はなおもロープ越しのスタナーを決めるとビッグブーツ。沙希様もビッグブーツを返すと、ジャンピングミドル。メイ・サンはクロスボディーからダブルニーを投下すると、おぼんを高いところから落とす斬新な攻撃。辛くも角田がかわすと、木曽レフェリーがおぼんを奪い取ろうとする。しかし沙希様がレフェリーを引きつけている間に、角田が逆におぼんの上にDDTでメイ・サンを叩き付ける。続けて猫が襲いかかるが、メイ・サンは鼻つまみチョップからリバーススプラッシュ式ダブルニー。これを猫がかわすと、角田が入ってきてビッグブーツ。すかさず猫が猫缶ラニャで丸め込むが、カウント2で沙希様がカット。さらにメイ・サンがシレッと角田におぼんを持たせると、沙希様がジャンピングミドルでおぼんごと角田を吹っ飛ばす。孤立した猫だが、それでもどうにか美軍の二人をかく乱させる。しかし沙希様の手を取ったメイ・サンがロープに飛び乗る。そこからメイ・サンが猫に飛び付き、ヘッドシザースで丸め込んで3カウントを奪った。
  • メインイベント 20分一本勝負

  • 12分2秒

    片エビ固め

    ※Skull Kick
  • 9・4板橋大会でユキが山下からピンフォール勝ち。これを受けて山下が熱望する形で実現した初のシングルマッチ。10・9大田区で山下とタイトルマッチを行う伊藤も会場の隅から見つめる中、まずはヘッドロックに捉えた山下だが、ユキはショルダータックルでぶつかっていく。倒れない山下はミドルキックでなぎ倒すと、ユキをコーナーに追い詰めてエルボー。ユキもエルボーを返していくと、ジャンピングショルダーで吹っ飛ばす。チンロックやサーフボードストレッチで追い込んでいったユキは、ボディスラムからランニング・セントーン。リバーススプラッシュでカウント2まで追い込んだユキはコーナーに投げるが、ロープに飛び乗った山下はリターンクラッシュ。コブラクラッチで絞め上げていった山下だが、ユキはどうにかロープに逃れる。しかし背後からランニングニーをブチ込んだ山下はジャーマンの体勢に。必死に抵抗するユキは、足をすくって倒すとセントーンを投下。ダイビングショルダーをかわした山下は蹴りを叩き込むと、反撃しようとしたユキにハイキック一閃。アティテュード・アジャストメントを狙った山下だが、ユキはブルドッキングヘッドロックで切り返す。フルネルソンに捉えたユキは、愛と炎のフルネルソンにスイッチ。山下は何とかロープに逃れるが、ユキは山下の腰にエルボー。山下もエルボーを返して打ち合いに。そこからユキがショルダータックルでなぎ倒していくが、山下もカウンターのミドルキック。しかし倒れないユキはショルダータックルでなぎ倒す。サイドスープレックスで投げていったユキだが、これもカウントは2。ユキはUBV(無限の愛と炎)を狙うが、腰を落とした山下は振り解くとニーリフトでユキの顔面をカチ上げる。ユキもエルボーで向かっていくが、山下は前蹴りからハイキック。さらにジャーマンで投げ捨てる。咆哮から突進したユキだが、前蹴りで止めた山下はSkull Kickをブチ込んで3カウントを奪った。
  • エンディング

  • 強さを取り戻した山下が「大田区、バッキバキにぶっ倒してやるよ!」と伊藤に宣戦布告

  • 勝った山下がマイクで「伊藤!」と叫ぶと、スピーカーの前にいた伊藤は大音量にビックリ。しかし山下はお構いなしに「オマエ(リングに)上がれ!」と伊藤にリングに上がるように要求すると、「伊藤、前回の試合でオマエは私に……みんなの前で怒られて! でも今から闘っていこうってときにあんな姿を見せて、あんな気持ちにさせて、ごめんなさい」と9・4板橋大会での不甲斐なさを謝罪。その上で「だけど、もう安心して。勝つ気? 勝つ気持ちが足らないと? 勝ち気どこからじゃねぇよ! 大田区、バッキバキにぶっ倒してやるよ絶対!」と宣戦布告。それを聞いた伊藤は「オマエな、もう伊藤以外の誰にも負けんじゃねぇぞ」と言い返すが、山下は「分かってるよ、言われなくても! もういい! 行け!」とジャイアンっぷりを発揮。伊藤が中指を立てながら引き上げると、改めて山下は「もうここからは試合を見て分かった通り……ユキ、めちゃくちゃ強くて! 前回はマリカもいて、タッグとはいえ直接取られてめちゃくちゃ悔しかったし。みんなの前であんなに怒られて! めちゃくちゃ悔しかったし! でも、それよりも一番大切にしていたはずの勝ち気とか、そういうの忘れてた自分が一番悔しかった。けど期待しててください。絶対にこのベルトは私が“まぼ”ります……噛んだけど。守ります! 10月までどんどんどん東京女子プロレス、これからも突き進んでいきますので、皆さん応援よろしくお願いします! 限界? 自分で決めんなよ! ありがとうございました」と、お馴染みの決めゼリフで締めた。


    【試合後のコメント】
    伊藤 やっぱ山下実優強いっすね、ビックリしました。でもいいことです! 倒し甲斐がありますね、やっぱり。ただちょっとね……いやぁ面白くなりそうですね。うん。今日伊藤は天満のどかに初めて勝ったんで。足を止めずにこのまま大田区まで頑張りたいと思います。
    ーーまだ前哨戦として山下選手と当たっていないが、大田区までには当たりたい思いは?
    伊藤 ああ、あります、あります! もちろん。ただ、まぁどっちにしろ伊藤の全部は見せないから。


    山下 まずユキとのシングルっていうところで初めてだったんですけど、昨年でしたっけ? 坂崎と(プリプリの)タイトルマッチをやったのって。(2020年7月23日)後楽園でタイトルマッチを見てから、私個人的な感想ですけど、ユキがそこからすごく強くなって。レスラーとして深みが出たというか、試合とか見ていてすごいワクワクしてて。そういう意味でも前回の板橋では、試合から結構見ていたんですけど、自分が不甲斐ない部分もあって負けてね。今日、シングルでやって。勝つことは出来ましたけど、もっともっとやれば結果も先も分からなくなるくらい本当にユキは強くて、また闘いたいなって思いました。でも本当に今日、負けられない試合だったんで。いつでもそうですけど。伊藤にもそうですし。お客さんにもしっかりアピール出来たんじゃないかなって思います。まぁでもまだまだ……まだまだなんで。10月は……伊藤もね、もっともっと強くなって。あの最後の顔、めちゃくちゃ楽しそうにしてくれていたんで、そこは今日の収穫としてはよかったかなと思います。あとは体力的にもしっかり、気持ち的にも作っていけたらいいなと思います。
    ーー板橋から1週間経ちましたが、一番切り替えた部分は?
    山下 うーん……やっぱ気は落ちていましたけど。いつもならすぐに切り替えられるんですけど、本当に自分が伊藤に言われた通りで、言い返せなかった自分がめちゃくちゃ悔しくて。「何してんだ、自分」って。「ベルト持ってチャンピオンなのに」っていう部分はありました。だけど自然と切り替えていかなきゃいけないって思ったし。もう……自分で勝手に思っていただけなんでしょうけど、この環境、チャンピオンとして立ち止まってられないし、グズグズしてられないしって追い込まれた気持ちになって奮い立たせることが出来たっていうか……誰にも追い込まれているわけじゃないんです! でもこの状況でこんなことしてる、こんなことを考えてる場合じゃねぇなっていう気持ちで切り替えることは出来ました。


    ユキ 山ちゃんとシングル今までしたことなくて。タッグとかでは何度か当たってはきていますけど、シングルでがっつりぶつかるっていうのをしていなくて。というか、イメージではデビューして1年以内とか、早めの段階で山下さんとかと当たるイメージがあったんですけど、なかなか当たる機会がなくて。で、ここでこのシングルで闘うっていう機会は、自分で勝ち獲ったものだと思っていて。で、今回思いっ切りぶつかったんですけど、負けてしまいました。何度も意識がぶっ飛びそうになったけど、でも「負けられない」「勝ちたい」って思って闘ったので。今このタイミングで山ちゃんと闘えたのは、そういう機会、そういうタイミングだったのかなと思っています。何か負けておいてこういうのを言うのはアレなんだけど、ここで山ちゃんと闘って負けたのは、自分にとってめちゃくちゃプラスになるし、絶対プラスにしてやろうと思っています。ここで立ち止まれないし、山ちゃんとここで闘ったことで、もっともっと……もっともっと! 前に、先に進みたいなと思いました。もっと成長したいと思います。ありがとうございます。

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